ID:L-CH0012 |
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データ収集日:2019年11月12日 |
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聞いた素材:第01回
世界文学の時代へ−本科目のねらい(小野正嗣,宮下志朗,放送大学,2016) |
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https://v.ouj.ac.jp/view/ouj/#/navi/player?co=62&ct=V&ca=499(現在は閲覧不可) |
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行番号 |
聞いた素材 |
協力者の発話内容 |
データ収集者の発話内容 |
備考 |
発話 |
日本語訳 |
1 |
みなさん,こんにちは。世界文学への招待を担当します,主任講師の小野正嗣です。 |
啊,他现在在,就是问候,然后说,他这个是世界文学,的,招待你来世界文学,然后主持人的,名字,小野,正什么的。 |
あー,彼は今,挨拶をしています。そして,これは世界文学,の,あなたを招待するという話をして,そして,司会者の,名前は,小野,正なになにです。 |
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2 |
どうぞよろしくお願いします。いよいよ世界文学への招待,がスタートします。 |
嗯,他还是就是打了个招呼,然后就说,这个节目终于开始了。 |
うーん,彼は引きつづき挨拶をしてから,そして,この番組はいよいよ始まりますという話をしています。 |
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3 |
さっそくですが,授業の目標とポイントについてお話しします。 |
嗯,他说这个课程,额,这个课程的,目标,目目的,然后,来介绍一下。 |
うーん,彼はこのレッスン,えーっと,このレッスンの,目標,目的,そして,紹介します。 |
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4 |
え,文学作品は,え,書かれた時代も場所も,ま,私たちの生きる時代とは, |
说那些文学作品是,嗯,有它自己,就是,所存在的,时代。 |
それらの文学作品は,うーん,自分の,つまり,存在する時代があります。 |
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5 |
ま,遠く隔たっているにも関わらず, |
说跟我们的时代的话,嗯,他有一个什么,跟那个没有关系,然后,那个没太懂。 |
私たちの時代とは,うーん,なにか関係ないという話です。そして,その言葉はよくわかりませんでした。 |
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6 |
読者に,働きかけます。 |
向读者去介绍,去解读。 |
読者に紹介し,解説します。 |
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7 |
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誰が解説しますか。 |
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8 |
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应该是,这个主持人吧,这个节目。 |
たぶん,この司会者,この番組です。 |
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9 |
え,私たちの生活から遠い,直接的な関係がない,にも |
额,说这个文学作品,可能跟我们的生活,比较地远,没有,没有什么关系。 |
えーっと,文学作品は私たちの生活とは遠くて,あまり関係ありません。 |
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10 |
関わらず,そのような風景に,私たちが,こう没入していく, |
嗯,他就是会,从这一方面来,嗯,来进行介绍吧。 |
うーん,彼は,この面から,うーん,紹介すると思います。 |
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11 |
入っていくことができるのは一体どうしてなのでしょうか。私たちが,作品の中にこう没入する, |
说,我们,让我们进入到这个作品当中。 |
私たちに,私たちにこの作品の中に入らせると言いました。 |
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12 |
ま,そこにこう身を任すことができるとしたらですね, |
嗯,他说个「ミオマカス[日本語で発話する]」,但是,嗯,其实不是很懂,那是什么。 |
うーん,「ミオマカス」という言葉があったんですけど,うーん,ちょっと意味はわかりませんでした。 |
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13 |
もしかしたら作品もまた,私たちのほうに身を任せ,こう,包みかくすことなく,すべてを,こう,語っている |
[5秒間無言。]他说可能是我们,这个作品,什么「ミオマカセル[日本語で発話する]」。但是这一整句话,其实不是很懂。 |
[5秒間無言。]私たちは作品に「ミオマカセル」かもしれないですけど,全体的な意味はちょっとわかりませんでした。 |
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14 |
と考えられます。だからですね,こう,私たちのほうも,その作品が,私たちに向けて,こう,寄せてくれる |
所以他,就是这一些作品是,嗯,来面向我们?面向读者。 |
なので,これらの作品は,うーん,私たちに対して?読者に対してです。 |
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15 |
信頼に応えるべく,作品から届いてくる,ま,声を, |
嗯,一些信赖,但是这个信赖的话我不知道它是,是说这个,嗯,文学作品中的信赖,还是什么的信赖。 |
うーん,信頼という言葉があったんですけど,この信頼は,うーん,文学作品の中の信頼なのか,なにか別の信頼なのかはちょっとわかりませんでした。 |
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16 |
正確に聞き取らなければならない。 |
[5秒間無言。]他刚才,信赖之后的那一句话,也不是很理解。 |
