| ID:L-KR0031 | |||||
| データ収集日:2023年8月31日 | |||||
| 聞いた素材:心理学基礎論I〜思想と歴史〜(道又爾,上智大学,2012) | |||||
| https://youtu.be/SjfwgJrRG_A | |||||
| 行番号 | 聞いた素材 | 協力者の発話内容 | データ収集者の発話内容 | 備考 | |
| 発話 | 日本語訳 | ||||
| 1 | この授業は,あの,心理学を本格的に学ぶ準備として,まあいろんなことを考えるっていうのがテーマですが, | 이 수업은 심리학에 대해서 공부하기 위해 여러거지를 배우는 게 테마입니다. | この授業は心理学について勉強するためにいろいろなことを学ぶことがテーマです。 | ||
| 2 | あの,まあ,基礎論と言うと基礎なわけですが,あの,簡単という意味ではないですね。 | 어, 기초론이라고는 하지만 내용이 간단한 건 아닙니다. | えー,基礎論とは言いますが内容が簡単なわけではありません。 | ||
| 3 | それ,むしろ難しいかもしれない。 | 오히러 어려울지도 모릅니다. | むしろ難しいかもしれません。 | ||
| 4 | 原理的なことを扱う。ね。あの,一番根本にある問題について考えますから, | 가장 근본적인 것에 관해서 생각합니다. | 一番根本的なことについて考えます。 | ||
| 5 | それなりに,あの,おや,と思うような話になります。 | 어, オヤト라는 뜻이 뭔지 모르겠습니다. | えー,「オヤト」という意味がなにかわかりません。 | ||
| 6 | オヤという言葉がわからないということでしたが,先生はどんなことを言いたかったと思いますか。 | ||||
| 7 | えー,まあ,オヤ가 부모님이니까 좀 정체적인? 약간 위의 개념? 이런 걸 말하고 싶은 것 같아요. | 「えー,まあ,オヤ」が両親ですからちょっと全体的な?ちょっと上の概念?ということを言いたいのだと思います。 | |||
| 8 | ただ,まあ,できるだけね,あの,なんて言うの,わかりづらくならないように,やりたいと思います。 | 가능한, 어렵지 않게, 어, 수업을 할려고 생각합니다. | できるだけ,難しくなく,えー,授業をしようと思います。 | ||
| 9 | で,今日は,1ということで,心と心理学という話です。 | 오늘은 첫번쨰 수업이고, 어, 마음과 심리학이라는 테마입니다. | 今日は最初の授業で,えー,心と心理学というテーマです。 | ||
| 10 | 画面が映ったらあの幸せですが,映らなくてもいいです。3つぐらいやります。 | 어, 화면이 비춰져 있을텐데, 안비춰져 있어도 상관없고, 세가지에 관해서 이야기할려는 것 같습니다. | えー,画面が映っているはずですが,映っていなくても関係なくて,3つについて話そうということのようです。 | ||
| 11 | も,お手持ちの,あの,パワポを持ってる人は,あの,そっちも見てくださいね。 | 어, 그, 자기가, 그, 강의의 파워포인트 갖고 있으면 그쪽을 봐도 된다고 합니다. | えー,その,自分が,その,講義のパワーポイントを持っていたらそちらを見てもいいと言っています。 | ||
| 12 | 3つぐらいの話があって,あの,僕は字が下手でごめんなさいね。だけど,そんなに読みづらくはないという噂があります。 | 어, 세가지가 있는데, 자기 자신은 글씨가 더러, 더럽긴 한데, 그렇게 읽기 힘들진 않다는 소문이 있다고 합니다. | えー,3つがありますが,自分自身は字が汚い,汚くはあるんですけど,そんなに見にくくはないという噂があると言っています。 | ||
| 13 | めんどくさいときはひらがなを書きますね。問題。ね。現代の心観。 | 히라가나로 적는다고 하십니다. | ひらがなで書くとおっしゃっています。 | ||
| 14 | 板書するとあの,まあ,大学らしくていいですけども,時間がかかるんだよね。 | 판서를 하면은, 대학스럽기는 한데 시간이 걸린다고 합니다. | 板書をすると,大学らしくはあるんですけど時間がかかると言っています。 | ||
| 15 | えっと心と心理学ってことで,まず心という言葉について,これについて考えてみよう。 | 어, 첫번째는 일단, 마음에 관해서 얘기를 하고, 두번째는, 어, 네, 여기까지. | えー,最初はまず,心について話をして,2つ目は,えー,はい,ここまで。 | ||
| 16 | で,2つ目が,あの,心について考えるってのは,実は,どんな問題を含むのかですね。 | 두번째는 마음에 관해서 생각하는 게 어떤 문제를 갖고 있는가 | 2番目は心について考えることがどんな問題を持っているのか | ||
| 17 | 心という言葉で立ち止まっていると,なかなかわからないところがあるんで,その先に進んでみようという話。 | 어, 그, 마음이라는 말에만 너무 집중하면은 앞으로 나가기 힘드니까, 예. 그래서 그 두번째의 心, 마음에 관한 세가지 문제에 대해서도, 네, 말할려고 하고 있습닌다. | えー,その,心という言葉にだけあまり集中すると前に進みにくいので,はい。だからその2番目の「心」,心について3つの問題についても,はい,話そうと思っています。 | ||
| 18 | で3つ目が,現代社会が,あの,我々のにほ,住んでいる,この21世紀初頭の日本社会が,心についてどういう考えを持っているか。 | 세번째는 그, 이십일세기 일본이, 그 心 , 마음이라는 거에 어떤, 어떤 시선으로 바라보고 있는가 | 3つ目はその,21世紀の日本が,その「心」,心というものにどんな,どんな視線で眺めているのか | ||
| 19 | まあ,心についての考えかたっていうので心観という言葉を使っています。 | 그, 마음에 관한 용어로서 心観이라는 표현을 쓰고 있습니다. 이 용어의 뜻을 파악하는 게 중요할 것 같습니다. | その,心についての用語として「心観」という表現を使っています。この用語の意味を把握するのが重要なようです。 | ||
| 20 | 用語の意味というのは,先生はもう言いましたか。 | ||||
| 21 | まだ言ってません。 | 「まだ言ってません。」 | |||
| 22 | 心観という言葉は,あの辞書を引いても出てきません。これはあの僕が勝手に作った言葉です, | 어, 사전을 펄쳐도 없을, 없고, 先生가 직접 만든 표현이라고 하십니다. | えー,辞書を開いてもない,なくて,「先生」が自ら作った表現だとおっしゃっています。 | ||
| 23 | から,あの辞書を引かないでください。ね。[笑う]引いてもなんか変なことしか,あ,変なことっていうか,僕の言ってることと違うことが出てくるのがオチだと思います。 | 사전 봐도 이상한 말만 나온다고 합니다. | 辞書を見ても変な言葉だけ出てくると言っています。 | ||
| 24 | あの,心についての考えかた。ね。そういう意味ですね。で,まずその心という言葉ですが,誰もが心という言葉には,あの,まあ,非常に強い,思いがある。ねえ。 | 음, 일단 心라는 단어에 대해서 모두가 강한 뭔가를 갖고 있다고 합니다. | うーん,まず「心」という単語についてみんなが強いなにかを持っていると言っています。 | ||
| 25 | 心とはなによりも大切なものだっていうふうに生きているわけですが,考えてみよう。心ってどういう意味? | 그, 모두, 이 心, 마음이라는 거에 대해서 생각을 하고 있는데, 心라는 건 뭘까? | その,みんな,この「心」,心というものについて考えているんですけど,「心」というものはなんなのか。 | ||
| 26 | なにそれ?という問題。心ってなにって言われたらね,すごく,実はこれ説明ができない。 | 그, 마음이 뭔지 설명하라도 하면은, 사실은 설명하는 게 어렵지. | その,心がなんなのか説明しろと言うと,実は説明するのが難しい。 | ||
| 27 | 一般的に心というのはどういうふうに思われていると話していますか。 | ||||
| 28 | 그, 무슨 중요한 거라고, 사람들이 心라는 게 중요하다고 생각을 하고 살아가는데, 막상 설명하라도 하면은 잘 못한다고 합니다. | その,なにか重要なものだと,人々が「心」というものが重要だと思って生きていくんですけど,いざ説明しろと言うとできないと言っています。 | |||
| 29 | 当たり前ですが,言葉でうまく説明できたら,もうそんなあの,誰も苦労しないわけでね。 | 그, 말로서 心를 설명할 수 있다면, 고생하지 않을 거다, 라고 합니다. | その,言葉で「心」を説明できれば,苦労しない,と言っています。 | ||
