ID:L-CH0037
データ収集日:2022年9月8日
聞いた素材:模擬授業 哲学専攻 黒崎政男「木がみどりに見えるのは、木がみどりだからだ、は本当か」(東京女子大学,2021)
https://www.youtube.com/watch?v=Qs8KN2eEMEM
行番号 聞いた素材 協力者の発話内容 データ収集者の発話内容 備考
発話 日本語訳
1 哲学的にものを,なんかこう,当たり前と思ってること,あの疑ってみるっていうか,じっくり考えなおしてみるっていうことの,
啊,就是把一些,额,认为是理所当然的哲学的问题,就,思考这样的一些问题。 あ,えー,当たり前だと思っている哲学の問題,えー,こういう問題を考えます。    
2 まあいいヒントになりますので,ちょっとこの問題を考えてみたいと思います。 额,因为,额,重新再去好,重新再去好好想想关于这样的,类似于这些这样的问题,因为是件很好的事情。 えー,えー,改めて,改めてこのような,これに似たような問題についてよく考えてみることは,とてもいいことだからです。    
3       なにがいいことなんですか。  
4   就是,就是那种认为是理所当然,额,重新再去这种思考理所当然的事情。就是打破自己的一些固定的,比如说,额,先入观,是一件很好的事情。 そういう当たり前だと思っていること,えー,このような当たり前だと思っていることを改めて考えます。自分の固定された,たとえば,えー,先入観を,打ちこわすのはとてもいいことです。    
5       なにを使って改めて考えなおしてみるって言っていますか。  
6   用一些实际的例子来重新考虑。 実際の例を使って考えなおしてみます。    
7 みなさんもちろん木がみどりに見えるのは木がみどりだからだと思ってますよね。 额,大家肯定认为,额,树因为是绿,额,树因为,额,可以,额,就是我们经常看树,会看到树是绿色的,是因为树就是,本身就是绿色的吧。 えー,みなさんもちろん,えー,木はみどりだから,えー,木は,えー,えー,私たちはいつも木を見て,木がみどり色なのを見ることができるのは,木は,そのものがみどり色だからだと思っていますね。    
8 思ってますよね。あの木がみどりに見えるのは,木が黄色じゃないからみどりに見えると,まあ当然,あのだれでも思ってて, 额,树,就是我们经常看到树是绿色,额,就是,它不可能是别的颜色的。 えー,えー,私たちはいつも木がみどり色なのを見ていて,えー,ほかの色ではあり得ません。    
9       別の色というのは何色かっていうのは聞き取れましたか。  
10   黄色吗? 黄色ですか。    
11       どうしてそう思いましたか。音ですか。  
12   靠声音。额,刚才有一个地方,他是说的是,「黄色[日本語で発話する]」,好像是「黄色[日本語で発話する]」的发音,或者说,额,「きっと[日本語で発話する]」的发音,我觉得是「黄色[日本語で発話する]」的发音,所以说,我说是黄色的。 音でです。えー,さっきあるところで,彼が言ったのは,「黄色」,「黄色」の発音か,あるいは,えー,「きっと」の発音みたいだったんですけど,私は「黄色」の発音だと思ったので,だから,私は黄色と言いました。    
13 これ当たり前だと,まあ哲学っていうのは今も言ったように,当たり前と思っていることも疑ってみるっていうふうな 哲学就是,额,认为现在是理所当然,额,哲学就是重新思考认为理所当然的东西的,这样个学问。 哲学は,えー,今は当たり前だと思っていること,えー,哲学は当たり前だと思っていることを改めて考える,という学問です。    
14 ことですけども,えーと,たとえばですね,私があの,えーまあもうこう,いろいろ疲れちゃったなあ, 额,比如说,额,我,因为,额,各种各样的原因,现在觉得很累。 えー,たとえば,えー,私は,えー,さまざまな原因から,今疲れていると感じます。    
15 あのコロナのこともあって疲れた,あ, 额,因为,这个,新冠疫情,额,感觉很累。啊,因为新冠疫情这样事情的发生,额,额,然后,我可,会关系,就是处理很多事情,就,很累。 えー,この,コロナのことで,えー,疲れている感じです。えー,コロナのようなことの発生によって,えー,えー,そして,私は,その関係で,いろいろなことを処理して,疲れました。    
16 こう,あの高原に行こうとか思ってですね, 额,额,那我,额,然后我就决定想要去一次这种高地,高原这样的地方。 えー,えー,では私は,えー,それからこういう高地,高原というようなところへ行きたいと決めました。    
17 あの,犬を連れて静かな高原を散歩に行ったとします。 额,就是,拉着狗,跟狗一起,到,这样的高原,高地去散步。 えー,犬を連れて,犬といっしょに,こういう高原,高地まで,散歩に行きました。    
18       先生は実際に散歩に行きましたか。  
19   额,目前,目前的,他说的话,听来说,额,像是真的去散步了。 えー,今のところ,今のところの,彼の話では,えー,本当に散歩に行ったように聞こえます。    
20 ちょっと女性の絵になってますけど, 啊,是这样子的。他,他是假设,额,这个,额,应该是,他是假设一个女性带着一条狗去高原散步。 こうです。彼は,彼は仮定しています。えー,これは,えー,たぶん,ある女性が犬を連れて高原へ散歩に行くと仮定しています。    
21       どうして今,仮定だとわかったんですか。  
22   额,我把整句话听完之后,他最后的结尾是「とします[日本語で発話する]」,所以说,额,我就断定他是,额,列了一个假设。 えー,全文を聞きおわったあと,彼の最後の結びが「とします」だったので,えー,仮説を並べたのだと断定しました。    
23       とする,が聞こえたからわかったんですね。  
