ID:R-GR0002 |
データ収集日:2017年5月9日 |
読んだ素材:宮部みゆき『理由』
pp.320-323 |
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使用した辞書類:ポケット辞書langenscheid
(jap-deu.) |
行番号 |
読んだ素材 |
協力者の発話内容 |
データ収集者の発話内容 |
備考 |
ページ |
文章 |
発話 |
日本語訳 |
1 |
p. 320 |
学校側の協力もあって,真澄にはいくつか優良な就職先の口が見つかった。 |
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では始めてください,320ページから。 |
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2 |
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Also er hatte die Unterstützung von der Schule, hmm, wie hieß er
nochmal, Naozumi glaub’ ich, ja. Äähhm, und er hat, ähm, verschiedene gute
Jobangebote gefunden. |
ええと,彼は学校からの援助を受けていて,うーんと,この人の名前何だっけ,ナオズミだったと思います,はい。えー,それで彼は,あー,色々良さげな求人を見つけました。 |
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誰がその求人を見つけましたか。 |
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Naozumihat sie gefunden. |
ナオズミが見つけました。 |
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どれくらい[の数の求人]。 |
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Hmm, da steht nur "einige", aber, anscheinend
genügend. Ahhm, genau, ähhmm |
うーん,ここには
"einige[いくつか]"としか書いてないです。でも,十分あるみたいです。あーっと,そうです。えー。 |
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では2つ目の文章に移りましょうか。 |
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8 |
p. 320 |
そのほとんどが大阪や神戸の会社で,真澄もてっきりそちらへ行くものだとばかり思っていたら,彼は東京へ行くという。 |
Genau. Ähhm, die meisten war’n in Osaka oder in Kobe, also
Firmen dort, ähm. |
はい。えーっと,ほとんどは大阪か神戸のもので,つまり,会社がそこで,えー。 |
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どういう会社? |
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Weiß’ man nicht bisher. Mal schau’n, was im zweiten Teil des
Satzes steht. Ähhm. |
ここまでではまだわかりません。この後の部分に何て書いてあるか見てみます。えーっと。 |
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どういった会社について書かれていますか。 |
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Weiß’ ich nicht. Ahm, jemand hat geglaubt, dass ähm, dass er
bestimmt auch dann dahin geht. |
わかりません。あー,誰かの考えでは,えー,彼もきっとそちらへ行くと。 |
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今何行目を読んでいますか。 |
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Zweite Zeile, genau, da. Ähm, also jemand hatte gedacht, dass er
da bestimmt auch hingeht, ähm, aber er möchte nach Tokyo gehn. |
2行目,です,はい。えーっと,そう,誰かが,彼もきっとそこに行くだろうと思ってます。えー,でも,彼は東京に行きたい。 |
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彼がそうしたい[なぜそう思うのか]? |
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Er sagt, dass er nach Tokyo gehen will. Ähm, genau, er will
unbedingt, ja? |
彼は,東京に行きたい,と言ってます。えー,うん,絶対行きたい,んですよね? |
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ちょっと,2つ目の文章の訳をもう一度言ってもらってもいいですか。 |
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Ja, ähm, also es steht noch nicht explizit da, wer das gedacht
hat. Deswegen denk’ ich, dass die Info im nächsten Satz kommen wird oder,
dass es mit dem davor zusammenhängt, wo’s glaub ich um seine Eltern ging.
Deswegen schätz’ ich mal, dass seine Eltern davon ausgegangen sind, dass er
nach Osaka oder Kobe geht, aber er will nach Tokyo, ähm. |
はい。えー,そう,誰がそう思っているのか,まだここでは明確にされていません。だから,その情報が次の文で出てくると思いました。それか,ここは彼の親についてのことについて書かれていたと思います。だから,彼の親は彼が大阪か神戸に行くと思っていて,でも,彼は東京に行きたい,だと思います。えー。 |
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p. 320 |
どうしても東京へ出たいという。 |
Im nächsten Satz, genau, er möchte unbedingt nach Tokyo,
nochmal. |
次の文は,そう,彼はどうしても東京に行きたい,ともう1回。 |
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p. 320 |
「このときの頑固さも,私ら親にとっては本当に謎でした。なんでなんだと…。ただ,夫の方は,なんとなく察するところがあったみたいでしたねえ。気づいていないのは私だけでした」 |
Ähm, und jetzt, ähm, sagen seine Eltern, ähm, dass seine
Starrköpfigkeit damals für sie ein Rätsel war. Da steht jetzt auch, dass es
die Eltern sind. Uhhm, ja. |
えーっと,それでこれは,彼の親が,えー,その彼の意地が自分たちにとって謎だった,と言っています。あとここには,その両親だと書いてあります。うーん,はい。 |
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最初の文をもういちど訳してもらえますか,「このとき」から。 |
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Ähm, auch seine Starrköpfigkeit, ähm, war für uns als Eltern
ein, ein echtes Rätsel. Ähm, warum, also warum will er das, ähm, genau, ähm,
also es scheint die Mutter zu sein, die da spricht, weil jetzt kommt, dass
ihr Ehemann, also, bloß mein Ehemann, ただ,夫の方[日本語で発話する], ähm, dann, das Kanji
kann ich nicht lesen, aber das würd’ ich jetzt einfach auslassen. |
えー,彼の頑固さも,えー,私たち親にとって,本当の謎。えー,なぜ,なぜ彼はこれを,えー,はい。えー,そう,ここで話しているのはお母さんみたいです。だってここで,彼女の夫,そう,そう私の夫,「ただ,夫の方」,えー,そして,この漢字は読めません,けど,今は飛ばします。 |
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「なんとなく」の後の漢字のことですよね。 |
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Nach なんとなく[日本語で発話する], ja. Ahm, deswegen lass ich jetzt mal den
Satz halbwegs weg, weil das die wichtigste Information zu sein scheint, ähm,
und dann sagt sie, nur ich habe es nicht gemerkt, deswegen würd’ ich jetzt
mal kucken, ob ich das Kanji vielleicht doch finde. Ähm. |
「なんとなく」の後,そうです。あー,なので,この文の半分を飛ばします。これは重要そうな感じがするので。えー,それで彼女が言ったのは,私だけそれに気づいていなかった,なので,この漢字がやっぱり見つかるか今みてみます。えー。 |
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どうしてそこが重要だと思うんですか。 |
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Weil da steht, mein Ehemann hat, ähm, irgendwie, dann das, was
ich nicht weiß, ähm, hatte irgendwas mit diesem Wort, das ist eigentlich die
einzige Info, das dann danach is’ bloß, deswegen kuck ich jetzt nach, ich
kenne. |
それはここに書いてあって,私の夫が,えー,なんというか。そして,これ,私の知らない,えー,どこかにこの言葉が,これこの後にあることの唯一の情報で,それで今ちょっと調べます,見たことあって。 |
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それで,どうやって,どこを見るつもりですか。それは独日,日独辞典ですよね。 |
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Mh-hm, also ich kenne ein Kanji, das so ähnlich aussieht, ähm,
es gäbe 祭[日本語で発話する] [「祭」のあとは聞き取り不能], aber ich schätze, dass es irgendwie
サツ[日本語で発話する] oder ザツ[日本語で発話する] oder サイ[日本語で発話する] oder in die Richtung geht,
deswegen kuck ich jetzt mal bei Z und S, ob ich was finde,
ähm.[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「察する」について調べる。]Da finde ich gerade leider
nichts, ich hätte getippt auf サッスル[日本語で発話する], aber entweder, das hätt’ ich
gedacht, aber das find’ ich hier nicht, was nicht heißen muss, dass es’s
nicht gibt, aber es steht zumindest nicht in meinem Buch, ähm, サ[日本語で発話する],
nö, find’ ich leider nicht. Aber er scheint anscheinend, zumindest scheint
der Ehemann irgendetwas verstanden zu haben, was den Sohn angeht, äh, und die
Ehefrau nicht, hmm, damit kann ich leben, wenn ich’s nicht versteh’. |
んー,これと似た形の漢字をしってるんです。えー,たしか「祭」[「祭」のあとは聞き取り不能],でも,たぶん,「サツ」か「ザツ」か「サイ」みたいな,そういう感じだと思って,なので,ZとSで何か見つかるか見てみます。えー。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「察する」について調べる。]ちょっと見つけられなかったです。「サッスル」というのを探したと思うんですが,でも,そう思ったんですが,ここでは見つけられませんでした。その言葉がないということではないと思います。でも,少なくともこの本にはありませんでした。えー,「サ」,だめ,見つかりません。でも,彼は,少なくともこの夫はなんとなく息子のことについて理解していたようです。えー,で,妻の方は理解していなかった。んー,これ以上はわからないです。 |
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ということは,普通に読むときも推測はしないのですか。 |
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Er scheint, ähm, auf irgendwas hat er bemerkt, anscheinend,
aber, |
彼は,えー,どうにかして気が付いたようです,多分,でも, |
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でも,母親はそれに気が付かなかった,ですよね。 |
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p. 320 |
なぜ石田真澄は,唐突に家業を継ぐという目標を捨てたのか。 |
Richtig. Hmm, dann, ja von なぜ[日本語で発話する], OK, da seh’ ich sofort,
dass ich wieder zwei Kanji nicht lesen kann, hmm, aber gut, am Anfang steht,
warum hat, oder was auch immer, ähm, Naozumi, dann was ich nicht verstehe,
ähm, und warum er jetzt die, das Ziel verworfen hat, das ähm,
Familiengeschäft weiterzuführen, deswegen schätz’ ich, dass die Kanji
irgendwas in die Richtung von "plötzlich" heißen, da ich das zweite
Kanji kenne, nur die Kombi nicht. Das zweite kenne ich, aber das erste nicht. |