[5秒間無言。]さきほど,信頼のあとの文もちょっとわかりませんでした。 |
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17 |
ま,働きかけることができない, |
「ハタラキカケル,ガデキナイ[日本語で発話する]」嗯,也不是很懂其实。 |
「ハタラキカケル,ガデキナイ」うーん,ちょっとよくわかりませんでした。 |
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18 |
そうですよね,書かれたものに僕らがいくら,そこにこうなにか, |
嗯说那些,就是,嗯,作品,然后有我们,怎么样。 |
うーん,それらの,つまり,うーん,作品は,そして,私たちが,なにかをします。 |
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19 |
このストーリーが変わればいいなあとか,人物が,ま,幸せになればいいなあと思ってもですね, |
嗯,这个故事如果,嗯,这样写,就好了。然后如果,那个人物是那样子的话,就,很好什么的。 |
うーん,このストーリーは,もし,うーん,こう書かれていたらいいです。そして,もし,その人物はそうなってればいいとかです。 |
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そうなってればいいというのは誰の希望ですか。 |
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觉得可能是读者在看书的时候的心愿吧。 |
読者が本を読んでいるときの希望だと思います。 |
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ま,作品,その内容はまったく変わらないわけですね。 |
哦,但就,虽然只是这么想,但是,它那个内容也是不会有改变的。 |
こう考えても,内容は変わらないです。 |
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23 |
作品に僕たちは,読者は働きかけることはできないんですけども, |
嗯,说这个作品的话,对于,嗯,读者来说,它又出现一次「ハタラキカケナイ[日本語で発話する]」我感觉应该是,这个,嗯,作品,这个作品可能不能使读者,产生什么改变? |
うーん,この作品は読者にとって,「ハタラキカケナイ」という言葉は再び出てきたので,たぶん,この,うーん,作品,この作品はたぶん読者になにも変化させることができないという意味だと思います。 |
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24 |
そういう意味では,ま,受動的な行為に見えるわけですね,読書というのは。ただしですね, |
嗯,说,就是因为这样,所以才,「ジドーテキ[日本語で発話する]」什么的这些词。也不是很懂。 |
うーん,このような理由で,だから,「ジドーテキ」などなどの言葉がありましたが,よくわかりませんでした。 |
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25 |
その作品から,聞こえてくる声にですね, |
从这个作品里面儿,额,所听到的一些声音,就是一些作品想表达出来的,一些东西。 |
その作品から,えーっと,聞こえてきた声,つまり,作品が表したいものです。 |
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ま,徹底した,こう注意を傾ける,こう |
嗯,就是想让读者把注意给,放到这个作品里面。 |
うーん,つまり,読者に作品を注意させるという意味です。 |
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27 |
耳を澄ませるという意味ではですね,作品を読む,ということは極めて能動的な |
就是去倾听这个作品的声音。然后去解读这个作品。 |
作品の声を聞いて,作品を解読します。 |
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28 |
行為です。したがって,ま,文学を学ぶとはですね, |
嗯。这样的话去,去学这个文学。 |
うーん。従って,文学を学ぶということは, |
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29 |
こうもちろん文学を学問の対象として |
嗯,当然这个文学作为,学问的一种, |
うーん,もちろんこの文学は,学問の一種として, |
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30 |
研究することってこともありますが,それ以前にですね, |
就是把这个文学作为学问去研究,嗯,也是一种,方法。嗯,但,就是,在这,之前的问题是, |
文学を学問として研究するのも,うーん,1つの方法です。うーん,しかし,つまり,その前の問題としては, |
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31 |
なによりも作品の声に耳を傾ける, |
在这之前是,我们要去,嗯,仔细倾听这个作品的,想表达的,东西。 |
この前に,うーん,この作品の,表したい内容に耳を傾けることが必要です。 |
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それを学ぶということだと思います。 |
他认为这就是,嗯,学习。 |
これは学ぶことだと彼は思っているようです。 |
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では,作品の声を聞く,その作品を聞くっていうことはですね,一体,ま,どのような,ことなのか,そこに |
他说去,听这个作品,究竟是什么样的东西。 |
作品を聞くというのは,一体どういうことなのか。 |
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34 |
どのような,こう意味が見いだせるのか,それをより実際的で,より現実的な3つの観点から |
嗯,他说这个就。有一些实际的,一些,方法。好像说有,有三个。 |
うーん,これは。実際,いくつかの,方法,があります。確かに,3つです。 |
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考えていきたいと思います。え,まず,1つ目として挙げられるのが, |
他要介绍第一个方法。 |
1つ目の方法について紹介しています。 |
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36 |
