ID:R-CH0026 |
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データ収集日:2014年8月26日 |
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読んだ素材:鎌田精三郎(1992)
「日本語助詞『は』と『が』―情報伝達の観点から―」『城西人文研究』19(2),17-43
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https://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00118212 |
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使用した辞書類:電子辞書(詳細は不明) |
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行番号 |
読んだ素材 |
協力者の発話内容 |
データ収集者の発話内容 |
備考 |
ページ |
文章 |
発話 |
日本語訳 |
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从这里开始。 |
ここからはじめますか。 |
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2 |
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あ,あのー,いつも,うーん,A[協力者の姓]さんは論文を読むときに,最初から順番に読みますか。 |
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3 |
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不是。但是平时看的时候,不是很长时间坐在那里一直看,今天只看在一段,突然就停止了,之后接下来有了时间的时候再一次看。 |
いいえ。でも普段読むときは,長い時間座って読み続けるとかじゃくて,今日はある程度読んだらぱっとやめる,あとで時間があったらもう一度読むというふうです。 |
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ああ,分けてね。例えば一番最後のまとめから読む人とかもいるので,もしA[協力者の姓]さんがいつも最初から読まれず最後のまとめだけ読んじゃうとかだったら,そういうふうに読んでもいいですし。 |
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还有, |
それから, |
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うん,読む順番も選んでください。 |
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还有自己跟有能力的限,有的时候,不到中间的时候,有一些部分自己理解不太确的直接跳过去的。之后不会的部分有时间以后也有翻过来接着那个,也有问老师。 |
それから自分の能力も限りがあるので,ときどきは,自分がわからないところ,ある程度読んでわからなかったらとばしたりもします。そしてわからなかったところは時間のある時に戻って読んだり,先生に聞いたりします。 |
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ああなるほどね。じゃあもうこのまま,いいですね,このまま読んでください。 |
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p.17 |
1.言語による伝達
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[読み飛ばす] |
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p.17 |
ことばは我々の日常生活には不可欠なものである。 |
语言是我们日常生活中不可缺少的东西。 |
言葉は私たちの日常生活に不可欠なものです。 |
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11 |
p.17 |
ことばをもとに自分の伝えたいことを相手に伝え,また相手の情報もことばを通して伝わってくる。 |
根据语言可以把自己想说的东西传达给对方,而且对方也能通过这些情报再返回给我们。 |
言葉をもとに自分の伝えたいことを相手に伝え,また相手も情報を通じて私たちに応えます。 |
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12 |
p.17 |
ことばは意思伝達の手段であると言うことは誰にも疑う余地はないであろう。
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言语作为表达自己意思的方法,来说这些没有不可置疑的。应该是不可置疑的。 |
言葉は意志伝達の方法,として疑う余地はありません。疑う余地はないはずです。 |
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13 |
p.17 |
ことばを用いて何かを伝えようとする時には,まず自分の他に何かを伝えたい相手がおり,また伝えたい何かの情報がなければならない。
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用,用语言想要传达自己所要传达的东西的时候,首先,啊,自己,自己的其他的什么东西想要传达给对方,而却想传达的事实,想传达的是什么情报,这些东西自己必须有清楚的意思。 |
言葉を用いて自分が伝えたいことを伝えようとするときは,まず,あー,自分,自分の他の何かを相手に伝えたい,そして伝えたいこと,伝えたい何かの情報,これらのことについて自分ではっきりと意識していなければなりません。 |
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14 |
p.17 |
その情報を我々は意味を持つ記号の連続に置き換え,伝えたい相手に向かって口から発することになる。 |
这些情报,我们对于这些情报,的意思,首先必须做上,做上记号[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう]我们对于这些情报,这些情报的意思,必须给它连续得表上记号。 |
これらの情報,私たちは情報,の意味,について,まず作らなければ,記号を作らなければなりません。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう]私たちは情報,情報の意味について,連続的に記号に表さないといけません。 |
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p.17 |
有意味な記号の連続は一般に文と言う形式をとって口から発せられることになる。 |
[暫くぶつぶつ日本語で読み続ける]把这些,把想要传达的,传达给对方的东西,从,从自己的嘴里表达出去。对于有意义的符号,一般,一般来说,用,用文章,用文章的形式,来从自己的嘴里表达出去。 |
[暫くぶつぶつ日本語で読み続ける]これらを,伝えたいことを,相手に伝えたいことを,から,自分の口から,発します。意味のある符号について,一般,一般的に,用い,文章を用い,文章の形式を用い,自分の口から発します。 |
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p.17 |
例えば,急に雨が降ってきたことを相手に伝えようとするならば,「今,雨がふってるよ。」 と言うであろう。 |
比如,突然之间一下起雨来这件事,突然,突然之间想把下起雨来这件事,传达给,传达给对方的话,那么就说,「现在下雨了」。 |
たとえば,突然雨が降ってきたことを,突然,雨が降ってきたというこのことを,伝える,相手に伝えるとすれば,その場合「今雨がふってきたよ」と言います。 |
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17 |
p.17 |
また火事が起こって危険を知らせるような場合に,ただ単に「火事!」とだけ言うかもしれない。 |
另外,如果,如果,发现了火灾等危险,想要通知的场合,简单地说一句,「着火了」。或是简单地,或是只是简单地说一句「着火了」。 |
また,もし,もし,火事などの危険が起こったら,伝えたい場合,ただ簡単に一言,「火事だ」と言います。あるいは簡単に,あるいはただ単に一言「火事だ」と言います。 |
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p.17 |
これは単語の火事と違って,話者の判断が入っているので文と見なすことが出来る。
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这和,这和间,和单单的一个单词,火灾是不同的。从,[暫くぶつぶつ日本語で読み続ける]啊,因为,因为说话者,我们能从根据说话者的判断,啊,就让一下,因为,从文章的表达形式来看,能判断出,说话者的目的。 |
これと,これと簡,単なる一つの単語,「火事」は同じではありません。から,[暫くぶつぶつ日本語で読み続ける]あー,なので,話し手がなので,話者の判断から,あー,もう一度。なぜなら,文章の表現形式から見ると,話者の目的が判断できるからです。 |
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p.17 |
相手に情報を伝えようとする時に,我々は相手に何らかの配慮をしながら話している。 |
当我们要传达把情报,传达给对方的时候, |
私たちが情報を伝えようとするとき,相手に伝えるとき, |
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あのちょっといいですか。さっきのところで,一番下のところで,えーっと「話者の判断が入っているので文と見なすことができる」,ここちょっとわからなかったのでもう一度お願いします。 |
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因为,啊,我的理解是因为在前面的文章「火事」[「かじ」と日本語で発音する]后面有个叹号,在日语里看起它只是一个简单的单词组成的,但是它,作者所要说的,它单单的一个单词所要表达的,作者的意思是不一样的。 |
なぜなら,あー,私の理解では前の文章「火事」で後ろに感嘆符があるので,日本語ではただの簡単な単語組成に見えますが,でも,筆者の言いたいのは,この簡単な単語が伝えたいことは,筆者の意思は違います。 |
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あーなるほどね。はいはいはい。はい結構です。あの今度,見るっていう字に,見なす,これはどういう意味だと思いますか。 |
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被当作,被看着。 |
みなされる,されるです。 |
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あ,はいはい。はいありがとうございます。はいどうぞ続けてください。 |
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当我们想要想传达情报的时候,我们一边要考虑,传达给,传达什么给对方,一边说话。 |
私たちが情報を伝えようとするとき,伝える,何を相手に伝えるかということを考慮しながらする必要があり,同時に話をします。 |
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p.17 |
まず相手に伝えるべき内容は相手の知 らない事が一般的であるとは言え,相手の知らないことのみを突然口から発
したとしたら,相手がそれを理解するのに負担を与えることになり,自分の言いたいことが十分に伝わらないかもしれない。 |
首先,我们应该向对方传达的内容是,一般来说对方不知道的事情。啊,对于,对,恩,对方不知道的事情,突然之间,突然之间传达给对方的时候,对方对于,对方的理解,[行番号26,論文17ページ「1.言語による伝達」の部分13~16行目の文章を読み上げる]对方对于我们所要传达的东西理解的时候往往会有一些负担。对于自己想说的事情,或是不能十分的,十分准确地传达给对方。 |
まず,私たちが伝えるべき内容は,一般的には相手が知らないことです。あー,これについて,ついて,んー,相手が知らないことを,突然,突然相手に伝えると,相手に対し,相手の理解に対し,[行番号26,論文17ページ「1.言語による伝達」の部分13~16行目の文章を読み上げる]相手が私たちが伝えたいことを理解するとき,往々にして負担となりえます。自分の言いたいことについて,十分に,十分正しく相手に伝わらないかもしれません。 |
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p.17 |
そこで我々は,もっと効果的に相手に真意を伝えるために,相手の持つ予備知識を活用しようとする。 |
因此我们为,为了传达给对方,自己所要表达的正确的意思传达给对方,我们就一定首先要了解对方所掌握的知识,之后活用这些。 |
そこで私たちは相手に伝えるため,ため,自分の言いたい正確な意思を相手に伝えるため,私たちはまずはじめに相手のもつ知識を理解し,その後で活用しなければいけません。 |
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はいはい。では問題ないですね。ではどうぞ続けてください。 |
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p.18 |
2.新情報と旧情報 |
第2点[「.」を意味する]新情报和旧情报。 |
第2点[「.」を意味する]新情報と旧情報。 |
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30 |
p.18 |
相手の持つ予備知識とは,既に相手に知識として入っているもの,相手の置かれている状況から相手が
当然理解・類推ができるもの,一般的真理などである。 |
对于对方所,所,所掌所拥有的一些知识,我们首先就,稍等一下,[行番号30,論文18ページ「2.新情報と旧情報」の部分1~3行目の文章をぶつぶつ日本語で読む。]对方所,对方所具备的知识,恩,我们,我们是,恩对方所,所拥有的一些知识,能从对方所置的状况中,恩,[行番号30,論文18ページ「2.新情報と旧情報」の部分1~3行目の文章をぶつぶつ日本語で読む。]啊从这翻一下。一般所为的真理些东西,就是对方持有的知识。从这些知识中,可以了解到对方,对方对于有些事情的理解和对于某些事情,并不是很理解但是有什么什么,推断出来的东西。 |
相手の,ている,相手が持っている知識について,私たちはまず,お待ちください。[行番号30,論文18ページ「2.新情報と旧情報」の部分1~3行目の文章をぶつぶつ日本語で読む。]相手の,相手の持っている知識,んー,私たち,私たちは,んー,相手の,持っている知識,相手が置かれている状況では,んー,[行番号30,論文18ページ「2.新情報と旧情報」の部分1~3行目の文章をぶつぶつ日本語で読む。]ここ[「一般」のところ]もう一度いきます。一般的に真理とされていること,これが相手の持つ知識です。この知識は,相手が理解できる,相手がある状況について理解していることや事情について,すごく理解しているというわけではないけれど,何々であるというように,推測できるようなことです。 |
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p.18 |
このような相手の持つ予備知識は旧情報と呼ばれ,我々はこの旧情報を巧みに文中に織りまぜながら,相手にとって未知の情報を伝えようとする。 |
像这样对方所持有的知识我们就关它叫做旧情报。我们在这,我们,我们对于这些旧知识的巧,在文章的巧,巧妙用法,对于对方来说,啊,未知的情报来传达给对方。 |
このような相手がもつ知識について私たちは旧情報と呼びます。私たちはこの,私たちは,私たちは旧情報の知識の巧,文中の巧,巧みな用法において,相手にとっては,あー,未知の情報を相手に伝えます。 |
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p.18 |
なお,相手のまだ知 らない情報は新情報と呼ばれる。 |
而且,对方不知道的情报,就叫做新情报。 |
また,相手の知らない情報は,新情報と言われます。 |
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但是翻译起来感觉有点儿,自己感觉有点儿,有点儿,理解起来感觉好像自己翻译的有点儿不对了。我自己理解的,认为的旧情报,就是,就是作为对发生,对方已经知道的事情或者是,他,这个事情有可能他不知道但是我们一说他有可能联想,也对于就知道的事情。像这样的事我们叫旧情报。新情报,就是,对于对方来说不知道的信息。 |
でも訳すと何となく,何となく,ちょっと,理解してみると私の訳はちょっと違うような気がします。私の理解している,考えている旧情報は,つまり,起きたことについて,相手がすでに知っていることあるいは,彼[相手のこと]は,このことは知らないにしても,言えばすぐ連想できる,もしくはすぐ理解できることです。こういうことを旧情報と言うと思ってました。新情報は,つまり,相手が知らない情報です。 |
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であの,これを読んだらその,もともと持っていたA[協力者の姓]さんの理解と違いますか,これは。それとも, |
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我觉得刚开始翻译前两句的时候,应该翻译的时候有点困难。但是,用语言说出来挺困难,但感觉好像就是那么。 |
はじめの2行を訳したときは,翻訳するのが難しいだろうと思いました。ただ,言葉で言うのは難しいですが,感覚ではそんなに難しくはないです。 |
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じゃあ前,以前もって言ったA[協力者の姓]さんの知識と,ここに書いてあることはだいたい同じって思ってもいいですか。 |
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大概是。大概是一样的。 |
だいたいは。だいたい同じです。 |
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じゃあなんかちょっと違うところはどこですか。 |
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感觉好像,以前,老师是或者自己解释的时候就像我刚才那样,但是大概书面的文章,他对于旧情报是这样定义的还是第一次看。 |
おそらく,以前,先生か自分で考えたときも今言ったような感じでしたが,ただ文に書いてある,彼[論文著者のこと]が旧情報とはこういうものであると定義しているのはおそらくはじめて見ました。 |
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ああー,先生のお話で聞いてて。 |
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以前,以前看起他的论文的时候,看新情报旧情报,首先一看到的时候就自己的脑袋里的想的旧情报肯定是,大家都知道的事情。 |
前,前に彼[論文著者のこと]の論文を読んだとき,新情報と旧情報というのを見ました。一番最初に読んだときに頭に浮かんだのは,旧情報というのは,みんなが知っていることに違いないということです。 |
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と思ってたんですね,今までね。でもここだとちょっと違うかなと思ったんですね。 |
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第一次看了旧情报是这样的定义。 |
旧情報のこういう定義ははじめて見ました。 |
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んー,じゃあ特に違う,あっこれも言うのかと意外に思ったのはどのへんですか。 |
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也谈不上是意外,只不过就是翻译,翻译前两段的时候,知道他说的是关于旧情报的解释。但是看见了,写的日语,必须给按照他这个一字一字的翻译不可能是,把内容全部脱离按照自己的内容解释。所以,感觉翻译起来不是很顺序的内容。 |
意外とまではいきませんが,翻訳のときに,最初の2行を訳したときに,旧情報の説明について言っているんだなとわかったにすぎません。ただ書いてある日本語を,見て,一字一句を翻訳することができないのは,書かれている内容が自分の理解と離れていたので,なので,訳すとちょっと順序だってない感じなんですけど。 |
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なるほどね。あのーここなんか1行目[行番号30,論文18ページ「2.新情報と旧情報」の部分1行目]に「もの」のあとで点がありますよね。2行目も「もの」のあとでまた点がありますよね。これは文が途中で終わらないで,どこかにまた続いているわけですよね。この場合はどこに続いていますかね。「もの,」でまた「もの,」てあるんですけど。あまり気にしなかったですかね。 |
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这个它整个的一个,我感觉整个的一句。句子没有说完,它这整个是作为一个单词来使用。「もの」前边儿的加了一下修饰的称呼。 |
ここは全体で一つ,全体で一文だと思います。文は終わってなくて,この一文で一語として使われています。前の文が「もの」を修飾していると思います。 |
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じゃあここはもうそういうものです,ってです,ですでここで一回切るような感じでいいですか。 |
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这个,分开了一下。我认为。 |
ここは,分けることができます。そう考えます。 |
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できます。あー。ああじゃ,もうここであの,えーと,「入っている」「入っているもの」です,それから次も「何々ができるもの」です。 |
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我认为,我认为不应该这样。 |
私はそう思い,そう思いません。 |
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じゃない,違うの?じゃあちょっと教えてください。どういうふうに,この「もの,」はどういうふうに思いますか。 |
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它这一句话就是,它这只是分开了种情况。它这边说的就是说,对手,就对方已经掌握到的东西,理解到的,自己所掌握到的东西。就是作为,作为知识自己拥有的一些东西。它就说后面是所谓的,就是并列的后面是说从某种状况来说,自己理解到的,类推倒的东西。它们整体做一个主语的形式。 |
ここの一文はつまり,状況を分けているだけです。ここで言っているのは,相手,相手が知っている,理解しているものについて,自分が理解している,ということです。つまり,知識として,として,自分が持っているものです。後ろで言っているのは,並列して後ろで言っているのは,ある状況から,自分が理解できる,類推できるものです。これら全体で一つの主語の形になります。 |
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なるほどね。 |
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像这样的东西它被,一般,被大家,真理说地认为旧情报。 |
こういったことが,一般に,みんなに,真理として,旧情報とみなされています。 |
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あーなるほどね,じゃあこの「もの」一つめと二つめと,この二つの「もの」がありますよと。でこの一つめ二つめは「一般的な真理」ということでまとめますよ,ということなんですね。はいはい。すみませんいろいろ。時々そういう変な質問しますから気にしないでください。じゃあ次にいきましょうか。いいですかね。はいどうぞ。 |
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p.18 |
例えば,AがBに友人のJohnが車にひかれたことを伝えようとして次の(1)を発したとしよう。 |
下面的这个例子。Aさん,Aさん,Aさん对Bさん的朋友。Bさん,啊,Bさん的,啊,ちょっと待って,Aさん想要把,把这件事情传达给Bさん。就是Bさん的朋友John,被车子撞了这件事情,想要传达给B,就下面的句子。英文还要翻译吗。 |
以下の例。Aさん,Aさん,Aさん,AさんはBさんの友人です。Bさん,あ,Bさんの,あ,ちょっと待って,Aさんはしたい,このことをBさんに伝えたいです。それは,Bさんの友人のJohnが,車にひかれたことを,Bに伝えたいです,下の文をです。英語も訳しますか。 |
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[通訳者がデータ収集者に尋ねる]英語はどうしましょうか,先生。 |
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英語もありますよね。中国語に訳して,はい。 |
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p.18 |
(1) A car run over John.