はい。うーん,では,はい,「なぜ」から,はい,ここにまた読めない漢字が2つあります。うーん,でも,まあ,始めに書いてあるのは,なぜ,もしくはこれまでのように,えー,ナオズミ,そして,読めない字,えー,それで彼はなぜ今この,この目標を捨てたのか。それは,えー,家業を継ぐこと。それでこの漢字はなにかこう"plötzlich"[突然]のような感じの意味だと思います,2文字目の漢字を見たことがあって,ただこの熟語は見たことがないだけで。2文字目は知ってます,でも,1文字目はわかりません。 |
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あなたが知っているというこの2文字目の漢字の意味は何ですか。なんと読みますか。 |
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Ähm, irgendwie so, was plötzlich, was schlagartig passiert,
トツ[日本語で発話する]? Ich bin mir nicht sicher, ähm, genau, also warum hat er
plötzlich dieses Ziel verworfen, äh. |
えー,なんかこう,突然の,咄嗟に起こった,「トツ」?自信はないですが,えー,はい,そう,なぜ,彼は突然目標を捨てたのか,あー。 |
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p. 320 |
なぜ,わざわざ距離的にも心理的にも最も遠い東京へと目を向けたのか。 |
Warum äh, warum hat er sich absichtlich, ähm, sowohl von der
Entfernung, also auch, ähm, 心理的[日本語で発話する], also ich weiß ungefähr in welche
Richtung es geht, ähm, aber da würd ich jetzt tatsächlich nachschauen, um die
Nuance mitzukriegen. Also ich weiß, dass es irgendwas mit, mit Verstand, oder
mit Gefühlen zu tun hat, aber ich bin mir halt nicht sicher, ob’s jetzt um
Verstand mehr geht, oder.[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「心理的」について調べる。]OK,
psychisch. Hmm, genau, also warum hat er sich absichtlich von der Entfernung
her und psychisch, ähm, auch vom, vom geistigen weit entfernten Tokyo sich
hingewandt, sozusagen. |
どうして,えー,どうして彼はわざわざ,えー,距離的にも,そして,えー,「心理的」,だいたいどんな感じの意味か分かるんですが,えー,でも,実際どういうニュアンスか調べたいです。これがなにかしらの心理とか,気持ちとかを表しているのはわかるんですが,ちょっとこれがここではより心理を意味しているのか,そうじゃないのか自信がないので。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「心理的」について調べる。]うん,心理的。うーんと,はい,そう,なぜ,彼はわざわざ距離的にも心理的,えー,にも,精神的にも遠く離れた東京に目を向けたか,そんな感じです。 |
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p. 320 |
直隆はそんな息子の気持ちをどうやって察していたのか。 |
Dann, oh je, das ist jetzt schätzungsweise der Name des Vaters,
aber ich muss nachschauen, schätze ich, weil das erste Kanji das selbe ist,
würde es sich ja anbieten, also weiter vorne kommt’s ja hier einmal vor, also
ich bin mir relativ sicher, dass es der Vater ist, aber aussprechen kann
ich’s nicht. Ähm, ah ja, doch jetzt bin ich mir sicher mit dem, einen Kanji,
das ich vorhin nicht finden konnte. 察していた[日本語で発話する], also dass er sich,
einfach nur bemerken, ohne mehr Inhalt. OK, ähm, also warum der Vater, ähm,
also wie hat er bloß, ähm, dieses, die Gefühle, ähm, seines Sohnes bemerkt.
Ähm. |
それから,おっと,これはたぶん父親の名前ですね。見直さないといけませんが,たぶん,だって最初の漢字が同じなので,そうだとおもいます。なので結構前に一度出てきて,これが父親の名前ということに関してはかなり自信があります。けど,発音はわかりません。えーっと,あ,この,前出てきてわからなかったこの漢字,これはもうわかります。「察していた」,そう彼は,内容は関係なしに,覚えていただけです。そう,えー,なぜ,父親は,えー,何て名前だったか。えー,この,気持ち,えー,彼の息子の気持ちを察した。えー。 |
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どういった気持ちですか。 |
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Dass er sich von, von seinem jetzigen Leben lösen wollte, also
dass er nach Tokyo, ähm, dass er da halt weg wollte, Ähm. |
彼が,今の生活に関して答えを出したいという,つまり,東京に行って,えー,遠くへ行きたいという,えー。 |
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どのように,「察する」をドイツ語に翻訳しますか。 |
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Ähm, bemerken, jetzt erinnere ich mich, dass ich’s aus anderem
Kontext gesehen hab. |
えー,bemerken,これをほかの文脈で見たのを覚えています。 |
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では「それらの」から。 |
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p. 320 |
それらの理由を,キヌ江が真澄の口から聞かされるまで,あと二十数年待たなくてはならない。 |
Also diese Gründe, ähm, um diese Gründe aus, ähm, Naozumi s,
ähm, Mund zu hören, musste, ähm, also muss Kinue, also seine Mutter, noch,
ähm, 20 Jahre warten. |
これらの理由,えー,これらの理由を,えー,ナオズミの,えー口から聞くため,絶対,えー,キヌエは,えーっと彼の母親,また,えー,20年待たなければならない。 |
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p. 320 |
こうして,高校を卒業直後,石田真澄は就職・上京することになる。 |
Hmm, dann, auf diese Weise, direkt nach dem, öh, wie heißt das
denn, Oberschulabschluss? Ähm, fängt, ähm, Naozumi an zu arbeiten und ähm, geht nach Tokyo. |
うーん,それで,こうして,直後に,えー,何て言うんだっけ,高校卒業?えー,始める,えー,ナオズミが仕事を,それで,えー,東京に行く。 |
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p. 320 |
「ずっと菓子職人になるつもりで,ほかの職業訓練は受けておりませんでしたから,真澄に何ができるんだろうかと心配でした」 |
Ähm.[無言で読み続ける。] Ähm, da
er immer nur, ähm, also er hatte immer vor, dass, ähm, also Süßigkeitenmacher
zu werden, ähm, und hatte für andere, also kein Training in anderen Berufen,
deswegen, ähm, war ich besorgt was, ähm, Naozumi , ähm, überhaupt machen
kann. |
えー。[無言で読み続ける。]えー,彼はずっと,えー,彼はずっと,この,えー,お菓子職人になるつもりで,えー,それで他の,つまり,ほかの職業訓練はしてこなかった,だから,えー,私は心配だった,えー,ナオズミ,えー,何ができるのか。 |
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ここでは何について話し,説明していますか。 |
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Eine(r) von den Eltern, also ich schätze mal wieder die Mutter,
da das ganze Gespräch bisher von ihr geführt wird. |
両親のうち一人,たぶんまた母親だと思います。これまでの全ての会話は彼女がしているので。 |
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p. 320 |
就職先の企業は,東京都荒川区にあった。 |
Dann, die Firma, bei der er arbeitet, ähm, ist im Arakawabezirk
von Tokyo. |
それで,彼の働く会社は,えー,東京の荒川区にあります。 |
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p. 320 |
日本株式会社-昭和40年に同業種の株式会社タイセイ化学と合併し「株式会社ニッタイ」となる,合成染料の製造会社である。 |
Hm, OK jetzt, ähm, werd[聞き取り不能] ich wieder von Kanji, die ich
nicht kenne, die[文頭の2文字] krieg ich noch hin, also Japan, also es ist der Name
von der Firma, das ist mir klar, deswegen werd’ ich das auch garantiert nicht
nachschauen, ähm, ich denke, das dritte hat was mit „färben“ zu tun, deswegen
denk ich, dass es vielleicht ‘ne Druckerei ist, oder ’n, oder ’n Verlag, oder
was in die Richtung, hm. |
うん,よし,では,えー,また知らない漢字を[聞き取り不能],これ[文頭の2文字]はわかります,日本です。なので,これは会社の名前,これは確実です,それなので調べることはしません。えー,3つ目は「染める」に関係していると思います。なので,たぶん印刷会社,もしくは出版社とかそんな感じだと思います,はい。 |
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ここには8つ漢字がありますが,どれがわからないのですか。 |
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Ähm, beim Dritten bin ich mir relativ sicher, dass das von
染る[日本語で発話する] ist, ähm, dann das nächste 料[日本語で発話する], also irgend ein,
Gegenstände, sag’ ich jetzt mal. Ähm, und die nächsten beiden kenn’ ich aus
irgendeinem Verlagsnamen, haha, aber, bin ich mir nicht mir sicher. |
えー,3文字目は「染る」だということにけっこう自信があります。えー,それで次の「料」は,何か,物質,だと思います。えーと,そして,次の2文字はどこかの出版社の名前かな,はは,でも,そんなに自信はないです。 |
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はい,ということはこれは会社名か,もしそうであれば出版社か,そういったもののことだと思うんですね。 |
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Denke
ich, ja. Ähm, dann.[無言で読み続ける。] OK, das ist ziemlich lang. Ja, also es wird
erklärt, was für ‘ne Firma das ist. Ähm, und zwar, in Showa 40, ähm, gab’s
mit einer Firma, einer Firma, die, die das selbe macht, also, eine, ja, also
‘ne ähnliche Firma. Ähm, タイセイ化学[日本語で発話する] , ähm, die haben sich fusioniert,
schätze ich, ähm, und sind dann zur Firma ニッタイ[日本語で発話する] geworden. OK, und da
unten steht dann, was genau das für ne Firma jetzt ist, ähm, da versteh ich
einiges nicht. Ähm, ich würde da spontan dieses, ich tipp mal auf
ゴウセイ[日本語で発話する], das hört sich ein bisschen komisch an, die allerersten,
genau, das würd ich jetzt zufällig mal so suchen, obwohl sich’s für mich
etwas seltsam anhört. [ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「合成」について調べる。]Aber es is’,
gibt’s, und da steht "Synthese", ähm, also irgendwas Synthetisches
stellen sie hier, das heißt, es ist vermutlich nicht unbedingt ‘ne Druckerei
gewesen, sondern, vielleicht stellen die Farben her, oder so. Dann beim
nächsten bin ich mir auch nicht sicher, ähm, セイコク[日本語で発話する] hätt’ ich jetzt
mal geschätzt, hmm.[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「製造」について調べる。] Find’ ich hier
aber nicht, hmm, ja, also ich weiß jetzt zumindest, dass es, ich glaube zu
wissen, dass es sich halt um eine Firma handelt, die, synthetische Farben
herstellt. Ähm, genau. Aber da ich das da unten gerade nicht genau entziffern
kann, würd ich das auch einfach ignorieren, da’s für mich nicht wirklich
wichtig ist.