文学は他者への共感を可能にする有効な手段である |
说文学是与,别人进行,有感同身受,的,嗯,最,就是,最有可能的,最有效的一种方法。 |
文学は,ほかの人との共感を繋げる,うーん,最も,つまり,一番可能な,有効な方法です。 |
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ということです。アメリカの作家,ポール・オースターは,君に物語を語りたい |
他说了个美国的作家。 |
アメリカの作家の名前が挙げられました。 |
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38 |
という文章の中で,作りたい,創造したい, |
然后,他的一本书里面有一句话,就是,想,嗯,想去做,想去,想象。 |
そして,その作家の本の中である言葉がありました。つまり,したい,うーん,なにかをしたい,なにかを想像したいです。 |
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39 |
発明したいという欲求は,間違いなく, |
嗯,想去发明,这个要求,然后,毫无疑问是什么。 |
うーん,発明したい,この要求,そして,間違いないなにかです。 |
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人間の根源的欲求であると書いています。 |
是,这个是最根本的要求,是这样写的,但是其实对于这一整句话,我不是很理解。只是,知道它表面的意思。 |
これは根本的な要求だと書かれているですが,この文の意味はよくわかりませんでした。この文の表面的な意味しかわからないです。 |
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どうやらですね,こう,しゃべることを覚える以前から,人間は物語の欲求につきうごかされているよう |
说,[8秒間無言。]其实不太懂。 |
[8秒間無言。]よくわかりませんでした。 |
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なにか聞き取れた言葉などはありましたか。 |
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43 |
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「うーん,人が話とか,だいたいこれくらいかー[日本語で発話する]」。 |
「うーん,人が話とか,だいたいこれくらいかー」。 |
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44 |
なんですね。あのー,子供を見てて,いるとですね,子供放っておいたらなにしますか。 |
嗯,他说,你,看着那个,有一个小孩儿,你看他会干什么。 |
うーん,子供を見て,彼がなにをしているのかを見ます。 |
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放っておいたら,子供は必ず遊びますね。 |
嗯,如果,不管他的话,这个小孩就肯定会去玩了。 |
うーん,もし,ほっといたら,子供は必ず遊びます。 |
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46 |
身の回りにあるものを使って遊びだします。 |
嗯就是,周围的,利用周围的一些东西,就,就去玩儿,就去玩身边的东西了。 |
うーんつまり,周囲のものを使って,遊びます。まわりのもので遊びます。 |
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そして,子供の遊びを見ていると気づくことがあります。 |
然后就会看这个小孩去玩。 |
そして,子供が遊ぶのを見ます。 |
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多くの場合,子供の遊びというのはですね,こう,ま,ごっこ遊びというのでしょうか, |
说在大部分的情况下,这个小孩儿都是在,「ゴッコアソビ[日本語で発話する]」这个词,听过这个「ゴッコ[日本語で発話する]」但是,嗯,有可能是那种,过家家似的玩儿,的感觉。 |
大多数の場合,子供は,「ゴッコアソビ」,「ゴッコ」という言葉は聞いたことあるんですが,おそらく,うーん,誰かを演じるというような遊びだと思います。 |
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49 |
自分とはこう違う者になる, |
嗯,就是,成为,嗯,不同的东西就是,与自己其他的,嗯,就成为自己以外的,东西。 |
うーん,つまり,なる,うーん,違うもの,自分以外の,うーん,自分以外のものになる,という意味です。 |
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ということが,中心にある遊びだと思うんですね。 |
那他后面既然解释了他说是成为以外的东西,那可能那个「ゴッコアソビ[日本語で発話する]」就是那种过家家式的玩儿法了。 |
あとの話で,自分以外のものになるという解釈があったので,おそらく「ゴッコアソビ」はその他人を演じる遊びという意味だと思います。 |
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子供の遊びの中では,あらゆるものが変身する。 |
在这个,嗯,游玩的过程中,就是,变成一个什么。那个变成之前那个单词,我没太听清。 |
その,えーっと,遊ぶプロセスの中で,なにかに変わりました。その変わったという前の単語は聞き取れませんでした。 |
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なにがなにに変わると思いますか。 |
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应该就是这个小孩儿在玩的时候,就是,嗯,变成他自己想,就是想成为的角色或者人物吧。 |
たぶんこの子供は遊ぶときに,自分がなりたい,えーっと,自分がなりたい役あるいは人物だと思います。 |
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。ぬいぐるみなどのおもちゃや,棒きれなど,無生物がですね, |
嗯,就比如说是一些,额,毛绒玩具,或者一些,野生生物之类的。 |
うーん,たとえば,えーっと,ぬいぐるみとか野生の生物とか。 |
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生き物になってしゃべりだす。 |
然后,就让它们变成,嗯,活的物体,然后去说话。那这样的话,那之前那个变身可能是他去玩的这些玩具,去变身,而不是他自己本身去变身。 |