| 30 | 難しい言葉で抽象的な言葉だからこそ,あの我々は魅力を感じるというところがあるかもしれない。 | 이게 어렵고 추상적인 단어라서 저희들이 매력을 느낄 수 있다고 합니다. | これが難しくて抽象的な単語だから私たちが魅力を感じるのかもしれないと言っています。 | ||
| 31 | で,純粋に,国語のお勉強としてね,心という言葉を考えてみよう。 | 순수하게 국어의 관점에서 心라는 단어에 대해 생각을 해 봅시다. | 純粋に国語の観点から「心」という単語について考えてみましょう。 | ||
| 32 | 1つが漢字ですね。日本の言葉っていうのは多くが漢字からこう,あの,とれ,採られてますね。 | 일단 한자로 쓰면은, 일본어는 한자로 많이 표현을 해서 | まず漢字で書くと,日本語は漢字でたくさん表現をして | ||
| 33 | この字は知ってるよね。心。これはどっから来たんだっけ。これは象形文字だよね。 | 음, ショーケーモジ라는 말을 하셨는데, 이제 뭔지는 모르겠습니다. 아, 상형문자? | うーん,「ショーケーモジ」という言葉をおっしゃたんですけど,なにかはわかりません。あ,象形文字? | ||
| 34 | あの漢字にもいろんな種類がありますが,これは心臓の形を表してた。ね。 | 음, 심장의 모양을 하고 있는 한자입니다. | うーん,心臓の形をしている感じです。 | ||
| 35 | なんか知らないけど,こうなってこうなって,こんな感じ?あ,おんなじだよね。でな,こんな,まあ,こんな感じだよね。ちょ,これ,全然ダメですね。[笑い] | 심장을 그리면서 이 심장이랑 이 한자랑 비슷하게 생겼다는 걸 설명하고 있습니다. | 心臓を描きながらこの心臓というこの漢字と似ているということを説明しています。 | ||
| 36 | とにかく,心臓の形を表していると言われています。だから,まあ心臓のことを心の臓と書いて,心臓と読むわけだけど,昔の人はなんとなく,心ってのは,このへんに,心臓にあるんじゃないかなみたいなイメージを持っていた。 | 옛날 사람들은, 그, 마음이라는 게 심장 부분에 있다고 생각을 했었습니다. | 昔の人たちは,その,心というものが心臓の部分にあると思っていました。 | ||
| 37 | それはなぜかって言うと,すご,すごくよくわかる理由があって,人間っていうのは,こう,ドキドキしたりする。ね。感情的な状態において胸がドキドキすることがある。 | 어, 그 이유에 대해서 설명하자면, 예를 들어서, 도망칠 때 심장이 되게 두근두근하니까 | えー,その理由について説明すると,たとえば,逃げるとき心臓がとてもドキドキするから | ||
| 38 | そうするとまあ,ここが感動しているんだろうと。ドキドキしてるっていうのは感動を表す。 | 어, 두근두근하는 건 감, 감동을 나타낸다. | えー,ドキドキするのは感,感動を表す。 | ||
| 39 | だからここに心がある。ね。胸の奥に心があるんじゃないかっていうふうに思う。 | 예, 그래서, 이, 가슴 쪽에 心가 있는 게 아닐까 생각을 합니다. 그리고, 방금 들으면서 제 생각은, 도망치고나 할 때 感動라는 표현을 썼는데, 제가 아는 感動는 감동할 때, 이럴 때 쓰는 건데, 왜 이 때 이런 표현했었지, 라는 생각을 주었습니다. | はい,だから,この,胸のほうに「心」があるのではないかと思います。そして,さっき聞きながら私の考えは,逃げるとかするとき「感動」という表現を使ったんですけど,私が知っている「感動」は感動するとき,そんなとき使うものなのに,どうしてこのときこんな表現をしたのかな,という考えを与えました。 | ||
| 40 | 感動という言葉の使いかたということですか。 | ||||
| 41 | 네, 그, 감동이라는 표현은, 뭐, 기쁠 때? 그럴 때 쓰는 건데 지금 제가 들으면서 그 생각은, 약간, 위험한 동물을 만났다든지? 그런 걸 상상하면서 들었는데. | はい,その,感動という表現は,まあ,嬉しいとき?そんなとき使うものなのに今私が聞きながらその考えは,ちょっと,危ない動物に遭ったとか?そんなことを想像しながら聞いたんですけど。 | |||
| 42 | 危険な動物に会ったときというのは,先生は話していましたか。 | ||||
| 43 | 어, 잘, 말했, 말하셨던 것 같기도 하고, 예. | えー,言っていた,おっしゃっていたようでもあり,はい。 | |||
| 44 | だってこの,胸に手を当てて考えなさいみたいなことで,まあ,あの,内面を見なさいという意味で,胸という言葉を使うことがあります。 | 어, 내면을 보라는 뜻으로, 뭐, 胸라는 표현을 쓴다는데, 이 부분은 잘… 좀 어려운 것 같아요. | えー,内面を見ろという意味で,まあ,「胸」という表現を使うというんですけど,この部分はよく…ちょっと難しいです。 | ||
| 45 | で,考えてほしいのは,心臓だから,これは体なんだよね。身体にあるものです。 | 심장이니까, 이거는 몸에, 몸에 있는 것입니다. | 心臓だから,これは体に,体にあるものです。 | ||
| 46 | わかる?西洋では心身二元論といって,心と体っていうのを別々に捉えようみたいな考えかたがすごく優勢だ。ね。 | 서양에서는, 그, 심신이원론? 그니까 심장이랑 몸이랑 떨어뜨려서 생각하는 게 주류라고 합니다. | 西洋では,その,心身二元論?だから心臓と体と離して考えるのが主流だと言っています。 | ||
| 47 | 主流だと言いましたが,どうして主流だとわかりましたか。 | ||||
| 48 | 에, 그, 이렇게 분리를 하는 게, 어, 무슨 단어를 쓰셨는데, 그걸 제가 주류라고 바꿔서 말을 했는데, 그냥 어감상? 문맥상? 그런 뜻이라고 생각을 했습니다. | えー,その,こう分離をするのが,えー,ある単語を使っていらしたんですけど,それを私が主流と換えて言ったんですけど,ただ語感上?文脈上?そんな意味だと思いました。 | |||
| 49 | 分離というのは,分けるに離れると書く分離の意味ですか。 | ||||
| 50 | 어, 네. | えー,はい。 | |||
| 51 | 先生はどうして西洋の話をしたのでしょうか。 | ||||
| 52 | 어, 아직 내용이 나오진 않았지만 아마 서양에서는 이렇다고 하는 걸 보면, 저희는 동양이니까, 동양에서는 마음이랑 体가 따로따로가 아니다, 뭐, 하나다, 이런 말을 하고 싶으신 것 같습니다. | えー,まだ内容が出てはいないんですがたぶん西洋ではこうだと言っていることから,私たちは東洋だから,東洋では心と「体」が別々じゃない,まあ,1つだ,ということをおっしゃりたいのだと思います。 | |||
| 53 | それはどうしてそう考えましたか。 | ||||
| 54 | 음, 어, 아마, 경험적으로 서양에서 이러면, 동양에서는 이럴 것 같다라는 그, 이, 話しかた를 자주 하고, 그리고, 동양인으로서 마음이랑 体는 같은 거라고 생각을 하고 있기 때문에, 이제, 배경 지식을 생각해도 先生가 이런 말을 하겠구나, 心랑 体는 같은 거겠구나, 이런 말 할 것 같긴 합니다. | うーん,えー,たぶん,経験的に西洋でこうなら,東洋ではこうだろうというその,この,「話しかた」をよくするし,そして,東洋人として心と「体」は同じものだと考えているので,背景知識を考えても「先生」がこういうことを言うだろうな,「心」と「体」は同じものだろうな,こんなことを言いそうではあります。 | |||
| 55 | 今でもついつい,あのそうじゃないと思いつつ,そういう発想で物事を捉えてしまう。それはたぶん,あの現代の我々も同じです。あの,すごくそういうものの影響を受けてますからね。 | 서양의 생각하는 이 방식이, 저희도 영향을 받고 있다고 합니다. | 西洋のこの考えかたが,私たちも影響を受けていると言っています。 | ||
| 56 | だったら次に英語で考えてみよう。英語で,心っていう言葉,これからもうちょっと詳しく言いますが, | 이제 다음에는 영어로, 영어로 마음에 관해서 알아보려고 합니다. | 次は英語で,英語で心について調べてみようと思います。 | ||
| 57 | gutsという言葉がありますね。guts。これはあのガッツ石松のガッツですね。OK牧場,知らないか,みなさんね。知ら,全然反応しないってことは知らないよね。[笑う] | ガッツ라는 표현을 쓰셨는데, 저도 이 단어를 몰라서 先生가 뭐라고 하셨는지 잘 모르겠습니다. | 「ガッツ」という表現をお使いになったんですけど,私もこの単語を知らなくて「先生」がなんとおっしゃったのかわかりません。 | ||