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一辆客车把,把John,撞了John。 |
一台の車が,Johnを,Johnをひいた。 |
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p.18 |
(1) は情報伝達上好ましい発話ではない。 |
像(1)这样的情报,[行番号61,論文18ページ「2.新情報と旧情報」の部分9行目の文章を読み上げる]查一下。[辞書を使って,「好ましい」と入力する。何の辞書かは不明。]自己知道的是令人愉快。结果也还是,还是令人愉快。 |
(1)のような情報,[行番号61,論文18ページ「2.新情報と旧情報」の部分9行目の文章を読み上げる]ちょっと調べます。[辞書を使って,「好ましい」と入力する。何の辞書かは不明。]自分が知っているのは人を楽しませるという意味なんですが。やっぱり出てきたのも,人を楽しませるです。 |
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あー。その辞書はえーと,グーグル辞書ですか。 |
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江沪,小D。在中国,中国人经常使用的。江,沪,小D。あっすみません。沪江小D。 |
ジャンフー,シャオD。中国では,中国人はよく使います。ジャン,フー,シャオD。あっすみません。フージャンシャオD。 |
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あー,なんていうんですかね。ジャンフー。あ,逆ですね,フ―ジャンシャオディ。あなるほど。 |
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因为中国好像是有一个沪江小D,沪江网。在上网很多人用。 |
というのは中国にはフージャンシャオD,フージャンネットみたいなものがありまして。ネットでは多くの人が使ってます。 |
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あーなるほど。そういう网[「ワン」と中国語で言う]とかの。あーなるほど。ありがとうございます。 |
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对于(1)这样的情报,像这样的,像这样的表达,不是有人很满意的。 |
(1)のような情報,このような,このような表現は,人を満足させるものではありません。 |
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p.18 |
これではAはBに対して配慮した発話をしていないことになる。 |
在这里,A对于B的,A对于B的考虑,[ぶつぶつ日本語で読む]啊,在这里就是A没有A考虑到,没有充分的考虑到,就是说话场合的时没有考虑到B的,没有考虑到B。 |
ここでは,AはBに対して,AはBに対する考慮,[ぶつぶつ日本語で読む]あ,ここではAはないAは考慮していない,十分に考慮していない,つまり話をするときにBのことをよく考慮していない,Bのことを考慮していない。 |
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p.18 |
出だしが a
car となると,不特定の車の1
台 しか指 さないことになり,余りにも漠然としてしまうので,Bにとっては理解する上である程度の負担は避け られ な い。 |
就是结果来说出了,就是把客车作为做主语「a carとなると」,[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう]就是说,就是在这句话,A想要表,想要向B传达,他的朋友被John撞了这个事实。像英语是这样的直接地翻译,一句,一句话让客车把John撞了。这样的句子放在日语里令人不是很满意的。因为A没有考虑到B的,A没有考虑到,说话的时候没有虑到B。 |
つまり結果から言えば,車を主語となる「a
carとなると」として,[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう]つまり,つまりこの文では,Aが言いたいのは,Bに伝えたいのは,彼の友人がJohnに車で引かれたということです。英語のように直接翻訳すると,一文,一文で,車がJohnをひいたよ,となります。こういう文は日本語の中に置くと満足のいくものではないです。なぜならAはBを十分に考慮していない,Aは十分に考慮していない,話をするときBを十分に考慮していないからです。 |
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就单单的只是说出来一辆车,不特定的一辆车。就没有重视这个关系。对于,对于B来说理解起来也有一定的负担的那种。就是,我理解的意思就是,不知道,到底是因为车的原因撞了John,还是因为车的原因。就是双方的,原因不是像很明确的。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう]还是这个的原因,John。 |
ただ一台の車,不特定の一台のことを言っているだけです。この関係を重視していません。Bにとって,とって,理解するのに負担がかかります。つまり,私の理解した意味は,車がJohnをひいたのはJohnのせいなのか,それとも車自体に原因があるのかわからない,ということです。つまり,両方に,原因ははっきりとしていません。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう]この原因です。John。 |
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あーそういうこと。じゃあその排除していないっていうのは,車のせいなのかJohnのせいなのかがよくわからないので,よくないって言ってるんですね。 |
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它,对。 |
それは,はい。 |
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p.18 |
この場合は,むしろ次の(2)のような受動文とすべきである。 |
啊,像这样的场合,下面,下面(2)的,受动文,应该是像下面(2)的这样的受动文来表达。说,中文,「被这个客车撞了」。所出来的John对于,根据他,根据这个他来说,对于听者来说,对于听者来说能很,就是,立刻清楚明白。因为这个明,这个句子是明显是受动部分。 |
あー,このような場合,次の,次の(2)の,受動文,次の(2)のような受動文で表すべきです。中国語では,まあ,「この車にひかれた」です。出されているJohnは,彼[聞き手]によると,この彼にとっては,聞き手にとって,聞き手にとってはできる,つまり,ただちに明らかなものです。なぜならこの,この文は受動部分がはっきりしているからです。 |
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p.18 |
(2)John was run over by a
car. |
后边的「was」,「run over」。「run over」是被动的。还有后面的「by」是被,からだ。 |
後ろの「was」,「run over」。「run over」は受動です。さらに後ろの「by」は「被」なになにされる,にあたるからです。 |
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p.18 |
AがBに対して(2)を発話するとなると,この二人はお互いにJohnを知っていることになるはずである。 |
A对于(2)的整个说话来说,这两个人,这两个人相互应该对于John的事情都是了解的。 |
Aの(2)についての全体的な話からすると,この二人は,この二人はお互いにJohnについて理解しているはずです。 |
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p.18 |
Bにとって知らない人間の話を聞かされたら,全くトンチンカンな話しになってしまうからである。 |
如果对于B来说, 不,B是作为不知道的人,对于John不知道的人来听到了这样的话,[行番号76,論文18ページ「2. 新情報と旧情報」の部分17~18行目の文章を読み上げる]すみません,ちょっと。[辞書を使って,「トンチンカン」と入力する。何の辞書かは不明] |
もしBにとって,いや,Bは知らない人だとして,Johnについて知らない人がこの話を聞いたとすると,[行番号76,論文18ページ「2.
新情報と旧情報」の部分17~18行目の文章を読み上げる]すみません,ちょっと。[辞書を使って,「トンチンカン」と入力する。何の辞書かは不明] |
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かたかな語ですね。 |
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「トンチンカン」应该是「どうじょう感」。[暫く無言で読み続ける。]たぶんこれですね。 |
「トンチンカン」たぶん「どうじょう感」。[暫く無言で読み続ける。]たぶんこれですね。 |
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とんち。とんちの効く人。ふうん。違う辞書ですか。 |
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ネットだけ,ヤフーの見たい。 |
ネットだけ,ヤフーの見たい。 |
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ああなるほどね,ヤフーね。 |
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出てこない。 |
出てこない。 |
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ありましたか。 |
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恩,翻译成是,骂人的话,解释说,没文化足不够用。 |
んー,訳すと,罵る言葉。説明では,教養がない,知識がない,役立たずという意味です。 |
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あ,そういう感じなんですね。 |
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p.18 |
従って,John は A とB 両方にとって既知の対象であるから, 旧情報と見なされる。 |
恩,应此,恩,John作为AB两方都作,都既知的对象来说,[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう]John是AB两方,作为AB两方都,都熟悉的对象。应此可以被看作是旧情报。 |
んー,そこで,んー,JohnはAB両方にとって,既知の対象として,[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう]JohnはAB両方が,AB両方がどちらもよく知っている対象です。そこで旧情報とみなすことができます。 |
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87 |
p.18 |
以上2つの例から推察するに, 発話文の出だしには旧情報が用いられると, 聞き手にとっては理解しやすいようである。
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从以上的两个例子来考察来看,恩,说话文章所,所引用的旧情报,对于听者来说理解起来非常方便。 |
以上の2つの例から考察すると,んー,発話文が,出している旧情報は,聞き手にとって理解にとても役立つものです。 |
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88 |
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ありがとうございます。じゃあさっきの「『トンチンカン』の話になってしまう」って,どういう意味だと思いますか。 |
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89 |
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它前面不是说,恩,A如果对B的话,如果像(2),例文(2)这样的。这两个人对于John的事情都,ちがいます。[通訳者が参照箇所を間違ったので,通訳者に対して「ちがいます」と言う]如果要是作为,B和John,之间是作为陌生关系的人,来讲的话,他听到这个事情的时候,我感觉这个「トンチンカン」就是,就是施措无措,不知道对方所要表达的是什么。 |
前のほうで言った,んー,AのBについての話なら,もし(2)のように,例文(2)のような,この二人[「A」と「B」のこと]がJohnについて,ちがいます。[通訳者が参照箇所を間違ったので,通訳者に対して「ちがいます」と言う]もしも仮に,BとJohn,を見知らぬ人どうし,だとすると,彼[「B」のこと]がこの話を聞いたとき,「トンチンカン」になるんじゃないでしょうか。つまり,どうしようもなく,相手が何を言いたいかがわからないということです。 |
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90 |
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因为,因为John对于B来说,还是一个新情报。如果他单独把John作主语,John was run over,单独,就是,两个人,说话,谈话,突然之间出现了一个第三者,对于听者,听者B,B和John不熟悉来说,感觉很,很突然。 |
なぜなら,なぜならJohnはBにとって,新情報だからです。もしJohnだけを単独で主語にして,John
was run
over,単独で,つまり,二人で,話して,話して,突然第三者が出てくるので,聞き手にとっては,聞き手のBにとっては,BとJohnがお互いによく知らない関係だったらとても唐突な,感じがします。 |
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91 |
p.18 |
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あ,じゃあその2番の文はジョンが最初に出ているので,もしジョンを知らない人が聞いたら,なんだろどうしたらいいかって思ってしまう。 |
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92 |
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我感觉这(1)和(2)它所要表达的是对于新情报和旧情报。如果两个人,比方说我和老师,せんせい作为第三者,如果我们两个人,都了,都认识你的话,这个时候我们两个人谈话说,「せんせい被车撞了」。「せんせい」作为主语是很自然的。但是如果,作为听者的,听者的彼此你们两个人没有认识在这里「知らないとき」,如果同时提到你的话,对方来说,感觉很不可思议的。为什么提到了你的陌生的名字。如果这样说到文,说的话,我还要,我还要费很长的时间去给他解释一下是谁。同时, |
この(1)と(2)が言いたいのは新情報と旧情報についてではないでしょうか。もし二人が,たとえばわたしと先生[データ収集者のこと],先生を第三者として,もし私たち二人[協力者と通訳者のこと]が,わか,共にあなた[データ収集者のこと]を知っていたとしたら,このとき私たち二人は「先生は車にひかれた」といいます。「先生」を主語にしてもとても自然です。でももし,聞き手が,聞き手とあなた二人[聞き手とデータ収集者のこと]がお互いに知らない人.ここでいう「知らないとき」だとしたら,同じくあなた[データ収集者のこと]のことについて話しても,相手は,すごく変な気がすると思います。なぜ知らない人の名前なんか出すのだろうと。もしこんなふうに話をすれば,話すなら,さらに長い時間をかけて誰のことかわざわざ説明しなくてはなりません,なりません。同時に, |
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93 |
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ああなるほどね。じゃあ問題ないですね,ここはね,はーい。 |
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94 |
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[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,行番号87,論文18ページ「2.
新情報と旧情報」の部分19~21行目の文章「出だしが」からを再度言ってもらう。] |
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95 |
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だしが,あ。 |
だしが,あ。 |
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ああ私もそれ思いましたね。この「出る」っていう漢字とひらがなの「だし」。これな,これはなんだと思います?「出るだしが」とか。 |
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97 |
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其实,前面的这个,「が」前面的这个,「だし」。这个,読みかたは。 |
実は,前のこれ,「が」の前のこれ,「だし」。これ,読みかたは。 |
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よくわからない。 |
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99 |
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前面的「が」前面的这个字和John所要表达的意思是,其实是一个意思。它只不过是说对于文章中出现的。出ているの,John。 |
前の「が」前のこの字とJohnが言いたいことは,結局一つのことです。文章中に出現しているものというだけのことです。出ている,John。 |
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100 |
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あー,そうか。出ていること,あー文の中に出ていること。なるほどね。はいはい,あのー,ここにもありますよね。ねえこれ。その文の中にでていること。ありがとうございます。はいすみません。 |
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101 |
p.18 |
これと同じことが日本語でも言える。 |
[読み飛ばす。] |
[読み飛ばす。] |
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102 |
p.18 |
(3)車が太郎をひいたんだよ。 |
啊,接下来第3。第3。车子把太郎给撞了。车子撞了太郎。 |
あー,次は第3。第3。車が太郎をひいた。車が太郎をひいた。 |
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103 |
p.19 |
これは太郎が車にひかれたことを伝えようとする発話ではなく,むしろ太郎が電車やバイ クにひかれたと言 うより車にひかれたことを伝えているにすぎない。 |
哦,在,在这里,太郎被车子想要传达的,传达的,并,并不仅也单单是太郎被车子撞了这件是。恩,[行番号103,論文19ページ25行目「むしろ太郎が」とつぶやく]太郎被,被电车或者是,或摩托车,撞了或这些相比。被车子撞了,只不过是要传达被车子,被车撞了。只不过是要传达,传达被,被车撞了。用词的话,简单的解释一下它说的[以下聞き取り不能]他这所以是把车,車[「くるま」と日本語で発音する]作为主语,车被,车把太郎给撞了。他要传达的不单单是太郎被撞了这一件事,强调了,强调了撞太郎的不是电车,不是摩托车,是車[「くるま」と日本語で発音する]这件事情。 |
あー,ここ,ここでは,太郎が車に,言いたいこと,言いたいことは,でなく,ただ単に太郎が車に引かれたというだけのことではありません。んー,[行番号103,論文19ページ25行目「むしろ太郎が」とつぶやく]太郎は,電車もしくは,バイクに,ひかれたあるいはこういう類のことをされ,されました。車にひかれたことを,伝え,伝えているにすぎません。言葉で,ここを簡単に説明すると[以下聞き取り不能]なので車,車を主語として,車は,車が太郎をひきました。ここが言いたいのはただ単に太郎が車にひかれたということだけではなく,ひいたのは電車ではなく,バイクではなく,車だということを,強調,強調しています。 |
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104 |
p.19 |
このような発話では,太郎が何かにひかれたと言うことが前提になっている。 |
像这样的,像这样的讲话,太郎为什么所,太郎,太郎为什么所撞了这样事情作为前提。 |
このような,このような発話,太郎はなぜ,太郎,太郎はなにかにひかれたかということが前提になっています。 |
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105 |
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従って,太郎が何かにひかれたことが旧情報 となり,「車が」の部分は新情報となるわけである。 |
因此,太郎为什么所撞了这件事情是做旧情报。车子的部分是作为,应该作为新情报。 |
したがって,太郎はなにかにひかれたかということが,旧情報です。車の部分は新情報となる,なるはずです。 |
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106 |
p.19 |
話し手が聞き手に,単に太郎に起こったある事故について伝えようとするならば,次の(4)のように言うのが最も自然であろう。 |
恩,说话者对于听话者来说,恩,单存的,单存的,如果单存的是传达太郎,所引起的交通事故,像下面(4)这样的发言是最自然的。 |
んー,話し手が聞き手にとって,んー,ただ単に,ただ単に,もしただ単に太郎に,起こった交通事故について伝えたいのなら,以下の(4)のような発言がもっとも自然です。 |
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107 |
p.19 |
(4 )太郎は車にひかれたよ。
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太郎,太郎被车子撞了。 |
太郎,太郎は車にひかれた。 |
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108 |
p.19 |
この場合も, 太郎は話 し手と聞き手の両方にとって既知の対象であろうから,旧情報が文頭に来た方が自然な発話となる。
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在,在这种场合,这个场合,太,恩,太郎对于说话者和听话者的两方来说,都是已知的对象。作为旧情报,放在,放在,文章的最前面来,来说,来说的话很自然。 |
この,この場合,この場合,太,んー,太郎は話し手と聞き手の両方にとって,既知の対象です。旧情報として,文の一番前に,置かれ,置かれ,来る,来るのが自然です。 |
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109 |
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うん,特に問題ないですね。ここね。はい。 |
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110 |
p.19 |
上の例で述べたように,不定名詞が文頭に出た時には,この名詞が旧情報として機能出来ない。 |
像上面例文所叙述的那样,不定冠词在文章的开头出现的时候,这样的名词,这样的名词,不能作为,不能作为旧情报来表示。 |
上の例文で述べたように,不定冠詞が文章の頭に出るとき,この名詞,この名詞,旧情報としてできない,表現されていません。 |
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111 |
p.19 |
従って,そのような文は特別な文脈を考えないと通じないことがある。 |
因此,像这样的文章来说,必须考虑,必须考虑它特殊的,文章关系。 |
したがって,このような文においては,考える必要がある,特殊な,文の関係を,考える必要があります。 |
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112 |
p.19 |
(1)~(4)の例における run over,ひくと言った動作動詞よりも,次のような状態を表す例の場合がもっとはっきりする。 |
像,在(1)至(4)的例文中,恩,撞般这样的动,动词,动,[通訳者の訳を聞いて言いなおす]动作动词,像下面的状态,下面的状态表示,能更清楚。 |
(1)から(4)の例において,んー,ひかれたというような動,動詞,動[通訳者の訳を聞いて言いなおす]動作動詞は,次のような状態,次の状態の表現が,もっとはっきりします。 |
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113 |
p.19 |
(5)a.?A box is empty. b. The box is empty. |
(5)a是,前面一个问号,一个箱子是空的。 b的表达方式是,这个箱子是空的。 |
(5)aは,前にクエスチョンマーク,[一つの]箱が空です。
bの言いかたは,この箱は空です。 |
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114 |
p.19 |
(5a)のように,不定名詞を用いると「箱というものは空だ」と言う変な意味になるか,あるいは「一箱が空だ」と言うような何か特別な文脈でのみ可能な文になってしまう。 |