24 一応,あの私が行ったことになって。 额,姑,应该说是姑且,把我设定成这个例子当中的人。额,姑且这是一张,额,额,女性的,有女性的照片,然后后面的是,额,日语是,「私が言ったとなる[日本語で発話する]」,因为是「私が言ったとなる[日本語で発話する]」,所以说我可能就会自然翻译成,额,这个,啊,我知道了,就是这个教授,他把,他把自己的立场站在那个女性的角度说「私が行ったとなる[日本語で発話する]」。应该是,额,应该是教授,把自己的立场,额,就是,就是,说完这句话之后,把自己立场转移到那个女性的角度说「私が言ったとなる[日本語で発話する]」 えー,ひとまず,たぶん言っているのはひとまず,私をこの例の中の人と設定しました。えー,ひとまずこれは,えー,えー,女性の,女性のいる写真,そしてそのあとは,えー,日本語は,「私が言ったとなる」,「私が言ったとなる」なので,たぶん自然に翻訳できるのは,えー,この,あ,わかりました,この教授は,彼は,彼は自分の立ち場をあの女性の角度にして「私が行ったとなる」と言いました。たぶん,えー,たぶん教授は,自分の立場を,えー,この話をしたあと,自分の立場をあの女性の角度に移して「私が言ったとなる」と言いました。    
25 そうするとですね,もう都会の喧騒とは違って, 额,稍微和这个,额,这个,大城市的,额,「ゲンソー[日本語で発話する]」,额,「ゲンソー[日本語で発話する]」这个词,额,以前听过,但是,可能它的意思是,额,跟自然有关系的词,跟大自然有关系的词。 えー,少しこの,えー,この,大都市の,えー,「ゲンソ」,えー,「ゲンソ」という単語は,えー,前に聞いたことがありますが,意味は,えー,自然と関係がある単語,大自然と関係がある単語かもしれません。    
26       大自然と関係があるという推測は,前に勉強したことを思いだして推測してくれたんですか。  
27   额,是的。 えー,そうです。    
28       大都会と自然とで,どういう話をしようと先生はしていたと思いますか。  
29   我认为他可能是想比较,大都市和大自然的比较。还有就是,额,因为他的这个主题是关于讲,额,我们人看到,为什么看到树是绿色的,所以说,额,他可能是想找一个都是绿色的环境来,额,来,额,作为例子,来佐证他的这个,观点。 彼はもしかしたら,大都市と大自然の比較をしたいのかもしれないと思います。それから,えー,彼のこの主題が,えー,私たち人間が見る,なぜ見る木はみどり色なのか,ということに関して話すので,えー,彼はもしかしたら全部みどり色の環境を探して,えー,えー,例にしたい,彼のこの観点の証拠としたいのかもしれません。    
30 あー高原はとっても静かで, 高原非常地,额,静谧。 高原はとても,えー,静かです。    
31 あー木がみどりでいいなあ,最高だなあと,こう,思うわけですよ。 额,额,所以就会,高原非常静谧,所以,额,额,高原非常地静谧理所当然我们就会认为高原真的太棒了,额,会这么想。 えー,えー,だから,高原はとても静かで,だから,えー,えー,高原はとても静かで当然私たちは高原は本当にすごい,と思います,えー,こう思うでしょう。    
32       私たちは思う,と言いましたが,私たちとはこの場合誰のことですか。  
33   额,可能是这个图片当中的女性。额,我觉得有两种解释,一种是这个图片当中女性,也有可能是我们所有人类。 えー,この絵の中の女性かもしれません。えー,2種類の解釈があると思います。1つはこの絵の中の女性,また私たちすべての人類かもしれません。    
34 それでこの隣にいる,まあポチかなんかに,なあポチ,高原って,あのいいなあ,木が,みどりで,静かで最高だよなあって言うと, 额,其中有一个词不认识。叫「ポチ[日本語で発話する]」。然后,额,他还是在说高原非常地好。然后并且前面一句他说的是,旁边有一个「ポチ[日本語で発話する]」,这个旁边有个「ポチ[日本語で発話する]」,看到这张图,很有可能是讲的是这个树吧,可能是树的种类。 えー,この中のある単語がわかりません。「ポチ」と言います。そして,えー,彼はやはり高原はとてもいいと言っています。そしてまた前のひとことで彼が言ったのは,隣に「ポチ」がいる,この隣に「ポチ」がいるは,この絵を見ると,可能性が高いのはこの木でしょう,木の種類かもしれません。    
35       静かでいいなあというのは誰かに言っていたんですか。それとも独り言だったんですか。推測でいいので教えてください。  
36   我觉得是自言自语。 私は独り言だと思います。    
37 なんかこのポチはですね,ブー,ブーとか言うんですよ。 额,「ポチ[日本語で発話する]」,还是说像「ポチ[日本語で発話する]」这个词。然后后面有一个动词是「言う[日本語で発話する]」,额,是什么样的一个东西在说什么,的意思。 えー,「ポチ」,やはり「ポチ」というような単語を言いました。そしてそのあとの動詞が「言う」で,えー,どんなだかのあるものがなにかを言っている,という意味です。    
38       今の段階ではポチは木だと思いますか。  
39   额,我觉得树,嗯…就是,树,它实际上是不可能说话的,但是,但是,啊,很有可能是风刮着那个树飘来飘去,出现了一种摩擦的声音。 えー,木だと思います,うーん…木は,実際には話すことができませんが,でも,でも,あ,風が吹いていてその木がそよいで,摩擦の音がしたのかもしれません。    
40       先生がブーブーと言っていた音が風の音ということですか。  
41   是的,是的。 そうです,そうです。    
42 で,え,なんでって言うと,まあ本当はその犬と人間がしゃべれるかどうかはわかりませんが,しゃべれたとするとですね, 啊,额,这里,这里我知道了一件事情是可能他前面说的「言う[日本語で発話する]」可能是用在狗身上的。因为他这句话说的是狗和人真的可以在一起交谈吗。 あ,えー,ここ,ここでわかったことは彼が前に言った「言う」は犬に使ったのかもしれないということです。ここの話で彼が言ったのは犬と人は本当にいっしょにおしゃべりをすることができるのかということだからです。    
43       ポチは風かな,木かな,というのは考えは変わりましたか。  
44   我感觉,会不会很有可能是狗的名字呢。 犬の名前ではないかな,という気がします。    
45       どうして犬かなと思ったんですか。  
46   因为他刚刚,额,最后,刚刚,到目前为止最后一句说的话是狗和人真的可以说话吗。那这个说话是以因为是动词是「言う[日本語で発話する]」所以说前面的那一句日语是,额,「ポチがブーブー言う[日本語で発話する]」因为是,因为是说这样一句话,所以说,额,很有可能是狗的种类,或者说是狗的名字。 さっき,えー,最後に,さっき,今のところ最後のひとことで言ったことが犬と人は本当に話すことができるかということでしたから。そうするとこの話は動詞が「言う」ですから前のあの日本語は,えー,「ポチがブーブー言う」,こう言っているので,だから,えー,犬の種類,あるいは犬の名前の可能性が高いです。    