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そう思います,はい,えー,では。[無言で読み続ける。]はい,この文はすごく長いです。はい,ここでは,どういった会社であるか説明されています。えー,具体的には,昭和40年,えー,ある会社と,ある会社,それは,同じことをしている,つまり,ある,はい,つまり,似た会社です。えーっと,「タイセイ化学」,えー,合併した,と思います。えー,そして,それで「ニッタイ」という会社なになりました。はい,その下には今のその会社が何であるかが書いてあります。えー,そこについていくつかわからない所があります。えー,とりあえずこの,「ゴウセイ」についてみてみますが,少し変な感じに聞こえます。とりあえず,うん,これで調べてみます,ちょっと変に聞こえますが。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「合成」について調べる。]あ,でもこれで,あった,ここには"Synthese[統合]"と載っています。えー,では何か合成したものを扱っていて,つまり,おそらく印刷会社とは限らない,むしろ,たぶん染料とかそういうものを作っています。そして,その次も自信がないのですが,えー,「セイコク」に関して考えたかったんですが,うーん。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「製造」について調べる。]見つからないです。うーん,はい,少なくとも,これは,合成染料,を製造する会社について書かれているんだと思います。えー,うん。でも,その下に書いてあることはちょっとよくわからないので,飛ばしたいと思います,あまり重要ではないので。 |
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このカタカナで書かれた「タイセイ」と「ニッタイ」は何を意味しますか。 |
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Das sind die Firmennamen. Hmm, bei タイセイ[日本語で発話する] weiß ich’s
nicht, bei ニッタイ[日本語で発話する] schätz’ ich, dass es ähm, ähm, also es wird
irgendwie Japan drinstecken von 日[「に」と日本語で発音する]. |
会社の名前です。うーん,「タイセイ」はわかりません。「ニッタイ」は,これはえーっと,えー,日[「に」と発音する]に何かしら日本が関係すると思います。 |
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あ,そういうことではなく。その会社の名前はこの文脈ではどういった意味ですか。 |
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Ach so, genau, und ニッタイ[日本語で発話する] ist die neue, und die
ursprüngliche Firma ist quasi mit, ähm, also es gibt, es gab zwei Firmen, die
sich in Showa 40 zusammengeschlossen haben, und die sind jetzt
ニッタイ[日本語で発話する]. |
あ,そうなんですね,はい,「ニッタイ」は新しい方で,元の会社は要するに,えー,昭和40年に合併した2つの会社がある,ありました,それが今「ニッタイ」です。 |
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p. 320 |
「就職した当時から,父は配送の部署で働いていたそうです」 |
Ähm, dann, würd ich weitermachen.[無言で読み続ける。]OK, der nächste Satz
ist im ersten Moment etwas verwirrend. |
えー,それでは,続けます。[無言で読み続ける。]はい,次の文章ははじめ見たときちょっと混乱しました。 |
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始めの2つの漢字についてですか。 |
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Ne, ich versteh den Inhalt, also seit, ähm, seit er in der Firma
anfängt, oder angefangen hat zu arbeiten, ähm, hat, ähm, mein Vater
anscheinend, ähm, in der Poststelle dort gearbeitet. Was jetzt etwas seltsam
ist, weil, ähm, weil es ja gerade um Naozumi ging. Und bisher war
Naozumi immer der Sohn, und nicht der Vater. Und deswegen geh ich davon aus,
dass jetzt, ähm, ein Kind von ihm spricht, weil von seinem Vater weiß ich,
dass er was anderes macht. |
いえ,内容はわかります。えっと,えー,彼がその会社で働き始めるときから,もしくは働き始めてから。えー,えー,父は,えー,配送部署で働いていたようです。少し違和感があったのは,なぜかというと,えー,今はナオズミの話をしていたからです。それに今までずっとナオズミは息子であって,父親ではありませんでした。それで思うに,今は,えー,子どもが彼について話しています。だって彼の父親は別の事をしているのを知っているので。 |
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それはつまり,ここでいう「父」というのはナオズミの事?ナオズミの父の事? |
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Naozumi. Genau, weil er, sein Vater macht, ähm, ist in diesem
Süßigkeitengeschäft, falls er das noch macht, aber der ist auf jeden Fall,
hat damit eh nicht zu tun. |
ナオズミです。はい,だって彼,彼の父親は,えー,あのお菓子の会社で,もし彼がまだしてたらですが,でも,とにかく,彼の父親はそういうことはしてないです。 |
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62 |
p. 321 |
石田直己は子供のころ,父の会社での仕事について話を聞くのが好きだった。 |
Ähm, genau. Dann kommt, ähm, also es ist sein Kind, das spricht.
Ähm.[無言で読み続ける。] Ähm, und, seit er, ähm, ein Kind ist, mochte er’s, ähm,
Geschichten über die, also ähm, von, vom Vater Geschichten über die Arbeit in
der Firma zu hören. Ähm. |
えー,はい,それから,えー,この話し手は彼の子供です。えー。[無言で読み続ける。]えー,それで,彼が,えー,子供のころ,好きだった,えー,話を聞くのが,えー,父親から仕事についての話を聞くことが。えーっと。 |
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p. 321 |
「小学生ぐらいのときは,みんなそうじゃありませんか。 |
Ähm, wenn man noch in der Grundschule ist, also wenn man klein
ist, sozusagen, ähm, ist es es doch bei allen so, oder? Ähm. |
えー,小学生のときは,つまり,小さいころです,いわば,えー,みんなそうじゃないですか。えー。 |
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64 |
p. 321 |
お父さんがこの世でいちばん立派に見える。 |
Ähm, der eigene Vater, ähm, ist der, der, ähm, haha, der, der
auf der Welt am, am tollsten, am, ah, da find ich gar kein schönes deutsches
Wort dafür, ja, der am tollsten wirkt, oder aussieht. Ähm. |
えーっと,自分のお父さんが,えー,いちばん,いちばん,えー,はは,いちばん,この世でいちばん,いちばんすごい,いちばん,あー,全然良いドイツ語が浮かびません。はい,いちばん立派に見える,もしくは見た目が。えー。 |
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65 |
p. 321 |
もう少し年長になってくると,お父さんの仕事の内容を考えて,たとえば消防士だったらすごく自慢で,普通の会社員だとちょっとつまらないとか,いろいろ差別化されてきますけれど,十歳ぐらいまでのうちは,とにかくお父さんが一番偉いものでしょう? |
Als ich, ähm, etwas älter wurde, ähm, habe ich über den, den,
den Inhalt der Arbeit meines Vaters nachgedacht, also was er halt macht. Ähm,
ähm, falls er Feuerwehrmann wäre, ähm, 自慢[日本語で発話する] ähm, ja man so, man wär
total zu, zufrieden, oder ähm, ähm, also ein bisschen selbstgefällig, wie
heißt denn das auf Deutsch. |
自分が,えー,もう少し年長になると,えー,その,その,そのお父さんの仕事の内容について考えて,つまり,何をしているか。えーっと,えー,もし消防士なら,えー,「自慢」えー,はい,とてもこう,満足で,もしくはえー,えー,すこしだけいい気分で,ドイツ語で何て言うのか。 |
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「自慢」という言葉は知っていますが,ドイツ語では言えない? |
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Ja, das ist irgendwie schwierig, haha, ähm, ähm, wenn’s nur ein
normaler, ähm, Angestellter ist, wär ein bisschen langweilig, oder so, ähm,
aber, ähm, achso, ne, man wird, ähm, mmh, das wird so, unterschieden, also
das, Feuerwehrmann ist total, und quasi andere Berufe sind auch ganz toll,
und manche sind nicht so schön, ähm, aber bis man zehn Jahre alt ist, ähm,
ist doch der Vater der, der beste, oder? |
はい,なんとなく難しくて,はは。えー,えー,もし普通の,えー,会社員は,そうなら少しつまらない,とか,えー,でも,えー,あ,違う,人によって,えー,うーん,こう,様々で,つまり,消防士はとても,それから他の職業もすごく良くて,あとほとんどがそうでもない,えー,でも,10歳までは,えー,やっぱりお父さんがいちばん,いちばん凄いでしょう? |
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僕もそうでした」 |
Ähm, bei mir war das auch so. |
えーっと,僕もそうでした。 |
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p. 321 |
配送部は,末端の部署としてはもっとも自動化しにくいところである。 |
Mmh, dann, das Postbüro, dann kann ich die beiden Kanji nicht
lesen. |
うーん,それで,配送部は,この2つの漢字は読めません。 |
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最初の漢字は知っていますか。 |
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Ja, schon. Aber es bring mir irgendwie nichts, ähm, theoretisch
kenn ich glaub ich sogar das zweite, aber ich kann mich nicht daran erinnern.