そして,それらを生き物として,そして,話しかけます。そうすると,今の話だと,自分が変身するのではなくて,そのぬいぐるみとかを変身させるという話だと思います。 |
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あるいはここが,ここではありながら,ここではない場所になります。 |
或者就是他现在在这个地方就变成其他的地方。 |
もしくは,自分の今いる場所がほかの場所に変わるとか。 |
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57 |
押入れが謎の洞窟になったり, |
比如说变成一个迷,迷之洞窟。 |
たとえば謎の,謎の洞窟になるとか。 |
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あるいはこう,公園のブランコが船になったりですね, |
嗯,或者是在,公园的,公园的船上吧,应该是。 |
うーん,もしくは公園の,公園の船の上で,たぶん。 |
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草はらがジャングルになったり, |
嗯,还有那种很多草的丛林。 |
うーん,草がいっぱいあるジャングルもあります。 |
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違う場所が生まれます。 |
就是会有这种不同的地方。 |
こういうような違う場所があります。 |
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また子供自身がね,まったく自分とは違う者になります。 |
这些孩子自己的话也会,就是,嗯,变成,完全不一样的东西。 |
これらの子供自身も,つまり,うーん,まったく違うものになります。 |
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その,ままごと,ごっこ遊びの本質であるままごとを見ればわかると思うんですけども, |
嗯,「ママゴト[日本語で発話する]」这个词也听过,但是,不太知道准确的意思。然后他后面也说了那个,额,「ゴッコアソビ[日本語で発話する]」,感觉这两个词可能意思差不多。 |
うーん,「ママゴト」という言葉を聞いたことあるんですけど,正確な意味はわかりません。そして,「ゴッコアソビ」という言葉も出たので,たぶん2つの言葉は似たような意味だと思います。 |
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小さな子供がお母さんになったり,こうバブーっていう赤ちゃんになったりですね, |
嗯,小孩子变成,嗯,妈妈之类的,还有嗯,其他的一些什么东西变成婴儿之类的。 |
うーん,子供は,うーん,お母さんになったり,もしくは,ほかのなにかが赤ちゃんになったりするとか。 |
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学校の先生になったり,お医者さんになったりする,あるいはその,変身物のアニメや,こう,あのー, |
或者成为医生教师,或者,看那种,变身的动,动漫,之类的。 |
もしくは,医者とか教師とかになったり,もしくは,変身するようなアニメーションを見たりとか。 |
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テレビ番組があるようにですね,ヒーローになったり,あるいはこう,プリンセス |
就像那些,就是节目中的,变成英雄。 |
番組の中で人がヒーローになるように。 |
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になったりする,ということが起こる。 |
或者,变成,公主吧,应该是。像这种事情就可能会发生。 |
もしくは,プリンセスになったり,そのようなことが起こります。 |
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つまりですね,子供は,ま,自分とは異なる他者を,ですね,こう,自分と同じような存在として |
嗯,嗯,小孩子就会想变成完全不一样的,别,就别的人物。 |
うーん,うーん,子供が自分とまったく違うような人物になりたい。 |
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扱い,同時に自分も他者になる。ま,それが,子供の遊びだと |
嗯,就是,就是,额,小孩子去演绎不同的人物,然后,就是这样的一种玩法。 |
うーん,つまり,つまり,えーっと,子供が違う人物を演じるというような遊びかたです。 |
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言えるんですね。子供たちは想像力をそうやってこう繰りひろげることによって,現実に |
小孩子会,发挥他的想象力。 |
子供が想像力を発揮します。 |
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ありながらも,現実とは違う位相にある世界を,ま,作りだしている。 |
会去创作一个跟现实世界完全不一样的世界。 |
現実世界とまったく違うような世界を作りだしたり。 |
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それが,物語,の原型だと思うんですね。 |
他认为这个就是,一些故事的起源。 |
これがストーリーの起源だと彼は思っています。 |
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その物語は他者の物語であると同時に自己の物語でもある, |
说这个故事是,虽然可能是别人的故事,但也有可能是,嗯,自己本身的故事。 |
このストーリーは,ほかの人のストーリーである可能性もあるんですけど,えーっと,自分のストーリーの可能性でもあります。 |
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その自分のストーリーの可能性があるというのは,どういう意味だと思いますか。 |
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可能就是在,自己在看别人的故事时候觉得,自己也有同样的感受吧。然后就会觉得,也有可能是自己也会经历这些之类的。 |
おそらく,ほかの人のストーリーを読んだとき,自分も同じような感じがして。なので,自分も経験する可能性があるだろうというようなことです。 |
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75 |