| 58 | 先生は笑っていたのですが,どうしてかわかりますか。 | ||||
| 59 | 어, 수강생들도 모르는 사람이 많을 거라고 생각하고, 어, 아마 모르는 사람이 없겠지라고 생각하면서 웃으신 것 같습니다. | えー,受講生も知らない人が多いだろうと思って,えー,たぶん知らない人がいないよねと思いながらお笑いになったようです。 | |||
| 60 | 知らない人はいないよね?と言ったのですか。 | ||||
| 61 | 아뇨, 반대로, 아는 사람이 없겠지라는 생각으로 웃으신 것 같습니다. | いいえ,反対に,知っている人がいないよねという考えでお笑いになったと思います。 | |||
| 62 | ガッツ石松は,だけど,知ってるでしょ。ね。たまにテレビに出てきますからね。あの,根性があるからガッツ石松なんですが,ガッツポーズを,という言葉を作ったのは私が作ったと言ってますけどね。ガッツポーズ。ね。 | 어, ガッツリします? 일본어에도 이런 표현이 있는 것 같은데, 제가 처음 들어 가지고 이 부분은 잘 모르겠습니다. | えー,「ガッツリします」?日本語にもこんな表現があるようなんですけど,私が初めて聞いたのでこの部分はわかりません。 | ||
| 63 | gutsっていう言葉は,だけど,もともと普通に英語で使われる言葉で,やっぱり根性みたいな意味を表わす。 | ガッツ라는 게, 근성, 이런 뜻을 갖고 있다고 합니다. | 「ガッツ」といつのが,根性,という意味を持っていると言っています。 | ||
| 64 | ね。あの,がんばろうぜってときに,あのガッツって言葉を使うわけですが,これも実は辞書で引くと,内臓のことなんですね。内臓の臓って,めんどくさい。 | 어, 열심히 하자, 이런 뜻인데, 어, 사전을 펼쳐 보면, 내장이라는 뜻이 있다고 합니다. | えー,頑張ろう,という意味なんですけど,えー,辞書を開いてみると,内臓という意味があると言っています。 | ||
| 65 | 内臓。ガッツっていうのは,はらわたのことです。これも面白い。だから英語のガッツっていう言葉も実は体に, なっている。 | 영어의 guts라는 게 이 심장, 아, 내장이라는, 뭐, 그, 사전 펼치면 그렇게 나오겠으니까, 몸이랑 관련 있는 단어라고 합니다. | 英語のgutsというのはこの心臓,あ,内臓という,まあ,その,辞書を開くとそう出てくるので,体と関連がある単語だと言っています。 | ||
| 66 | で,最後に,日本語でのこころって言葉ですね。こころっていう言葉は,大和言葉で,あの古い時代からあった日本語特有の語彙,ね。 | 心는 야마토 시대부터 만들어진, 만들어진 거라고 합니다. | 「心」は大和時代から作られた,作られたものだと言っています。 | ||
| 67 | それがあの,中国から漢字が入ってきて,この字をあてて読むようになったわけです。ね,みなさん知ってますよね。 | 心가, 이제 중국에서 들어온 저 한자의, 한자를 읽는 방법으로 사용됬습니다. | 「心」が,中国から入ってきたその漢字の,漢字の読み方から使われました。 | ||
| 68 | じゃあこころという,この3つの音からなる,このもともとの大和言葉ってのは,どっから来た言葉なんだろう。これは,あの結構調べても出てきません。 | 음, 이 心라는 단어가 어디서 나왔는지를 찾아볼려고 하는데, 출처가 명확하지 않다고 합니다. | うーん,この「心」という単語がどこから出てきたのかを調べようしても,出どころが明確ではないと言っています。 | ||
| 69 | こころという言葉がどのように生まれたか,いままでの先生の話からわかったことを教えてもらえますか。 | ||||
| 70 | 일단 마음이라는 걸 일단, 세가지, 세가지로 지금 생각하고 있는데, 한자랑 영어랑 그 다음에 일본어, 이렇게 세개로 나누어서 생각을 하시는 것 같습니다. | まず心というものをまず,3つ,3つ今考えているんですけど,漢字と英語とそれから日本語,こうやって3つに分けて考えていらっしゃるようです。 | |||
| 71 | 日本語のこころという言葉については,先生はどんな話をしていましたか。 | ||||
| 72 | 그, 옛날 야마토 시대… 그, 출처가 분명하지 않다, 이 정도만 지금 이해를 하고 있습니다.. | その,昔大和時代…その,出どころがはっきりしない,この程度だけ今理解をしています。 | |||
| 73 | たとえば心理学の本とか見ても,日本語のこころという言葉の語源がなにかってことは書いてあるの見たことがない。 | 그, 심리학자가 봐도 일본어의 心는 출처가 어딘지 명확하지 않다고 합니나. | その,心理学者が見ても日本語の「心」は出どころがどこなのか明確ではないと言っています。 | ||
| 74 | 日本語のこころという言葉の語源がなにかってことは書いてあるの見たことがない。で僕は,ある時期に,それにすごい関心を持って調べたことがある。結構調べないとわからないですね。 | 어, 그 교수님은 여기에, 그, 감명을 받고, 그래서 좀 찾아봤다고 하십니다. 그, 아마, 교수님이 カンショー라는 말을 쓰셨는데, 이게 무슨 단어인지 몰라서, 감명을 받았다 이 정도로 제가 생각을 했습니다. | えー,この教授はここに,その,感銘を受けて,だからちょっと調べたとおっしゃっています。その,たぶん,教授が「カンショー」という言葉をお使いになったんですけど,これがどういう単語なのかわからなくて,感銘を受けたというぐらいに私が考えました。 | ||
| 75 | なにを調べたんですか。 | ||||
| 76 | 그, 일본의 心의 출처? 에 관해서, 예. | その,日本の「心」の出どころ?について,はい。 | |||
| 77 | あの,その,みなさんの教科書の,あの,心理学入門一歩手前のほうに書いてありますが,日本語の結構くわしい,古い辞書,語源がちゃんと書いてある明治時代の辞書を探してみたんですよ。 | 음, 그, 여러분들 책에 있는, 약간 사전 같은 거기서 한번 찾아봤다고 하십니다. | うーん,その,みなさんの本にある,ちょっと辞書のようなそこで1度調べたとおっしゃっています。 | ||
| 78 | そしたらすごく面白いことが書いてあった。こころっていうのはどっから来た言葉か。これは,こごり。こごりという言葉から来ている。 | 어, 사전에서는 이 心라는 단어가 コゴリ에서 왔다고 합니다. | えー,辞書ではこの「心」という単語が「コゴリ」から出たと言っています。 | ||
| 79 | こごりってなにかわかりますか。 | ||||
| 80 | あー,初めて聞きました。 | 「あー,初めて聞きました。」 | |||
| 81 | 想像してみて,どんなものだと思いますか。 | ||||
| 82 | 음, 상상은 잘 안되긴 합니다. | うーん,想像はできません。 | |||
| 83 | こごりとはなにかと言うと,日本語で今あんまり使わない言葉ですが,塊のことですね。塊。 | 어, 그, 지금 일본어에서는 잘 쓰이지 않지만, 덩어리, 이런 뜻이라고 합니다. | えー,その,今日本語ではあまり使われませんが,塊,という意味だと言っています。 | ||
| 84 | あの,煮こごりってあるでしょう。あの,飲み屋さんに行くと出てくる。ね。魚のあの,なんだ,えっと,なん,あれはなんていうんだっけ,あの,コラーゲン成分ですか。が,固まった,おいしい,ね,ゼリー状になったものがありますが,あれ煮こごりって言いますよね。 | 어, ニコゴリ, 저는 처음 들었는데 ニコゴリ라는 단어가 있는데, 그, 그 생선 파는 곳에 가면, 그, 생선의 콜라겐 성분이 뭍인, 그걸 ニコゴリ라고 합니다. | えー,「ニコゴリ」,私は初めて聞いたんですけど「ニコゴリ」という単語があるんですが,その,その魚を売っているところに行くと,その,魚のコラーゲン成分がまぶされた,それを「ニコゴリ」と言います。 | ||
| 85 | あれはあの,煮て,そのあと固まったものという意味ですが,あの,漢字で言えば凝集の凝っていう字ですよ。凝集の凝っていう字。ね。これがあのたぶん,大和言葉だから漢字使ったらまち,反対じゃない,こごるという言葉があって,それがこころになったという,あの説明が書いてある。 | 어, 그, ギョーシュー라는 한자를 써서, ニコゴリ, 를 표현을 하고, 그게 시간이 지나서 心가 됬다, 라고 하십니다. | えー,その,「ギョーシュー」という感じを書いて,「ニコゴリ」,を表現をして,それが時間が経って「心」になった,とおっしゃっています。 | ||