像(5),像(5a)这样的例子,用了不定冠词,如果用了不定冠词的话,它的翻译,用翻译成日语是,「箱子是空的」。或者说,「一个箱子是空的」。这样,恩,この,像这样,有什么特别的文脉在里面,可能有什么特,特别的,文章前后可能有什么特别的关系。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]就是,它前面所说的,如果用了不定冠词的话,箱子是空的,或者是,一个箱子是空的这样的文章,它有可能前后是有某种关系。可能。 |
(5),(5a)の例のように,不定冠詞を用いて,もし不定冠詞を用いるなら[通訳者は「用いないなら」と訳す],翻訳は,日本語に翻訳するなら,「箱は空です」となります。あるいは,「一つの箱が空です」となります。この,んー,この,このように,何か特別な文脈があって,[暫く無言]おそらく何か特別な,特別な,文章の前後に何か特別な関係があります。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]つまり,前に言っているのは,もし不定冠詞を使ったとすると,「箱が空です」となるか,あるいは,「一つの箱が空です」という文になります。この文章の前後にはおそらく何らかの関係があります。おそらく。 |
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115 |
p.19 |
定冠詞を用いた(5b)では,ある特定の箱を指 し示すことが出来るから,話者と聴者の両方の意識にのぼるものである。 |
定冠词,定,如果用了定冠词(5b)的场合,特指某个箱子,所以作为,听,听者和说者的都双来说都是有意识。有意识的。 |
定冠詞,定,もし定冠詞を用いた(5b)の場合,ある特定の箱を指し,そこで,聞き,聞き手も話し手も両方にとって,共に認識できるものです。認識できるものです。 |
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116 |
p.19 |
従って,the
box は旧情報と言うことになり,旧情報が文頭に来る(5b)は安定した発話文と言うことになる。 |
因此,这个箱子是作为旧情报而言。[通訳者のために再度言う]作为旧情报而言。旧情报在文章的前面,(5b),放着在这里就自然而然的,放在这里来讲。 |
したがって,「この箱」は旧情報と言えます。[通訳者のために再度言う]旧情報と言えます。旧情報は文の前にあり,(5b)では,ここにあるのは自然です,ここにあるとして考えても。 |
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117 |
p.19 |
日本語の場合も,「箱は空だよ」と不定名詞を用いて言われれば,「どの箱が?」 と聞き返すかもしれない。 |
日本语的场合,箱子是空的,和不定,和不定冠词是,如果使用不定冠词的来说话,哪个箱子,听者听了这个问题,会还,会问一声哪个箱子。 |
日本語の場合,「箱は空だ」,と不定,と不定冠詞は,もし不定冠詞を用いて言えば,「どの箱が」,聞き手はこの質問を聞いて,返す,「どの箱か」と聞き返すかもしれません。 |
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p.19 |
むしろ,「あの箱空だよ」 と特定化 して言う方が,聞き手にとって分かりやすい。 |
这,这个箱子,特定化来说的话,对于听者来说是非常容易理解的。 |
「この,この箱」と,特定化して言うと,聞き手にはとてもわかりやすいです。 |
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119 |
p.19 |
このように,英語でも日本語でも発話文の出だしは,特定化出来る名詞,即ち旧情報となり得る名詞が現れた時に,より自然な発話文となる。 |
像这样,只,只是用英语也好,日语也好,对于,所传达出来的东西,特定化出来的名词,就是所谓的旧情报。用名,用名词表现的时候,比较自然的说话文章。 |
このように,でも,英語でも,日本語でもいいんですが,伝達されるもの,特定化した名詞,について,旧情報ということができる。名詞,名詞を使ったとき,比較的自然な発話文になります。 |
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120 |
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これはあの,簡単に言ったらどんなことを言っていますか。 |
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121 |
p.19 |
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还是在,大,大部分的在表达是什么旧情报是什么新情报。就是,双方都知道的事情。如果要双方都知道的事情要表达的时候,大概一定要把,它作为旧情报放在主语就是作为主格,放在,放在文章的前头。 |
やはり,だい,だいたいのところが言っているのは何が旧情報で何が新情報かということです。つまり,双方が共に知っているものです。もし双方が共に知っていることを言いたいときは,おそらく必ず,旧情報を主語に置く,つまり主格として,文の先頭に置き,置きます。 |
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んー,じゃあ最初に持ってくるのはこの英語の5番[(5)のこと]でいったら[aかbの]どちら。 |
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a和b的区别我看以为是,放在日语里,放在英语里,没有什么问题。 但是若放在日语里,突然之间没有前后文脉的关,不考虑前后的文脉的关系,突然,突然之间出现了一个像(5a)这样的表达方式,一个箱子是空的。但是对于听话这来说,就会产生怀疑,到底是哪个箱子。因为它不特指的。对于B来说,啊,对于B来说,这个箱子,这个箱子,特,因为是特指,肯定作为听话方和说话方大家都知道哪个箱子。所以它放在文头也是就,也就,所表示,旧情报。 |
AとBの区別は思うに,日本語の中に置いて,英語の中に置くのは問題はないです。ただもし日本語の中に置くとしたら,突然前後の文脈の関,前後の文脈の関係を考慮しないで,突然,突然(5a)のような「ひとつの箱は空です」という表現になります。でも聞き手にとっては,疑問が浮かびます,「いったいどの箱なんだろう」と。なぜなら特定していないからです。Bにとって,あ,Bにとって,この箱は,この箱は,特,特別に指定してるものなので,聞き手も話し手もみんなどの箱か知っているはずです。なので,文頭にも置いて,つまり,旧情報を表しています。 |
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じゃあこの英語だったら特に問題はないってこと,どちらでもいいってことなんですよね。 |
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那也是,我感觉也是根据说话场合。a的字,a的字,它本身它代,所表达的就是不一样。a就是它放置,[通訳者がつまったので再度言う]不定冠词,就是所谓的不定冠词。因为b,b的场合它加了字是特指,特指某个东西。 |
それでもいいです。話の場面によると思います。aの字,aの字,が本来,表しているのは同じことではありません。aは置かれます,[通訳者がつまったので再度言う]不定冠詞,つまり不定冠詞だからです。なぜならb,bの場合,特定する文字を加え,あるものを特定しています。 |
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じゃあやっぱり英語もbのほうがいいのかな。それともあんまり変わらない。状況によって変わる。 |
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我,我只是这个还是放在具体的文,文章后来说。 |
私は,やっぱり具体的な文,文章に置いてから判断しないといけないと思います。 |
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じゃあ英語だったら状況によって変わるかもしれなけど,日本語だったらbの言いかたがいいということかな。あとは,ここの4番の下の3行目下[行番号110,論文19ページ9行目]のところで,ここね,不なんとかってありますけど,これはどういう意味ですか。 |
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129 |
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不定,不定名词。 |
不定,不定名詞。 |
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130 |
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不定,不定名词。它所说的也就是像,就是,像(5a)所说的A box不定冠词。具体不知道什么的东西。只是放置的一个东西。 |
不定,不定名詞。ここで言っていることはつまり,つまり,(5a)のような,「A
box」のような不定冠詞。具体的にどれかを指してないものです,ただそこに置かれるものです。 |
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131 |
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あー具体的に指してない一言ね。なるほど。あのちょっと不定冠詞ってちょっとさっき言われてたみたいなので。冠詞のことを言ってらしたのかな。それとも。 |
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因为英语里它不是有冠词分为特指的,不定的。[聞き取り不能]记不清了它放在不定冠词,特指冠词,还有其它等等的,冠词它是一个单在放着。 |
なぜなら英語では特定,不定を分ける冠詞はありません。[聞き取り不能]よく覚えてませんが,不定冠詞,定冠詞,それから他のもの,冠詞はただ置かれるものです。 |
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うん。じゃあここは冠詞のことを言っているのかな。英語で言うと。 |
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啊,啊,不定名词。它这个不定名词其实和下面。啊,我明白,我明白。它的不定名词也就是说,这为比方说,聊天的,聊天的说话者和听话者来说,提到的第三个词。第3个词如果作为两方都是已知的事项,它作为一个特定的名词来说话。比方说刚才那说「せんせい」。 |
あ,あ,不定名詞。この不定名詞と下のところ。あ,わかりました,わかりました。不定名詞もつまり,たとえて言うと,会話,会話の話し手と聞き手が,話に挙げた第3の言葉です。第3の言葉がもしも両方がすでに知っているものだったら,これは特定の名詞ということになります。たとえば,さっき言った「先生」。 |
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ふたりが知らないものっていう意味ね。この不なんとか名詞。 |
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136 |
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如果,如果作为两方中一个人,听者不知道第三方John是谁。说话者如果是说出John的名字时,对于听者来说John,どのJohn,どなたですか。 |
もし,もし両方のうち一人が,聞き手が第三者Johnが誰か知らなかったとして,話し手がJohnの名を出したとしたら,聞き手はJohn,どのJohn,どなたですか。 |
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137 |
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あじゃあ両方知らないことっていうのね。聞いてる人も話している人も知らないこと。 |
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138 |
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不一定是。作者, |
必ずしもそうではありません。筆者, |
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それか聞いている人が知らないこと。そうね。聞いている人が知らないもの,のこと。 |
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140 |
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あはい。 |
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じゃあ不定名詞と不定冠は違うんですよね。 |
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あ,はい。是不一样。 |
あ,はい。違います。 |
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違うんでですよね。うん。じゃあ日本語には冠詞はありますか。 |
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144 |
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[暫く無言で考える。]日语里面。数量词。 |
[暫く無言で考える。]日本語では。数量詞。 |
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145 |
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冠詞っていうのはあると思います?日本語で。 |
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146 |
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应该,应该是有。 |
おそらく,おそらくあります。 |
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ああたとえば数詞みたいなもの? |
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148 |
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はい。 |
はい。 |
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149 |
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ああーなるほど。はいはい。わかりましたー。特に問題のあることはないかな。 |
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150 |
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[暫く無言で考える。] |
[暫く無言で考える。] |
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151 |
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あ,あとね,ちょっと小さいことでさっきのところに戻りますけど,3行目の「となるわけである」[行番号105,論文19ページ2~3行目],なんかここを「情報となるべきです」ってA[協力者の姓]さんは言ったので。 |
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152 |
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「車が」。前面的这个单词。 |
「車が」。前のこの単語。 |
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153 |
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車の部分は「新情報となるべきです」っていうふうに言ったからね。 |
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154 |
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应该是作为什么什么的。 |
何なにになるべきです。 |
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155 |
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なるべき,なるべきか,なるだろう。[应该という中国語はどちらにも訳せることを通訳者がデータ収集者に言う。] |
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156 |
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应该はどっちかなって思ったんですね。「だろう」のほうですか,それとも「べき」のほうですか。どっち。どっちでもいい。どっちだと思います。日本語になおすとしたら。 |
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157 |
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应该是翻译成,应该,还是「はず」。「新情報」[「しんじょうほう」と日本語で発音する]。应该是「はず」。 |
「应该」を訳すなら,「应该」,やっぱり「はず」です。新情報。应该は「はず」。 |
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158 |
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はず。はい,なるほど。はず。新情報となるはずです。はいはい。オーケーです。じゃあちょっと休みましょうか。5分休憩。 |
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159 |
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それじゃあ今度はあの,「トンチンカン」で調べたときに,なんか悪口,罵る言葉で,教養がない,知らない,知識がないって書いてあったでしょ,これね。それでここの意味をきいたときにA[協力者の姓]さんは,「そんな知らないこと言われたらなすすべがない」とおっしゃったんですね。それでなんか,なすすべがないとこれ,なかったのに,どうしてそういうふうに考えたのかなと思って,そういうふうにきく,と思ったんだけど,それはどうして。もう意味から,前後の意味からそういうふうに言ったのかな。 |
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160 |
|
|
えーと,この単語はもし,かん,あ,たんに聞いたらこの意味です。でも文のなかで,前後の関係は考えみると思って。 |
えーと,この単語はもし,かん,あ,たんに聞いたらこの意味です。でも文のなかで,前後の関係は考えみると思って。 |
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161 |
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あーなるほどね,だから知識がないと悪口で訳すとちょっと変だから。 |
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162 |
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そんな直接な意味じゃないで,婉曲な。 |
そんな直接な意味じゃないで,婉曲な。 |
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163 |
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あー婉曲だと思ったのね。 |
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164 |
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はい。 |
はい。 |
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165 |
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こう悪口じゃなくて,ここでは, |
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166 |
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ええ。 |
ええ。 |
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167 |
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なんだろ,えー,でも知識がない,教養がないって意味,って訳さなかったから,どうしてかなって思ったんですよね。やっぱ,ここで,前後で知らない人の話をきいて,どうしていいかわからないって,たぶんそうだろうって思ったのね,前後から。 |
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168 |
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はい。 |
はい。 |
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169 |
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わかりました。ありがとうございます。 |
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170 |
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じゃあ3番からおねがいします。 |
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171 |
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3.主題の題述 |
下面3番は[「さんばん」と日本語で発音する]主题和题述。 |
3番は主題と題述。 |
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172 |
p.19 |
前のセクションでは,旧情報を表す定的な要素が文頭に現れた方が,発話文として好ましいと述べたが,これは何故であろうか? |
前面的,在前面的部分,恩,旧情报所表达的,特定的要素,要素放在,放在文头,恩,[ぶつぶつ日本語で読む]作为,作为说话的文章来说,虽然是令人满意的陈述,这是因为什么原因哪。 |
前の,前の部分では,んー,旧情報を表す,特定の要素,要素は,文頭に置かれ,んー,[ぶつぶつ日本語で読む]として,発話文としては,好ましい表現方法ですが,これはなぜでしょうか。 |
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173 |
p.19‐p.20 |
これに答える前に次の英文を考慮して見よう。
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在回答这个问题之前,让我们先看一下下面的英文的。 |
この問題に答える前に,次の英文を見てみましょう。 |
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174 |
p.20 |
(6)Laura Ingalls Wilder was the author of what is considered by
many people to be the most acclaimed set of chirdren’ s books ever
written.They were and are universally popular with both critics and children
alike. |
人名我不知道,就是这个人。这个人来代替。这个人是作为一个作家,被,被认为,被很多人,她所认为的她所考虑的[暫くぶつぶつ中国語で訳しながら読む。「考虑的」のあとは聞き取り不能]啊,这个人是一个,是一个作家,什么样的作家,恩,她所想的从经被许多人们认为,啊,她写的许多关于儿童的书从经写过许多关于儿童的书,被人们看作是最重要的,我查一查这个,「acclaim」。[辞書を使って,「acclaim」と入力する。何の辞書かは不明。] |
人名はわかりません,この人,この人ということにします。この人は作家として,される,考えられ,多くの人に,彼女が考える考慮する[暫くぶつぶつ中国語で訳しながら読む。「考虑的」のあとは聞き取り不能]あ,この人は,この人は作家で,どういう作家かというと,んー,彼女の考えたことがこれまで多くの人に,あ,彼女は児童向けの本を書いています,これまで多くの児童向けの本を書いてきて,人々に最も重要と思われ,ちょっとこれを調べます,「acclaim」。[辞書を使って,「acclaim」と入力する。何の辞書かは不明。] |
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175 |
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はい。「acclaim」。 |
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欢呼喝彩,欢呼喝彩。啊,大概就是说,这个人是一个作家,什么样的作家来说是,她从经写过一许关于儿童的书些。被人们,被人们所称赞,赞赏,这样的一个人。[ぶつぶつ日本語で読む。]啊,这些书是,是如此的受欢迎的,对于这些批判者和儿童来说。 |