47 あのポチはですね,えっ,木はみどりじゃない,ブー,灰色だ,とか言うんですよ。 额,这里又,还是出现了「ポチ[日本語で発話する]」。然后,额,他说,他说这个「ポチ[日本語で発話する]」说,树,啊,我确定这个「ポチ[日本語で発話する]」是狗。因为,他后面说「ポチ[日本語で発話する]」额,他,他其,其实把这个,「ポチ[日本語で発話する]」这个狗拟人化了,就是,把它比喻成个人,然后,说,这个,额,「ポチ[日本語で発話する]」不是绿色的,额,看,看起来像是灰色的。就是看到我从…因为狗,狗能看到的颜色其实只有白色和K色,还有可能K白混在一起变成了灰色。所以说它只能看到这三种颜色。而且他后面说,我看到的是灰色。那可能是狗的视角来说的这句话。 えー,ここにまた,やはり「ポチ」が出てきました。そして,えー,彼は,彼が言うのはこの「ポチ」が,木,あ,私この「ポチ」が犬だと確定します。このあと「ポチ」えー,彼は,彼は実はこの,「ポチ」という犬を擬人化して,つまり,人にたとえて,そして,言います,この,えー,「ポチ」はみどり色じゃない,えー,灰色に見えると。犬,犬に見える色は実は白と黒だけなので,黒と白が混ざって灰色になったのかもしれません。だからこの3つの色しか見えません。しかもあとで彼は,私に見えるのは灰色だと言います。そうすると犬の視角からこの話をしているのかもしれません。    
48 はー?とかって,えー,いうことになりますけどもですね, 因为「ポチ[日本語で発話する]」说我看到的树是这个,灰色的,所以说就很惊讶,就,啊?这样的声音,额,就变成了这样一个情况。 「ポチ」が私に見える木はこの,灰色だと言うので,とても驚いて,あ?という声をあげるという,えー,こんな状況になりました。    
49       驚いたのは誰ですか。  
50   到目前为止,额,很有可能是图片当中的牵着狗的女性,也很有可能是,额,教授以及听众们。女性的可能性很大,就是牵狗的女性的可能性很大。 今のところ,えー,あり得るのは絵の中の犬を連れている女性ですが,えー,教授および聴衆もあり得ます。女性の可能性が高いです,犬を連れた女性の可能性が高いです。    
51       それはどうしてですか。  
52   因为,因为,首先是那个女性牵着那条狗去高原,额,举的例子当中,这个女性,牵着条狗去高原,这个散步的。那么,那么,额,然后这里教授又把这个狗拟人化了之后呢,就是,额,这个女性,他,他就假设这个女性好像明白了狗在说什么,然后,这个女性就惊讶了。 まずあの女性があの犬を連れて高原へ行きます。えー,挙げた例の中で,この女性は,犬を連れて高原へ,散歩に行きます。すると,すると,えー,そしてここで教授はまたこの犬を擬人化して,えー,この女性が,彼は,彼はこの女性が犬がなにを言っているのかわかったように設定していて,そして,この女性は驚きました。    
53 あの,我々あの,いろんな物事振動してますけども, 额,首先,他说的是,额,我们,我们怎么样。然后后面他又说其实,额,各种各样的事物它是在振动的。就是,它是在动的。 えー,まず,彼が言うのは,えー,私たちが,私たちがどのようにあるのかということです。それからそのあとまた実は,えー,いろいろな事物は振動していると言いました。    
54 えー,たとえばなんかこう振動してですね,ここはまったく振動してない場合, 额,教授他画,画了一个图,然后他说零的这个位置是不振动。 えー,教授は,図を描いて,そしてゼロの位置は振動しないと言いました。    
55 こっからなんか振動しはじめてですね,ここ20,1秒間に20回ぐらい振動すると, 额,他说从零开始到二十这个位置,额,额,一秒当中二十,二十次振动。 えー,彼はゼロから20のこの位置は,えー,えー,1秒に20,20回振動すると言いました。    
56 これが低音でブーンとかって。 啊,然后他说二十秒的这个位置是,低音。 あ,そして20秒のこの位置は,低音だと言います。    
57 で,せ,あの,これ音だとするとですね,えー,それで,あの,NHKの時報,ポッポッポッポーとかいうのは,440ヘルツ,ぐらい。 啊,然后,额,这种低音的这种振动是二十赫兹。然后从二十赫兹到四十四赫兹的状态,他说是这个NHK,NHK的,我不知道NHK翻译成中文是什么,反正就是那个,像新闻,播放新闻什么的一样,一个广播台,额,它的那个,「ポッポッポー[日本語で発話する]」的那个声音是四十四赫兹。 あ,そして,えー,このような低音のこのような振動は20ヘルツです。そして20ヘルツから44ヘルツの状態は,このNHK,NHKと言います。NHKが中国語にどう訳されるのか知りませんが,とにかくあの,ニュース,ニュースなどを放送するのと同じように,ある放送局の,えー,その,「ポッポッポー」という音は44ヘルツです。    
58       ポッポッポッポーというのは44ヘルツの音を表していますか。  
59   这个NHK,它,不知道在,不知道NHK在什么样情况下会发出的这种,额,「ポッポッポー[日本語で発話する]」的声音,是,这个声音是四十四赫兹。 このNHK,が,どんな状況でNHKが「ポッポッポー」という音を,えー,出すのかわかりません,わかりませんが,この音が44ヘルツです。    
60       NHKから出た音ということですね。  
61   是的。 そうです。    
62 それで人間はだいたい2万,2万ヘルツぐらいまでは音として聞こえるとか, 啊,这里是,这里是,它变成了四百四十赫兹。 あ,ここは,ここは,440ヘルツに変わりました。    
63 まあこういうふうに,言われます。ここを人間は音として聞く。 他说,人类,额,可以听到,额,可以听到,达到二十,二万,两万赫兹,的这样一个状态。两万赫兹是,对,很,很有可能是人类最大的极限。并且从二十赫兹到两万赫兹是人类能够所听到的部分。 人類は,えー,20,2万,2万ヘルツまで,えー,聞こえる,えー,聞こえる,という状態だと言いました。2万ヘルツは,そう,人類の最大の限界である可能性が高いです。また20ヘルツから2万ヘルツは人類が聞こえる部分です。    