| 86 | 39:50からスタート | 先ほど先生は魚のなにかという話をしていましたが,どうしてその話をしたのでしょうか。 | |||
| 87 | 음, 그, 그, 생선 얘기가 왜 나왔는지는 모르겠고, 그리고, ギョーシュー가 コゴリ가 되는, 그것도 잘 모르겠고, 제가 이해한 건 コゴリ가 발음이 心가 됬다, 그거 밖에 모르겠습니다. | うーん,その,その,魚の話がなぜ出てきたのかわからないし,それから,「ギョーシュー」が「コゴリ」になる,それもよくわからないし,私が理解したことは「コゴリ」の発音が「心」になった,それしかわかりません。 | |||
| 88 | で,じゃあ,こごり,塊とはなにかというと,これは面白いですよ。人間の体の中にある塊,すなわち内臓を指すって書いてある。 | 아, 그, コゴリ가 인간 몸에 있는 덩어리, 이런 거니까, 내장을 표현하고 있다고 합니다. | あ,その,「コゴリ」が人間の体にある塊,そういうものなので,内臓を表現していると言っています。 | ||
| 89 | その前に先生はなにかを言っていたのですが,それは聞き取れましたか。 | ||||
| 90 | 못들었습니다. | 聞き取れませんでした。 | |||
| 91 | 先生はこの後,どんな話をすると思いますか。 | ||||
| 92 | 어, 수업의 내용 따라 가는 거에 저 약간 집중을 해서, 뭐가 나올지 잘 모르겠습니다. | えー,授業の内容についていくのに集中をしていて,なにが出てくるかわかりません。 | |||
| 93 | どういうことかって言うとね,人間に限らずですが,生き物っていうのは内臓を持っているんですね。普段暮らしていると,そういうあまり内臓とか見るチャンスはないですが, | 어, 평소에 내장을 볼 일은 없지만, 사람이나 동물이나 내장을 갖고 살고 있다고 합니다. | えー,普段内臓を見ることはありませんが,人でも動物でも内臓を持て生きていると言っています。 | ||
| 94 | だけどあの,よく考えてみてくださいよ。あの,たとえば,魚釣りなんかして,魚がつれてすぐのときにさばくと内臓が出てきますが,すごくきれいな色をしてます。 | 그, 예를 들어서, 물고기를 잡으면, 잡아서 회를 뜨면은 내장이 보이는데, 그 내장이 엄청, 깨끗하다, 고 합니다. | その,たとえば,魚を捕まえると,捕まえて刺身にすると内臓が見えるんですけど,その内臓がとても,きれいだ,と言っています。 | ||
| 95 | 真っ青とか真っ赤とかね,オレンジ色とかものすごいきれいな鮮やかな,極彩色の色をしてます。すぐにあの,なんだ,生きが悪くなるとその色はあせますけどね。 | 그 처음에는, 뭐, 빨간 색이라든지 노란 색이라든지 되게 화려한 색을 하고 있지만, 시간이 지나면은 그게 좀, 좀, 어두운 색? 그렇게 변한다고 합니다. | そのはじめは,まあ,赤とか黄色とかとても派手な色をしていますが,時間が過ぎるとそれがちょっと,ちょっと,暗い色?そう変わると言っています。 | ||
| 96 | だから,あの,ちょっとグロい話かもしれませんが,あの,屠殺場で,あの,牛や豚を殺しても同じです。出てきたばっかりの内臓はものすごい鮮やかな色をしてる。 | 어, 좀 잔인한 얘기일 수도 있는데, 예를 들어서, 뭐, 그, 돼지? 그런 걸 바로 잡으면은, 그런 것들도 처음에는 되게 내장이 화려하지만 시간 갈 수록, 네, 어두워진다고 합니다, 색깔이. | えー,ちょっと残酷な話かもしれませんけど,たとえば,まあ,その,豚?そんなものをそのまま捕まえると,そういうものもはじめはとても内臓が派手ですが時間が経つほど,はい,暗くなると言っています,色が。 | ||
| 97 | 時間が経つと色が暗くなってくると言ったのですが,これは先生が言ったのですか。それともAさんが考えたことですか。 | ||||
| 98 | 그, 돼지에 관한 예시에서는, 그 말은 하시진 않았는데, 그 바로 전에 魚 얘기를 했을 때 그렇게 말을 하셨으니까, 생략을 하셨구나, 이렇게 생각을 했습니다. 그리고, 그, 魚 얘기 하실 때, 처음에는 그, 色, 색깔이 화려하다는 들었는데, 그 뒤에가 일본어를 잘 못들었는데, 근데 그냥 그것도 문맥으로 생각해서, 뭐, 되게 화려했던 게 안화려해지겠구나라고 제가 추측을 했습니다. | その,豚についての例では,そうはおっしゃいませんでしたけど,そのすぐ前に「魚」の話をしたときそうおっしゃったので,省略をなさったんだな,と思いました。それから,その,「魚」の話をなさるとき,はじめはその,「色」,色が派手だは聞いたんですけど,その後ろが日本語がよく聞き取れなかったんですけど,でもただそれも文脈から考えて,まあ,とても派手だったものが派手じゃなくなったんだろうなと私が推測をしました。 | |||
| 99 | どんな言葉から推測したのですか。 | ||||
| 100 | 그, 内臓の色が鮮やか 거기까지는 들었는데, 그 다음 부분, 그래서 시간이 지나면 어떻게 변하는지, 그 부분을 제가, 어, 들어도 잘, 이해가 잘 안됬습니다. | その,「内臓の色が鮮やか」というところまでは聞いたんですけど,その次の部分,だから時間が過ぎるとどう変わるのか,その部分を私が,えー,聞いてもよく,理解がよくできませんでした。 | |||
| 101 | 時間が経つという言葉から推測したのでしょうか。 | ||||
| 102 | そうです。まあ,最初は,아, 색깔이 화려했는데, 시간이 지나도 화려하지 않겠지, 약간 이런 생각으로, 예, 어두워지겠구나, 그런 느낌으로 생각했습니다. | 「そうです。まあ,最初は,」あ,色が派手だったんですけど,時間が過ぎても派手ではないだろう,ちょっとそんな考えから,はい,暗くなりそうだな,という感じで考えました。 | |||
| 103 | 人間でもそうです。たとえば僕が腹をかっさばいて内臓を出したら,これ,ピカ,本当にね,ものすごい鮮やか。ちょっと色合いが違いますが,真っ赤っか。あの,真オレンジ色。すごい鮮やかな色してます。 | 음, 예를 들어서 사람의, 자신의 몸을 이렇게 꺼내 보면은, 처음에는 엄청 빨갛거나 엄청 오렌지 색, 이런, 이렇다고 합니다. | うーん,たとえば人の,自分の体をこう取りだしてみると,はじめはとても赤いかとてもオレンジ色,そんな,そうだと言っています。 | ||
| 104 | で,それっていうのは,なんというか,あの自然にある色とはちょっと違ってね,人間はそれ見ると結構神秘を覚える。 | 그, 자연에 있는 그런 빨간 색, 그런 게 아니라, 딱 보면은 엄청 신비로움을 느낄 만한 색이라고 합니다. | その,自然にあるそんな赤,そんなものではなくて,ぱっと見たらとても神秘を感じる色だと言っています。 | ||
| 105 | だから,この説明っていうのは,生き物のお腹の中には不思議な塊が入っている。で,それが生命活動の元なんだろうと。 | 어, 그니까, 그 사람의 몸 속에는 신비란 덩어리, 塊가 들어 있고, 그걸 생명의 원천이라고 합니다. | えー,だから,その人の体の中には神秘という塊,「塊」が入っていて,それを生命の源泉と言っています。 | ||
| 106 | 今先生は黒板を指していましたが,どういう意味だと思いましたか。 | ||||
| 107 | 음, 그, 내장을 이렇게 보면은, 신비한 색이니까, 내장이라는 게, 되게 신비한 덩어리다, 그래서, 일단 이런 뜻이고, 그리고 이 コゴリ라는 게, 그, 魚 예를 들면서 콜라겐 합쳐진 게, 덩어리가 나온다고 했는데, 뭐, 그거랑 연관이 있는 것 같습니다. | うーん,その,内臓をこう見ると,神秘的な色だから,内臓というものが,とても神秘的な塊だ,だから,まずこういう意味で,そしてこの「コゴリ」というものが,その,「魚」の例を挙げながらコラーゲンがまとまったものが,塊が出てくると言ったんですけど,まあ,それと関係があると思います。 | |||
| 108 | どんな関係があるんでしょうか。 | ||||
| 109 | 어, 아마, 그, 사람의 몸에는, 되게 신비한 색을 가진 덩어리가 있는데, 그게 心다? 일본에서는 그런 식으로 파악하고 있는 게 아닐까, 하는 생각이 듭니다. | えー,たぶん,その,人の体には,とても神秘的な色を持った塊があるんですけど,それが「心」だ?日本ではそのように把握しているのではないか,という気がします。 | |||
| 110 | だから,この説明っていうのは,生き物のお腹の中には不思議な塊が入っている。で,それが生命活動の元なんだろうと。 (この箇所は2回目だと思います) |