Ähm, äh, ähm, hmm, nö, kann ich mir jetzt aus dem Inhalt auch nicht
erschließen bisher. Ähm, aber diese, die Arbeit dort, ist ähm, in diesem
Bereich ist, ähm, schwer zu automatisieren. Mmh.[無言で読み続ける。] |
はい,知っています。でも,それだけでは何も思いつかなくて。えー,理論的にはこの2つ目の漢字も知っていると思うんですが,思い出せません。えーっと,えー,えーっと,うーん,ダメだ,この文章の内容からも思いつきません。えーっと,でも,この,ここの仕事は,えー,この部門は,えー,自動化が難しい。うーん。[無言で読み続ける。] |
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p. 321 |
入荷した原料にしろ,出荷する製品にしろ,取り扱いに注意を要する危険物も多く,積み入れ,積み卸し,必要部署への搬送,倉庫への保管と,すべてにおいて最終的には人力に頼るしかない。 |
OK, das wird wieder ein sehr langer Satz. OK, dann fang ich von
Vorne an. Also die Sachen, die, ähm, die angeliefert werden und auch die
Sachen, die aus, ausgeliefert werden, ähm, es gibt viele, ähm, Dinge, bei
die, also viel Gefahrengut, sozusagen, ähm, bei dem man vorsichtig, die man
vorsichtig handhaben muss. Ähm, Das Ein- und Auspacken, ähm, das Weiterleiten
an die, an die Bereiche, die diese Dinge benötigen, ähm, und da, muss ich
jetzt kurz nachkucken, äh. |
はい,これはまたとても長い文章ですね。はい,では最初から始めます。えーっと,この物は,この,えー,この入荷した物とあと,出荷される物,えー,たくさんの,えー,荷物,その中には,つまり,危険物が多いです。いわば,えー,それは慎重に,慎重に取り扱わなければいけない。えーっと,積み入れ,積み下ろし,えー,それが必要な部署への搬送,えー,そして,これ,ちょっと調べなければ,えー。 |
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どの漢字もしくは言葉を調べるんですか。 |
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Hier, also ich kenne zwar beide eigentlich, hn, das erste,
dachte ich, wäre クラ[日本語で発話する], und das zweite コ[日本語で発話する], also irgendwie
ein, ein, eine Garage, oder ein Lager oder so, ähm, und, 保管[日本語で発話する] würd
ich jetzt schnell nachschau’n, weil ich eh weiß, wie man’s liest. Das lässt
sich schnell machen. [ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「保管」について調べる。] Hm,
"aufbewahren". Dann schätz ich, dass es hier tatsächlich um die
Lagerung geht, ähm, bei all diesen Sachen muss, ähm, muss man am Ende sich
auf, ähm, darauf verlassen, dass es ein Mensch macht. Gut, dann.[無言で読み続ける。] |
この,実は2つともわかりません。ふむ,1文字目は,「クラ」かなと思って,2文字目は「コ」,つまり,何かしらの,ガレージ,もしくは倉庫みたいな,えー,それで,「保管」は今一瞬調べます,何て読むかは知っているので。すぐできます。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「保管」について調べる。]ふむ,"aufbewahren"。それなら,この文はほんとに保管について書いてありますね。えー,すべてにおいて,えー,最終的に,えー,人の力に頼らなければならない。よし,では。[無言で読み続ける。] |
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p. 321 |
新規採用の社員がもっとも多人数割り当てられる部署であった。 |
OK, da kann ich den ersten, die ersten vier Kanji zusammen nicht
ganz verstehen, ähm, ich kenn das erste „neu“, und das letzte, dass es für
das benutzt wird, das kann ich mal kurz kucken, ob ich das zweite Kanji
finde. Ich würde auf カン[日本語で発話する] oder irgendwas in die Richtung
schätzen.[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「規」について調べる。]Vielleicht find’ ich ja
spontan was, ne, ähm, aber dann kann ich’s auch ignorieren, ich versteh den
Satz trotzdem halbwegs, ähm, dass besonders für, eben das, was ich nicht
lesen kann, ähm, ein besonders großer Anteil an, an Mitarbeitern eingeplant
war, also dass eben dieser Bereich viele Mitarbeiter hatte. Ich schätze, das
bezieht sich auch auf den Bereich, wo Kazunari arbeitet. Ähm, so jetzt hab’
ich den, |
はい,この文で最初の4つの漢字の熟語がよくわかりません。えー,いちばん最初の「新しい」と,最後,これに使われている漢字,ちょっと見つけられるかみてみます。たぶん「カン」とかそういう感じだと思います。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「規」について調べる。]たぶん普通に見つけられると。ダメでした,えー,でも,これも飛ばせますし,それでも半分くらいは理解できます。えー,これは特に,ただ,このわからない漢字の,えー,特に多い数の,社員が割り当てられた,つまり,この部署は多数の社員がいるということです。これはカツナリが働いている部署だと思います。えー,そしてこの, |
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この文全部をもう一度訳してもらえますか。 |
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Ähm, Mitarbeiter für das, was ich nicht verstehe, ähm, das war
eben der Bereich, der die meisten Mitarbeiter zugeteilt bekommt. Dann, |
えー,この読めない漢字の,えー,それからまた多数の社員が割り当てられた部署の社員。それで, |
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ここではどのような課のことを言っていますか。 |
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Ähm, es is’ eben dieses Abteil und, ähm, wo, also, Post ein- und
ausging, ähm.[無言で読み続ける。] |
えー,同じくこの部門で,えー,この,つまり,郵便の到着と配送,えー。[無言で読み続ける。] |
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p. 321 |
その多人数の配送部新入社員のなかでも,石田真澄は目立つ存在だった。 |
Selbst unter diesen, ähm, vielen neuen Mitarbeitern im Postbüro,
äh, ist, ähm, ist er rausgestochen. |
その中,えー,たくさんの新しい配送部社員たちの中でも,えー,彼は,えー,彼は目立っています。 |
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p. 321 |
仕事熱心,勉強熱心で,先輩たちからの評判も上々だった。 |
Also er war immer mit, mit Elan bei der Arbeit und beim Lernen,
ähm, und war deswegen auch bei seinen, ähm, bei den älteren Mitarbeitern,
ähm, angesehen. Dann.[無言で読み続ける。] |
彼はいつも,仕事と勉強に対して熱心で,えー,なので,彼は,えー,先輩たちから,えー,注目された。それから。[無言で読み続ける。] |
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運転免許を始めるとする種々の資格試験にも進んで挑戦し,部内の資格選考に合格してそれらの試験勉強のために補助金を受けることもできた。 |
Angefangen mit Führerschein, mmh, hat er viele, ähm, viele
Prüfungen, ähm, da würd ich jetzt nachkucken, ähm, 資格試験[日本語で発話する].
[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「資格試験」について調べる。] Ich kann es zwar lesen, a ber
ich bin mir manchmal nicht ganz genau sicher, was es heißt, Ähm,
"Qualifikation". Also er hat, ähm, angefangen mit, ähm,
Führerschein, viele Prüfungen für alles Mögliche weitergemacht, ähm, und, und
hat auch für so, äh, Bildungsangebote sag ich jetzt mal, von der ähm, Firma,
äh, hmm, ähm, also es gibt anscheinend eine Prüfung innerhalb der Firma, hmm,
um bestimmte Qualifikationen zu erwerben und, er hat dafür auch Unterstützung
von der Firma bekommen, finanzielle. |
運転免許を始め,うーん,彼は様々な,えー,様々な試験,えー,ちょっと調べます,えー,「資格試験」。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「資格試験」について調べる。]読めるんですが,どういう意味か時々あまり自信がなくなるんです。えーっと,"Qualifikation"。つまり,彼は,えー,運転免許を始めに,できる限りの多くの試験を受け続けて,えーそして,そして,また,えー,教育オファーと今はしておきます。えー,会社からの,えー,うーん,えー,つまり,会社内で試験があるようです。うーん,決まった資格を取るための,それでそのために会社から援助も受けています,経済的な。 |
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どこにそれが書いてあって,具体的にどういうことですか。 |
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内[日本語で発話する], äh, 部内の資格選考[日本語で発話する], ja, da muss ich, ähm, beim
資格選考[日本語で発話する] bin ich mir nicht sicher.