賞賛される。賞賛される。あ,たぶんつまり,この人は作家で,どんな作家かというと,いままで児童向けの本を書いてきた人です。人々に,人々に褒められ,賞賛される,そういう作家です。[ぶつぶつ読む。何語かは不明。]あ,これらの本は,このように人気があります,批評家と子供たちにとっては。 |
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177 |
p.20 |
これは『大草原の小さな家』の作者ローラ・インガルスについて述ぺたものの一部であるが,この2つの文の主語 Laura Ingalls Wilder と they の働きを見てみよう。
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恩,这是大草原,『大草原的小家』的作家,这个人是说的一部分。在这个,在这两个文章的主语,一个是这个[「Laura Ingalls Wilder」の部分を指さして],另一个是They,的,动作。 |
んー,これは大草原,『大草原の小さな家』の作者で,この人が述べたものの一部です。この,この二つの文の主語,ひとつはこれ[「Laura Ingalls
Wilder」の部分を指さして],もう一つはThey,の,働きです。 |
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178 |
p.20 |
最初の文の主語
Laura Ingalls Wilder を,読者の中には知っている人もいるだろうし,また知らない人もいるだろう。 |
最初的,最初的文章的主语,这个人,恩,在读者,对读者来说,应该有人知道。应该有人知道的。或是也有人不知道的。 |
最初の,最初の文の主語,この人,んー,読者,読者にとっては,知っている人がいるはずです。知っている人がいるはずでしょう。また知らない人もいるでしょう。 |
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179 |
p.20 |
従って,これは必ずしも旧情報とはならない。 |
因此,没有必要把它成作为旧情报。 |
したがってこれを旧情報とみなす必要はありません。 |
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180 |
p.20 |
しかし, この部分はこの一節の出だしであり,またこの一節の話題の中心,即ち主題(テーマ)である。 |
但是,这个部分作为第一节出现,而却,这,这一节话题的中心,话题的中心,也就是所谓的主题。 |
しかし,この部分は第一節として出てきており,また,この,この一節の話題の中心,話題の中心,すなわちいわゆる主題です。 |
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181 |
p.20 |
2番目の文の主語
they は前の文の一部を受けたものである。 |
第2,在第2之中,主语They,是前边文章,是前边文章的一部分。 |
2番,2番目では,主語They,は前の文,前の文の一部分です。 |
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182 |
p.20 |
前の文で,インガルスは喝采を浴びた子供の本を書いたことが述べられ,話題の中心はインガルスであるが,2番目の文ではインガルスの書いたその本が話題の中心になっている。 |
恩,在前,在前边的部分,[「インガルス」ぶつぶつと日本語で読む]啊,这个人[「インガルス」の部分を指さして]喝彩的,喝彩的这个人名的,这个人的写的孩子的这个书,人名,没有翻译,就是前面的这个。话题的中心是这个人。第2的文章当中,这个人所写书变成了中心的话题。 |
んー,前の,前の部分で,[「インガルス」ぶつぶつと日本語で読む]あ,この人[「インガルス」の部分を指さして]喝采する,この人の喝采する,名前,翻訳がないですが,前のこの人,この人が喝采した子供向けの本を書いたことがあります。話題の中心はこの人です。2番目の文章で,この人が書いた本が話題の中心に変わりました。 |
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183 |
p.20 |
従って,その本を表すtheyが主語に現れていることになる。なお,主題のことについて述べられている部分は題述(レーマ)と言う。 |
因此,这本书,这本书,就是用They,作为主语来表示。而却,主语的述,关于,叙述主语,[暫く日本語で読み続ける]啊,因此,关于主体的,被叙述的部分,的部分,也叫做题述。 |
したがって,この本,この本が,Theyを使い,主語として現れています。なお,主語の述,叙述主語に関する,関する,[暫く日本語で読み続ける]あ,よって,主題に関する,主題について述べられている,部分は,題述といいます。 |
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184 |
p.20 |
次に,主題として機能するのは主語だけかどうかについて考察する。 |
下面,啊,作为主题的功能,是主语。仅仅是,主语吗。仅仅是主语吗。对于这一件事情进行考察。 |
次に,あー,主題として機能する,のは主語,ただ,主語だけだろうか。ただ主語だけだろうか。これについて考察します。 |
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185 |
p.20 |
(7)“What do you take on
hotdogs?” “Hotdogs I eat with
mustard.” (ホットドックならカラシをつけて食べるよ) |
[ぶつぶつ英語で読む。]你吃什么样的热狗。啊,热狗我吃带油。[「マスタード」とつぶやく。]マスタード应该,带油,我吃带油什么什么样的热狗。後ろのマスタード[通訳者が「後ろのマスタードっていうのがちょっとわかりません」と訳す]はい。啊,虽然不知道,但是大概能推断出来它是什么意思。这块还要解释。 |
[ぶつぶつ英語で読む。]あなたはどんなホットドックを食べますか?あ,ホットドック私ソースを食べます。[「マスタード」とつぶやく。]マスタードはたぶん,ソース,私は何かソースをつけたホットドックを食べます。後ろのマスタード[通訳者が「後ろのマスタードっていうのがちょっとわかりません」と訳す]はい。あ,知らないんですけど,でもだいたい意味は推測できます。ここのところまだ説明が要りますか。 |
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186 |
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ううん,あの,どうぞ。 |
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187 |
p.20 |
(8)It was
a dark,starless night.We were becalmed in the Nothern pacific.Our exact
position I do not know.(我々の正確な位置は私には分からない)
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下面第8个部分。天黑了,而却还,[ぶつぶつ英語で読む]这是一个很黑,很黑后面,后面的star,starless,这是一个很黑什么的夜晚。我们都很,我们都很,镇定,[ぶつぶつ英語で読む]我查一下这个单词。[辞書を使って,「becalme」と入力する。何の辞書かは不明。] |
下の8番。空が暗く,そして,[ぶつぶつ英語で読む]暗いとあって,暗いの後ろ,後ろのstar,starless,非常に暗くて何かの夜です。私たちはみなとても,私たちはみなとても,静かで落ち着いている,[ぶつぶつ英語で読む]この単語を調べます。[辞書を使って,「becalme」と入力する。何の辞書かは不明。] |
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188 |
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あ,このbecalme。[ビー,イーなど一語ずつ読む。] |
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189 |
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啊,平静的。啊,我重新翻一下。这是一个很黑什么的夜晚。啊,明白明白。这是一个很黑没有星星的夜晚。我们都,我们正处在一个非常,我们正在平静的太,北太平洋上。我们准确的,我不知道我们现在所处的准确的位置。准确的位置或者正确的位置。 |
あ,落ち着いて。あ,もう一度訳します。非常に暗くて何かの夜でした。あ,わかりました。とても暗くて星のない夜でした。私たちはみな,私たちは非常に,私たちは落ち着いた静かな太,北太平洋上にいました。私たちは正確な,私は私たちが今どこにいるのか正確な位置はわかりませんでした。正確な位置あるいは正しい位置。 |
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190 |
p.20 |
(7)のhotdogs,(8)のour
exact positionはそれぞれ動詞eat,knowの目的語であり,目的語が文頭に用いられたものである。 |
在(7)中,(7)的热狗,和(8)的我们的准确位置,对于这些,格式各样的动词,吃,知道,的目的语,它是它们的目的语。目的语在文章的,前头被用。 |
(7)の,(7)のホットドック,と(8)の私たちの正確な位置,これらについて,様々な動詞,食べる,知る,の目的語,これはこれら[動詞の]目的語です。目的語は文の,文頭に使われています。 |
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191 |
p.20 |
そしてこれらの目的語が上の2つの文では,前の文の話の流れを引き継ぐものであるから,主題として機能している。 |
而却这写目的语,像上面两个文章当中,文,啊,前面的,前面的文章的,这也,前面,前面文,前面文章的话,不是一,等等。[暫く無言で読み続ける]而却这,啊,而却这些目的语,在上面的,上面的两个文章当中,它单单的,起着前后文章,前后重续的作用,[通訳者が「重续」の訳に困って止まったので,言いなおす]就是中间继后的作用。[通訳者に対して言う。]你可以这样简单地翻译一下。就是它不仅在第1句话中起地作用,而却,对于接下来下面,第2,一个文章它不是有两句话嘛,前面它说的,这个两个文章,有两句话,它不仅仅是在第1段,第1句话中起作用,而却,第2句话中也起着一定的作用的,这样的。[暫く無言。]啊,主题,主题所持有的机,啊,功能。机//,啊,功能。 |
そしてこれらの目的語は,上の二つの文の中では,文,あー,前の,前の文の,これも,前の,前の文,前の文だと,一つではない,待ってください。[暫く無言で読み続ける]またこれ,あー,またこれらの目的語は,上の,上の二つの文の中で,ただ,前後の順序というだけではなく,前後をつなぐ作用をします。[通訳者が「重续」の訳に困って止まったので,言いなおす]つまり中間で後につなぐ作用です。[通訳者に対して言う。]こんなふうに簡単に訳したらいいです。つまりこれ[動詞のはずだが,協力者は目的語と捉えている?]は第1の文の中で作用するだけではなく,さらに,次に続けて,第2,一つの文章に二つの文があるじゃないですか,前の文,とこの2つの文,2つの文があって,ただ単に第1行目で,第1の文の中で作用するだけではなく,さらに第2の文の中でも一定の作用を及ぼします,ということです。[暫く無言。]あ,主題,主題の持つ機能,あー,機能。 |
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192 |
p.20 |
これらの例から,英語では主題となるのは文頭に現れる要素と言えるようだ。 |
从这些例子来看,在英语中,主题,主题是文章开头所,必要的要素。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう]主题,主题是文章,在文章,在文头出现必要的要素。 |
これらの例から,英語では,主題,主題は文の頭で,必要な要素です。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう]主題,主題は文章,文章において,文頭に現れる必要な要素です。 |
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193 |
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うん。はいありがとうございます。いまここを読んでいただいたのは,だいたいどんな内容ですか。 |
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大概还是是,大概就是说,关于主题。整个文章对于用英语来说主题放在文章的最开头,来陈述的。 |
だいたいはやはり,だいたいつまり,主題に関することです。文章全体が言っているのは,英語では主題が文頭に来るということです。 |
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195 |
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最初に書いて,あー。 |
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而却这个主题,它对于后面的文章第1句,它不单单是第1句。它,从写在下面,对下面,才有了某,某种一定的关系。 |
そしてこの主題,これは一文めは後ろの文について,ただ単に一文めということではありません。これは,次に書いてあること,次に対して,ある,ある程度の関係があるんです。 |
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197 |
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まあ英語の文では主題は前のほうにくると。 |
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198 |
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はい。 |
はい。 |
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199 |
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そうですね。真ん中へんなんですけど,6番の英語の下の,1234,4行目,の最後の[行番号179,論文20ページ9~10行目]。これは「必ずしも何々」とは,これ,このへん,必ずのところはあまり訳さなかったので。 |
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200 |
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[行番号179,論文20ページ9~10行目から説明し始める。]因此,因此这些,并不一定,说成是所谓的旧情报。是中国语言里的不完全否定。可以说成是旧情报但是在这里也可以说成是别的,所以。因为在前面日语是作者说了,啊,いち,にい,さん,在第3段的时候说了,对于这个人来说有的读者来说的知道他,有的读者不知道他。它的重,它的重点不是它,到底和是不是新旧情报的关系。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]重点,不在强调它是不,新情报还是旧情报。 |
[行番号179,論文20ページ9~10行目から説明し始める。]したがって,したがってこれらは,必ずしも,旧情報とは言われません。中国語の部分否定というものです。旧情報とも言えるし,旧情報ではないとも言えます,だからです。なぜなら,前の日本語では筆者が,あー,いち,にい,さん,3行目で言ってますが,この人[論文著者のこと]にとって,ある読者は彼女[「インガルス」のこと]を知っていて,ある読者は知らないからです。ここの重点は彼女ではなくて,結局新情報旧情報の関係かどうかということです。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]重点は,彼女を強調することではなくて,新情報か旧情報かということです。 |
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201 |
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なるほどね,はいありがとうございます。そしたらその次の,んーっと「必ず」の下の,それからまたさらに,3行目で,なんかカタカナが「インガルスは喝采」何,何とかかんとかから「子供の本を書いた」までね[行番号182,論文20ページ12~13行目],これはあの,喝采をしたって言われて,喝采をしたのは誰がしたんでしょうね。 |
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202 |
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主语是,インカルス[「インガルス」を「インカルス」と言い間違える]。 |
主語は,インカルス[「インガルス」を「インカルス」と言い間違える]。 |
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インガルスが喝采したんですね。 |
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204 |
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はい。 |
はい。 |
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205 |
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じゃあインガルスは何を喝采したんですか。 |
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喝彩就是, |
喝采はつまり, |
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何を,何を,何のことを喝采したのかな。 |
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208 |
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おびた,子供。[「浴びた子供」の部分を指していう。] |
おびた,子供。[「浴びた子供」の部分を指していう。] |
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209 |
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子供たちを喝采したんですね。子供たちの何が良かったんでしょうね。よくわからない。 |
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210 |
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わからない。 |
わからない。 |
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211 |
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よくわからないけどたぶん子供たちのことを褒めたんだと。 |
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212 |
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はい。 |
はい。 |
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なるほどね。はい。特にあの,ないですかね。はいじゃあ特に私からはないです。はいじゃあ次です。旧情報の話でしたね。はい。では。 |
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214 |
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それではこれから,日本語の場合を考察して見る。 |
接下来,那我们从,日本语的场合来考,来看一下。 |
つづいて,私たちは,日本語の場合を考,見てみましょう。 |
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215 |
p.21 |
(9)むかし,むかしのことであります。おじいさんとおばあさんとがありました。おじいさんは,山ヘシバ刈りに,おばあさんは,川へせんたくに行きました。(坪田譲治『日本のむかし話(5)』偕成社「舌切りスズメ」より)
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很久很久以前,恩,一个,恩,老爷爷和这里有一个老爷爷和老奶奶。老爷爷每天到山里去砍柴,老奶奶每天到河边去洗衣服。这是,很旧很旧以前出来的童话,啊,这是根据很有很久以前出来的童话。 |
昔むかし,んー,一人の,んー,おじいさんとここにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは毎日山へシバ刈りに,おばあさんは毎日川に洗濯にいきました。これは,ずっと昔の童話です。あー,これは昔にでてきた童話をもとにした話です。 |
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216 |
p.21 |
この昔話の出だしをもとに,日本語の主題について概観してみる。 |
日本语的主题,关于这个主题,我们来,考察以下。 |
日本語の主題,この主題について,私たちは,考察してみましょう。 |
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217 |
p.21 |
最初の文「むかし,むかしのことであります」は,この話を開始するための前提提示―これから伝える話が起こった時代の設定―である。 |
最初的文章,恩,从前,很旧很旧以前,这个话,[ぶつぶつ日本語で読む]用这个话,进行开始是因为,前提提示。就是接下来,所要传达的话,这些话所引起的,特定的时代。 |
最初の文,んー,以前,昔むかし,この言葉,[ぶつぶつ日本語で読む]この言葉で,開始する理由は,前提提示です。つまり続けて,これから伝えたい話を,話が起こった,時代の特定です。 |
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218 |
p.21 |
さらに次の文「おじいさんとおばあさんとがありました」は,2番目の前提提示―この物語に登場する二人の人間の提示―である。 |
接下来,下面的文章,老爷爷,有一个老爷爷和老奶奶。恩,第2次的,前提提示,这个故事的登场人物的两个人的关系的提示。 |
続いて,次の文は,おじいさんが,あるおじいさんとおばあさんは,んー,2番目の,前提提示です。この物語の登場人物二人の関係を提示しています。 |
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219 |
p.21 |
その次の文では,まず二人の提示された人物の内,一人を取り上げて,その人が山へ行ったこと,次にもう一人を取り上げて川へ行ったことを述べている。 |
接下来的,在接下来的文章也,首先先对两个人进行,提示,提,首先提出了一个人,这个人,向山去砍柴,接下来又提出一个人去河边,对于这些事情进行叙述。 |
次の,次の文でも,まず二人について,提示,提,まず一人を出し,この人が,山へシバ刈りに行き,続いてまたもう一人が河に行ったと,こう叙述しています。 |
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220 |
p.21 |
この前提の提示であるが,この部分は聞き手(もしくは読み手)にとっては,全く新しい内容である。 |
前,啊,前面提,这是前提提示。啊,这个部分对于听者来说,是一个新的内容。 |
前,あー,前は述べた,これは前提の提示です。あー,この部分は聞き手にとって,新しい内容です。 |
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221 |
p.21 |
聞き手は提示されたこの2つの前提を理解し,その知識をもとに次の話の展開を聞くのである。 |
听者,听者对于被提示的这两个,前提,进行理解。对于这些,依,根据这些知识,展开了接下来的话题,接下来的话题,听说了接下来的话题。 |
聞き手は,聞き手は提示された,前提,二つの前提を理解し,それらの知識に依,基づいて,次の話を展開する,次の話題,次の話の展開を聞きます。 |
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222 |
p.21 |
3番目の文の「おじいさんは」「おばあさんは」は2番目の文で提示されたそのおじいさん,そのおばあさんを指すものであり,3番目の文が語られる時点ではもはや聞き手にとっては旧情報に属する内容である。 |
啊,第3点,啊,文章的老爷爷,老奶奶,在第2次文章,被提示到的老爷爷老奶奶,就是指,第2次文章的。第3,第3段的文章,所描述的时间点,啊,对于读者来说早属于已旧情报的内容了。 |
あー,3番目の,あー,文の中のおじいさん,おばあさんは,2番の文の中で,提示されたおじいさんとおばあさんを指しています。3,3番目の文,が描写している時点は,読者にとって,すでに旧情報に属する内容です。 |
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223 |
p.21 |
旧情報に属するものを文頭に取り出しているのは,おじいさんとおばあさんを話の中心,即ちその文の主題として取り立てていることになる。
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属于旧情报的内容在文章的开头,被引用,啊,老爷爷老奶奶的话题作为中心。也就是,这个文章的,作为这个文章的主题被采用。 |
旧情報に属するものを文頭に,引用し,あー,おじいさんとおばあさんを話の中心としています。つまり,この文章の,文章の主題として採用しています。 |
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224 |
p.21 |
このように,日本語でも主題は文頭に来るようだ。 |
像这样,日本,在日本语中,主题也是放在,主题好像也是放在文章的开头。 |