사람의 몸에는 어떤 신비한 塊, 덩어리가 들어 있고, 그게 생명의 원천이라고 합니다. | 人の体にはある神秘的な「塊」,塊が入っていて,それが生命の源泉だと言っています。 | ||
| 111 | 生き物の中にある不思議なもの,として,こごりというものを使う。塊。お腹の中の塊,すなわち内臓。これがこころという言葉の語源になっている。 | 그, こころ의 어원이, 그, 어떤, 몸에 있는 그 덩어리를 こごり라고 하고, 내장이고, 그게 마음의 어원이라고 합니다. | その,「こころ」の語源が,その,とある,体にあるその塊を「こごり」と言って,内臓で,それが心の語源だと言っています。 | ||
| 112 | 同じでしょう。心臓,内臓,こごりもそうなんですよ。これは単なる偶然とは思えませんね。 | 그, 중국이랑 서양이랑 일본이랑 그 어원에 따져보니까, 다 이, 몸이랑, 이, 마음이랑 관련이 있다. 그리고 그게 우연일 리가 없다고 하십니다. | その,中国と西洋と日本とその語源を調べてみると,全部この,体と,この,心と関係がある。そしてそれが偶然であるはずがないとおっしゃています。 | ||
| 113 | 中国,日本というのはどこから推測しましたか。 | ||||
| 114 | こころ는 히라가나니까 일본이고, 그, guts는 영어니까 서양이고, 저, 한자 마음 심은 한자니까 중국, 이라고 생각했습니다. | 「こころ」はひらがなだから日本で,その,gutsは英語だから西洋で,あの,漢字の心は漢字だから中国,だと考えました。 | |||
| 115 | これ,どういう意味かっていうと,古い時代には体と心っての区別はしなかったということですよ。 | 음, 옛날 시대에는 몸이랑 마음이랑 구분을 하지 않았다고 합니다. | うーん,昔の時代は体と心と区別をしなかったと言っています。 | ||
| 116 | おそらく。で,生き,生き物が持っている不思議な働きみたいな意味で,こころ,あるいはしん,ガッツという言葉があるんですね。それがだんだんと,体の問題から離れて,独立していったという,そういうプロセスがあるってことが想像されるわけです。 | 어, 음, 옛날에는, 이 마음이, 마음이랑 몸이랑 여기 딱 떨어져 있었는데, 응? 아이야, 붙어 있었는데, 점점 떨어지게 됬다? 이런 말 하시는 것 같습니다. | えー,うーん,昔は,この心が,心と体とがはっきり分かれていたんですけど,ん?違う,くっついていたんですけど,だんだん分かれていった?こうおっしゃっているようです。 | ||
| 117 | 特に,日本人,まあ我々,アジア人というわけですが,アジア人の心の中には,心の中にはね[笑う],心と体を分けることに対して,なんかね,全然それと違うものの考えかたが,あるような気がします。 | 어, 그, 일본인, 일본인은, 약간 이 마음과 이 몸을 구별하는데 특별한, 그, 생각하는 법이 있다고 합니다. | えー,その,日本人,日本人は,ちょっとこの心とこの体を区別することに特別な,その,考えかたがあると言っています。 | ||
| 118 | 心と体を分けることに対してと特別な考えかたがあると言っていましたね。それはどのような考えかたか,想像できますか。 | ||||
| 119 | 그, 일단 지금까지 강의 내용을 생각해 보면은, 옛날에는 몸이랑 마음이… 어, 그것도 아직은 이해가 안되는 게, 몸이랑 마음이랑 하나라는 건지 떨어져 있다는 건지 일단 강의를 들으면서 아직은 이해가 안되 가지고, 그래서 일본인들은 어떤지도 아직은 예상이 안갑니다. | その,まず今までの講義の内容を考えてみると,昔は体と心が…えー,それもまだ理解ができないのが,体と心がひとつだというのか分かれているというのかとりあえず講義を聞きながらまだ理解ができなくて,だから日本人たちはどうなのかもまだ予想ができません。 | |||
| 120 | おそらくそれは西洋でもどこでも昔はそうだったんでしょう。あの,き,我々の地方で,アジア,アジアに古いものはまだよく残っているということなのかもしれない。文化の違いっていうよりもね。古いものがよく残っていることなのかもしれない。 | 일단 아시아에는, 약간 옛날 것들이 남아 있을지도 모른다고 하십니다. | とりあえずアジアでは,ちょっと昔のものが残っているのかもしれないとおっしゃっています。 | ||
| 121 | 古いものがまだ残っていると言っていますが,これはなんについて話をしているのでしょうか。 | ||||
| 122 | 그, 아마, 이 앞에서 설명한, 어원에 대해서, 그 세가지 관점에서 설명을 하셨는데, 그게 古いもの, 옛날 것이니까, 이제 그거랑 지금 일본인들이 생각하는 거랑 좀 관련이 있겠구나, 라는 느낌이 듭니다. | その,たぶん,この前で説明した,語源について,その3つの観点から説明をなさったんですけど,それが「古いもの」,昔のものだから,それと今の日本人たちが考えていることとちょっと関連があるんだろうな,という気がします。 | |||
| 123 | 西洋という言葉も言っていましたが,先生は西洋はどうだったと話していましたか。 | ||||
| 124 | そこは聞けませんでした。 | 「そこは聞けませんでした」。 | |||
| 125 | どういうことかっていうと,日本語に注目してほしいんだよね。日本語では実は,こういう,心とは体の中の塊であるってことに対応する,表現がいっぱいあるんですよ。 | 어, 그, 일본어에서는, 이, 어떤, 塊,コゴリ와 비슷한 뜻을 가진 표현이 많다고 합니다. | えー,その,日本語では,この,とある,「塊,コゴリ」と似た意味を持つ表現が多いと言っています。 | ||
| 126 | それはなにかというと,腹ですね。腹。腹っていう言葉もすごい古い日本語で,あの,まあ,こういう漢字をあててるわけですが, | 예를 들어서, 저런 腹라는 단어도 있습니다. | たとえば,そんな「腹」という単語もあります。 | ||
| 127 | これ腹っていうのはここのことですよね。みなさんの言葉の中で,みなさんの言葉って,日本語の表現の中で,腹を探る。ね。言うでしょ。腹黒い。わかる。 | 그, 腹を探る랑, 그런, 뜻은 잘 모르겠는데, 그런 腹를 이용한 표현이 많다는 걸 지금 설명하고 계십니다. | その,「腹を探る」と,そんな,意味はよくわからないんですけど,そんな「腹」を利用した表現が多いということを今説明していらっしゃいます。 | ||
| 128 | 腹を探るというのはどんな意味だと思いますか。 | ||||
| 129 | 探る가 약간 땅을 파다? 뭘 파다? 이런 뜻인 것 같긴 한데, 음, 앞에다가 腹를 붙여 버리면 무슨 뜻인지 약간 감이 안옵닌다. | 「探る」がちょっと地面を掘る?なにかを掘る?そんな意味だとは思うんですけど,うーん,前に「腹」を付けてしまうとどういう意味なのかちょっとピンと来ません。 | |||
| 130 | あの教科書にはもっといろいろ書いてありますが,あの,一生懸命辞書を引いて調べてみたんですがね。腹に据えかねる。そういう表現がいっぱいあります。 | 음, 교과서에도 많이 나와 있지만, 그, 腹에 관한 표현이 여러가지 있다고 합니다. | うーん,教科書にもたくさん出ていますが,その,「腹」に関する表現がいろいろあると言っています。 | ||
| 131 | 腹を探るのほかにもほかの例を2つくらい言っていたのですが,それはわかりましたか。 | ||||
| 132 | えー,わかりません。 | 「えー,わかりません」。 | |||
| 133 | なんか例を言っていたというのはわかりましたか。 | ||||
| 134 | 아, 그, 어떤, 예, 그, 腹を探る랑, 그 다음에, 그 뒤에 두개를 더 말하신 거는 아는데, 그 표현이 다 무슨 뜻인진 모르겠습니다. | あ,その,とある,はい,その,「腹を探る」と,その次に,そのあとにもう2つおっしゃったのはわかるんですけど,その表現がどういう意味なのかはわかりません。 | |||
| 135 | で,それらは全部心についての表現ですよ。腹を探るっていうのは,その人が考えてることを探るって意味だ,ね。 | 어, 이 세가지가 다 마음이랑 관련된 표현이라고 합니다. 예를 들어서 腹を探る는, 그, 어떤 사람의, 약간, 심리를 꿰뚫어 보는, 그런 뜻이라고 합니다. | えー,この3つが全部心と関係した表現だと言っています。たとえば「腹を探る」は,その,ある人の,ちょっと、心理を見抜く,そんな意味だと言っています。 | ||