[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「(資格)選考」について調べる。] "Auswahl ", ja, hmm, also er hat,
ähm, er wurde da halt ausgewählt, aufgrund seiner Qualifikationen, wenn ich
das richtig verstehe, ähm, und hat dann eben für die Prüfungen und solche
Qualifikationen zu erwerben, auch, ähm, finanzielle Unterstützung bekommen
können. |
「内」,えー,部内の資格選考,はい,あとこれについて,えー,この,「資格選考」は自信がないです。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「(資格)選考」について調べる。]"Auswahl",はい,うーん,つまり,彼は,えー,それに選ばれた,資格によって,正しく理解できていたらですが,えー,あとそれから試験とこういった資格を取得するために,も,えー,経済的な支援を得ることができます。 |
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p. 321 |
二十二歳のときに,大型免許を取得して,配送部車両課へと異動。 |
Dann, als er 22 war, hmm, ähm, 大型の免許[日本語で発話する], ähm, ich
schätze, dass es mhh, also er ist ja ein Postverteiler, deswegen schätz ich,
dass es ein, ein Führerschein ist für größere Fahrzeuge. Ähm, hat er, also
auf jeden Fall hat er irgendeine Lizenz bekommen. |
そして,彼が22歳のとき,うーん,えー,「大型の免許」,えー,思うに,うーん,彼は郵便配送員で,だから,この,この運転免許は大型車のためです。えーっと,彼は,とにかく何らかの免許を取りました。 |
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なんの免許ですか。 |
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Also hier steht 大型の免許[日本語で発話する], ich bin mir nicht sicher, und
wie gesagt, ich geh davon aus, dass es für größere Fahrzeuge ist, aber das
wird sich hoffentlich jetzt noch gleich ergeben, was es genau heißt. Ich
glaube auch nicht, dass ich das in irgendeinem Wörterbuch finden würde. |
ここには「大型の免許」とあって,自信はないですが,それで言ったように,これは大型車のだと思います。でも,これが具体的に何なのかすぐわかるといいと思います。これがどこかの辞書見つかるとも思いません。 |
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どうしてここで車両の事を言っていると思いますか。 |
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Ja, weil, ähm, es sich anbieten würde, wenn er in ‘nem, in ‘ner
Poststelle arbeitet, um die Sachen ausfahren zu dürfen braucht man ja ’n
größeres Fahrzeug. Ähm, also er wird, ähm, ähm, versetzt, es scheint was mit
Autos zu tun haben. Ähm, also ich kann zwar alles lesen, aber ich versteh’s
nicht. |
はい,なぜかというと,えー,それは,もしある,ある郵便課で働くなら,荷物を運び出すのに大きな車が要ることになるので。えーっと,つまり,彼は,えー,えー,移動する,何か車に関係しているみたいに思います。えーっと,全部読めるんですが,理解はできません。 |
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では次はこの文章を日本語で読んでください。 |
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Ähm, OK, ich hab übertrieben, ich kann’s doch nicht lesen, ähm,
also das erste heißt aus, also
"ausliefern " quasi, das von Post. Wie heißt denn das
nochmal, ハイソク[日本語で発話する]? Ich bin mir nicht sicher, ähm, 部車両課[日本語で発話する], äh,
aber ich, was mit 車両課[日本語で発話する] genau gemeint ist, bin ich mir nicht sicher,
deswegen schau ich mir jetzt mal 両課[日本語で発話する] aus.
[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「両課」について調べる。] Hab ich aber nicht drin, ähm,
nein, das ist halt sehr klein, aber gut, dann les’ ich mal weiter, vielleicht
ergibt’s sich ja noch. Mmh. |
えー,わかりました,大げさに言いました,やっぱり読めません。えー,一番最初は,"ausliefern",つまり,郵便局から。何て読むんだったかな,「ハイソク」?自信はないです。えー,「部車両課」,えー,でも,「車両課」が具体的に何を意味するのかよくわかりません。なので,「両課」について調べてみます。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「両課」について調べる。]ないですね,えー,いや,これは些細な,でも,はい,これで続けて読みます,たぶんまた何か出てきますが。うーん。 |
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少なくともどういう意味か推測できますか。 |
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Also es würde zusammenpassen, auf jeden Fall, ja, also wenn er
hier oben, ähm, ähm, einen anderen Führerschein haben würde, und hier unten
dann in etwas, zu einem Bereich versetzt wird, der mit Autos auf jeden Fall
zu tun hat, würde es Sinn machen, ähm, ähm. |
はい,合っていると思います,とりあえずは。はい,もし彼が上記の,えー,えー,違う運転免許を持っていたら,そして,その下は何か,どこかの部署に異動させられる,車がどちらにせよ関わる部署です,意味が通ると思います。えー,えーっと。 |
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p. 321 |
ここではタンクローリーの運転なども手がける。 |
Dort fährt er Tank, Tank-lory[英語で発話する], hmm, also dort fährt er,
タンクローリー[日本語で発話する], aber ich weiß nicht, was das ist. Weiß ich aber auch, bin
ich mir sicher, dass es nicht in meinem Wörterbuch steht, ähm. |
ここではタンク,「Tank-lory」[英語で発話する],うーん,彼はここで,「タンクローリー」を運転する,これが何かはわかりません。でも,この辞書には載ってないことはわかります。えー。 |
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p. 321 |
移送部門としては会社の花形,血管にあたる存在である。 |
OK, in dem Satz versteh ich fast gar nichts. |
はい,この文章はほとんど理解できません。 |
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Nein, bis dahin das geht. Also ich weiß, dass er irgendwas
fährt. Das ist schonmal etwas, und dann den nächsten Satz, da versteh’ ich
fast nichts, ähm, genau. Also im ersten [最初の部分] hat’s wieder was mit dem,
ähm, Verschicken, oder in die Richtung zu tun. Ähm, ich schätze das ist das,
seine Aufgabe, also sein Aufgabenbereich. としては[日本語で発話する], es is’ etwas
blablabla von der Firma, blablabla steht hier, |
あ,いや,ここまでは大丈夫です。彼が何かを運転することはわかります。これはもう前に,それから次の文,これはほとんど分かりません。えー,はい。なので最初[の部分]はまたこの,えー,移送とか,そんな感じのことが書いてあります。えーっと,これは,彼の仕事,彼の仕事の部門だと思います。「としては」,会社のなになに,なになにと書いてあって, |
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「ここでは」から,「がける」までのことですか。 |
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読めますか。 |
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Ähm, nein, weil ich’s, eine seltsame Kombination für mich ist.
花[日本語で発話する] und 形[日本語で発話する], also eigentlich "Blume" und ähm
"Form". Ähm, hmm. Ich kann mal unter カ[日本語で発話する] kucken, ich glaube
nicht, dass ich was finden werde. |
えー,いいえ,だって,私にとってとても身近でない組み合わせの言葉なので。「花」と「形」,意味だけなら「Blume」と,えー「Form」。えーっと,うーん。「カ」でちょっと調べます。無いとは思いますが。 |
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音読みで調べるのですね。 |
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Genau.[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「花形」について調べる。] Mmh, da ist
nichts, dann kann ich mal unter ハ[日本語で発話する] kucken, da ist auch nichts, aber
vielleicht find’ ich ja was ähnliches noch mit 花[日本語で発話する] vorne, ne. Mmh,
so, da kann ich wieder beide lesen, aber es hilft mir auch nichts, ähm, das
nächst[1文字目のこと] ist, äh, 血[日本語で発話する], und dann 管[日本語で発話する], unter チ[日本語で発話する]
und unter ケツ[日本語で発話する], 血管[日本語で発話する], "Blutgefäß", ähm, das ist
jetzt natürlich nicht besser, ähm, OK. Hmm, Also ich kann mir da auch keinen
guten Reim draufmachen, ähm, ich denke 血管[日本語で「チカン」と読み間違える]ist hier im
übertragenen Sinne gemeint, aber, ähm, kann ich mir jetzt grade keinen Reim
draufmachen. |
はい。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「花形」について調べる。]うーん,ないですね,じゃあ,「ハ」で見ます。ここにもないです。でも,たぶん「花」で同じような言葉が見つけられるかも。ダメでした。うーん,なら,また組み合わせて読みますが,やっぱり何もわかりません。えー,次のは[1文字目のこと],えー,「血」,それから「管」,「チ」か「ケツ」,「血管」,"Blutgefäß",えー,ここではあまり自然ではないですが,えー,大丈夫です。うーん,あまり良い言葉が浮かびませんが,えー,おそらく「血管」[「チカン」と読み間違える]
はここでは比喩として使われていて,でも,えー,ちょっといい言葉が浮かびません。 |
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ということは,ここを読むのを単に[読み飛ばすか尋ねる]?これに関して,3つ前の文章について質問します。あなたは「両課」を調べましたが,それはそもそも6文字の漢字でした。どのようにしてその組み合わせの意味の推測にたどり着いたんですか。 |
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Da würd ich einfach jetzt d’rübergehen, ja, mmh, ja, mmh, ja,
OK, ähm, die ersten beiden verstehe ich und weiß, genau, und ich denke, dass
die ersten drei quasi eine Einheit bilden, das heißt es geht um diesen,
diesen Bereich der Poststelle. Ähm, dann, das nächste versteh ich, dass es
„Auto“ heißt, ähm, und deswegen sieht’s für mich so aus, als würde das, die
letzten beiden Kanji zusammenhängen, und das Auto genauer definieren. |
その箇所を見てみます。はい,うーんと,はい,うーん,はい,OK,えー,最初の2文字は知っていて,はい,それで初めから3文字は1つのまとまりだと思って,そうすると配送部門に関係すると考えました。えーっと,それで,その次は「車」の意味だと知っていて,えー,だから,最後の2文字は1つの言葉で,車を意味している,というように見えたんです。 |
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それは,最初の4つの漢字が車を意味している,と理解したということですか。3,1,3で分けようとは思いませんでしたか。 |
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Mmh, ne, sondern die ersten drei sind für mich eine Einheit.