64 で,もうずっと上のほうに行きますとですね,ある,こう振動があって,これがたとえばですけど,3700オングストロームから,たとえば8700オングストロームとか, 额,然后,他说超过了两万赫兹再往上走的话,他就举个例子比如说,额,三千七百,这个「オンス,オンストーン,オンストローン[日本語で発話する]」,这个词我没有听到过。他举了一个例子说是这个位置比如说是三千七百。然后那个位置是八千七百,这样。 えー,そして,2万ヘルツを超えてもっと上へ行くと,例を挙げてたとえば,えー,3700,この「オンス,オンストーン,オンストローン」,この単語は聞いたことがありません。彼が例を挙げて言ったのはこの位置はたとえば3700,そしてその位置は8700,という感じです。    
65       オングストロームが例だということでしたが,なぜそう思いましたか。  
66   额,我刚刚说就是,额,我可能没说清楚。就是,额,这个,「オングストローン[日本語で発話する]」,额,我想说它不是例子,它,它有可能是,额,类似于赫兹这样的一种,额,就是测量音的这种,高低的单位。 えー,さっき言ったのは,えー,私がはっきり言わなかったかもしれません。えー,この,「オングストローン」は,えー,私が言いたいのは例ではなくて,もしかしたら,えー,ヘルツに似たような一種の,えー,音を測るそういう,高低の単位かもしれません。    
67       どうして単位だってわかったんですか。  
68   因为按照平常的这种常识来说,感觉在数字旁边的这些记号啊符号就像是单位。就,理所当然会认为是单位。 普段のこういう常識から言って,数字の隣のこんな記号とか符号は単位だという感じがするからです。当然のこととして単位だと思います。    
69 ここを我々,なんか色として感じる, 额,他说,从八千七百到三千七百,这样一个间,区段,是他说是我们人类可以感受到颜色。 えー,8700から3700,という間,区間,は彼が言うには私たち人類が色を感じることができます。    
70 範囲なんですね。 啊,刚刚有一个,刚刚有一个「はい,なんですねっていうのはたぶん[日本語で発話する]」额,它是代替这个听众所说的这个「はい,なんですね[日本語で発話する]」。然后,然后,听众,可,他可能这个时候说这句话,就是说代替听众讲这样一句话,并且,额,说,额,可能有那种原来,原来如此,原来如此,或者说是恍然大悟的那种意思。 あ,さっき,さっき「はい,なんですねっていうのはたぶん」えー,聴衆が言う「はい,なんですね」を代弁しています。それから,それから,聴衆,彼がこのときこう言ったのは,また,えー,えー,もしかしたらなるほど,なるほど,なるほどというような,あるいははっと悟ったような意味があるのかもしれません。    
71 で,えーと,この,あ,この,ここで言うと,木がみどりだって言うと,ウー,違う,木は灰色だってポチは吠えるわけです。 这里我可以,额,断定「ポチ[日本語で発話する]」就是狗。并且,额,他这里面刚刚说的就是,额,额,他这个「木がみどりだよねと言うと[日本語で発話する]」的这个情况下,额,可能性最大的是女性,然后,它,额,第二可能性大的,就是说,可能就是我们所有人类。然后,然后,但是这个「ポチ[日本語で発話する]」它就非常强烈地它,「ポチ[日本語で発話する]」拟人化之后,他就,让,就是,「ポチ[日本語で発話する]」就是说,这个,额,不对,这个树是灰色的。 ここで私は,えー,「ポチ」が犬だと断定できます。また,えー,彼がここでさっき言った,えー,えー,「木がみどりだよねと言うと」という状況で,えー,可能性が最も高いのは女性で,そして,2番目に可能性が高いのは,私たちすべての人類かもしれません。そして,そして,でもこの「ポチ」がとても強く,「ポチ」を擬人化してから,彼は,「ポチ」に,これは,えー,違う,この木は灰色だ,と言わせます。    
72 で,この人間はここを,色として識別するんですけど, 额,虽,虽然人类把,这个八千七百到三千七百的这个位置,额,可以,就是识别这个颜色, えー,人類は,この8700から3700のこの位置を,えー,この色を識別できますが,    
73 どうもその,犬はですね,そのー,こう広くなくてですね,こ,このぐらいしか見えないらしい 额,但是狗,如果,额,扩到最大,它只能够,就是,看到,就是,刚才教授所画的那两条白线的这个区段。 えー,でも犬は,もし,えー,最大に広げても,さっき教授が描いた2本の白い線のこの区間しか,見えません。    
74 と言われている。 额,就是,被,被这样说。 えー,このように言われています。    
75 たとえば牛もそうですけれども,あの闘牛でこんなことをやって,あの赤いきれであの, 啊,然后他又举个例子,举的是牛的例子。他说,额,啊,他说的是头牛,就是,最前面的那个头牛吧。「トーギュー[日本語で発話する]」可能是头牛的意思。然后,他说,额,好像牛可以把一些,就是,一些事物看成是红色的。就,很好,很好,很好看些红色的。 あ,そして彼はまた例を挙げて,挙げたのは牛の例です。えー,あ,彼が言ったのは頭牛,いちばん前のあの頭牛ですね。「トギュ」は頭牛という意味かもしれません。そして,えー,牛は,一部のものが赤に見えるようです。とてもよく,とてもよく,とてもよく赤が見えます。   協力者の発話の「头牛」(先頭に立つ牛の意味)は日本語の「闘牛」の音から推測したものと思われる。
76 あれは牛が興奮するんだって言うけど, 额,然后,牛看到红色,就会兴奋。 えー,そして,牛は赤を見ると,興奮します。    
77 どうも牛には灰色かなんかに,我々で言う灰色に見えてて,赤で興奮しているのは人間らしいんですけども, 啊,他说,好像人类看到红色,就是看到红色,会兴奋的好像是人类。额,对。 あ,彼が言うには,どうも人類は赤を見ると,赤を見ると,興奮するのは人類のようです。えー,そうです。    
78       牛も興奮するんですかね。  
79   我觉得牛看到红色,会兴奋。但是他之前好像有说一句话说牛看,牛是实际上,牛看到红色会兴,当然会兴奋,但是牛实际上看到的万事万物的颜色,好像他说是灰色的。就是看到红色的时候它当然会兴奋,但是实际上牛好像,额,额,看到的是灰色的。就是,不光是看红色,其他东西好像都灰色的。 牛が赤を見ると,興奮すると思います。でも前に彼は牛が見るのは,牛は実は,牛は赤を見ると興,当然興奮しますが,牛が実際に見ている万物の色は,灰色だと言ったようです。赤を見たとき当然興奮しますが,実は牛が,えー,えー,見ているのは灰色のようです。赤だけではなく,他のものもすべて灰色のようです。    