| 136 | だから腹っていうのは,実は日本語では心という言葉と非常に近い関係にあるんですよ。 | 腹라는 단어는, 그 일본의 心라는 단어랑 굉장히 밀착한 관계가 있다고 합니다. | 「腹」という単語は,その日本の「心」という単語と非常に密着した関係にあると言っています。 | ||
| 137 | 現代日本語でもそうなの。わかりますか。だから日本人の心に,心っていうのは実は体なんだよね。ほんとにね,このへんにある,お腹にある。実際,その中で僕が一番面白いなと思った実例が,切腹ですね。 | 그, 이, 가장, 이 교수님이 흥미를 갖고 있는 게, 切腹, 할복이라고 합니다. | その,この,一番,この教授が興味を持っているのが,「切腹」,切腹だと言っています。 | ||
| 138 | 少し前の話になりますが,先生が腹の例を出したのは,なにを言いたかったからなのでしょうか。 | ||||
| 139 | 음, 그, 그, 일본인에게 있어서 心랑 腹라는 단어는, 되게 거의 비슷한 뜻으로 쓰인다고 하는데, 근데 일본에는 腹를 이용한 표현이 많으니까, 음, 마음을 표현하는 방범이 많다? 이런 설명을 하시는 게 아닐까 싶습니다. | うーん,その,その,日本人にとって「心」と「腹」という単語は,とてもほとんど似ている意味で使われると言っているんですけど,でも日本には「腹」を利用した表現が多いから,うーん,心を表現する方法が多い?こんな説明をなさっているのではないかと思います。 | |||
| 140 | 昔のお侍さんは,あの,切腹をする。腹を切る。ね。 | 그, 옛날 사무라이들은, 자신의 배를 가르는 할복이라는 게 있는데, | その,昔の侍たちは,自分の腹を切る切腹というものがあるんですけど, | ||
| 141 | これはあの,ちょっと間違った形が,あの,海外に伝えられて,日本人といえばすぐ腹切りみたいなへんてこなイメージになってますが, | 그, 근데 이 뜻이 약간 잘못 변형이 되가지고, 해외 사람들에게는 일본인들은 되게 쉽게 할복을 한다, 이런 이미지가 있는데, | その,でもこの意味がちょっと間違って変形されて,海外の人たちには日本人はとても簡単に切腹をする,というイメージがあるんですけど, | ||
| 142 | まあ,そうじゃないってことはみなさんよく知ってますよね。あれはあれで,きっちり儀式化されたものなわけですが。 なぜ腹を切るのか。 | 근데 일본인에게 있어서는, 되게, 이게, 어떤, 정의된, 그런 것인데, | でも日本人にとっては,とても,これが,ある,定義された,そんなものなんですけど, | ||
| 143 | 意味わかんないですね。なぜここを切るのか。ここでもいいだろう,ここでもいいだろう。ね。どこでもいいだろうと思うんですが,腹を切ることになってる。 | 할복을 할 때, 뭐, 몸의 다른 부분을 이렇게 찔러도 되는데, 왜 腹라는 표현을 썼는지, | 切腹をするとき,まあ,体の他の部分をこう刺してもいいのに,なぜ「腹」という表現を使ったのか, | ||
| 144 | これはどういう意味があるかというと,侍が,腹を切るってのは,この中にある本当の真心の気持ちを,ま,人に見せるために切る。 | 음, 이 할복을 腹라는 표현을 쓰는 게 어떤 의미가 있냐면, 자신의 진짜 마음을 이렇게 밖에 내보인다, 이런 뜻을 갖고 있다고 합니다. | うーん,この切腹を「腹」という表現を使うのがどんな意味があるかというと,自分の本当の心をこう外に出して見せる,こんな意味を持っていると言っています。 | ||
| 145 | 今,なにか考えかたが変わったり,わかったりしたことがありましたsか。 | ||||
| 146 | 어, 그, 지금 내용에서는, 일단, 그, 그, 왜 腹を切る라는 표현을 썼는지, 왜 다른 부위가 아니라, 근데 그거는, 그, 사무라이들이 자신의 그 真心를 내보이기 위해서인데, 그, 아까 설명을 하셨지만, 그 真心라는 게, 사람의 내장이랑 같다, 이런 설명을 하셨기 때문에, 그래서 다른 부위가 아니라 腹を切る라고 하는구나, 라고 이해했습니다. | えー,その,今の内容からは,とりあえず,その,その,なぜ「腹を切る」という表現を使うのか,なぜほかの部位じゃなくて,でもそれは,その,侍たちが自分のその「真心」を出して見せるためなんですけど,その,さっき説明をなさいましたが,その「真心」というのが,人の内臓と同じだ,という説明をなさったので,だから他の部位じゃなくて「腹を切る」と言うんだな,と理解しました。 | |||
| 147 | それを赤心って言うんですね。赤い心と書いて,これも面白い言葉ですがね,どこからきた言葉なんでしょう。本当の心のことを赤心と言う。 | 아, 그, 진짜 마음을 赤心이라고 합니다. | あ,その,本当の心を「赤心」と言います。 | ||
| 148 | で,腹を切って赤心を見せるってことが,なんていうの,侍の誠実な気持ちを表す。ね。自分は間違ったことはしていない。 | 음, 사무라이들이, 이제, 배를 가르, 갈라서, 장기를 보여 주는 게, 이 赤心을 보여 주는 거다, 자신은 성실하고 틀린 게 없다, 이런 걸 보여 주는 행위라고 합니다. | うーん,侍たちが,腹を切る,切って,臓器を見せるのが,この「赤心」を見せることだ,自分は誠実で間違っていることがない,こういうことを見せる行為だと言っています。 | ||
| 149 | 赤心という言葉があったのですが,どうやって書くかについての話はありましたか。漢字でどうやって書くかです。 | ||||
| 150 | 아, 예, 지금 칠판에 쓰시면서 그, 빨간 마음, 이라고 하면서 설명을 하신 것 같아요. | あ,はい,今黒板にお書きになりながらその,赤い心,と言いながら説明をなさったと思います。 | |||
| 151 | どうして赤い心と書くのでしょうか。 | ||||
| 152 | 그, 아까 설명한 그거랑 똑같은데, 장기가, 이제, 처음에는 엄청 빨간 색이니까, 그거, 그, 약간, 네, 신비한 색깔의 塊를 이제, 心라고 하니까, 그… | その,さっき説明したのと同じなんですけど,臓器が,はじめはとても赤いから,それ,その,ちょっと,はい,神秘的な色の「塊」を,「心」というから,その… | |||
| 153 | 神に誓って私は,あの,変なことはしてないということを証明するために見せる。これが,あの,切腹の儀式なんです。で,赤い心,さっき言ったでしょ。はらわたは赤いんですよ。すごく鮮やかな色をしている。実際にあの,これ想像すると,これ,ちょっとあの,グロテスクになっちゃいますけど,ちょっと聞いてね。 | 음, 여기도 똑같은 말인데, 이제, 배를 갈라서 자신의 真心를 보여 준다, 이게 할복이다, 이런 설명을 하셨습니다. | うーん,ここも同じことなんですけど,腹を切って自分の「真心」を見せる,これが切腹だ,こんな説明をなさいました。 | ||
| 154 | あの,切腹するわけですよ。白い,あの,砂の上でさ,白い,あの,着物を着て,切腹するわけですね。そうすると,血がドバっと出てさ,あの,はらわたがドバッと出るわけよ。その色っていうのは,ものすごい鮮やかな色なわけです。 | 그, 약간, 모래사장에서 흰 옷을 입고, 할복을 하면은, 그, 피가 이렇게, 쫙 터지는데, 그 피 색깔이 되게 선명하다고 합니다. | その,ちょっと,砂場で白い服を着て,切腹をすると,その,血がこう,どばっと飛び出すんですけど,その血の色がとても鮮明だと言っています。 | ||
| 155 | 先生は血がどんなふうに出ると言っていましたか。 | ||||
| 156 | どんなふうに…기억이 잘 안나는데, 그냥, 어,이, 할복을 하면은 피가 이렇게, 쫙 튀어나와서, 예, 그 색깔이 선명하다, 이런 식으로만 들었습닌다. | 「どんなふうに」…よく思い出せないんですけど,ただ,えー,この,切腹をすると血がこう,どばっと飛び出てきて,はい,その色が鮮明だ,というふうにだけ聞きました。 | |||
| 157 | で,その色こそが,その侍の,偽りのない心を表している。 | 그 선명한 색깔이, 이제 사무라이의 거짓도 없는 마음을 표현한다고 합니다. | その鮮明な色が,侍の嘘のない心を表現していると言っています。 | ||
| 158 | そういう意味の,まあ古い,おそらく遡ったらものすごい古い起源を持っているんですね。 | 이런 식으로 되게 오래된 기원을 갖고 있는 표현이라고 합니다. | このようにとても古い起源を持っている表現だと言っています。 | ||