このように,日本,日本語でも,主題は,主題は文頭に持ってくるようです。 |
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225 |
p.21 |
次に,聞き手にとっては新情報となる2番目の前提提示文と3番目の主題取り立て文の助詞の違いに注目して見よう。 |
接下来,啊,作为听,作为听者来说,新情报,新情报的第2点,前提提示文和,和,第3点的主题提起文的助词,我们观察到有些不一样。 |
次に,あー,聞,聞き手にとって,新情報,新情報の2番目,前提提示文と,と,3番目の主題とりたて文の助詞を,どんなふうに違うのか注目してみましょう。 |
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226 |
p.21 |
2番目の文では助詞「が」が,3番目の文では「は」が用いられている。 |
第2,啊,第2,的文章中的助词是用了「が」。在第3段的文章中用了,用了「は」。 |
2番目,あー,2番目,の文章の助詞は「が」を用い,3番目の文章では「は」を用い,用いています。 |
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227 |
p.21 |
これは情報伝達において「が」と「は」の使い分けが行われていることを示しているのではないだろうか。 |
啊,这些在情报传达中, 「は」和「が」的使用方法,应该有什么不同的。 |
あー,これは情報伝達において,「は」と「が」の使用方法には,違いがあるのではないでしょうか。 |
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228 |
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特に難しいところはなかったですか。 |
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229 |
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没有什么难的地方。 |
特に難しいところはなかったです。 |
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230 |
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じゃあこの日本語の例を,9番の例を出してこの人[論文著者のこと]はなんと言っていますか。 |
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231 |
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他主要是,还是先对前面的文章是新情报旧情报的事情简单地做了一下。但是它,引发读者注意,为什么第2个文章和第3个文章,新情,作为旧情报来说的时候,为什么,主题中,主题后面所用的助词,不一样。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]主题。主题后面的助词。 |
彼[論文著者のこと]は主に,やはりまず前の文で新情報と旧情報のことを簡単に説明しています。ただ,彼は読者に注意を促しています,なぜ2番目の文と3番目の文が,新情,旧情報としてあるとき,なぜ,主題で,主題の後ろで使われている助詞が,違うかということを。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]主題。主題の後ろの助詞です。 |
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232 |
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たとえばこの文でいったらどのことかな。9番の。 |
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233 |
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恩,ちょっとまって。啊,就是刚开始第2段,「おじさんとおばさんがありました」后面,它又说了「おじさんは」「おばさんは」它,它所问的是,为什么前面,同时作为主题,前面它用的是「が」后面它用的是「は」。 |
んー,ちょっとまって。あ,はじめの2行目で,「おじさんとおばさんがありました」のあと,さらに「おじさんは」「おばさんは」といっているこれ,彼[論文筆者のこと]が聞いているのは,なぜ前は,同時に主題であるのに,前では「が」を用い,後ろでは「は」を用いるのかということです。 |
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234 |
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んー,じゃあそれはなぜか,理由は書いてありましたか。 |
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235 |
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我觉得他,他在这儿,他已经, |
思うに,彼は,もうすでに, |
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236 |
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2番目が「が」で3番目が「は」が使ってある。 |
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237 |
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他已经说了一些。さい,さいしょ,最,最开始的时候,是作为一个新情报,在很久很久以前已知道的这样的一个事情。但第1次出现文章有一个老爷爷和一个老太太,老,老奶奶。这是作为第1次出现作为旧情报的时候。旧情报。あ,先生ちがいます新情报だ。接下来,它又对老爷爷老奶奶的活动进行描述。再接下来的文章中,老爷爷老奶奶已经对我们所知道的。所以,这就是作为旧情报来说。但是,在整个这边,这段里它好像并没有直接说明。其实在最后也发了这样一个疑问,让读者思考的。 |
もうすでに言っています。さい,さいしょ,最,いちばんはじめに,新情報として,昔むかしこのようなことがありましたということです。ただ最初におじいさんとあるおばさんが,おば,おばあさんが文章に出てきたとき,これがはじめに旧情報として出てきたときです。旧情報。あ,先生ちがいます新情報だ。次に,この文はさらにおじいさんとおばあさんの活動について描写しています。次の文では,おじいさんとおばあさんはすでに私たちに知られています。そのため,これは旧情報となっています。ただ全体的に見て,この部分では直接的な説明はありません。実際には後ろで疑問を呈して,読者に考えさせているように思います。 |
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238 |
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なるほどね,はいはい。はいじゃあ,続けますか,休みましょうか。先生,どうしましょうか。ちょっと休みましょうか。 |
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239 |
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はい,じゃあ4番お願いします。 |
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240 |
p.21 |
4.「が」と「は」―文法上の役割―
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第4点,「が」和「は」在文法上的作用。 |
4,「が」と「は」文法上の役割。 |
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241 |
p.22 |
「が」と「は」は助詞として,従来それぞれ異なる範疇に分類されてきた。
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「が」和「は」作为助词来讲,一直以来都是有的,不同的范畴被分类了。 |
「が」と「は」は助詞として,ずっと異なる範疇に分類されてきました。 |
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242 |
p.22 |
これは上記の昔話の例でも,何らかの使い分けがあることを暗示していることから,想像出来ることではある。 |
恩,这是,上面的,上面的,恩,很久很久以前的故事,只是是,上面,恩,很久以前的故事,啊,什,什么样的使用方式,方式也暗示,也暗示的,也那想像出来。 |
んー,この,上記の,上記の,んー,昔話,上記,んー,上記の昔話でも,あー,何か,何か使い方,使い方も暗示して,暗示している,も想像できます。 |
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243 |
p.22 |
特に,文法上の違いについては,次の例が最も顕著であろう。 |
恩,特别是文法上的不同,像上面的例子最明显出来。 |
特に文法上の違い,上記のような例が最も顕著です。 |
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244 |
p.22 |
(10)a.クジラは哺乳動物である。b.今,クジラが芸をしていますよ。
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(10)a鲸鱼是哺乳动物。b现在,鲸鱼[行番号244,論文22ページ5行目の文章「芸をしています」を日本語で読み上げる。]鲸鱼は芸,我查一下。[辞書を使って,「芸」(げい)と入力する。何の辞書かは不明。]芸をしています。芸就是。 |
(10)a,クジラは哺乳動物である。b,今,
クジラ,[行番号244,論文22ページ5行目の文章「芸をしています」を日本語で読み上げる。]クジラは芸,芸[「イー」と中国語で発音する]。ちょっと調べます。[辞書を使って,「芸」(げい)と入力する。何の辞書かは不明。]芸をしています。芸は。
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「芸」を調べます? |
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啊,「芸をしています」芸はたぶん,二つの意味が,たぶん演技の演技[「イエンジー」と中国語で発音する]大概应该是这样。现在,现在鲸鱼是作为表,表演。 |
あー,「芸をしています」芸はたぶん,二つの意味が,たぶん演技の演技の意味です。おそらくこれです。今,今クジラは芸,芸をしています。 |
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もし「クジラ」が述部「哺乳動物である」「芸をしていますよ」の主語であるとするならば,(10a)(10b)で「は」と「が」を自由に入れ換えても良いはずであるが,入れ換えると不自然さが生ずる。 |
如果鲸鱼,谓语部分,哺乳动物,和艺术表演的主语,如果是它大概作为主语的话,(10a)(10b)之中,「は」和「が」可以,恩,自由地换,解释里自由地交换的话,也应该可以。但是,换,恩,如果自由地交换的话,会有不自然的现象呈现。 |
もしクジラが,述部の,哺乳動物,と芸の主語ならば,もし主語であったとするなら,(10a)(10b)のなかでは,「は」と「が」は,んー,自由に入れ換えられる,自由に入れ換えられると考えるなら,それもできます。けれども,替え,んー,もし自由に入れ替えたとするなら,不自然さが生じます。 |
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このことは,「は」と「が」が文法上,区別されることを示すものである。 |
这,啊,这样的话,「は」和「が」在文法上,应该被,应该被区别,应该被区别出来。 |
この,あー,このことは,「は」と「が」は文法上,され,区別され,区別されるべきことを示しています。 |
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伝統文法でも山田孝雄は,「が」を格助詞,「は」を係助詞と区別する。
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传统,只是是传统的文法,山田孝雄,恩,「が」作为格助词,「は」作为系助词,来区分。 |
伝統,伝統文法であっても,山田孝雄は,んー,「が」を格助詞として,「は」を係助詞として区別しています。 |
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山田によれば,格助詞は体言または副詞に付属し,これらが句の構成要素として句の構造に対してどのような資格を持つか明らかにするものである。 |
根据山田的说法,格助词は[「は」のみ日本語で言う],格助词是体言或者是副言的一部分附属。这些,啊,这些在句子的构成要,对于句子构成的要素,具有什么样,拥有什么样的资格。应该,啊,这样的句子,[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう]这样的句子应该是,对于构成,构成要素来说,具有什么样的,持有什么样的资格,应该是很清楚的。 |
山田によれば,格助詞は,格助詞は体言または副詞に付属し,これら,あー,これらは句の構成において,句の構成要素に対して,どのようなものを持つ,どのような資格を持つか。すべき,あー,これらの句は,[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう]これらの句は構成,構成要素からすると,どのようなものを持つか,どのような資格を持つかを明らかにするものである。[通訳者が「明らかにすべき」と訳しているが,「明らかなものである」とも訳せる。] |
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例えば,「が」が体言に付属し,その体言が用言に対して主位の地位に立つならば,その句は主格となる。 |
比如,恩,「が」是,是,体言的一部分。这个体言对于用言,用言的主位的地位,确立的话,那么它就是,这个句子就是主格。 |
たとえば,んー,「が」は,は,体言の一部分です。この体言は用言に対し,用言の首位の地位に,立つならば,つまりこの句は主格です。 |
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p.22 |
「鳥が鳴く」「それは日が長かった時の話しさ」における「が」が主格の例として挙げられている。 |
「鸟儿在,鸟儿叫」,恩,「这是一个长时间的谈话」。在这里「が」作为主格的例子被,被,被举。 |
「鳥が鳴く」,んー,「これは長い時間の話です」。ここでは「が」が主格の例として,され,され,挙げられています。 |
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山田によると,係助詞は陳述をなす用言に関係ある語に付属して,その陳述に勢力を及ぼすものと規定されている。 |
根据山田的说法,系助词,是用来陈述用言,对于用言的关系,[聞き取り不能]陈述的用言的一部分。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]系助词是陈述,恩,被看作是陈述,啊,陈述用言,对于言语之间的关系的一部分。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]言语。かかり,啊,系助词,是被看作陈述用言,陈述的动词,陈述动词的,关,关系的语言,的一部分,这样,这个陈述的,势力,势力以及所,以及所关连的东,事物,被规定。 |
山田によると,係助詞は,陳述をなす用言で,用言の関係に対し,[聞き取り不能]陳述の用言の一部です。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]係助詞は陳述,んー,陳述と見なされ,あ,陳述用言と見なされ,語の間の関係に対する一部です。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]かかり,あ,係助詞は陳述用言,陳述する動詞と見なされ,陳述動詞に間,関係する語の一部と見なされ,このように,この陳述の勢力,勢力及びそれに関係するも,ものと規定されています。 |
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「は」は,「雪は白い」が示すように,その意味は排他的であり,事物を判然と指定し,他と混乱するのを防ぐために用いられる―判定弁別の意味を表すのである。 |
「は」是,「雪真白」像这样的表示,其他的意思排除,对事物进行明确的判定,决定的判定。为了防止和其他混乱,被采用的。恩,判,恩,判别并排有其他的意味。[通訳者のために再度言う。]辨别,判定排辨别,它是只是两个动词。 |
「は」は,「雪は白い」このような表現のように,その他の意味を排除しており,事物に対し明らかに判断します,決定的に判断します。その他と混乱するのを防ぐために用いられます。んー,排,んー,判定と弁別の意味を表します。[通訳者のために再度言う。]弁別,判定と弁別,動詞二つだけです。 |
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p.22 |
即ち,「何かが白い」と言う陳述があり,その陳述に対して「その何か=雪」と指定するのが「は」の働きであると山田は述べているのだと思われる。 |
也就是所说的什么是白的,对于这句话来陈述。对于这个陈述,这个是什么,等于雪,指定的。「は」的功能,在这里是,被看,被认为是山田所陈述的内容。上面所, |
すなわち「何かが白い」,この文について陳述したものです。この陳述に対し,「これは何か=雪」と指定します。「は」の働き,ここで見ら,山田が述べている内容だと言われています。上記, |
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ちょっとそこまででいいですか。うーんなんか,ここはなんのことを話しているんですかねえ。この10番の例。クジラの例を出してこの人はなんと言っていますか。 |
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他第1个,他只所举的第(10)的例子,它本来两个(a)和(b)。它第1个说的是,「鲸鱼是一个哺乳动物」。它第2说,「现在鲸鱼就是应该是作为一种艺术来表演的」。两者,在我看来都是对于鲸鱼来陈述的。但是这两个文,两个句子部分中很明显的又一处不同的就是,一个句子是为什么(a)是用了「は」,(b)用了些「が」。 |
彼[論文著者のこと]は一つめは,(10)の例で,もともと(a)と(b)二つあります。一つめは「クジラは哺乳動物である」ということです。二つめは,「今クジラはある種の芸術的演技をしている」ということです。この二つは私の考えではどちらもクジラについて述べたものです。ただし二つの文,二つの文の中で明らかな違いがあり,一つの文はなぜ(a)は「は」を用い,(b)は「が」を用いているのかということです。 |
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あ,はい,はいはい。その(a)が「は」(b)が「が」で意味とか使い方で違いがありますか。 |
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这,这也是我为什么要研究「は」和「が」和的一个目的。对于中国人来说,中国人不准确,对我来说,对我来说这两个如果要是在翻译,翻译成中国人的意思的时候,都翻译成是的意思。这样的意思。所以,我也一直对于「は」和「が」为什么这块用「は」,这块用「が」,很好奇了那个。 |
この,これも私が「は」と「が」を研究したいと思った目的の一つです。[通訳者は「目的ではないですが」と訳す]中国人にとっては,中国人というのは正確ではないです,私が思うに,私が思うにこの二つはどちらも翻訳,中国人の意味に翻訳すると,どちらも「是」になります。そうなんです。なので私もずっと「は」と「が」がについてなぜここでは「は」を用いて,ここでは「が」を用いるのか,興味深く思っています。 |
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ああ以前からね。 |
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はい。但是, |
はい。でも, |
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でもA[協力者の姓]さんはその,この違いについてあんまり今までは興味がなかったってこと? |
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最初はここから興味を持ち。なんで中国語[「ちゅうごくご」と日本語で発音する]我还是说汉语。为什么在那个日语,哦,中文翻译的时候,感觉好像这两个句子没什么区别。就比方说,举个,再简单的例子就说,「わたしは学生です」「わたしが学生です」。如果,如果要是在中文翻译的时候翻译两个句子都翻译成「我是学生」。但是为什么一个句子用了「は」一个句子用了「が」,它是在什么样的环境下这个用「は」这个用「が」。这个我自己所感兴趣的部分。 |
最初はここから興味を持ち。なんで中国語,やはり中国語で話します。なぜ日本語では,あ,中国語に翻訳するとき,この二つの文にはなんの違いも内容に感じるのか。例えば,挙げ,もっと簡単な例を挙げましょう。「私は学生です」「私が学生です」。もし,もし中国語に翻訳するならこの二つの文はどちらも翻訳すると「我是学生」になります。ただなぜ一つの文では「は」を使い,一つの文では「が」を使うのか,どういう状況で「は」を使い「が」を使うのか。これが私が興味を持っている部分です。 |
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あー,でそれでA[協力者の姓]さんはこれを研究しようと思ったんですね。なるほど。でこの人[論文著者のこと]はこのクジラは(a)(b)を出して,なんか説明してますよね。なんて言っていますか? |
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他所说,他这些下边把「が」首先他把「が」和「は」进行在语法上的分类。「が」是作为格助词出现,使用的。「は」是用于系助词使用的。如果要是对一个事情进行简单的陈述的说,是说一个陈述时,对属于的性情进行描述的时候他用的是「は」。 |
彼[論文著者のこと]が言っているのは,下のところで「が」を,はじめに「が」と「は」について語法上の分類をしています。「が」は格助詞として現れ,使われています。「は」は係助詞として使われています。もしもある事がらに対して簡単に陳述するなら,陳述するとき,性格などについて描写するときは「は」を使います。 |
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簡単に説明するときは「は」。ああなるほど。 |
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はい。「は」它对,对事物进行,对事物的性质进行描述。同时,同时,排除其他的意味。 |
はい。「は」は,物事について,物事の性質について説明します。同時に,同時に,他の意味も排除します。 |
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あ,モノのその性質とかを言う時は「は」。 |
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はい。 |
はい。 |
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あ,で,それ以外を排除する。 |
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はい。 |
はい。 |
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这个「が」,「が」它只是单独,是作为主格。术语的主语,也就是后边动词,动词的主语,主格是谁。这个动作是由谁发出来的。 |
この「が」,「が」はただ単独で,主格をなすものです。述語の主格,つまり後ろの動詞,動詞の主語,主格は誰か。この動作は誰が行ったのかということです。 |
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んー,動詞の後ろ。なるほどね。それを言っているのはこの,書いた鎌田さんがそう思っているということですか。 |
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本文的作者,前面的,前面他好像没有提起到。他只是,在提前旧情,新旧情报,到了第4点的时候,这文法的作用上,他目前为止他没有提起自己观点,只不过是援用文法上的观点。 |
この文の筆者は,前で,前ではおそらく言ってないように思います。彼[論文著者のこと]はただ前に旧,新旧情報について,4番のところで,文法上の役割について,今のところは自己の観点を述べていなくて,ただ文法上の観点を引用しているにすぎません。 |
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あ,それは,鎌田さん[論文著者のこと]の意見じゃなくて,一般的にみんなが知っていることなんですね。 |
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はい。我感觉好像一直读到现在为止,关于作者的观点我没有看出来。他只不过大量引用大家都知道的东西[この後一語聞き取り不能]。 |
はい。私の感じでは今まで読んだところでは筆者の観点は見られません。彼はただみんなが知っていることをたくさん引用して述べているだけです。 |
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じゃあ誰かを引用していますか。 |
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前面的,前面的文章他引用的是英文了,英文或者是也许这个所旧情报是从教科书里出的。我不知道的是在哪里出。但是,在我学其他的,日本语技术知识的时候我也接触过新旧情报。大概说法都是这样的意思。所以从前面在1,2,1,2,3里头,我没有看出作者新的观点。他只是单独的罗列。 |