80 っていうふうに,どうも違う,見えかたが違う,らしいということはわかってるんですね。
就是,看法,都好像不同。额,我们都一直知道,就是,额,大家理所当然肯定,我们大家都,都一直知道,就是看法都是不一样的。 見えかたが,すべて違うようです。私たちはみんなずっと,えー,みなさんは当然,私たちはみんな,ずっと,見えかたがすべて違うということを知っています。    
81 えーちなみにですね, ここはなんだか知ってますか。 顺便说,顺便问一下,问一句,这个八千七百,那个叫什么来着,「ロング,ロングストーン[日本語で発話する]」超过八千七百「ロングストーン[日本語で発話する]」之上的这个地方是什么,你们知道吗? ついでに言います,ついでにちょっと,1つ,伺いますが,この8700,これはなんと呼ばれていますか。「ロング,ロングストーン」この8700「ロングストーン」の上のこの場所はなにか,わかりますか。    
82 この一番,見えるのの一番上ってここなに,何色だかわかります? 额,他说的是,他画里面说的是,最上,最上面的这个地方,额,是什么颜色,你们知道吗?但是他其实画的这个位置并不是最上面的。 えー,彼が言うのは,絵の中で言うのは,いちばん,いちばん上のこの場所,えー,何色か,わかりますか。でも実は彼が描いたこの位置は決していちばん上ではありません。    
83 えっとですね,ここはですね,なんて言うかっていうと, 他说八千七百,额,接近于八千七百,八千七百之上的这个位置,额,就是,是什么,就是他接下来要开始解释了。 8700,えー,8700に近い,8700の上のこの位置は,えー,なにか,次に説明を始めます。    
84 UV。 他说是UVUV好像是,额,紫外线的指数。 彼が言うのはUVです。UVは,えー,紫外線の指数のようです。    
85 UVっていうのはこれ,ウルトラバイオレット。 啊,他说UV是,额,啊,对的,「ウルトラ[日本語で発話する]」是大的意思,就是那种,额,直,直,直接翻译就变成了庞大的紫外线,但是他可能说的就是紫外线的指数。 UVは,えー,あそうだ「ウルトラ」は大きいという意味で,そういう,えー,直,直,直訳すると膨大な紫外線となりますが,彼が言っているのは紫外線の指数かもしれません。    
86 バイオレットを越してる。紫外線ですね。 额,「バイオレット[日本語で発話する]」,额,他说的是超过了这个「バイオレット[日本語で発話する]」。那么,这个「バイオレ[日本語で発話する]」,他说超过这个「バイオレット[日本語で発話する]」的这个东西是紫外线,那么,「バイオレット[日本語で発話する]」…但是我记得英文的「バイオレット[日本語で発話する]」,额,英文的「バイオレット[日本語で発話する]」翻译成中文好像是紫外线的意思。 えー,「バイオレット」,えー,彼が言ったのはこの「バイオレット」を超えているです。では,この「バイオレ」,「バイオレット」を超えるこれは紫外線だと彼は言って,では,「バイオレット」…でも英語の「バイオレット」は,えー,英語の「バイオレット」は中国語に訳すと紫外線という意味のように私は記憶しています。    
87 ここ紫外線ってことは我々ギリギリで見えてるのは,ここ,み,一番細かい振動がこれ,紫。 就是,他说,八千七百到那个顶点的位置是那个,紫,紫外线的位置。然后,然后在八千七百之下的这个,额,接近,八千,虽然是在八千七百以下,但是是最接近八千七百的这个,画了绿线的这个位置,他说是紫色。 8700からその頂点の位置はその,紫外線の位置だと言いました。そして,そして8700の下のこの,えー,8000,近くの,8700以下ですが,8700にいちばん近いこの,みどり色の線を描いたこの位置が,彼が言うには紫です。    
88 一番下,じゃこれは。ここはなんだかわかりますか。 他说,最下面的这个位置,就是说,他上面说的是最下面,就是,三千七,额,之上,但是接近三千七以及三千七和这个,两,两万赫兹之间画的这个紫色的线。他问大家这个是什么。额,然后,这里还有一个可以预测的是,他可能,额,现在他就是已经,不是在讲两万赫兹到零的这个位置,他就是以这个,两万赫兹以上就是从「ロングストーン[日本語で発話する]」,三千七「ロングス[日本語で発話する]」,三千七「ロングストーン[日本語で発話する]」以下的这个,和两万赫兹中间的这个位置开始到八千,到这个顶点的位置,以这个为中心可能在说什么,可能准备要讲什么。 彼が言ったのは,一番下のこの位置,つまり,彼が先に言ったのは一番下,3700,えー,の上,でも3700の近くおよび3700とこの,2,2万ヘルツの間に描いた紫の線です。彼はみんなにこれがなにか聞きました。えー,そして,ここでまた1つ予測できることは,彼はもしかしたら,今すでに,2万ヘルツからゼロのこの位置について話しているのではなくて,彼はこの,2万ヘルツ以上,「ロングストーン」,3700「ロングス」,3700「ロングストーン」以下のこれと,2万ヘルツの間のこの位置から8000まで,頂点までの位置,これを中心にしてなにかを話しているのかも,なにかを話す準備をしているのかもしれません。    
89 ここが紫外線なんだから,こっちは,赤外線。 他说,蓝色的那圈因为,额,因为是紫外线,那,所以,这边呢,就是紫色的这个,指的是紫色的这个位置是什么呢,是红外线。 青のあの丸は,えー,紫外線なので,あの,だから,こちらの,紫のこれ,指している紫のこの位置はなんでしょう,赤外線です,と言いました。    
90 IRですよね。えーと,ここが赤なんですね。一番振動が低いの。その外はIR。 他说,是IR。然后他刚刚画的三千七百之上的那个红色的圆圈,写的,写的,额,写的赤这个字的位置,他说是振动最低的位置。 IRです,と言いました。そしてさっき描いた3700の上のあの赤い丸,えー,赤で字を書いた,書いた,書いた,この位置は,彼が言うには振動がいちばん低い位置です。    
91       IRはなんだと思いますか。  
92   我觉得IR应该就是红外线吧。 IRは赤外線だと思います。    
93       どうしてそう思いましたか。  
94   因为之前,这个教授,他就说,画的红圈的这个位置是红外线。那么,IR可能就是红外线。很有可能这个教授他喜欢用英文的大写开头的字母。 前に,この教授は,赤い丸を描いたこの位置は赤外線だと言いました。では,IRは赤外線かもしれません。この教授は英語の頭文字を使うのが好きなのかもしれません。    