| 159 | そういう,まあ,あの意味があると言えます。これが辞書的な意味。ね。あと,もう1個ね。日本列島のことを,おのころじまって言いますよね。知ってるでしょ。 | 일단 저, 일단 방금 말한 게, 그 사전적인 의미의 그, 赤心이고, 그 다음에 일본열도를 おのころじ… 이렇게 말한다고 합니다. | まずあの,まずさっき言ったのは,その辞書的な意味のその,「赤心」で,その次に日本列島を「おのころじ」…と言うと言っています。 | ||
| 160 | 昔,あの,古事記とかそういうので習ったでしょ。日本史かな,あの国語かわかる,古典かわかりませんけども,おのころじまって言うんだよね。伊弉諾尊と伊弉冉尊が回転して,あの子供を産んで,それが固まって,泥が固まって,日本の島ができたっていうやつですね。 | おのころじま에 약간 뭐, 학교 국어 시간이나 고전 시간인지 잘 모르겠지만, 배워, 배웠지, 라고 하면서, 그, 설명을 하시는데, 일단 그 부분, 잘 이해가 안됩니다. | 「おのころじま」にちょっとまあ,学校の国語の時間か古典の時間かよくわかりませんが,習って,習ったでしょ,と言いながら,その,説明をなさっているんですけど,とりあえずその部分,よく理解ができません。 | ||
| 161 | 内容はわからなかったかもしれませんが,なにについて話していたかはわかりましたか。 | ||||
| 162 | 그, 일단, 일본열도? 를, おのころじま라고 하는데, 그게 어떻게 만들어진 건지? 에 관해서 얘기를 하신 것 같은데, 어떤 塊가 있고, 그게 두개의 塊로 쪼개지고, 그런 느낌이었, 느낌으로 설명하신 것 같습니다. | その,まず,日本列島?を「おのころじま」というんですけど,それがどう作られたのか?について話をなさっているようなんですけど,ある「塊」があって,それが2つの「塊」に割れて,そんな感じ,感じで説明なさったと思います。 | |||
| 163 | 有名な,あの,神話がありますよね。そうやってできた日本列島のことをおのころじまって言うんだけど,これはなにかっていうと,自分で固まった島という意味なんですよ。 | 그런, 방금 말한, 이렇게, 만들어지는 신화가 있는데, おのころじま가 자신의, 그, 그, 자신의 塊, 덩어리, 그런 섬, 이런 뜻으로, 이렇게 나누어서 생각할 수 있다고 합니다. | そんな,さっき言った,こう,作られる神話があるんですけど,「おのころじま」が自分の,その,その,自分の「塊」,塊,そんな島,こんな意味で,こう分けて考えることができると言っています。 | ||
| 164 | おのずからこごりになった島。ね。で,この中に,だから心という単語が含まれている。 | 음, 자신이, 이제 덩어리 된, 섬, 그래서 이 단어에도 こごり라는 게 중간에 들어가 있다고 합니다. | うーん,自分が,塊になった,島,だからこの単語にも「こごり」というのが真ん中に入っていると言っています。 | ||
| 165 | これ,塊という意味ですね。だから日本人にとって,心ってのは,お腹の中の塊なんですよ。 | 일본인에게 있어서는, 그, 자기 몸 안에 있는 덩어리, 이런 뜻이라고 합니다. | 日本人にとっては,その,自分の体の中にある塊,こんな意味だと言っています。 | ||
| 166 | このように,もともとを,言葉をたず,た,尋ねてゆくと,心っていうのは体のことだった。おそらく生命活動みたいなことを表す言葉だったと思われる。 | 어, 그래서 이 心라는 거의 어원을 쭉 따져 보면은, 약간, 자신의 몸, 의 장기 같은, 생명활동? 의 원천, 뭐, 그런 뜻을 갖고 있다고 합니다. | えー,だからこの「心」というものの語源をずっと探ってみると,ちょっと,自分の体,の臓器のような,生命活動?の源泉,まあ,そんな意味を持っていると言っています。 | ||
| 167 | もう1個実例を出すと,先週も出てきた,ギリシャ語のプシュケーという言葉です。 | 뭐, 하나 더 예를 들면은, ギリシャ, ギリシャプシュ? 이런 예가 하나 더 있다고 합니다. | まあ,もうひとつ例を挙げると,「ギリシャ, ギリシャプシュ」?こんな例がもう1つあると言っています。 | ||
| 168 | もう1つ例を挙げると言っていましたが,これまでどんな例がありましたか。 | ||||
| 169 | 그, 일본인들의, 약간, 그, 옛날 사무라이 시절의 단어랑, 그 다음에 일본이 어떻게 만들어졌는지, 에 관한, 그, 단어에도 이 心라는 말이랑, 약간, こごり라는 말이 들어가 있는데, 그런 식으로 일본의 옛날 단어들을 보면은, 마음, 이라는 단어가 들어 있는 게 많은데, 이제 그거에 관한 세번째 예? 에 관해서 설명을 할려고 하시는 것 같습니다. | その,日本人たちの,ちょっと,その,昔の侍の時代の単語と,その次に日本がどう作られたのか,について,単語にもこの「心」という言葉と,ちょっと,「こごり」という言葉が入っているんですけど,そんなふうに日本の昔の単語を見ると,心,という単語が入っているものが多いんですけど,それについての3つ目の例?について説明をしようとなさっているようです。 | |||
| 170 | 3つ目の例はなんの例ですか。 | ||||
| 171 | えっと, 그, グリシャプシ 뭐라뭐라 했던 것 같은데, 일단, 들어 보지 않으면 모르겠습니다. | 「えっと」,あの,「グリシャプシ」なになにと言っていたようなんですけど,とりあえず,聞いてみないとわかりません。 | |||
| 172 | ギリシャ語のプシュケーという言葉もすごい古い言葉らしいですが,もともとこれは呼吸という意味を表していたそうです。 | 이 단어도 되게 옛날 단어인데, 호흡이라는 의미를 갖고 있다고 합닌다. | この単語もとても昔の単語なんですけど,呼吸という意味を持っていると言っています。 | ||
| 173 | 呼吸ですね。息。息。辞典を見るとそう書いてあります。プシュケー,ふる,あの,心のこと,魂のこと,霊魂のこと,古くは息を指した,と書いてあります。 | 음, 사전에도 이 단어가, 약간, 호흡과 관련된, 이렇게, 숨을 내뱉고 들이쉬고, 이런 뜻으로 써져 있다고 합니다. | うーん,辞書にもこの単語が,ちょっと,呼吸と関連した,こう,息を吐いて吸って,こんな意味として書いてあると言っています。 | ||
| 174 | だから,これも生命活動を表す言葉,なんですよ。 | 그래서 이 단어도 생명활동을 나타내는 단어라고 합니다. | だからこの単語も生命活動を表す単語だと言っています。 | ||
| 175 | こんなにいろんな国の言葉で,これで4つ例を出しましたよね。お互いにだいぶかけ離れた言語で,どれもこれも生命活動に関係するっていう言葉を,もって心という言葉の語源になってるっていうのはね, | 그, 이렇게 다양한 나라의 언어를 살펴봐도 공통적으로 이 心, 心는 생명활동과 관련된 뜻을 갖고 있다고 합니다. | その,こう多様な国の言語を眺めてみても共通にこの「心,心」は生命活動と関連した意味を持っていると言っています。 | ||
| 176 | やっぱり昔,心は体だったっていうことが明らかです。 | 역시, 그, 옛날에는 心가, 마음이 몸이였다, 몸이랑 하나였다, 라는 걸 보여주고 있다고 합니다. | やっぱり,その,昔は「心」が,心が体だった,体と1つだった,ということを見せてくれていると言っています。 | ||
| 177 | 今ではなんか別のことのように捉えてますけど,それはむしろだいぶ最近のものの考えかた,なんですよ。 | 지금은 이 마음이랑 몸을 되게 따로따로 생각하는 경향이 있는데, 이런 생각법은 되게 최근의 것이라도 합니다. | 今はこの心と体をとても別々に考える傾向があるんですけど,こんな考えかたはとても最近のものだと言っています。 | ||
| 178 | 心と体は別のものだということは,先生は言っていなかったのですが,それをプラスして話してくれたのはどうしてですか。どうしてそう思いましたか。 | ||||
| 179 | 어, 옛날에는, 이 몸이랑 마음이 하나였다고 하셨는데, 요즘에는 다르다? 라고 하셨던 것 같애서, 반대겠지, 라고 생각을 했던 것 같애요. | えー,昔は,この体と心が1つだったとおっしゃったんですけど,最近は違う?とおっしゃったと思って,反対だろう,と考えたと思います。 | |||
| 180 | それはこの講義を聞いていて,ずっと思っていましたか。それともどこかで考えかたが変わりましたか。 | ||||