前の,前の文では,英文,英文を引用し,あるいはここの旧情報は教科書から来たものかもしれません。どの教科書かはわかりませんが。ただ私が他のことを勉強したとき,日本語の技術と知識を勉強したとき,新旧情報について出てきました。だいたいこういうことを言っていました。なので前から1,2,1,2,3のなかでは,筆者の新たな観点というのは見られません。彼[論文著者のこと]はただ一つずつ羅列をしているだけです。 |
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特にこう,誰か,前に研究してた人の引用をして,この人はこう言っていますとかじゃなくて,まあ一般的に知られていることを言っている。 |
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后面的5,6我还不知道。前面到这块的为止,它只不过就是也许大家对于「は」和「が」只不过是凌乱的知识,它系统的总结的在来一起。 |
後ろの5,6番はまだわかりません。前からここまでだと,これはただみんなの「は」と「が」についての,雑然とした知識にすぎず,一カ所に系統だててまとめています。 |
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なるほどね。じゃあ一般的にみんなが言っているっていうことですね。 |
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所以我没有,刚才每个部分我都没有看在他要说的是什么。 |
なので,わからない,今までのどの部分も筆者が何が言いたいのかわかりません。[通訳者は「どの部分も筆者が何を言いたいのか考えて読んでいます」と訳す] |
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ああなるほどね。えっとーなんかちょっと難しいんですけど,あのーそうですねえ,えっとこのー10番のクジラのところから次の段落ね,伝統文法次の1,2,3行目,このへんね[行番号249,論文22ページ10行目]と,この次,「『が』が体言に付属し」ここのところ[行番号251,論文22ページ12~14行目]は,「が」は体言の一部分ですっていうふうにおっしゃったので,それはどいういう意味なのかっていうのをちょっとよくわからなかったから。 |
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我的理解是,它这句话说的意思好像是,「が」一般情况要只能接在名词的后面,或体言的后面。 |
私の理解では,この文の意味はおそらく,「が」は一般的には名詞の後ろにだけ,あるいは体言の後ろにだけつきます。 |
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名詞の後ろに使うってことですね。 |
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用体言会更准确一些吧。体言不单单是名词。 |
体言といったほうがもっと正確だと思います。体言はただ名詞だけをいうのではないですから。 |
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体言は名詞と思っていいですかね。体言の後ろにつくって意味なんですね。 |
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我感觉好像是它只是接[聞き取り不能]体言的后面来用能力的。 |
おそらく体言の後ろにのみ使えるのだと思います。 |
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ああそう,なるほどね。それからちょっと前後しますけど,その上の行で[行番号250,論文22ページ12行目]「どのような資格を持つか明らかにするものである」。これはまあ,まずどのような資格を持つかっていうのを明らかにすべきですっていう,これはこの人の意見ですかね,書いた人の。それは明らかにしなければいけないと言っているところですか。 |
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翻译成的时候也不是很明确了内容。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]也不是,就是,意思也不是我的很清楚的理解。 |
ここを訳すときもそんなにはっきりと内容がわかってませんでした。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]ない,つまり,意味もはっきり理解してないです。 |
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ああじゃあ,どういうのだと思いますか。「明らかにするものである」,このへん。「明らかにする」,誰が何を明らかにする。 |
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作者对于山田孝雄。对于他[「山田孝雄」のこと]所,他所对于「が」和「は」的这个分类。他应该是很明确地明白的。 |
筆者が山田孝雄の,彼[「山田孝雄」のこと]の「が」と「は」の分類について,明確に明らかにしたのだと思います。 |
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山田さんが明らかにしたんですか。 |
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感觉后面他这边说的山田孝雄「が」作为格助词「は」作为系助词被分类。之后「根据山田孝雄と格助词有这么这么」,对于这样的事情到「持つか」前面应该是就是山田孝雄的语言法的意思。对于这些,这个事情嘛,读者自己明白了。「明らかに」[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう] 就是作文章的。 |
後ろの方で山田孝雄が「が」を格助詞として「は」を係助詞として分類しているというふうに書かれていると思います。次に「山田孝雄と格助詞がこれこれ」,ここから「持つか」の前までは山田孝雄の文法の意味です。こういった,ここについて,読者は自分でわかります。「明らかに」。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]
筆者[「筆者は明らかになった」ということ]。 |
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ああ,筆者の意見なんですね。 |
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(6)[「ろく」と日本語で発音する]たぶん这有一个小(6)应该是引用文章的。 |
(6)たぶんこのカッコ(6)は引用だと思います。 |
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再读一下山田的,在口语中格助词,作为格助词的「が」和其他的「のにえ」这些词进行了研究。 |
もう一度読みます。山田は口語における格助詞,格助詞としての「が」とその他の「のにえ」などの言葉について研究しています。 |
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じゃあ明らかにしたのは山田が明らかにしたんですか。 |
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我认为不是。 |
違うと思います。 |
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じゃあ誰だろう。 |
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えーと,作者。 |
えーと,筆者。 |
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まあ一般的に明らかだと。ああ,筆者が明らかにした。 |
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我认为只是在这里说作者比较应该好一些。如果说一般的人应该也可以。 |
ここでは筆者というのがどっちかというと良いのではないのでしょうか。一般人といってもかまいません。 |
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一般人か,筆者かそれを。それで明らかになった,まあわかるようになったっていうことでいいですかね。 |
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明らかにするもの。 |
明らかにするもの。 |
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「明らかにするものである」は。うーん,わかるようになったという意味ですか。 |
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比较清楚的。已知道的。 |
はっきりと分かった,分かった。 |
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あ,はっきりと分かった。みんながね,みんなとか筆者が。 |
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はい。 |
はい。 |
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はいはい,ありがとうございます。じゃあその次の段落で,「山田によると」の後で,「係助詞は陳述をなす用言に関係がある語に付属して」[行番号253,論文22ページ16行目]。ここはちょっと難しいですかね。 |
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はい,そうです。 |
はい,そうです。 |
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ここは,今A[協力者の姓]さんは陳述をする動詞とみなされて,ちょっとここがよくわからなかったのでもう一回言ってもらっていいですか。 |
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其实我对这边也不是很理解的。 |
実はここについてもよく理解していません。 |
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うーん何のことでしょうかねえ。「陳述をなす」,ひらがなの「をなす」は何でしょうねえ。 |
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「をなす」就是作为什么什么的。 |
「をなす」は「何々として」ではないでしょうか。 |
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どうして,陳述,どうして,そういうふうに思いました? |
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「なす」其实它不是用汉字写什么的时那个「成」。「なす」只我感觉是那个意思。但是整体上翻译成汉语的时候,有感觉不是很同词。 |
「なす」は実のところ中国語で書くと「成」でじゃないですか。「なす」はそういう意味だと思います。ただ全体的に中国語に訳すと,全く同じっていう感じではないです。 |
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うーん。じゃあどこにつながっていきますか。陳述として「用言」につながる?それとも陳述として「関係ある」,陳述として「語」? |
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「陈述[チェンシュー」と中国語で発音する]をなす」是用来修饰这个「用言」。 |
「陳述をなす」は「用言」の修飾に使われています。 |
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ああ,「陳述をなす用言」,というのはどういう意味ですか。 |
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其实它所说的,大概,它修饰同在说,它[它のあとは聞き取り不能],它不说这个,它大概说的意思是就是系助词,系助词是对于用言,用言有关系的语言的一个附属的东西。 |
言ってるのは,だいたいですけど,意味は,修飾している,[聞き取り不能]これについて言ってるのではなく,大体の言ってる意味は係助詞,係助詞は用言について,用言に関係のある語に付属しているものです。 |
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あー,付属,付属するのはじゃあ係助詞が付属するっていう意味でいいですか。 |
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系助词是,用,用言,啊,其实它,它最简单的句子应该先说系助词是语言的,語[「ご」と日本語で発音する]的附属的一部分。 |
係助詞は,用,用言に,あ,これは実は,一番簡単に言うとまず係助詞は言語の,語に附属している部分です。 |
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ああ,係助詞が用言に付属する。 |
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对于这个語[「ご」と日本語で発音する。]他还有加了一个修饰成分。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]对于語[「ご」と日本語で発音する]他就[「就」のあとは聞き取り不能]修饰是用了这么长的一句。但是现在, |
この語に対してさらに修飾成分を加えたものです。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]語を修飾しているのはこういった長い文[「陳述をなす用言に関係ある」を指す]です。ただ今は, |
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たとえばこの「クジラは哺乳動物である」とかこれ,ああじゃあ,たとえば文を書くと,文を考えてみてください。たとえば,係助詞はなんとかここに書いてあることを。 |
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係助詞[「かかりじょし」と日本語で発音する]の,このa,啊,在这个aこのaの係助詞[「かかりじょし」と日本語で発音する]是这个「は」。它所陈述的,它这个说的话,是应该是说,和动物,之间的一个关系。鲸鱼和动物之间的关系。它,它这个,属于什么,关系的这个,我认为它应该是什么,对于这个的进行修饰哺乳动物什么。我还是这么认为。 |
係助詞の,このa,あ,このa,このaの係助詞はこの「は」です。これが述べているのは,言ってるのは,おそらく,動物,との関係についてです。クジラと動物の関係です。これは,これは,何に属しているか,関係の,何かこのことについて,哺乳動物に対して何かを修飾しているのだと思います。私はそう思います。 |
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クジラと動物の関係をつないでいるということかな。なるほどね。はいはいはい,ああそういうこと言っているのね。えーあと用言っていうのは何なんですか。 |
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用言,用言它的范围广,很广大,包括动词,助词,副词等等。 |
用言,用言は範囲が広い,広くて,動詞,助詞,副詞などを含みます。 |
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副詞も入るのね。いろんなもの。えーとじゃあ体言は名詞,かな。 |
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名词[「めいし」と日本語で発音する]。 |
名詞。 |
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名詞だけ。 |
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不但只有名词吧。数词也应该包括吧。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]数量词。 |
ただ名詞だけではないでしょう。数詞も含むはずです。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]数量詞。 |
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数量詞。ああなるほどね。と名詞。で用言ていうのは動詞助詞副詞とかいろんなものがあるということね。ありがとうございます。 |
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刚才老师提问的这两,两点,我一翻译起来得时候,也不是很清楚的内容。就是大概只是根据我的能力只能理解到的部分翻译而已。 |
今先生が質問したこの二つ,二つの点は,私も翻訳しているとき,はっきりと内容を理解していませんでした。ただだいたい私の能力で理解できる範囲の部分を翻訳したにすぎません。 |
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ええ全然いいですよそれで。全然大丈夫です。えーと。あとね,下から4つ目[行番号254,論文22ページ18行目]に「その意味は排他的であり」ってありますよね。これはその意味っていうのは何の意味ですか。 |
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その意味[「いみ」と日本語で発音する]就是上,上面它说,说的「雪是白的」。「雪是白的」它排除了它不是黄的,它不是黑的,不是其它的颜色。 |
その意味は上,上で言っているように,「雪は白い」ということです。「雪は白い」は黄ではなく,黒ではなく,他の色ではないと排除しています。 |
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あー,なるほど。排除っていうのは赤じゃなくて,黒じゃなくて,白っていう意味。 |
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我可以从两个方面。不知道哪个是正确。一个是它这个排除,排他[「パイター」と中国語で発音する。「排他」という表現は中国語で使用しない,日本語の「排他」は中国語では「排除」という]是后边的颜色。不是白的,不是其他的颜色,就是白色。还有一种我的理解的是,它特定的排他的是只有雪是白的。不是雨,不是其他的,风。 |
二つの面を考えられます。どちらが正しいかはわかりませんが。一つはこれが排除,排他しているのは後ろの色だということです。白ではなく,他の色ではなく,白だということです。もう一つの私の理解では,これが特定して排除しているのは白い雪だけということです。雨ではなく,風とか,他のものではなく。 |
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なるほどね。どっちも入るってことかな。 |
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应该是,后者。只单,单独是雪[「ゆき」と日本語で発音する],不是风,是雪。 |
おそらく,後者です。ただ,ただ雪である,風ではなく,雪である。 |
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ああじゃあ,色のほうじゃなくて,たぶん雪のほうだということ。 |
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我还认为。 |
そのように思います。 |
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ああなるほど,どうしてそう思いました。 |
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还是说我就这只能这两点考虑。觉得旁边应该考虑不出来的。 |
やはりこの二点のみ考えられるといえます。他のことは考えられないと思います。 |
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でもどっちかっていうときに雪の方だなってA[協力者の姓]さんが思った理由は何ですか。 |
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如果不,我想问,如果不这么想的话。它后边说的是「排他的」,但对于这种文章来说,「排他的」简单的来说,要么就是对前面的这个字仅叫排他,要么就是对后面的这个字进行排他。反正不能,不能再有别的意思了。 |
もしそうでない,質問ですが,もしそういうふうに思わなかったら。後ろで「排他的」と述べていますが,このような文章では,「排他的」は簡単に言うと,前の語について排他するのでなければ,後ろの語について排他します。いずれにしろできない,他の意味ではありえません。 |
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両方ありうるってことですよね。 |
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但是,感觉,再分析起来,我觉得かかり,因为是係助詞[「かかりじょし」と日本語で発音する]嘛。我觉得还是前面那个词。所以重点比较好。 |
ただ,思うに,もっと分析すると,かかり,係助詞のせいだと思います。やはり前の言葉だと思います。[前の言葉に]重点を置いて考えたほうがどちらかというと良いと思いました。 |
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それはもうなんとなくそう思ったのね,いまA[協力者の姓]さんが。 |
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我自己是这么认为。没有别的。 |
自分ではそう思います。とくに理由はありませんが。 |
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なんとなくそうじゃないかなっと思ったんですよね。 |
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啊,而却后边它也,它也说,后边它也说了嘛。「その,その何か等于[=のこと]雪」。啊,所以我刚开始第1次判断就是错误的。白い什么雪[「ゆき」と日本語で発音する]对对。 |
あ,しかも後ろのほうでも,書いてあります,後ろのほうに書いてあるじゃないですか。「その,その何か=雪」。あー,だから私がはじめに最初に判断したのは間違いでした。白い何か雪。そうそう。[つまり色の方ではなく雪の方だと判断したことが正しいという意味。] |
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はいはいなるほど。そのあとありますからね。「何かは雪です」と指定する,と書いてあるから,風じゃなくて,雨じゃなくて,雪ですっていう。なるほどね。あとね,「その何かが白い」って書いてあるところを,まあ最初は何が白いっておっしゃって,まあ翻訳の問題だと思うんですけど,「何か」なのか「何」なのかどっちかなと思ったんですね。この意味,何が白いんだろうっていう質問なのか,それとも,何か?なのかちょっとそこのところ,翻訳の問題ですよね。どっちだと思いますこれ。 |
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这块,它,老师的意思是,想问一下这块为什么「が」的意思。 |
ここは,これ,先生のおっしゃる意味は,ここはどうして「が」の意味になるのか聞きたいということですか。 |
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ここは質問なのか,質問ではないのか。 |
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这应该是对于, |
これはたぶん, |
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これは何が白いんですかっていう質問なのか, |
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这应该是一个问句。对于问一下什么是白的。 |
これはたぶん質問文です。何が白いかとの疑問です。 |
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[「何が白いのか」という通訳者の発言に続けて]っていう意味ですか。 |
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对。如果它要回答的话,它也是「雪が白いです」。 |
はい。もし答えるとすれば,「雪が白いです」。 |
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これはじゃあ,なんか,質問なんですよね。「何が白いか」っていう。 |
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「何かが白い」。「雪が白い」「雪が白い」[以下,「何か」「何かが」などをぶつぶつ日本語でいう]。 |
「何かが白い」。「雪が白い」「雪が白い」[以下,「何か」「何かが」などをぶつぶつ日本語でいう]。 |
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ああ「何かが白い」。「何かが白い」は意味は「何が白い」ですかっていう意味ですかね。「何か」と「何」が中国語で一緒だから。 |
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[「何が白い」「何か,が白い」などをぶつぶつ日本語でいう。] |
[「何が白い」「何か,が白い」などをぶつぶつ日本語でいう。] |
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ごめんね。同じかな。「何が白いですか」っていう意味でその答えが「雪です」っていうそういう意味なのかな。 |
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[「何が白い」「何か,が白い」などをぶつぶつ日本語でいう。] |
[「何が白い」「何か,が白い」などをぶつぶつ日本語でいう。] |