と言えます。さて,その共感,他者への共感っていうことをですね,考えるとき, |
然后他说,这个,这个感同身受,然后,就是,跟别人的感同身受。 |
そして,この,共感,そして,つまり,ほかの人との共感です。 |
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文学っていうのが,か,どうしてこう,有効な,それを共感するために有効な手段だと言えるのか, |
他说为什么这个文学,可以,成为,额,跟别人感同身受最有效的工具。 |
なぜ文学が,えーっと,ほかの人と共感する最も有効な手段になるのか。 |
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それはですね,こう,文学作品,小説ほど,他者の内面というのを明らかにしてくれる, |
他说这个作品,就这个文学作品,是,他说了个,「ナイメン[日本語で発話する]」?不是很懂。 |
この作品は,この文学作品は,「ナイメン」?という言葉があったんですけど,ちょっとわかりませんでした。 |
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内面をなになにするって言ってたんですか。そのなになには聞けましたか。 |
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没印象。 |
印象はなかったですね。 |
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ま,手段っていうのはほかにないからですね。たとえばですね,絶対に,その他者がなにを考えているか,こう頭の中はこう見えないわけです。 |
他说别人在想什么,你,你又看不到别人脑海中的想法。 |
ほかの人はなにを考えているのか,人の頭の中の考えは見えないです。 |
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81 |
しかしですね,小説,においてはですね,登場人物の頭の中を,あるいは |
他说但是这个小说,然后有,嗯,登场人物。那这个登场人物的脑海中,怎么怎么。 |
しかし,この小説の中で,そして,うーん,登場人物がいます。その登場人物の頭の中で,なんとかなんとか。 |
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82 |
思考や感情をですね, |
这些登场人物的,思想,和,他的,感情。 |
これらの登場人物の,思想や感情。 |
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83 |
読者が見ることができる。 |
嗯,这些的话,就是作为读者是可以看到的。 |
うーん,これらは,読者としては見えるものです。 |
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84 |
彼はなになにと思った,彼女はなになにと願った, |
嗯,就是,他,额,他怎么想的,或者,他是,额,他希望什么。 |
うーん,つまり,彼は,えーっと,彼はどう思っているのか。あるいは,彼は,えーっと,なにを望んでいるのか。 |
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85 |
などのですね,こう言語形式によって,登場人物の内面が透明になる。 |
嗯,他说以这样子的方法的话,这些登场人物的,它又出现了一次「ナイメン[日本語で発話する]」,什么,但我还是不太懂这个「ナイメン[日本語で発話する]」是啥意思。 |
うーん,このような手段を通して,これらの登場人物の,「ナイメン」という言葉がもう一度出たんですが,やっぱり「ナイメン」の意味はわかりませんでした。 |
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その,この文章の前に言ってたことを考えて,内面ってどんな意味だと思いますか。 |
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嗯,可能是说这个,额,人的,内心,内心的想法。 |
うーん,たぶん,えーっと,人の心の中,心の中の考えだと思います。 |
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88 |
それはね,三人称の小説に限らず,こう,私や僕,で語られる小説であっても,ま, |
嗯他说,不仅存在于,额,第三人称的小说,那些以第一人称的小说之中。 |
えーっと,第三人称の小説の中だけ存在するのではなく,第一人称の小説の中でも。 |
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89 |
その語り手は,読者である私たちにとっては,ま,現実生活においては, |
这些话就是对于我们读者来说,一些现,现实生活中什么什么。 |
この話は私たち読者にとっては,現実生活の中で,なになにです。 |
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90 |
その,内面に,ま,絶対にアクセスすることのできない |
嗯。[5秒間無言。]他说,「ナイメンニアクセス[日本語で発話する]」[8秒間無言。]?嗯,可能,这个「ナイメン[日本語で発話する]」还是说,就是,内心的想法吧。 |
うーん。[5秒間無言。]「ナイメンニアクセス」?という言葉があったので。[8秒間無言。]うーん,やはり,この「ナイメン」という言葉は心の中の考えだと思います。 |
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91 |
他者であるわけです。しかしですね,読んでるうちに,読者は,こう自分とは異なる,その私とか僕っていう語りねの, |
嗯但是在读的时候,这个作者,不是,这个读者,就是,额,会,额,在这个书中是跟自己完全不同的一个,就是,额,人物。 |
読んでいるうちに,この作者は,いや,読者は,つまり,えーっと,この本の中に自分とはまったく違う人物が存在しています。 |
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92 |
語り手の,内面に,こう,同化していく。そうやって |
嗯。[5秒間無言。]他「ドーカシテイク[日本語で発話する]」嗯,嗯,觉得对于「ナイメン[日本語で発話する]」的推测可能,可能没有错。 |
うーん。[5秒間無言。]彼は「ドーカシテイク」うーん,「ナイメン」という言葉についての推測はおそらく間違っていないです。 |
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93 |
小説を読むことによって,ま,他者の内面をのぞきみると |