95 インフラレッド。えー,レッドの下,インフラって下って 啊,额,他,他,他然后解释说是,「インフラ,インフラ[日本語で発話する]」red,就是,他说,red是红色嘛。就是,他说,红色的下面,指的,意思是红色的下面。 えー,それから彼,彼,彼が説明して言うのは,「インフラ,インフラ」red,つまりredは赤です。赤の下,指ししめす意味は赤の下と彼は言いました。    
96 意味ですからインフラレッド。これはウルトラ,越えてるっていうことですね。バイオレットを越えてるからUV, 啊,他说,「ウルトラ[日本語で発話する]」,就是,超过了,就是已经超过了,然后,「バイオレット[日本語で発話する]」,超过这个「バイオレット[日本語で発話する]」 「ウルトラ」,つまり,超えている,すでに超えている,そして,「バイオレット」,この「バイオレット」を超えている,と言いました。    
97 こっちはIR,我々はIRもUVも色としては見えないですよね。 我们,我们人类,他应该,他可能指的是,他这里说的「我々[日本語で発話する]」,嗯,简单地想的话,可能是我们的人类,但是复杂想的话可能也包括动物或者是植物吧,啊,动物,动物。人类和动物。他说,额,IRUV对于我们这些,可能是生命,就是我们在住,住在地球上的生命是看不到这个颜色的。IRUV的颜色。 私たち,私たち人類,彼が指すのは,彼がここで言う「我々」は,うーん,簡単に考えると,私たち人類ですが,複雑に考えると動物あるいは植物も含むかもしれませんね,あ,動物,動物です。人類と動物。えー,IRとUVは私たち,生命かもしれません,私たちの存在,地球上に住んでいる生命にとっては色が見えません。IRとUVの色です。    
98 だから,あのー,今日はUV指数が4ですとか3とかっていうのを聞いて,あ今日はUVが多いんだってわかるけど, 他说,他就是好像,这里是例子,感觉像是例子,加上自言自语的感觉。就是,额,今天的这个,UV的,紫外线的指数是四,那,那我们就感觉紫外线好像很多,很强,很多。 彼が言ったのは,ここは例,例のような感じで,独り言を加えている感じです。えー,今日のこの,UVの,紫外線の指数は4,すると,すると私たちは紫外線が多い,強い,多いようだと感じます。    
99       UV指数4というのはどうやってわかったんですかね。  
100   额,这里很有可能是教授他随便举了一个这样的例子。假设UV指数是四吧。 えー,ここは教授が適当にこのような例を挙げた可能性が高いです。UV指数が4と仮定したのでしょう。    
101       先生が適当に例を挙げたということですね。  
102 直接我々は見えない,っていうように, 啊,就是我们听到了,额,这样情况下我们会觉得今天UV指数三或者四,挺多,但是,其实我们直接去看的话,我们是不知道的,就不知道它的那个指数是多少的。 あ,私たちは聞いて,えー,このような状況で私たちは今日のUV指数は3あるいは4で,とても多い,と思いますが,実は私たちが直接見たら,私たちはわかりません,その指数がどのぐらいかわかりません。    
103 どうも犬もですね,この我々が紫に見えているのは,たとえば見えなくて赤も見えなくて,その間しか見えないんで, 额,他又,他又有了一个讲,他又定了一个假设,他说比如说我们人类紫色,红色都看不见。假设。 えー,彼はまた,彼はまた話して,彼はまた仮定して,たとえば私たち人類は紫も赤も見えないと言いました。仮説です。    
104 木の色,木を見るとですね,灰色に見える。 额,在这样的一个假设的这样的一个条件下面,当,当我们人类在这样的一个假设条件下面,去看树的时候,我们会看,会把树看成是灰色的。 えー,このような仮定のこのような条件のもとで,私たち人類はこのような仮定の条件のもとで,木を見たとき,私たちに,木は灰色に見えます。    
105 そうすると我々は,あー,この犬ってかわいそうだな,本当は木はみどりなのに灰色にしか見えないんだって, 额,然后,这样,这样一来,我们就会觉得,额,狗看到的树居然是灰色的,狗好可怜。然后,额,然后,额,然后明明我们人类看到的是,明明,明明我们人类看,看到的树是绿色的,所以,所以说,树它就是绿色的。 えー,そして,こう,こうなると,私たちは,えー,犬に見える木はなんと灰色なのだ,犬はかわいそうだと思います。そして,えー,そして,えー,そして明らかに私たち人類に見えるのは,明らかに,明らかに私たち人類に見える,見える木はみどり色で,だから,だから,木はみどり色だと言います。    
106 まあ普通思うわけですよね。 就我们平常就是这么想的。 私たちは普段こう思います。    
107 で,なるほどと。 然后,就会觉得,啊,原来如此。 そして,あ,なるほど,と思います。    
108 でさっきのこう,静かなんで, 额,他后面说的是,额,就是,他其实可能是想说「静かな高原[日本語で発話する]」但是他,额,他说到「静か[日本語で発話する]」额,他说到「静か[日本語で発話する]」,安静,位子之后他就突然不说了,然后突然就说到狗怎么怎么样。 えー,彼がそのあと言ったのは,えー,実は「静かな高原」と言いたかったのかもしれませんが,えー,「静か」まで言って,えー,「静か」,静かのところまで言って,突然やめて,そして突然犬がどうとかこうとかと言いました。    
109 我々は,あーかわいそうって,このポチには灰色にしか見えないのか,みどりで静かでいいのになあと。 然后我们人就会觉得,啊,狗只能看到灰色吗,好可怜,额,然后我们人能看到绿色,就是,很好。 そして私たち人は,あ,犬は灰色しか見えないのか,かわいそう,えー,そして私たち人はみどり色が見えて,いい,と思います。    
110 ところがですね,ポチはですね,なんか高原はうるさいとか, 但是突然这个,「ポチ[日本語で発話する]」的这个狗,它觉得这个高原很,很吵,就是很多声音。 でも突然この,「ポチ」のこの犬が,この高原は,うるさい,音が多いと思います。    
111 言いはじめるんですよね。 就,就开始这么说了。 こう言いはじめます。    
112 えっ,静かなのにって言うと, 啊,「え,静かなのに[日本語で発話する]」说这句话的,就是明明很安静的,这个可能是女性,就是人,人类的立场说的这句话。 あ,「え,静かなのに」と言うのは,明らかに静かだ,これは女性,人,人類の立場から言ったことかもしれません。    