Eigentlich drei-drei, genau, und da ich denke, dass, ähm, dass man Auto auch
was anderes einsetzen könnte, und dass das Wort dann immer noch funktionieren
könnte, bloß halt ne andere Bedeutung hat, ähm, is für mich ja eigentlich nur
die letzten beiden interessant. Ähm, genau. |
うーん,いいえ,そうでなくて最初の3つが1つの言葉だと思いました。というか3,3,です。あとここで考えたのが,この,えー,車は他のものに置き換えることができて,それでいてこの言葉はまだ機能するのではないかと,単にほかの意味を持つ,えー,私には最後の2文字のほうが興味深かったんですが。えー,はい。 |
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わかりました。あと,「両課」だけ調べたんですよね。車である車両は調べなかった。 |
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Genau, 車両[日本語で発話する] [は調べなかった], ja. Dann.[無言で読み続ける。] |
はい,「車両」[は調べなかった],はい。では。[無言で読み続ける。] |
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p. 321-322 |
「何のあてもなく,特技もなく,集団就職で東京へ出てきて,あとは努力努力の人生だったーおかげでとんとん拍子に出世した。そんな話ですよ」 |
OK, ähm, ohne irgendwelche, mmh, Anhaltspunkte, also etwas,
woran man sich halten kann, ähm, ohne irgend bestimmte Fähigkeiten, ähm, ist
er nach, ähm, Tokyo zum, wie nennt man das auf Deutsch? Ähm, zum Arbeiten,
also 集団[日本語で発話する] wär, ähm, eine große Gruppe von Menschen, ähm, also eine,
ich sag jetzt mal ‘ne Arbeit, die so, für die man halt viele Leute braucht,
die nicht besonders gut ausgebildet sein müssen, aber wo man halt Leute
braucht, ähm, is’ er nach Tokyo gegangen, ähm, und das, ähm, ab da war’s dann
nur noch, ähm, sich anstrengen, quasi, |
オーケー,えー,何かしらの,うーん,宛て,つまり,何か,支えになるもの,も無く,えー,何か得意なことも無く,えー,彼は,えー,東京にこの,これはドイツ語で何というんだっけ?えーっと,仕事のために,「集団」は,えー,人間の大きな集まり,えー,つまり,仕事としておきます。そのために特に良い教育を受けていなければいけない人がたくさん必要と考えられていて,でも,人材が必要な所です。えー,東京に彼は行った。えー,そして,この,えー,それからまた,えー,努力して,つまり, |
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109 |
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すみません,322ページに飛んで,「おかげで」から続けてください。 |
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110 |
p. 322 |
直己はちょっと子供に戻ったような顔で,楽しそうに笑う。 |
Mmh, OK, ähm, ähm, das, was bisher war, ähm, sagt sein, sein
Sohn, und, ähm, sieht aber aus, als wär er im, in die Zeit seiner Kindheit
wieder zurückgekehrt, und 楽しそうに笑う[日本語で発話する], ähm, lacht er glücklich,
fröhlich. |
うーんと,わかりました。えー,えーっと,この,これまでは,えー,彼の,息子が話して,それから,えー,でも,まるで,子供時代に戻ったような,それで「楽しそうに笑う」,えー,幸せそうに,楽しそうに笑う。 |
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前の文章の残りの,最後の行を翻訳してください。 |
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112 |
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Ach, hab’ ich die noch gar nicht gemacht? Ach stimmt, hab ich
vergessen, ähm, also dank dessen, dass er sich so angestrengt hat, ähm, hat
er dann, ähm, scheiße, ähm, is er zu was geworden, ähm, genau. Da, also,
そんな話ですよ[日本語で発話する]. So, so war das halt. |
あ,まだやっていませんでしたか。あ,そうですね,忘れていました。えー,努力したおかげで,えー,そして,彼は,えー,クソ,えー,彼は何かになった,えー,はい。この,えー,「そんな話ですよ」。そんな,そんな話です。 |
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この漢字の読みはわかりますか。 |
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Ähm, das kann ich nicht lesen, aber ich kenn’s, normalerweise
würd ich’s nicht nachschauen. Ja genau, dann 出世した[日本語で発話する]. |
えーっと,読めません。でも,知ってます,普段は調べないんですが。あ,はい,では「出世した」。 |
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では「直己」から。 |
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116 |
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Ja, ähm, genau, also er, sagt das und sieht aus als wär er in
seine Kindheit wieder zurückversetzt und lacht fröhlich. Dann, ähm. |
はい,えー,はい,彼は,そう言って,またまるで子供のころに戻ったように見え,楽しそうに笑った。で,えー。 |
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117 |
p. 322 |
「小さい頃の僕は,そんな父が本当にまぶしく見えて,すごい人だと思っていました。牧歌的な時代でした」 |
Als ich klein war, ähm, sah dieser, dieser Vater für mich, ähm,
äh, da weiß ich nicht, mmh, also war, war toll oder inspirierend, schon fast.
Ähm, ein toller, ähm, dacht ich, es wär ein ganz toller Mensch. Ähm, dann
kann ich das, die nächsten nicht lesen. Genau, ähm, also das zweite, von
歌う[日本語で発話する], und 的[日本語で発話する], genau, mmh, hmm, ich hätt jetzt irgendwas, auf
was Fröhliches getippt, das wär’s mir jetzt ehrlich gesagt auch nicht wert,
es nachzuschlagen. Ahm, also es war eine, ich geh jetzt mal davon aus, es war
eine glückliche Zeit. Ahm. [無言で読み続ける。] |
小さいころは,えー,こんな,こんな父が私にはこう見えた,えー,えー,これはわかりません。うーん,それは,それはすごいとか,もしくは感銘を受けるような,そんな感じです。えーっと,すごい,えー,とてもすごい人だった,だと思います。えーっと,それでこの,次のは読めません。はい,えー,2つ目,「歌う」と「的」,はい,うーん,んー,何というか,楽しそうな感じがします。正直言って調べるほど重要ではない気がします。えーっと,これは,これは幸せな時代だった,と理解しました。えーっと。[無言で読み続ける。] |
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118 |
p.
322 |
真澄はやがて車両部の上司の紹介で見合いをする。 |
OK,
ähm, ich versteh die meisten Wörter, aber den Satz versteh ich nicht, ähm,
jetzt schau ich doch 車両[日本語で発話する] nach, also, das 車両[日本語で発話する].
[ポケット辞書langenscheid (jap-deu.)で「車両」について調べる。] OK, "Wagen", oder
"Zug". Mmh, dann macht das da vorne auch mehr Sinn mit dem
タンクローリー[日本語で発話する], weil das hört sich nach Zug an, also scheint er mit diesem
大型の免許[日本語で発話する] ähm, kann er jetzt anscheinend Züge fahren. Ähm, genau, und
jetzt, ähm, also es geht wieder um Naozumi, der in diesem Firmenbereich, ähm,
also er, ähm, er trifft sich mit, ähm, Frauen, also, ähm, aber, ähm, da
steht, ich bin mir nicht sicher wie’s heißt, ジョウシ?[日本語で発話する], bin mir nicht
sicher, ジョウ[日本語で発話する]. [ポケット辞書langenscheid (jap-deu.)で「上司」について調べる。] Ja,
komisch, ähm, 上司の紹介 [日本語で発話する], jetzt muss ich tatsächlich nochmal
紹介[日本語で発話する] nachschauen, obwohl ich eigentlich glaube zu wissen, was es
heißt, also "jemanden vorstellen", hmm.[ポケット辞書langenscheid
(jap-deu.)で「紹介」について調べる。] Ah, aber auch in die Richtung "vermitteln",
ähm, das heißt er, er trifft sich mit, ähm, Frauen, die ihm vom, von einem
Vorgesetzten, ähm, in diesem Arbeitsbereich vorgestellt werden. |
はい,えー,だいたいの言葉はわかりますが,文は理解できません。えー,やっぱり「車両」を調べます。「車両」。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「車両」について調べる。]OK,"Wagen",か"Zug",うーん,それならこの前の文章の「タンクローリー」も意味が通りますね。だって,電車のような響きですし。つまり,彼は「大型の免許」で,えー,電車が運転できるみたいです。えーっと,はい,それで,えー,再びこの部門で働くナオズミのことが書かれています。えー,彼は,えー,誰かと会う,えー,女性と,つまり,えー,でも,えー,ここに書いてあるのは,ちょっと何と読むのか自信がなくて,「ジョウシ」?わかりませんが,「ジョウ」。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「上司」について調べる。]はい,おかしいな,えー,「上司の紹介」,もういちど「紹介」について念のため調べないと,どういう意味か知っているとは思うんですが,えー,"jemanden
vorstellen",うーん。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「紹介」について調べる。]ああ,あと"vermitteln"という意味も。えー,ということは,彼は会った,えー,彼の,上司から,えー,彼の部署の上司から紹介された,女性と。 |
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119 |
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どこで女性の事だとわかりましたか。 |
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120 |
p. 322 |
後に彼の妻となる女性・田中幸子は,紹介してくれた上司の遠縁の娘で,荒川区内の信用組合に勤めていた。 |
Ich gehe stark davon aus, weil’s 見合い[日本語で発話する] ist, ähm, danach,
ähm, also die Frau, die danach seine, ähm, Ehefrau geworden ist, mmh, ist
die, ähm, ne, also es geht jetzt um den Vorgesetzten, der sie vorgestellt
hat, mmh, dann kann ich die beiden Kanji nicht gen-, ganz lesen. Also das
eine ist 遠い[日本語で発話する], und das zweite ist glaub ich
ロク[日本語で発音する。「録」と読み間違えたと思われる], also so ne Art, mmh, ich kenn’s eigentlich nur
aus dem Zusammenhang von [聞き取り不能], also etwas dokumentieren oder so, oder
Aufzeichnungen, ähm, also ich denke, dass es eine entfernte, ähm, also etwas
entferntere Verwandte von diesem Vorgesetzten ist. Ähm, die arbeitet, ähm,
beim, ich bin mir nicht sicher, was es ist. 信用組合[日本語で発話する] ähm, ich geh davon
aus, dass es ‘ne Verwaltung ist von, von dem Bezirk, und dass sie dort
arbeitet, ähm. |
「見合い」とあるのでよくわかりました。えー,そのあとは,えー,その後彼の,えー,妻となるその女性は,うーん,その,えー,違う,彼女を紹介した上司のことが今書かれていて,うーん,この2つの漢字はか,完全には読めません。えー,この最初のは「遠い」で,2つ目のはたぶん「ロク」[「録」と読み間違えたと思われる],そういう感じ,うーん,単にこれについて[聞き取り不能],何かを記録するとか記すとか,えー,だから,たぶん,遠くの,えー,遠くの親戚とか上司とかのことです。えーっと,彼女が働いていたのは,えー,この,ちょっとこれが何かよくわかりません。「信用組合」えー,思うにこれは,組織,区の,そこで彼女は働いていた,えー。 |
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121 |
p. 322 |
交際を始めて二カ月後ほどで,ふたりは結婚を決める。 |
コウサツ[日本語で発音する。「交際」を読み間違える] kuck ich jetzt gleich nach, mmh.