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いまねA[協力者の姓]さんはこの文を質問だと思うか,思わないかです。質問じゃないと思うか,質問だと思うか。 |
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如果要是疑问句的话这个句子应该变一下吧。就是「何が白いですか」。疑問文[「ぎもんぶん」と日本語で発音する]。所以它应该不是问,疑问句。 |
もし質問文だとしたら,ここの文はちょっと変わるはずです。「何が白いですか」と。疑問文。だからこれは問,疑問文ではないと思います。 |
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ああじゃあ,「何か」っていうのは。 |
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[通訳者がデータ収集者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]何かー,何かと何は違いますか。 |
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有区,当然有区别。 |
ちが,もちろん違います。 |
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違う,違うわけですね。だからこれは,この文では「何」じゃなくて「何か」でいいですか? |
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[通訳者の「某一个东西」(あるもの)という言葉を聞いて)]对。我也这个应该[あとは音が重なり聞き取り不能]。 |
[通訳者の「某一个东西」(あるもの)という言葉を聞いて)]そうです。そう言えばよかったです。 |
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いやだから私最初日本語を聞いて「何が」っておっしゃったから,疑問文でとらえたのかなと思ったんですよね。そうじゃないんですよね。「あるものが白い」という意味なんですよね。何かわからないけど,「あるものが白い」という意味でいいですかね。 |
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[不知道什么但是某一种东西是白的(何かわからないけどあるものが白い)という通訳者の訳を聞いて]对对。 |
そうですそうです。 |
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はいはいわかりました。特に何か他にわかりにくいところとかありましたか。 |
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除了这两点以外的话没有。感觉这两点就是文法者所用的专门用语的那种。所以理解起来就是没有像下面这种解释的或者一般的[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,発話を促す]就理解起来更容易的。 |
この二つ以外ではありません。この二つは文法学者が使う専門用語の類だと思います。なので理解するのに下のほうの解説とか一般の考えを[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,発話を促す]理解をするとよりわかりやすいです。 |
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はい,じゃあどうぞ続けてください。 |
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p.22 |
上記(10)の例でも見たように,「は」と「が」はそれぞれ入れ換え不可能な事が多い。 |
上面(10)的例句。看了上面是,就像上面,我们看到的(10)的例子一样.「は」和「が」恩,很多种,换,很多种互换的,不能互换的事情很多。 |
上記(10)の例。上を見た,上のように,私たちが見た(10)の例のように,「は」と「が」んー,多くの種類の,替える,多くの種類を入れ替える,入れ替えられないことが多いです。 |
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381 |
p.22 |
これは「は」と「が」の文法的な働きが異なるためであることは,上でも述べた。 |
恩,在这里「は」和「が」在文法上的功能区别,为了区别它,为了区别上述,上述,像上述这样来描述,[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう]これは,「は」和「が」的文法的,文法的功能,因为不同,所以像上述一样进行区别,像上述,像上面一样进行叙述。 |
んー,これは「は」と「が」の文法上の働きの区別,区別するため,上で述べたことを区別するため,上で述べた,上のように説明する。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]これは,「は」と「が」の文法的,文法的働きが,異なるため,上で述べたように,区別をする,上で述べたように,上のように述べます。 |
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382 |
p.22 |
それにもかかわらず,「は」は「が」と同様に主格(もしくは主語)を表すと言われることがある。 |
啊,尽管这样,「は」和「が」同样是主格,同样是主格来表,表,表示被,描述的对象,有这样的。 |
あー,にもかかわらず,「は」と「が」は同様に主格,同様に主格として,描写される対象として,表わ,表わ,表す,ことがあります。 |
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383 |
p.22 |
これは何故だろうか。 |
这是为什么呢。 |
これはなぜだろうか。 |
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384 |
p.22 |
山田(1936)は,格助詞が本来在るべき位置にないときには,係助詞がその位置に加え用いられると述べている。 |
山田1936年,恩,格助词本来的位置,稍等一下。[暫く無言。]啊,格助词应该在本来的位置。没有在本来的位置的时候,啊,助词,系助词「は」,恩,系助词这个位置,被用,的叙述。 |
山田(1936年)は,んー,格助詞の本来の位置,ちょっと待ってください。[暫く無言。]格助詞は本来の位置にあるべきです。本来の位置にないときは,あー,助詞,係助詞「は」,んー,[ぶつぶつ日本語で読む]係助詞の位置,に用いられる,と述べられています。 |
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385 |
p.23 |
例えば,「私はちっとも知りませぬ」における「私は」は,係助詞「は」が用いられているとはいえ,その位置に格助詞を伴った「私が」が現れていないから,主格として用いられることになると述べている。 |
比如, 「我一点也不知道」在这个句子中,对于「我」,啊,系助词,虽然系助词 「は」虽然被用,在这个位置上,伴随着格助词「私が」没有,没有出现。作为主格被用,作为主格来被,作为主格,被用,这样陈述的。 |
たとえば,「私はちっとも知りません」この文のなかで,「私」について,あ,係助詞は,係助詞「は」は用いられているとはいえ,この位置に,格助詞を伴った「私が」がない,現れていないです。主格として用いられ,主格としてされる,主格として,用いられる,このように述べられています。 |
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386 |
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はい,じゃあその最初の2行目[行番号381,論文22ページ23行目]のところで,「これは『は』と『が』の~」とありますよね。「これ」っていうのは何ですか。 |
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387 |
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「これ」就是上面所说的「は」和「が」,在很多不能换的地方,不能换的事情很多。它只代指前面所说的事情「これ」。 |
「これ」は上で述べた「は」と「が」が,多くの場合入れ替えられない,入れ替えられないことが多いということです。ただ前で述べたこと「これ」を指しているだけです。 |
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あーはいはいはい。そしたらその次の行[行番号381,論文22ページ24行目]で,「上でも述べた」って書いてあるんですけど,えーこれは「述べた」のは誰が何を述べましたか。 |
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是山田。山田孝雄在从这论文上面提起到的。「は」和「が」一个是作为格助词,一个是作为系助词。是这个,所指的是这个。 |
山田です。山田孝雄がこの論文の上のほうで言ったことです。「は」と「が」は一つは格助詞になり,一つは係助詞になる,ということです,指しているのはこのことです。 |
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というふうに,まあ山田さんが言ったということなんですね。えーとはいはい,じゃあその次ですけど。下から3行目[行番号384,論文22ページ26~27行目]ですね。「係助詞がその位置に加え用いられると述べている」,「その位置」っていうのはどの位置なんですか。 |
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391 |
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我觉得这个「その位置」应该是,应该,是它本来,它,它应该在的那个位置。 |
この「その位置」というのはおそらく,おそらく,本来の,それが,あるべき位置です。 |
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なるほどね。たとえば,ここの言ってることをちょっと書いてみます。「山田は格助詞」だっていうのずっとあって,「その位置に加え用いられると述べている」っていうとこ。「山田は」から「述べている」まで。これを,ちょっと,たとえばこの文てこういうことですよってちょっと教えてください。 |
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393 |
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[暫く無言で読み続ける。]它大概所说的,它所说的,它所说的意思是,比方说,「私はちっとも知りませぬ」。但是它为什么有的例子中有可能应该是把这块给换了。就比方说换成「私,が」。对于,对这个进行的提问原本「は」应该是在这里的。但是为什么比方这个文章中他没有用这个「は」而是又用了别的字。 |
[暫く無言で読み続ける。]ここがだいたい言っているのは,言っているのは,言っている意味は,たとえば,「私はちっとも知りませぬ」。でもなぜある例文ではこの部分を「が」に替えることが可能なのでしょうか。たとえば「私,が」と言い換えてみます。ここについて,これに対しての疑問は本来は「は」がこの場所にあるべきだということです。ただしなぜこれを比較した文で「は」を使わずに別の語を使ったのでしょうか。 |
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えーとここですね。もともと「は」があるはずなんですね。そして別の語を使うっていうのはちょっと言えばどういうこと? |
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395 |
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就比方说,这个原本这个句子应该是这样的,但是有可能在某种场合把这个「は」替换了成「が」一句。 |
たとえば,ここはもともとはこの文はこうでした,ただしある場合にはこの「は」を「が」に替えることがありえるということです。 |
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「は」を「が」に変える。はい。うん。 |
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397 |
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所以说,为,就是说为什么原本用「は」的位置,用「は」的位置用别的字来代替。 |
なので,なぜ,つまりなぜもともと「は」があった位置に,「は」の位置に他の語を使って代用するのでしょうか。 |
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うんなるほどね。代用するのか,あ,それはどうしてでしょうかっていう意味ね。 |
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399 |
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[「係助詞」とぶつぶつ日本語で読む。] |
[「係助詞」とぶつぶつ日本語で読む。] |
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400 |
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それ質問ですか,疑問文? |
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401 |
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其实它,它前面这个山田所引用的。他,他所说的这句话,他下边所说的,所举的例子,但是被用的。下边那句就是对它前面这句话直言解释的吧。 |
実際はこれ,前で山田を引用しています。彼[「山田孝雄」のこと],彼が言っていることは,彼が言っていることは,下で述べられていること,挙げられている例,引用されています。下の文は前で述べた説[山田の説のこと]を説明したものではないでしょうか。 |
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うんえーとあ,そうですよね,はい。それでえっとこの,ここの部分[行番号384,論文22ページ25~27行目]を説明したのがここ[行番号385,論文22ページ27~28行目,23ページ1行目]なんですよね。でここの部分[行番号384,論文22ページ25~27行目]の意味をちょっと私は聞きたかったんですけど,「私はちっとも知りませぬ」の,もともと,ここは「は」は「私は」,「私」の後にくるんですよね,もともとね。ここ「は」,もともと「は」なんだけど,ここにたとえば「が」が代わりに使われたりしますよっていう,どう言っていいですか。 |
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403 |
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[暫く無言で読み続ける。] |
[暫く無言で読み続ける。] |
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まあそういうこともありますよっていう意味かな。「私はちっとも知りませぬ」っていうのが普通なんだけど,まあ「は」が[雑音で聞き取り不能]いますよっていうことを山田さんが言ってるということ? |
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好像是,是吧。 |
たぶん,そうです。 |
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うんうんうん,ちょっとねわかりにくいところだからね。はいはい。「係助詞がその位置に」っていうのはもともとあった位置にっていう? |
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我认,第一段感觉的也是就是说,上面所说的作为主格的时候嘛。会有这种情况。主格推出来的时候会有这种情况。 |
私が考え,初めの感覚ですけどつまり,上で述べられた主格となるところです。こういう状況はあり得ます。主格となるとき,そういう状況はあり得ます。 |
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そういう状況っていうのは? |
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就是,前面的部分后面的部分,就是主格和后面,后面的部分,怎么说。 |
つまり,前の部分の後ろの部分,つまり主格と後ろ,後ろの部分,なんていうか。 |
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うんじゃあこの「主格として用いられる」っていうのは,あの何が,どこに,どう使われるっていうことなのかな。これは「主格として用いられる」っていうのは,「が」のことですか,「は」のことですか。 |
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就是,举一个例子吧。假如说,我不知道对不对,看见,恩,狗正在跑,如果,恩,如果,这个句子单独说「犬は走っています」也可以吧。「犬,犬は走っています,走っています」「犬が走っています」。这个时候,作为「が」,后面「が」使用的时候好像是因为后面的动词「走っている」和前面的动词是构成一个主格的关系。动作的,主体是,发出的主体是「犬」。 |
つまり,例をあげましょう。たとえば,正しいかどうかわかりませんが,見るとして,んー,犬が走っている,もし,ええ,もし,この文をただ「犬は走っています」と言うこともできます。「犬,犬は走っています,走っています」「犬が走っています」。このとき,「が」として,後ろで「が」を使うときはたぶん後ろの動詞「走っている」と前の動詞が主格関係を構成します。動作の,主体は,行う主体は「犬」です。 |
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はい。うんうん。それはこの「が」と「は」は入れ替えられますよっていうこと?主格として用いられるのは何が?たとえば,両方? |
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作为主格是应该是「が」。 |
主格になるのは「が」です。 |
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あ,「が」なんですね。ああそうか。が,主格として用いられるという。 |
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有点混了。 |
ちょっと混乱してきました。 |
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它在前面说的是「それにもかかわらず」,「は」和「が」都同样可以,可以表示主格。这样的现,这样的有这样的事情。那么也就是说「は」和「が」同时都可以,表示主格。我不知道正确意思,我只是这句这快字觉得理解。所以它下边接下来就出现了这个,为什么也许原本有「は」的地方被「が」代替了。 |
これが前のところで言っているのは「それにもかかわらず」,「は」と「が」は同様にできる,主格を表すことができるということです。このような現,このようなこのような事情があります。つまり,「は」と「が」は同時にできる,主格を表すことができるということです。正確な意味は分かりません。私はただこの文や語を理解しているだけです。なので下で続きで出てきたこの,なぜおそらく本来「は」のあった場所が「が」に代用されたのか。 |
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うーん。だからまあ,あのもともとは「は」なんだけど,その「が」っていうのがここにきて主格を表すことがありますよ,っていう意味でしょうか。主格として用いられるのは「が」ですね。[以下聞き取り不能。] |
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用いられる[ぶつぶつ日本語で読む]。 |
用いられる[ぶつぶつ日本語で読む]。 |
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「が」が用いられるっていう意味ですかね。 |
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还是从这个句子来说他说的系,系助词「は」,虽说是被用来,可以被,能被用[中国語で「用いられている」],とはいえ[通訳者の「用いられている」という訳に続けて発言]重点还是应该在后面的部分。 |
やはりこの文からすると,彼[論文著者のこと]の言っている係,係助詞「は」,用いられるとはいえ,用いることができる,用いられている,とはいえ[通訳者の「用いられている」という訳に続けて発言],重点はやはり後ろのほうにあります。彼女[データ収集者のこと]が言ってるのは「は」の問題ですか。「は」の問題? |
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なるほどね,はいはいはい。 |
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所以他说的是应该是「『私が』が,現れていない,から」[22ページの28行目]。她[データ収集者のこと]说的还是应该是「は」的问题吗。「は」の問題[「もんだい」と日本語で発音する]? |
そのため彼[論文著者のこと]が言いたいことは「『私が』が,現れていない,から」ということです。 |
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え,いやいや。あのここ[行番号384,論文22ページ25~27行目]にね,「用いられる」とあるから,主語,主語っていう言葉はちょっといけないんですけど,何が「用いられる」って言ってるのか,それがわからなかったからきいてみたのね。 |
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係助詞[「かかりじょし」と日本語で発音する]「は」。 |
係助詞「は」。 |
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あ,「は」ですか。あ「が」じゃなくて? |
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「は」です。はい。 |
「は」です。はい。 |
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どうして,考えが変わりましたね。 |
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但是它这句话翻译过来的时候,虽然是它是这样,但是在这个位置,格助词,伴随了这个,「私が」,这样「現る,現れていない」,「いない」因为,因为是这个「いないから」,だから主格[「しゅかく」と日本語で発音する]として应该还是说的是かかり「は」。 |
ただこの文章を訳したとき,「何々であるとはいえ」,ただこの位置に,格助詞を伴った,「私が」が,このように「現る,現れていない」,「いない」なぜなら,なぜならこの「いないから」のせいです。だから主格としてやはり言えるのはかかり「は」です。 |
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ああじゃあさっきはこの「ない」に気がつかなかったから,あの,ここは「が」だなと思ったんだけど, |
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430 |
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さっきは間違い。 |
さっきは間違い。 |
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ちょっとそれは間違えで,これは「は」なんだということかな。 |
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432 |
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はいそうです。 |
はいそうです。 |
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そしたらさっきのこれは,これでいいですか[どこを指しているのかは不明]。えっともともと「は」がくるはずで,「が」が代用するけど,「が」がないからっていう。ちょっと説明してもらえる?これ。このいまここで言ったのと例文との関係をちょっと説明してもらえますか。 |
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[「私はちっとも」「私がちっとも」とぶつぶつ日本語で読む]这块,不单单是主格的问题吧。这个「は」它在构成文章的时候,它应该还有一种,判断。判断文。[「私はちっとも知りません」「私がちっとも」とぶつぶつ日本語で読む。]もし,如果要是用「私」[下線部日本語で発音する],我用「が」的场合,感觉好像如果要是,单独,如果要是翻了「が」的句子的话,也对。但是这个文章前后的文脉就不一样的关系了。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]文脉。文脈[下線部日本語で発音する]不一样的那种。这个它是更比一般的句子吧。就是一般的判断解释说明的句子。 |
[「私はちっとも」「私がちっとも」とぶつぶつ日本語で読む]ここのところは,主格だけの問題ではないですよね。この「は」が文章を構成している場合,一種の,判断があります。判断文。[「私はちっとも」「私がちっとも」とぶつぶつ日本語で読む。]もし「私」を用いて,「が」を用いた場合,なんとなく,単独で,もし「が」と語を訳したとしても,それも正しいです。でもこの文章の前後の文脈は違う関係になります。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]文脈。文脈。違う種類に。これ[「は」を用いた文]のほうがより一般的な文ですよね。つまり一般的な判断説明をする文です。 |
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うん,はいはい,はい。 |