就是读这个小说的话,去,揣测,额,别人的,内心。 |
この小説を読んで,ほかの人の心を推測します。 |
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94 |
同時に,それを,他者が自分と同じような欲望や苦悩や |
额这个别人与自己有,嗯,同样的,欲望。 |
えーっとほかの人は自分と,同じような欲望を持っています。 |
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95 |
矛盾を抱えた,あるいは,複雑な,おきゅ,うきゅ,奥行きを持った,ま,人間, |
嗯,还有一些矛盾之类的,然后,嗯,可能跟自己比较,嗯,产生,共感吧。 |
うーん,そして,矛盾とか,うーん,自分と,うーん,共感が生まれました。 |
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96 |
であるってことをね,発見する,ということにあります。 |
可能会,发觉这,发发现这些。 |
このようなことを気づき,発見できるかもしれません。 |
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97 |
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誰がなにを発見できると言ってると思いましたか。 |
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98 |
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嗯,可能是读者在读这个作品的时候,嗯,就是看到里面的人物的一些,嗯,欲望或者矛盾,就是会觉得,嗯,自己可能也有会发现自己的这些,问题。 |
うーん,読者が作品を読んでいるとき,うーん,その中の登場人物の,欲望や矛盾などを見ると,自分も同じような問題を持っているということに気づきます。 |
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99 |
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最初は文学作品の話でしたよね。で,いきなり小説の話になって,その小説とその言っている文学作品は,どういう関係だと思いますか。 |
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100 |
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能,嗯,小说里面的话,会有登场人物,然后如果有登场人物的话,额,小说会是,就是,会是在描述一个故事,那这个故事在发展的过程中,那这个登场人物就会有一些,嗯,情感的变化之类的。这样的话可能,额,让我们读者在读的时候更容易,就是,产生,嗯,额,产生共鸣。 |
うーん,小説の中には登場人物がいて,そして,登場人物は,えーっと,小説は,つまり,スートーリーを描写しています。スートーリーが発展していくうちに,この登場人物は,うーん,感情が変わったりすることがあります。こうすると,えーっと,読者が読んでいるとき,より共感できると思います。 |
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101 |
文学を学ぶことの意義として,2つ目に挙げたいのは,文学は世界への窓だ, |
嗯,他说了那个文学的第二个,嗯,意义就是文学是,额,看世界的一个窗户。 |
うーん,彼は文学の2つ目の,うーん,意義について話しました。えーっと,文学は世界を見る窓です。 |
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102 |
ということです。ま,誰もが感じているように,文学は世界について知るための有効な手段です。 |
说文学就是,额,大家,去,什么的一个,额一个手段。 |
文学はえーっと,みなさんが,なにかをする1つの手段です。 |
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103 |
しかし,ま,かつては世界文学というときの,ま,世界はもっぱら西洋のことでした。 |
嗯,但是,嗯,那个世界是一个「モッパラ[日本語で発話する]」什么的,这个,不是很理解。 |
うーん,しかし,うーん,その世界は1つの,「モッパラ」なんとか,この単語はよくわかりません。 |
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104 |
しかし現在では非西洋地域の文学に対する, |
嗯,说但是现在的话,嗯,他说了一个地地域,然后对于这个来说的话,是怎样的。 |
うーん,しかし,現在では,ある地域の話が出たんですけど,そして,それについてどうなっているのかという話です。 |
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105 |
ま,関心が,ま,高まっています。そして |
关于这个的关心,额,持有很高的关心。 |
これについて高い関心を持っています。 |
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106 |
読まれるようになっています。非西洋地域の |
说「ヒセイヨー地域[日本語で発話する]」就是这个地域,就应该就是个地域的名字吧。 |
「ヒセイヨー地域」という地域,おそらく地域の名前だと思います。 |
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107 |
作品を読むときに,ま,気をつけたいことがあります。 |
嗯,他说这个地域,额的作品,在在读这个地域作品的时候有一些要注意的地方。 |
うーん,この地域の,えーっと作品を読むとき,注意する必要があるところがあります。 |
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作品を,それが書かれた国の社会や文化のネイティブ・インフォーマント, |
嗯就是,写这个作品,背景的国家的一些社会的,嗯,一个,什么,说了个片假名。 |
うーん,つまり,この作品を書いた,国の背景,そして,その社会,うーん,ある,なんとか,片仮名が出ました。 |
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情報提供者として読むようなアプローチは避けなければならない, |
嗯,说,作为这些情报的提供,者的话,是,嗯,不得不去避免,好像听到了「サケル[日本語で発話する]」这个词。 |
うーん,その情報の提供者として,うーん,避けなければならない,「サケル」という言葉を聞きました。 |