| 181 | 계속 그렇게 생각을 했습니다. 지금, 예, 뭐, 과거에는, 어, 과거에는 이렇게, 몸이랑 心가 합쳐져 있는데, 방금, 현대는 다르다, 그리고 그게 최신, 뭐, 최신 들어서 그렇게 생각하는 거라고 하셨으니까, 옛날이랑은 반대구나, 그래서 이, 마음이랑 몸이랑은 서로 떨어져 있다고 현재는 생각하는구나, 그렇게 생각을 하고 들었습니다. | ずっとそう思っていました。今,はい,まあ,過去には,えー,過去にはこう,体と「心」が重なっているんですけど,今,現代は違う,そしてそれが最新,まあ,最新になってそう考えるのだとおっしゃったので,昔とは反対なんだな,だからこの,心と体はお互いに分かれているんだと現在は考えるんだな,そう考えて聞きました。 | |||
| 182 | 実際にね,心の表れってことを考えると,そうとしか言えないところがあります。 | 음, 실체로 이 마음의 心の表れ를 생각하면, 뭐, 이렇게 생각할 수 밖에 없다, 라고 하시는데, 일단 心の表れ의 의미를 일단 잘 모르겠습니다, 지금은. | うーん,実際にこの心の「心の表れ」を考えると,まあ,こう考えるしかない,とおっしゃっているんですけど,とりあえず「心の表れ」の意味がとりあえずよくわかりません,今は。 | ||
| 183 | 心の表れという言葉そのものがわからないのでしょうか。それともそれがなにを意味しているのかがわからないのでしょうか。 | ||||
| 184 | この,心の表れの意味はわかるんですけど,なぜ先生が今この単語を言ったのか,その意図がまだわからない状態です。 | 「この,心の表れの意味はわかるんですけど,なぜ先生が今この単語を言ったのか,その意図がまだわからない状態です。」 | |||
| 185 | たとえばさ,みなさん経験したことあるかわかりませんが,みなさんだったらね,たとえばアルバイト,朝起きて行かなくちゃいけない。 | 예를 들어서, 뭐, 여러분들이 아르바이트에 갈려면, 아침 일찍 일어나서 | たとえば,まあ,みなさんがアルバイトに行くなら,朝早く起きて | ||
| 186 | で,最近ちょっとアルバイト先で,人間関係が悪いんだよなってなると,ああ,朝起きて,ああ行きたくないな,ってね,眠いし,つらいし,行きたくないな,だけどあの, | 음, 근데, 그 아르바이트하는 곳에서 인간관계가 좀 안좋으면은, 아침에 일어났을 때, 가기 싫다거나, 약간 그런 생각이 듭니다. | うーん,でも,そのアルバイトする所で人間関係がちょっとよくないと,朝起きたとき,行きたくないとか,ちょっとそんな気がします。 | ||
| 187 | 仕事だから行かなくちゃいけないと思ってさ,行くときにさ,こう,立ち上がって歩こうと思うと,足が重い。 | 음, 그래도 알바니까 가야 된다라고 생각하고 일어나면 다리가 무겁다던지, | うーん,でもバイトだから行かなければいけないと思って起きると脚が重いとか, | ||
| 188 | ね。ああ,足が重い。あれは,比喩じゃあない。例えてるんじゃない。本当に足が重くなるんですよ。 | 이거는 비유가 아니라 진짜로 다리가 무거워지는 거라고 합니다. | これは比喩じゃなくて本当に脚が重くなるのだと言っています。 | ||
| 189 | わかります?これはあの,ほん,これからみなさんがいろいろあってね,本当に人生でいろんなことあると思いますが,つらい目にあうと,本当にそうです。ひどいときになると,足が動かなくなります。 | 어, 여러분들 앞으로, 실체로 뭐, 별로 안좋은 일이 있거나 그러면은 실체로 다리가 무거워집니다. | えー,みなさんこれから,実際にまあ,あまりよくないことがあるとかすると実際に脚が重くなります。 | ||
| 190 | 向こうに行かなくちゃいけないと思うんだけど,足がこうね,本当に鉛が入ったように,こう上がらなくなる。これはもう心の悩みが体に出てる,ですか。 | 음, 그, 실체로 기분이 안좋을 때는, 무슨, ナマリ를 단 거 처럼 다리가 무거워져서, 기분이 몸으로 나타난다고 합니다. | うーん,その,実際に気分がよくないときは,なにか,「ナマリ」を付けたように脚が重くなって,気分が体に表れると言っています。 | ||
| 191 | ナマリの意味はわかりますか。 | ||||
| 192 | 그, 쇠 같은 거 아닌가요? | その,鉄のようなものではないでしょうか。 | |||
| 193 | それはどういう意味で言ったのでしょうか。どんな様子でしょうか。 | ||||
| 194 | 그, 약간, 쇠 같이 이렇게 다리에 걸, 걸어 가지고, 약간 감옥 처럼. 그래서 사람의 움직임을 좀 제한하는, 다리를 무겁게 하는, 그런 뜻으로 이제 ナマリ를 쓴 것 같습니다. | その,ちょっと,鉄のようにこう脚に,かけて,ちょっと監獄みたいに。だから人の動きをちょっと制限する,脚を重くする,そんな意味で「ナマリ」を使ったんだと思います。 | |||
| 195 | いや違う。むしろ体が心なんですよ。本当に体が動かなくなる。比喩じゃあない。あとさ,頭が痛いとか,首が回らないって言いますよね。ねえ,あの仕事が忙しくて頭が痛い,借金で首が回らないって言いますよね。 | 이게 비유가 아니라 진짜로 몸이, 좀 무거워지고 그런다. 그리고,예를 들어서, 뭐, 머리가 안돌아간다, 이런 표현도 있는데, | これが比喩ではなくて本当に体が,ちょっと重くなる。そして,たとえば,まあ,頭が回らない,こんな表現もあるんですけど, | ||
| 196 | これ,どれもこれも豊かな日本語表現の1つですが,これらも同じです。首が回らないというのは比喩じゃない。 | 음, 머리가 돌어가지 않는다. 首が回らない, 이런 표현이 있는데, 이런 것들도 다 똑같이 비유가 아니라고 합니다. | うーん,頭が回らない。「首が回らない」,こんな表現があるんですけど,こういうものも全部同じように比喩じゃないと言っています。 | ||
| 197 | 今いろいろな表現を先生が言っていますが,なにを説明するためにこの表現を出していますか。 | ||||
| 198 | 음, 마음이랑 몸이랑 이렇게 따로 분리된 게 아니라 사실은 하나다, 라는 걸 표현하고 싶은 것 같습니다. | うーん,心と体がこう別々に分離しているものではなくて実は1つだ,ということを表現したいのだと思います。 | |||
| 199 | 本当にストレスが溜まると,本当に首が回らなくなりますよ。首が固まっちゃうんですよ。端的に。 | 실체로 스트레스 받으면 실체로 이 목이 잘 안돌아간다고 합니다. | 実際にストレスを受けると実際にこの首がよく回らないと言っています。 | ||
| 200 | この筋がこわばってしまって,首が回らなくなります。本当ですよ。だからそういうときには整形外科に行くんだけど,整形外科に行けば,あの,お医者さんが,あの,筋肉をちょっと,あの,弛緩させる薬を打ってくれる。そうするとふにゃっとなる。 | 실체로 여, 척추? 같은, 그쪽, 뒷쪽이 잘 안움직인다고 하는데, 그래 가지고 병원에 가면은, 의사 선생님이 주사를 놓는다? 그, 네, 여기까지 설명하신 것 같아요. | 実際にこの,脊椎?のような,そっち,後ろがよく動かないと言っているんですけど,そして病院に行くと,医者の先生が注射を打つ?その,はい,ここまで説明なさったと思います。 | ||
| 201 | 慣用表現のほうの慣用表現の意味はどういう意味でしょうか。 | ||||
| 202 | 일단 首が回らない라는 표현은 제가 처음 들어 봤는데, 어, 일단, 제 생각에 너무 힘들어 가지고, 약간, 목을, 이렇게, 돌릴 정도의 힘도 없다? 그 정, 그런 뜻인 것 같습니다. | とりあえず「首が回らない」という表現は私は初めて聞いたんですけど,えー,とりあえず,私の考えでは大変すぎて,ちょっと,首を,こう,回すほどの力もない?そんな,そんな意味だと思います。 | |||
| 203 | 最後に1つ質問したいんですが,板書にある@,A,Bのどこについて話しているでしょうか。 | ||||
| 204 | 일번이라고 생각합니다. | 1番だと思います。 | |||
| 205 | どうしてそう思いますか。 | ||||
| 206 | 그, 일단, 이, 그, 지금, 오늘 설명이, 이 心를, 마음을 어떻게 표현하는지, 서양이랑 중국이랑 일본에 관해서 어떻게 표현하는지 보고, 그 다음에 일본은 특히, 뭐, 마음을 표현한 단어들이 많다, 약간 이런 식으로 설명을 하면서, 어, 일단 마음이라는 게 뭔지 그 정의를 좀, 파악할려고 하신 것 같습니다. | その,とりあえず,この,その,今,今日の説明が,この「心」を,心をどう表現するか,西洋と中国と日本についてどう表現するか見て,その次に日本は特に,まあ,心を表現する単語が多い,ちょっとこんなふうに説明をしながら,えー,とりあえず心というものがなんなのかその定義をちょっと,把握しようとなさったんだと思います。 | |||