[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「交際」について調べる。] Es steht nicht drin, ah, ahm, OK.
Oh je, コウサツ始めて[日本語で発音する。「交際」を読み間違える], also zwei Monate, ähm, nachdem, ah,
wahrscheinlich "mit einander ausgehen", ahm, also, zwei Monate
danach, ahm, haben die schon beschlossen zu heiraten. |
「コウサツ」[「交際」を読み間違える]今ちょっと調べます。うーん。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「交際」について調べる。]書いてない。あ,あー,OK。はあ,「コウサツ始めて」[「交際」を読み間違える],えー,2ヶ月,えー,後,あー,たぶん「交際する」,あー,要するに,その2ヶ月後,あー,結婚を決めました。 |
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122 |
p. 322 |
この時点で初めて,真澄は松江の両親に幸子の存在を報せた。 |
Und zu diesem Zeitpunkt, ähm, hat Naozumi zum ersten Mal, ähm,
seinen Eltern von, uh, jetzt wär schön, wenn man ihre Namen verstehen würde,
No, Nobuko?, ne, naja, ähm, zu dem Zeitpunkt hat er zum ersten Mal seinen
Eltern seine Zukünftige vorgestellt. |
このとき,えー,ナオズミは初めて,えー,両親,うーん,彼女の名前がわかればいいんですが,いや,ノブコ?違う,まあいいか,えー,このときはじめて彼は両親に彼女を紹介しました。 |
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p. 322 |
「ああ,とうとう向こうで家庭を持つのか,もう本当にこっちへは帰ってこないつもりなんだなぁと,当時思いましたですね」と,キヌ江は語る。 |
Ähm, OK, dann ähm, dann erzählt seine Mutter Kinue, ähm, Wir
haben gedacht, ähm, oder ich habe gedacht, je nachdem, ähm, aah, dann wird er
drüben eine, also in Tokyo, äh, also ‘ne eigene Familie haben, und ähm, wird
wirklich nicht mehr hierherkommen wollen, dachte ich, zu diesem Moment, ähm. |
えー,はい,それで,えー,それで,彼の母親のキヌエが言います,えー,私たちは,それか彼女は思った,これはこの後次第ですが,えー,あー,彼が向こうで,つまり,東京で,えー,家庭を持つ,それで,えー,本当にここにはもう来ない,と思った,その時,えー。 |
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p. 322 |
それでも,直隆もキヌ江も幸子の人柄を気に入り,結婚そのものに対しては非常に喜んでいた。 |
Trotzdem, ähm, mochten beide Eltern die Frau, ähm, und haben
sich, ähm, sehr über die, über die Hochzeit gefreut, ähm. |
それでも,えー,両親は彼女を気に入って,えー,そして,えー,とてもその,結婚について喜んだ,えー。 |
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125 |
p. 322 |
「いいお嫁さんだと思いました。私らも,嬉しかったですよ,本当に」 |
Ich dachte, dass, ähm. |
私は思いました,その,えー。 |
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「結婚」という言葉は出てきませんが。 |
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Mmh, doch schon, oder ist das 婚約[日本語で発話する]? |
うーん,いえ,ありますよ,それかこれは「婚約」? |
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いや,すみません,わたしのミスです。先の分を読んでいました。 |
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Ach so, ahm, genau, ahm, das is’ eine gute, gute Braut, ähm,
dachten wir, oder, dachte ich, ähm, auch ich war wirklich ähm, froh. |
あ,そうなんですね。あー,はい,あー,彼女は良い,良いお嫁さん,えー,だと私たちは思いました。それか,私は思いました,えー,私もとても,えー,嬉しかった。 |
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130 |
p. 322 |
真澄は結婚後,会社の独身寮を出て社宅に移る。 |
Nach der Hochzeit, ähm, ist Naozumi, ähm, aus dem, ah, das ist
interessant, ähm, also ein, ein Haus für die, für die ganzen Singles, sag ich
jetzt mal. Ähm, ist er aus dem ausgezogen und in eine Firmenwohnung
eingezogen. Ähm. |
結婚後,えー,ナオズミは,えー,そこ,あー,これおもしろい言葉ですね。えー,家,独身のための,としておきます。えーっと,彼はそこから出て社宅に移りました。えーっと。 |
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131 |
p. 322 |
しかし,ちょうどこのころ,直隆の体が弱り始めており,松江の店はほとんど人任せの状態になっていた。 |
Aber, genau zu dieser Zeit, ähm, wurde sein, sein Vater, ähm,
gesundheitlich schwächer, und, und musste den Laden in 松江[日本語で発話する], ähm,
musste es halt von anderen Leuten machen lassen, weil er selber nicht mehr
konnte. Ahm. |
でも,ちょうどその頃,えー,彼の,父親,えー,体が弱くなって,それで,「松江」の店は,他の人に任せなくてはならなかった,彼自身ではもうできないので。あー。 |
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p. 322 |
キヌ江はこのことを真澄に話さず,直隆とふたりで相談し,善後策を考えていた。 |
Also Kinue, also seine Mutter, hat ähm das, dem Naozumi aber
nicht erzählt, ähm, und hat, ahm, dafür mit ihrem Ehemann, ähm, sich,
zusammengesetzt, sich beraten, und das nächste kann ich nicht ganz lesen,
ahm, ne, mmh, also das erste kann ich nicht aussprechen, aber es ist glaub
ich etwas, eigentlich ".etwas Gutes". sozusagen, ähm, oder
Nützliches, das zweite ist "danach"., und das letzte ist glaub ich
サク[日本語で発話する], ein, eine Art „Plan“. Ahm, deswegen kuck ich jetzt unter
エイ[日本語で発話する], weil ich glaube, dass das erste so gelesen wird, und vielleicht
finde ich was. [ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「善後策」について調べる。] Nein! Ah,
ガイ[日本語で発話する] versuch ich noch, weil ich weiß, dass ich das Kanji schonmal
gesehen hab, aber, das erste. Ich versuch’s jetzt nochmal mit ガイ[日本語で発話する],
ah ne, das hab ich verwechselt, nein. Dann nicht. Ahm, also sie haben sich
irgendwas ausgedacht, ähm. |
だから,キヌエ,かれの母親は,えーそれを,ナオズミには言わず,えー,それで,あー,それについては夫と,えー,ふたりで,相談した,考えた。その次はよく読めません。あー,いや,うーん,最初のは発音できません。けど,これは何か,何か「良いこと」ですね,えー,もしくは使えること,次は「その後」,で最後のは「サク」だと思います。ある,ある種の「計画」。あー,だから「エイ」を調べます,最初のがそう読むと思うので,たぶん何か見つかると。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「善後策」について調べる。]違った!あー,「ガイ」でやってみます。この漢字見たことあるので,その,最初のやつを。もう一度「ガイ」でやってみます。あー違った,間違えていました。ダメ。じゃあダメです。あー,つまり,彼女は何か考えた,えー。 |
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何を考えたか推測できますか。 |
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Noch nicht genau, also ich denke, dass es vielleicht darum geht,
wie sie jetzt mit der Firma weitermachen wollen, aber da wart ich jetzt mal
ab was kommt, ahm. |
まだちょっとよくは,たぶん,これは,どうやってこの先会社をやっていこうか,でも,この後何かわかるようなことが書いてあるかみてみます。あー。 |
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135 |
p. 322 |
「夫は若い頃から腎臓が弱かったんですよ。 |
Der, also mein Ehemann war schon seit seiner Jugend, ähm, hatte
er, is es irgendein Organ, aber das werd ich wahrscheinlich schnell finden,
腎臓[日本語で発話する]. [ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「腎臓」について調べる。] Oh, ich werd’s doch
nicht finden. Ahm, OK, aber er hat, ähm, schon immer ein Problem da gehabt,
ähm. |
彼,つまり,夫は若いころから,えー,彼は,内臓のどれか,でも,これはすぐに見つけれると思います。「腎臓」。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「腎臓」について調べる。]え,載ってなかった。あー,OK,でも,彼は,えー,ずっと問題を抱えていました。えー。 |
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136 |
p. 322 |
何度かそれで入院もしておりますしね。 |
Ahm, musste deswegen auch schon, ähm, mehrmals ins Krankenhaus,
ähm.[無言で読み続ける。] |
あー,そのせいですでに,えー,何度も入院,えー。[無言で読み続ける。] |
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p. 322-323 |
それで,真澄が結婚したらすぐ後ぐらいから,やっぱりほっとしましたんでしょうかね,透析を受けないとならないくらいまで弱ってしまいましてね。 |
Deswegen hat, ähm, war er erleichtert, als, ähm, als Naozumi
ähm, geheiratet hat. Versteh ich jetzt noch nicht ganz, aber der Satz geht
noch weiter. |
それで,えー,彼はほっとした,あの,えーナオズミが,えー,結婚したときに。これ以上は今はわかりません,文章は続いていますが。 |
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なぜまだすべては理解できないのですか。だれがほっとしましたか。 |
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Ähm, weil ich mir, weil ich nicht verstehe warum es dann eine
Erleichterung ist, wenn Naozumi heiratet. Ich bin mir noch nicht sicher ob’s
der Ehemann oder die Ehefrau ist. Ähm, dann, die Kanji am Seitenübergang kann