113 犬笛ってご存知ですか。 啊,他问,额,就狗觉得很吵,但是人觉得就高原很安静,他就开始,就是,问,问大家你们,你们知道这个狗的声音是一个什么样的情况吗。 あ,彼は聞きます。えー,犬はうるさいと思いますが,人は高原は静かだと思います。彼はみんなにあなたたち,あなたたちはこの犬の声がどういう状況かわかりますか,と聞きはじめます。    
114       この黒板の絵はなんだと思いますか。  
115   额,目前,目前,不太能推断,但是有可能跟狗有,跟狗的,跟狗的,因为他可能接下来要讲狗的声音,它可能跟狗的嘴,嘴部,或者说是喉咙的部分可能有关系吧。 えー,今のところ,今のところ,推定できませんが,犬,犬,犬,次に犬の声について話すかもしれないので,犬の口,口の部分,あるいは喉の部分と関係があるかもしれませんね。    
116 あの,こういうなんか笛があってですね, 啊,他说的是「犬[日本語で発話する]」,他说的是「犬笛[日本語で発話する]」,这个词儿没有中文。直接翻译就是狗笛?然后,他说,额,可能是这个笛子的形状像是狗。然后他就问大家,关于这个笛子你们大概知道什么吗。 彼が言うのは「犬」,彼が言うのは「犬笛」で,この単語は中国語がありません。直訳すると犬笛?そして,彼は言います,えー,この笛の形が犬に似ているのかもしれません。そして彼はみなさんに,この笛についてだいたいなにか知っていますかと聞きました。    
117 人間には聞こえないけど犬だけに聞こえるっていうそういう笛が存在してる。 啊,这种笛子特征是,额,人是听不到的,但是狗能听到。 この笛の特徴は,えー,人には聞こえないが,犬には聞こえることです。    
118 でこれをここで吹くと,人間はなんにも聞こえないけど,犬にはキャンキャンキャンキャン聞こえる。 就,就像我这样子吹一下的话,人听不到,但是狗能听得到。 このように吹くと,人には聞こえませんが,犬には聞こえます。    
119 で,この高原で間違ってですね,子どもかなんかが犬笛を拾ってですね,これでピーピーピーピーやってたとする。 啊,「とする[日本語で発話する]」,额,就是,他,他又假设,有一个小孩子这个,在这个高原上面捡到了这个狗笛,然后就开始在那儿吹,的这样一个假设。 あ,「とする」,えー,彼は,彼はまた仮定して,ある子どもがこの,この高原でこの犬笛を拾って,そしてそこで吹きはじめた,という仮定をしました。    
120 そうすると,私は,高原はみどりで静かなんですけど,ワンちゃんにとっては,高原はやかましくて灰色なんですよ。  然后,因为,这个小孩儿吹的这个狗笛的这样一个情况出现之后,这个人,他就说,他就,他首,他首先站在人的立场,人,这个可能是那个女性,就主要是那个女性的立场上说,啊,高原很安静,但是他又站到了狗的立场上说,啊,觉得这个高原很吵。 そして,この子どもがこの犬笛を吹くという状況が現れてから,この人,先生はまず,まず人の立場に立って,人,これはあの女性かもしれません,主にあの女性の立場から,あ,高原は静かだと言いましたが,彼はまた犬の立場に立って,あ,高原はうるさいと思うと言いました。    
121 どっちが本当の世界を見てるっていうことになるでしょうか。 然后他就问,哪,哪一方是,哪一方看到的世界是真正的世界。 そして彼は,どちら,どちらが,どちらが見ている世界が真の世界なのかと聞きました。    
122 これあのさっきも言いましたけど,この可視光線が我々人間にとって見える範囲はこのぐらいで, 这,这就是我,这是我刚刚说的那个部分。他说,他就给大家看的这样一幅图,然后他说,额,额,可视光线,就是可以看到的光线,额,的,画的那个范围是我们人类能看到的。 これ,これが私が,これが私がさっき話したあの部分です。みなさんにこのような図を見せて,そして,えー,えー,可視光線,つまり見ることのできる光線,えー,の,絵のあの範囲は私たち人類に見えるものだと言いました。    
123 で外は赤外線と紫外線, 然后,从我们的角度看,额,额,就是,他说,他虽然说是「外[日本語で発話する]」但是从我们角度看,右边是,额,那个,红外线,左边是紫外线。 そして,私たちの角度から見て,えー,えー,「外」と言いましたが私たちの角度から見て,右側は,えー,あの,赤外線で,左側は紫外線です。    
124 こっち高いほうですね。 然后他说,紫外线的这方是高,比较,额,高的那一方。 そして,紫外線のこちら側は高い,比較的,高い側だと言いました。    
125 ところがあの,ミツバチとかいうのは, 额,他,他,他又,突然又举例子,他说「ミ,ミツ[日本語で発話する]」?啊,他可能说的是三叶草吧。 えー,彼,彼,彼はまた,突然また例を挙げて,「ミ,ミツ」?と言いました。あ,彼が言ったのはクローバーかもしれませんね。    
126 どうもえーと紫外線だったかな,が見えるらしくて, 他这里说,这个「ミ,ミツバツ[日本語で発話する]」这个东西,它可以看到紫外线。或者说它可以感受到紫外线。 彼はここで,この「ミ,ミツバツ」というもの,それは紫外線が見えると言いました。あるいはそれは紫外線を感じることができると言いました。    
127       さっき聞き取れなかったミツバなんとか,というのは,今は違うものだろうと考えが変わったということでよろしいですか。  
128   额,额,其实,其实,我听到的是「ミツバツ[日本語で発話する]」 えー,えー,実は,実は,私が聞いたのは「ミツバツ」です。    
129 あのお花がこう咲いてますよね。それで我々にとってはおんなじ色にしか見えないのに, 然后,他,他说这个,额,我现在我可能可以断定「ミツバツ[日本語で発話する]」指的是植物。然后他说,因为他有说,他后面有说到,额,比如说这个花,它这样子开着,额,然后怎么怎么样。 そして,彼,彼はこれが,えー,今私は「ミツバツ」が指すのは植物だと断定できるかもしれません。そして彼は,そのあと,えー,たとえばこの花が,このように咲いていて,えー,そしてどうとかこうとかと言ったからです。    
130       先生は両手を使って説明していますが,なぜだと思いますか。  