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と思います。まず,ま,自分たちの社会や文化との違い,差異を理解する。 |
嗯首先去理解这个,额,这个作品的时代。 |
うーんまず,この作品の,えーっと,時代を理解する。 |
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そして差異を超えて,普遍的な人間の経験を共有する, |
然后,嗯。去,嗯。[5秒間無言。]去超越这个什么,应该是超越这个,时代吧。就是,嗯在这个时代的基础上去进行一些扩展的感觉。 |
そして,うーん。うーん。[5秒間無言。]なにかを超える,おそらくこの時代を超えるという意味だと思います。つまり,その時代をもとに,なにかを広めるという意味だと思います。 |
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ま,この2つのことが同時になされなくてはなりません。 |
嗯,就刚才他说的这两点要同时去进行。 |
うーん,先ほど言った2点は同時に行わなければなりません。 |
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アラブやアフリカといった,まあ,私たちから遠い,ま,世界の |
嗯,说了个,非洲,然后还有一个国家,应该也是差不多的,然后就是,额,对于我们来说是比较远的一些国家。 |
うーん,アフリカの国の名前が出てきました。そして,もう1つの国があって,おそらくアフリカと同じような国で,そして,つまり,えーっと,私たちと離れている国です。 |
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ことになるとですね,私たちはどうしても,こう,非常に偏った,歪んだ,ま,イメージ,ま,ステレオ |
在我们,就是去提到这些国家的话,就可能会有一种,那种扭曲的,比较,嗯,嗯,比较强硬吧,的印象。对这两,对这些国家。 |
それらの国について,私たちはおそらく歪んだ,もしくは強いイメージがあります。この2つの国に対して。 |
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オタイプ,紋切り型,な,ものの見かたをしてしまいます。 |
嗯,应该就是说那个,国家,就是,我们提到这些国家会有什么样的印象。 |
うーん,これらの国について,つまり,私たちはなにかしらの印象があるという話だと思います。 |
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ま,そういうのを,ま,シングルストーリー,と言ってもいいと思うんですけども, |
嗯,这话就是用了个,比较。嗯,单,单独的故事?可能是单独的故事。 |
うーん,これは。うーん,単,単独なストーリー?単独なストーリーだと思います。 |
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優れた文学作品は,こう,読者の心を揺さぶることによって,読者の |
一些比较优秀的作品的话,会,额,会去,让读者的,额心情产生一些动摇。 |
すばらしい作品は,えーっと,読者の心を,えーっと,揺さぶることができます。 |
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目を,ま,複雑で多様で矛盾に満ちた現実へと |
嗯,一些多样的复杂的,一些,现实。 |
うーん,多様的で複雑な,現実です。 |
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向ける,つまりそういう現実から目を背けさせ,思考停止させるような |
嗯就是让你从这些,嗯,现实生活中,让你,就是,不去注意这些,然后让你把注意力都放在,集集中到一点之上。 |
うーん,現実生活の中で,これらを注意しないようにします。そして,注意を1つのところに向けさせます。 |
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シングルストーリーの,ある種,こう,膜ですね,あるいは壁を,文学作品が取りのぞいてくれる |
就是单独的故事,就是一个,嗯,像一个像一个幕布一样,或者像一个墙一样。 |
単独なストーリーは,うーん,幕のような,もしくは壁のようなものです。 |
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と言えます。ですので,あの非西洋地域の文学を読む際に,もしもそこでですね, |
然后就是说在读那个什么地域,他说那个地域,他刚才提到的那两个国家,可能那个地域指的是,那两个国家一样的地方。 |
そして,その地域の作品を読むとき,その地域,先ほど言及された2つの国,おそらくその地域はこの2つの国のような地域を指しています。 |
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122 |
こう,自分があらかじめ,まあ予期していた,あるいは知っていたイメージを,こう発見する,あるいは |
嗯就是,让自己去,嗯,重新去发现这些,嗯,发现这些地方的,就重新去认识这些地方。 |
うーんつまり,自分を,うーん,それらの地域を改めて認識させます。 |
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確認するだけだとしたらですね,私たちの目は,こうなにも見ていない,あるいは私たちの耳はなにも聞いていない |
嗯说,我们的,就我们,什么也没有看我们什么也没有听。 |
うーん,私たちはなにも見ていない,なにも聞いていないです。 |
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ということになるかもしれません。ですから,こう自分の読みがシングルストーリーを確認するだけのものになっていないか, |
我们读的时候有没有对这个,嗯这个单独的故事而进行一个确认。 |
私たちは作品を読んでいるとき,うーん,この単独なストーリーを読んでいるときに確認しているかどうか。 |
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絶えず,自己検証を行う必要があります。 |
嗯,能,自己,嗯。能自己去,去思考这些问题。 |
うーん,自分で,うーん。自分でそれらの問題について考えることができます。 |
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シングルストーリーというのはよいものだと言っていますか。それとも悪いものだと言っていますか。 |
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觉得应该是个好的东西吧。就是让,额,读者去通过这个故事而去,额,而去更加,全方位地认识到,额,那些那些,国家的,一些事情。 |