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如果加上,如果变成「が」的话,也许是,从文脉考虑是,疑问句做「誰がちっとも知りません」。也还是有点说明。但是放在,如果单独用「が」的话它只不过是对后边的部分。「什么也不知道」,的动词的主体是谁。只是对于这个主体[「主体」のあとは聞き取り不能]。 |
もし加えるなら,もし「が」になるとすれば,おそらく,文脈から考えて,「誰,誰がちっとも知りません」という疑問文です。でもやはり説明が難しいです。ただし置くと,もし「が」だけを用いるとすると,後ろの部分にだけにしか対応しなくなります。「ちっとも知りません」の動詞の主格は誰か。[「何も知らない人は誰ですか」という疑問文に対して]「私がちっとも知りません」という場合に使われるようになります。ただこの主格に対してだけ[「主体」のあとは聞き取り不能]。 |
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じゃあこれとこれで[どこを指しているのかは不明]。ちょっと使い方が違うっていうことかな。 |
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应该是不一样。 |
違うはずです。 |
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あーなるほど。じゃあその「が」と「は」ではちょっと,あの替えたりできないよっていうことなんですかね,ここでいってるのは。意味が違いますよっていう。 |
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意思不一样所以不能交换。 |
意味が違いますから替えたりはできません。 |
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交換はできないってことなんですね。[暫く無言。]じゃあ,ここのところ「は」,さっき最初は「が」だと思ったけど,ちょっと修正して「は」になりましたよね。ということは「は」が「主格として用いられます」,って書いてあるよね。 |
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我是这么认为。 |
そう思います。 |
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なるほど,ということは,えーっとこれは主格,これは判断説明じゃなくて,これは主格だっていうふうに,も考えられるっていうことかな。 |
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作为主格也能可以。 |
主格にもなれます。 |
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ああなるほど,主格もいい。なるほどね。でもまあこの文の性質は判断とか説明になりますよ,ということかな。はい,えーとあとひらがなでね,いまのところで,こと,「ことになる」,これは特別に意味はないですか。 |
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啊,这是,就是「ことになる」是变成什么什么样。一个客观的现象的内容。 |
あ,この,「ことになる」とは何々に変わるということです。客観的現象についての内容だと思います。 |
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客観的現象。 |
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就跟「ことにする」区别的内容。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]它对应这个词「ことにする」。自己觉得[あとは音が重なり聞き取り不能]。 |
「ことにする」とは異う内容です。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]これは[ことになる]は「ことにする」に対応しています。自分で主観的にするのが「ことにする」,「ことにする」は客観的にそうなる。 |
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あー。あ,なるほどね,それは自分でする。あーそうかそうか。じゃあこの場合はもうなんか客観的にそうなりますよっていうことかな? |
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哦。 |
はいそうです。 |
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その述べているのは誰が述べますか。 |
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[暫く無言で読み続ける。]可以说他[「私」などぶつぶつ日本語で読む]啊,应该是山田[「やまだ」と日本語で発音する]。 |
[暫く無言で読み続ける。]たぶん[ぶつぶつ日本語で読む]あ,たぶん山田です。 |
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山田さんが。 |
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ちょっと知らないけど,っていう感じです。 |
ちょっと知らないけど,っていう感じです。 |
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山田さんでしょう。たぶん。まあここ前に山田さんの話でみているから,たぶん山田さんだろうと。 |
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现在又有点乱了。 |
また混乱してきました。 |
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あはは,いやいや,私の言うことにとまどわなくて,とにかくあの,私の言うことよりA[協力者の姓]さんがどう思っているかを知りたいので,いろいろ質問しているだけで,私の質問にいろいろこう,あの,反応されなくていいです。A[協力者の姓]さんがどう思っているか聞いているだけなので。 |
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いいですか,じゃあ。またあの考えが変わったりしたらあとで言ってください。じゃあもうちょっと続けていきます。 |
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p.23 |
柴谷方良(1978)は「は」と「が」が同じ文法範疇と誤解されるいくつかの統語的事例を挙げている。 |
啊,柴谷方良1978年,「は」和「が」同,啊,同样的文法范畴,被误解,有,被误解为几个统语的例句,事例列举,列举了几个事例统语。 |
あー,柴谷方良1978年に,「は」と「が」が同,あ,同じ文法範疇,誤解される,ある,誤解される,いくつかの統語の例えとして,事例として挙げ,いくつかの統語的事例を挙げています。 |
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p.23 |
(11)a.山田先生が次郎に花子を紹介した。b.山田先生が次郎に花子を御紹介になった。 |
第(11)a。山,山田先生把次郎介绍给花子。山田先生,向次郎介绍了花子。 |
第(11)a。山,山田先生は次郎を花子に紹介した。山田先生,次郎に花子を紹介した。 |
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p.23 |
(11a)の山田先生は主語であり(かつ主格であるが),一般に主語が(11b)のように尊敬語化を引き起こすと主張されて来た。 |
恩,(11a)中,山田先生是主語,一般的主語。一般的主語那样,尊敬語,尊敬語,[「ひきこ,ひきこ,引き起こすと主張されて来た」とぶつぶつ日本語で読む。暫く無言で読み続ける]就是,啊,山田先生是主語,一般的主語,像一般主語那样,尊敬語,尊敬語这样的句子也能被用来,主張。能被用。 |
んー,(11a
)では,山田先生は主語,一般的主語です。一般的な主語のように,尊敬語,尊敬語,[「ひきこ,ひきこ,引き起こすと主張されて来た」とぶつぶつ日本語で読む]つまり,あ,山田先生は主語,一般的な主語,一般的な主語のように,尊敬語,尊敬語のような文も用いることができる,用いられて主張されました。 |
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p.23 |
(12)a.山田先生は次郎に花子を紹介した。b.山田先生は次郎に花子を御紹介なさった。 |
第(12)a。山田先生向花,啊,向次郎介绍了花子。恩,b。山田先生,向,山田先生向次郎介绍了花子。这两个部分翻译成中文的时候都是,基本上都是一个意思。但我一看日语我知道。一个是只是简单的陈述,另一个是用了敬語的陈述。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]一个是简单的申述,另一个是用来敬語的申述。但是在翻译成汉语的时候,应该都是,都是一样的。但是,看的时候立刻就可以知道一个是普通的,一个是敬语。 |
第(12)a。山田先生は花,あ,次郎に花子を紹介した。んー,b。山田先生,に,山田先生は次郎に花子を紹介した。この二つは中国語に訳すとどちらも,基本的にどちらも同じ意味です。ただし私は日本語を見ればわかります。一つは単純な陳述で,もう一つは尊敬語を用いた陳述です。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]一つは簡単な叙述で,もう一つは敬語を用いた叙述です。ただ中国語に訳すと,どちらも,どちらも同じになるんです。でも,見たらすぐにひとつは普通で,ひとつは敬語ということがわかります。 |
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p.23 |
係助詞「は」の用いられている(12b)でも,(11b)と同様に尊敬語が引き起こされている。 |
係助詞「は」被用,被用,在(12b)中和(11b)中,是同样的被,被用来,被,被用来,尊敬语,作为尊敬语被使用的。 |
係助詞「は」は用いられ,用いられ,(12b)と(11b)の中で,同様に,用いられ,られ,用いられ,尊敬語,尊敬語として使用されています。 |
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p.23 |
このように,「は」と「が」の間には同じ統語的振舞いが見られる。 |
像这样「は」和「が」,在「は」和「が」之间同样的統語的,「振舞い」,查一下这个。[辞書を使って,「振舞う」と入力する。何の辞書かは不明。]行动动作。第2个,就是行动动作。啊从头翻一下这个句子。像这样「は」和「が」,在「は」和「が」之间同样的統語的动作能被看见。 |
このように「は」と「が」は,「は」と「が」の間には同じ統語の,「振舞い」,ちょっとこれを調べます。[辞書を使って,「振舞う」と入力する。何の辞書かは不明。]行動動作。2番目は,行動動作。はじめからこの文を訳します。このように「は」と「が」は,「は」と「が」の間には同じ統語的な動作が見られる。 |
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はいはい。じゃあいまのところは何かわかりにくいところはなかったですか。 |
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没有。就是刚开始的单词。 |
ないです。たださっきの単語だけです。 |
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はいはい。えーとじゃあ11番のaの下に,えーと「(11a)の山田先生は主語でありながら,一般に主語は何々のように尊敬語化を引き起こす」,そこの文ですけど,簡単に言ったらどういうことを言ってるんですかね。 |
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其实两个两个文章所要表达的都是,山田先生向,向次郎介绍了花子。但是也许对于说活人和听话人来说,山田关系和远近关系不同。所以,或者是听话者或者是说活者的角度不同。所以使用了敬语。敬语。 |
実際は二つ,二つの文章が言っているのはどちらも,山田先生が対して,次郎に対して花子を紹介したということです。でも話し手と聞き手にとっては,山田との関係と遠近関係は違うかもしれないです。だから,聞き手と話し手の角度は違うかもしれません。だから敬語を使っています。敬語。 |
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あーじゃあ,bのほうがちょっと遠いってことなのかな。 |
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恩,远。比较远的关系也可以这么说。 |
んー,遠いです。ちょっと遠い関係でもこう言います。 |
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遠いっていうのは,あ,もう少し詳しく。 |
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啊,比方说,三者之间,我,我和你是非常好的朋友。但我们俩之间谈了山田老师的时候,[暫く無言]啊,谈了山田老师的时候可以简单地用这种,一般的语言来说。但是,听话者和说活者之间来说,或是我和你之间的关系,存在一个上下级的关系,或者是不是一般,不亲近的关系的时候。 |
あ,たとえば,三者間で,私,私とあなたはとても仲のいい友達です。ただ私たちの間で山田先生のことを話すとき,[暫く無言]あ,山田先生のことを話すときは簡単にこういった,一般的な言葉で話します。でも,聞き手と話し手の間が,私とあなた[データ収集者のこと]の関係だったら,上下関係が存在する関係,あるいは普通ではない,親しくない関係のときかもしれないです。 |
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あー,はいはい。そういう時は? |
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啊,这个感觉还有一种可能就是,有可能是山田先生和我们都是,都是同等级别的。 |
あ,この感じはもう一つ可能性があって,山田先生と私たちがどちらも,どちらも同じレベルの時にもあり得ます。 |
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あ,と,ふたりが。 |
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はい。 |
はい。 |
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山田先生とふたり[通訳者がデータ収集者に対して発話する]。 |
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あ,山田先生とふたりが,同じ関係のとき。のときは? |
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我这样也,也可以用就是一般的。如果存在着上下级的关系那种,或者是关系远近的时候,用这个敬语。 |
このときも,一般的な言葉を使えると思います。もし上下関係が存在していたら,あるいは関係に遠い近いがあったら,敬語を使います。 |
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あーそうなんだ。うーん山田先生との関係が同じ,同輩と。 |
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三人がですね[通訳者がデータ収集者に対して発話する]。 |
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三人ね,三人が同じ,同じレベルの時は普通の言いかたをする。 |
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这是一种情况,还有,还有一种情况,在这山田老师说,说活者和听话者之间的关系。 |
これは一つの状況であって,さらに,もう一つ状況は,山田先生が言うように,話し手と聞き手の間の関係でもあります。 |
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最初に言われたのはそういうことよね。 |
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はい。 |
はい。 |
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あとは,山田先生とこの三人の関係。そういうのが同じときは,たとえばaのような言いかたをして,なんかそこに差があるときはbのような言いかたをするという意味でいいですか。 |
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[暫く無言。]你说的意思我,[通訳者の言ったことの意味が分からなかったので通訳者に聞きかえす]其实,我觉得这个最好的,最好的理解方式就是说,从说活者和听话者的角度来说。如果要是有意,表达说活者和听话者之间的关系的时候,有可能用普通的这种句型。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]说就是,或者是同等关系。就是级别是同等的或者是亲近的关系。还有一种就是我想传达对山田老师的敬意,尊敬他的时候,对你说的时候,可以用尊敬的这种。 |
[暫く無言。]今言った意味が,[通訳者の言ったことの意味が分からなかったので通訳者に聞きかえす]実は,私はこれが一番良いと,一番いい理解の仕方はつまり,話し手と聞き手の角度から話すということです。もしわざと,話し手と聞き手の間の関係を表すとすると,おそらく普通のこの型を用いると思います。[通訳者が協力者の発話内容を確認するために,再度言ってもらう。]つまり,あるいは同等の関係です。レベルが同じ,もしくは親しい関係。もうひとつは私[協力者]が山田先生を尊敬していること,彼[山田先生]を尊敬していることを,あなた[通訳者]に対して話すとき,尊敬語などを用います。 |
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あーはいはい,なるほどね。はいはいはい。あのーたとえばその同じであっても,山田先生を尊敬している気持ちを表したいときはこのbを使うってことなんですね。 |
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はい。 |
はい。 |
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じゃあ,結局ここで言っているこの2行,この2行(11)a「山田先生が」のところこの2行は,いまA[協力者の姓]さんがおっしゃったようなこと,ですよね。相手との関係によって尊敬語を使ったり使わなかったりしますよっていうことを表しているわけですよね,ここは。でいいですか。 |
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应该可以吧。 |
いいと思います。 |
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えーとじゃあ「主張されてきた」[行番号461,論文23ページ6~7行目]ってこの最後ね,これは主張したのは誰が主張しましたか。 |
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[ぶつぶつ日本語で読む。]「主張されて来た」应该是一般的人。大部数人是这么认为的吧。 |
[ぶつぶつ日本語で読む。]「主張されて来た」これは一般的な人,多くの人がこう考えるということではないでしょうか。 |
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んーはい。「されて来た」とこの,来たっていうのは何か意味があると思いますか。 |
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它有意思。它只是表示有一个,像「て来ます」有一种,就有一种,某种现象渐渐地见起来。出现的。 |
この意味は,ただ「て来ます」のように,表す,ある,ある現象がだんだん現れるということです。出現する。 |
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出現してきたってかんじですね。ここね。はいはいありがとうございます。それでえっとー,次の二つの部分,同じことかな。12番,その下のところね[行番号463,論文23ページ10行目],「係助詞『は』」, |
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刚才说,[調査場所の校内放送で退出を促す放送があったことを伝える]5点。 |
さっき放送は5時に閉めます。 |
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あはい閉めますね。もうちょっとだけします。 |
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あ,はい。 |
あ,はい。 |
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えーと「係助詞『は』の用いられている(12b),(11b)と同様になんとかかんとか」,ですね。で,「このように,『は』と『が』の間にはなんとかかんとか見られる」。これは簡単に言うとどんなことだと思いますか。 |
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[暫く無言で読み続ける。]好像是「同样」是使用敬,敬语的。所以有的,a,(11),(11)的例子和(12)的例子前后都没有编句在「は」和「が」的地方变了。 |
[暫く無言で読み続ける。]おそらく「同様」っていうのは同様に敬,敬語を用いるっていうことです。そのため,a,(11),(11)の例と(12)どちらも前後の部分は語に変わりがなく,「が」と「は」のところが違います。 |
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でまあ,内容は同じだということかな。「が」と「は」が変わっただけで。 |
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503 |
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恩,从表面上来看,只看出来「は」和「が」不一样。可是我,现在我不知道这个,放在「は」放在「が」对于这个句子产生其他什么变化我不知道。而却它上边,一直到这块位置它没有说。 |
んー,見ためでは,「は」と「が」が違うということだけわかります。でも,今私はわかりません,「は」を使うとき,「が」を使うとき,他にどんな変化が起こるのかっていうのはよくわかりません。それにここの上の方で,ずっとこの部分までそれは述べられてないです。 |
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えーとじゃあここはね私はよくわからないんですけど,同じ「統合的」辞書引かれたこれ,これは何のことですか。 |
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同样的「は」と「が」同样的统语。てきな。被看。[ぶつぶつ日本語でつぶやく。] |
同じ「は」と「が」同じ統語。てきな。見られます。[ぶつぶつ日本語でつぶやく。] |
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まあさっき辞書で引かれたら行動とか動作っておっしゃったんだけど,わかりやすく言うとこれはどういう意味なんですかね。どんな行動とか,どんな動作? |
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它这块所说的就是,动作的主体,动作的主体是一样的。 |
ここで言っているのは,動作の主体,動作の主体が同じであるということです。 |
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じゃあこのたとえば,「紹介した」っていう動作の,主体。 |
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主体是。主体是山田。 |
主体は,主体は山田です。 |
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うーん。じゃあ動作の主体が同じですよっていうことかな。 |
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是。 |
はいそうです。 |
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んー。じゃあ同じってことはそのたとえば,(12)のaとbが同じだって言ってるのか,(11)と(12)が同じだって言っているのか,どちですか。あるいはそれ以外。何と何が同じだっていっていますか。 |
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[暫く無言で読み続ける。]在这里应该是(11)的a和(12)的a,(11)的b和(12)的b,是这样对应吧。 |
[暫く無言で読み続ける。]ここは(11)aと(12)a,(11)のbと(12)b,というふうに対応すると思います。 |
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ああなるほどね。はいはい,このaどうしbどうしが,同じですよって言ってるんですね。はいありがとうございました。じゃあすごくねたくさん話していただいてありがとうございました。なんか時間がもう,なんか出ないといけないですね。 |
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夏休みなので5時までで。 |
夏休みなので5時までで。 |
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5時に終わるから。ああもうじゃあ調査はいちおうここまでってことにしてあとはアンケートをぱぱっと書いていただいて終わりにしましょうかね。どうもありがとうございました。 |
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