131   额,额,就是,目前的情况下来看,就是,他接下来,就是,我,我可能不太能够清楚地知道他这样,他一只手和另外一只手要表达什么。就是,但是,额,他很有可能,就是,从,从我们角度看到的他的,啊,从,从讲课的这个老师的角度看到的他的右手,很有可能想要去模,模拟花,花开的样子。然后左手可能是花苞的样子吧,或者说是,或者说是别的。 えー,えー,今のところの状況からすると,彼は次に,私,私は彼がこのように,手と手でなにを表現しているのかあまりはっきりわからないかもしれません。でも,えー,私たちの角度から見える彼の,あ,授業をするこの先生の角度から見える彼の右手は,花,花が開いている様子の真似をしているようです。そして左手は蕾の様子,あるいは,あるいはなにかほかのものかもしれませんね。    
132 こっちなんか熟してくると,し,紫外線かなんか出すらしいんですよ。
啊,这里有一个词是,额,「ジクシテクルト[日本語で発話する]」,出现了「ジクシテクルト[日本語で発話する]」这样一个词,但是,额,「たぶん[日本語で発話する]」,它的动词原形是「ジクス[日本語で発話する]」,但是我没有见过,我可能见过,可能没有见过这个词。他就是说,额,可以感受到紫外线。紫外线好像会出来。 あ,ここの単語は,えー,「ジクシテクルト」,「ジクシテクルト」という単語が出てきましたが,でも,えー,「たぶん」,この動詞の原形は「ジクス」で,でも私はこの単語を見たことがありません,見たことがあるかもしれません,見たことがないかもしれません。えー,紫外線を感じることができると言いました。紫外線が出てくるようです。    
133 そうするとそれを目当てにミツバチかなんかはそっちにひゅっと行くんですよ。 然后这个蜂蜜,「ミツバ[日本語で発話する]」,就是,额,啊,蜜蜂,说反了,蜜蜂,蜜蜂它就看到了,这个,放出来的紫外线以后,就猛扑过去。 そしてこのハチミツ,「ミツバ」,えー,あ,ミツバチ,逆に言いました,ミツバチ,ミツバチは,この,出てきた紫外線を見たあと,突進していきます。    
134 我々にとってはおんなじ色,おんなじにしか見えてないのが,たとえば紫外線が見えるという,赤外線が見えるとなると,別の色に見えてる, 啊,我们相同地能看见的是,比如说我们看见紫色或者,紫外线或者红外线的情况下,我们,我们会看成别的颜色。 あ,私たちが同じように見ることができるのは,たとえば私たちが紫とか,紫外線とか赤外線を見る状況で,私たち,私たちには別の色に見えます。    
135       今の時点でミツバツというのはなんだと思いますか。   
136   啊,我突然发现「ミツバツ[日本語で発話する]」「ミツバチ[日本語で発話する]」只差了一个,额,假名的不同,所以很有可能跟「ミ,ミ,ミツバチ[日本語で発話する]」有关系。 あ,「ミツバツ」と「ミツバチ」は,えー,ひらがな1字の違いなので,「ミ,ミ,ミツバチ」と関係がある可能性が高いと突然気づきました。    
137       音で,ですね。  
138   「はい[日本語で発話する]」。啊,额,靠声音加上,加上就是,额,词语的一些微小的相似之处。 「はい」。あ,えー,音に加えて,加えて,えー,言葉の少し似ているところで,です。    
139 ってことになるわけですよね。 就,就变成这样一个情况。 このような状況に変わります。    
140 そうすると,うん?我々は自分で見てる世界が,世界そのものだと思ってるわけだけど, 我们看到的这个世界,我们看到的这个世界,它本来就是这样子的,我们会这么想。 私たちが見るこの世界,私たちが見るこの世界が,元来そういうものだと,私たちは思います。    
141 もしかしたら,我々の制限や我々の都合によって世界が,みどりに見えたり,静かだったりしてんじゃないの?みたいな, 很有可能是因为我们的大脑和我们人类的这个身体的限制,导致我们看到的这个树和这个世界。比如说导致我们看到这个树是绿色,或者说,就是有这样一个限制。我们身体的限制和我们大脑的限制。 私たちの脳と私たち人類のこの身体の制限によって,私たちが見るこの木とこの世界を出現させているのかもしれません。たとえば私たちが見る木をみどり色に出現させている,あるいは,このように制限しているのです。私たちの身体の制限と私たちの脳の制限です。    
142 感じがしてきますよね。 就,就会有这样的感觉出现。 こんな感じがしてきます。    
143 で,ここにですね,宇宙から,あのたとえば,えー, 他接下来又要举个例子,他这次的例子是从宇宙,从宇宙怎么怎么样。 彼は次にまた例を挙げて,彼の今回の例は宇宙,宇宙からどうとかこうとかです。    
144 火星人がやってきたりする。 啊,他说是,比,比如说,假设这个火星人来了,从宇宙来了。火星人。 あ,彼が言ったのは,たとえば,火星人が来た,宇宙から来た,と仮定しました。火星人です。    
145 ちょっと毛が生えてるかも。 然后,额,反正,火星人吧,我们也没有见过也不知道它什么样,然后这个教授就随便地画了一下,然后也给它长了几根头发。 そして,えー,とにかく,火星人はですね,私たちも見たことがないしどんななのか知りません。そしてこの教授は適当に絵を描いて,そして毛も何本か生やしてあげました。    
146 で地球にやってくると,うー地球は,あの,眩しいねとかって 然后他又,额,他又开,他,有点想象,加上,那种,假设的感觉,站在了这个火星人的视角,他就看到这个世界,就是说,好耀眼,这个,这个地球好耀眼。 そして彼はまた,えー,彼はまた,少し想像して,そういう,仮定の感じを,加えて,火星人の視点に立って,この世界を見て,眩しい,地球は眩しい,と言いました。    
147 いうふうに言う。この,まあもしかしたらこの宇宙人は,紫外線と赤外線が色として見える生物だ, 额,很有可能,这个,外星人,它看到的紫外线和红外线是可以看到,额,就外星人是可以看到紫外线和红外线的颜色的。很有可能。 えー,おそらく,この,宇宙人,が見る紫外線と赤外線は,えー,宇宙人は紫外線と赤外線の色が見えます。おそらく。    
148       火星人が紫外線と赤外線が見えるというのは本当の話ですか。  
149   额,这里,这里肯定是假设,因为首先我们没有研究过外星人的眼球能够看,看到,看颜,就看到紫外线红外线这样一个情况,所以说,不能够断定,所以说这里是假设。 えー,ここは,ここは当然仮定です。まず私たち宇宙人の眼球が,紫外線赤外線という状況を見ることができるのか研究したことがありませんから,断定することはできません。だからここは仮定です。