ich nicht lesen, obwohl ich glaube, dass das erste ユウ[日本語で発話する] gelesen wird,
ähm, also er muss eine, äh, eine medizinische Behandlung wahrscheinlich ist
das, ähm, über sich ergehen lassen, weil er so schwach war. Ich persönlich
tippe ja auf Nierenschwäche, aber, jetzt kuck ich das ユウ[日本語で発話する] mal nach,
ob ich das was finde. Das ist der Vorteil an dem kleinen Wörterbuch, mal kann
auch mal auf gut Glück. [ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「透析」について調べる。]Ahm, aber
ich find nichts, aber er musste irgendwelche Behandlungen machen lassen, ahm. |
えーっと,なぜかというと,どうしてナオズミが結婚して安心したのかわからないからです。あとこれが夫なのか妻なのかもよくわかりません。えーっと,それで,このページの区切りの漢字が読めません。「ユウ」と読むのかなとは思いますが。えー,彼は,えー,おそらく治療を,えー,受けなければなりませんでした,それくらい弱っていたので。たぶん腎臓が弱ったんだと思っていますが,ちょっと「ユウ」で何かあるか調べてみます。小さい辞書のいいところですね。運が良ければ。[ポケット辞書langenscheid(jap-deu.)で「透析」について調べる。]あー,見つからないですね。でも,何かしらの治療をしなければなりませんでした,あー。 |
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140 |
p. 323 |
まだそれほどの年齢じゃございませんでしたけれど,病気になるといっぺんに老けました。 |
Obwohl er eigentlich noch nicht in, in so einem Alter war, ähm,
ähm, ist er mit dem Beginn der, also, als er so krank wurde is er dann quasi
gealtert. Mmh. |
まだそのような,そのような年ではなかったが,えー,えー,始まったら,彼は病気になったら,つまり,老けました。うーん。 |
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141 |
p. 323 |
今考えますと,真澄の人生が東京で決まってしまったことに,もちろん安心もしましたんでしょうけど,気落ちもしたんじゃありませんでしたかね。わたしもそうでしたから」 |
OK, also der der vorhin erleichtert war is schon der Ehemann,
ähm, weil jetzt sagt sie, wenn ich jetzt so drüber nachdenke, ähm, ist mit
dem, mmh, damit, dass der Naozumi in Tokyo, ähm, leben wird, also mit dieser
Entscheidung, ähm, hat ähm, der Ehemann, ähm, anscheinend war er beruhigt,
also musste sich keine Sorgen mehr machen, ähm, und ähm, und auch so ein
bisschen, ähm, oh Gott! Wie übersetz ich das, 気落ち[日本語で発話する], ja, ahm, so ein
bisschen, so, so, also er strengt sich nicht mehr so an, so extrem, ahm,
わたしもそうでしたから[日本語で発話する], ähm, bei ihr war das auch so. Mmh. |
OK,この前に安心していたのは夫の方でした。えー,なぜなら彼女が言うには,今考えると,えー,この,うーん,この,ナオズミが東京で,えー,暮らす,この決定で,えー,えー,夫は,えー,安心したようで,つまり,これ以上心配はいらないと,えー,それで,えー,少し,えー,ああもう!何て訳そうこの,「気落ち」,うん,あー,うん,少し,その,その,彼はもう気を張ることも,そんなに,あー,「わたしもそうでしたから」,えー,彼女もそうだった。うーん。 |
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142 |
p. 323 |
結局,直隆は初孫の直己の顔を見ないうちに亡くなる。葬儀のとき,幸子は妊娠八ヶ月だった。 |
Allerdings ist der Vater dann, ähm, gestorben bevor er das,
seinen, seinen ersten Enkel sehen konnte, dann kann ich die Kanji überhaupt
nicht lesen, mmh, dann geht’s um seine Frau, ahm, die Kanji kann ich zwar
nicht lesen, die beiden, aber ähm, es ist mit ziemlich Sicherheit
„Schwangerschaft“, ähm, vielleicht, ähm, ist er gestorben, als sie im achten
Monat schwanger war. Schätz ich mal. |
結局父親は,えー,彼の,彼の初孫を見る前に亡くなります。この漢字は全然読めません。うーん,そして,妻の事,あー,この漢字は読めませんが,この2つの,でも,えー,たぶん,えー,彼が亡くなったのは,彼女が妊娠8ヶ月目のときだった,だと思います。 |
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143 |
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いいですね,さて,たくさん読んでもらいました。この文章が理解できたと思いますか。どうしてこの小説を読んでいるのですか。 |
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Ja, also ich denke, was ich für das weitere Verständnis vor
allem brauche, ähm, ja, weil ich’s im, im Japanischunterricht in meinem
Austauschjahr, ähm, angefangen hatte zu lesen, wo mein Lehrer für mich ein
paar Sachen vereinfacht hatte, glaub ich. Ähm, genau, und dann fand ich’s
interessant und wollte es weiterlesen. |
はい,これを読むのにもっと理解力がもっと要ると思いました。えー,はい,だって交換留学の時の日本語の授業で,えー,先生が私のためにこれを簡単にした文を読み始めたと思うので。えーっと,はい,それで面白いと思って,続けて読みたくなりました。 |
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はい,それで今はだいたい本の半分くらいですか。半分読むのにどれくらいかかりましたか。 |
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146 |
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Ja, sehr lange, ja, also ich weiß, in meinem Austauschjahr, das
war, ich denke, ich hab acht Monate gelesen für die ersten, zehn, zwanzig
Seiten. |
はい,すごく長く,はい,留学の時は,そのときは,たぶん最初の,10ページか20ページ,読むのにたぶん8ヶ月かかったのを覚えています。 |
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147 |
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そうなんですね。いまはどうですか。 |
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148 |
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Und jetzt geht’s eigentlich relativ gut, also ich schaff
vielleicht, fünfzehn, zwanzig Seiten in der Stunde. |
いまはそれに比べると良くなりました。たぶん,1時間に15ページか20ページ,読めます。 |
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普段も今日のように辞書を使いますか。 |
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150 |
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Mmh, ich benutze es dann, wenn ich sonst wirklich nichts
verstehe. Also normalerweise lese ich ’n kleinen Abschnitt, und wenn ich’s
dann noch nicht verstehe, dann schau ich’s nach. |
うーん,ほんとにわからないとき使います。普段は短い段落で読んで,それでもわからない所があったら,調べます。 |
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今日調べた語彙は,一人で読むときまた調べますか。 |
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Ich denke, nicht ganz so viele, also gerade, wenn ich viel am
Stück lesen möchte, dann werde ich nur nachschauen, was, wenn was, das
Verständnis komplett unmöglich macht, also zum Beispiel hatte ich eine
Stelle, wo es um Immobilienmakler ging, da hab ich auch versucht, erstmal ’n
Abschnitt zu lesen, aber es sind halt dann nur Begriffe, die sich mit
Immobilien beschäftigen, und da musst ich dann zum Beispiel nachschauen. |
たぶん,そんなに多くなかった,今みたいに,たくさん読みたいときは,調べます。私が,もし,全く理解できないときは,つまり,たとえば,不動産会社の事がテーマのところを読んでいるなら,まずは区切って読んで,でも,ただ不動産業について書かれているという概念だけがあって,そうしたらたとえばそれについて調べないといけません。 |
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これを読み終わったら次は何を読みたいですか。ちがう小説か,もしくは新聞とかに変えたいですか。それかもうこの小説以外の日本語の文章を読んでいますか。 |
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Ach, keine Ahnung, also Zeitungen auf jeden Fall, hätte ich vor,
mich daran zu tasten, ähm, ich lese manchmal Comics, ja, ich lese auch
manchmal im Bereich von meinem Studium einfach so japanische Quellen, ähm,
Kochbücher, ähm, ja. Aber sonst, wenn ich das fertig hab, würd ich mir ’n
neuen Roman suchen. |
あー,わかりません。新聞はとりあえず,読んでみようと思っていました。えー,漫画は時々読みます。はい,あとたまに私の大学の専門の,日本語の資料を読みます。えー,料理本,えー,はい。でも,それ以外に,これを読み終わったら,新しい小説を探そうと思ってます。 |
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ではまたこういう,推理小説ですか。こういった本を違う言語でも読みますか。英語とかドイツ語とか。 |
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Muss nicht sein, nö, also das war jetzt reiner Zufall. Ja, aber
eher, eher Fantasy, eigentlich nicht [推理小説], mmh, ja. Ja, hmm. |
推理小説でなくてもいいです。いえ,この本に関してはまったくの偶然でした。はい,でも,どっちかというと,むしろファンタジーが,[推理小説]ではなく。うーん,はい。はい,うーん。 |
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はい,ではこの辺で終わりましょう。 |
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