いいものだと思います。つまり,えーっと,このストーリーを通して,えーっと,読者にその国のことをもっと全面的に認識させることができます。 |
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文学を学ぶことがもたらす3つ目の意義は, |
他说,学习文化来,带来的第三个,额,第三个,好处。 |
文化を学ぶ3つ目の,えーっと,3つ目のメリットです。 |
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文学は母語の感度を高める最良の手段である |
文学是,提高自己对母语感知度的最好的一个手段。 |
文学は,母語の感知度を高める一番よい手段です。 |
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ということです。美しい本は一種の外国語で書かれている,という言葉があります。 |
嗯,他说,那些比较优美的,或者,比较好的书的话,是用,额,外语来写的。 |
うーん,美しい本,もしくは,よい本は,えーっと,外国語で書かれています。 |
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誰が言った言葉だか,みなさんご存知ですか。フランスの作家のプルーストの言葉です。 |
他说这句话是,额,法国的一个,一个作家,所说的话。 |
この言葉は,えーっと,フランスの,ある作家が言った言葉です。 |
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このプルーストの言葉にあるように,ま,近代以降の文学において, |
嗯根据,额,这个作家所说的话,在近代以后的作品。 |
うーん,えーっと,この作家の言葉によると,近代以降の作品は。 |
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個々の作家はですね,こう,母語をいわば,外国語のように書くことによって, |
这些作品的话,嗯,用母语或者是外语来写的作品。 |
これらの作品は,うーん,母語あるいは外国語で書かれたものです。 |
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こう独自の文学言語を確立しようとしてきました。 |
[5秒間無言。]有独自的,独自的,嗯,文化,嗯,独自的文化什么,什么的。 |
[5秒間無言。]独自の,独自の,うーん,文化,うーん,独自の文化,なんとかなんとか。 |
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それで,外国語っていう,ま,言葉がでてきましたけども,世界文学を学ぶということと,外国語を学び,知ることにはですね, |
他说有外语这个词,然后外语的话与,嗯,学习世界文化之间,哦不是,学习世界文学之间的关系。 |
外国語という言葉があって,そして,外国語が,うーん,世界文化を学ぶ,いや,世界文学を学ぶということとの関係です。 |
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僕はこう深い関係があると思うんですね。 |
他认为有很深的关系。 |
彼は深い関係があると思っています。 |
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たとえば外国語を学ぶことにはですね,他者の文化や社会を |
在学习外语的时候,会对于,额,这个外语的,国家,的一些文化,或者社会之类的, |
外国語を学ぶときは,えーっと,その外国語の,国の,文化,あるいは社会などについて, |
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知る,ま,その,最初の入り口であるという有用性だけではなくて, |
额,是,就是去学外语的话,去了解这些国家的文化和社会,是学这个外语的额,入口。但他最后说了个「ではなく[日本語で発話する]」然后是有一个否定。 |
えーっと,つまり,外国語を学ぶと,その国の文化と社会を理解することは,外国語を学ぶ,えーっと,入り口です。しかし,最後には「ではなく」という言葉があったので,否定的な意味だと思います。 |
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その有用性だけではなく,ま,異なる語の響きや異なる言葉のこう,つくり, |
说不同的,不同的语言的话,那些,嗯「ヒビキ[日本語で発話する]」虽然懂,但是在这里面不是很会翻译。 |
異なる,異なる言語の場合,それら,うーん「ヒビキ」という言葉はわかりますが,ここではどう訳せばよいのかがわからないです。 |
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形に,ま,触れる喜びがあると思うんですね。 |
就是如果去,嗯,接触,它的话,可能会觉得,嗯,比较地开心。 |
そして,えーっと,接触してみると,嬉しいと思います。 |
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そうすると,接触することが嬉しいことと,文化や社会を知ること,それはどういう関係だと思いますか。 |
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嗯,能了解这个国家的,嗯,社会和文化之后,你,嗯,再去学这门语言的话,就,外外语的话,就会,可能理解比较快吧。然后,可能就会比较地高兴。 |
うーん,この国の,うーん,社会と文化を理解してから,うーん,外国語を学ぶと,理解が早くなるので,それで,嬉しくなるのではないかと思います。 |
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143 |
で,翻って文学を考えるとき,たとえば詩を読んでください,詩を読むときに, |
他说让你读一个什么,但是不知道那个是啥。 |
なにかを読むと言いましたが,なんなのかがよくわかりませんでした。 |
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こう私たちは,あの,言葉が伝達する意味だけではなくて, |
嗯说不是我们,就是说话的那个意思直接传达出来。 |
うーん,私たちが,話している意味が直接伝達しているわけではないです。 |
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145 |
ま,それぞれの言葉が持ってる,響きだとか,これ,リズムだとか, |
嗯,他说,是那些,额,语言所,额,拥有的一些反响,或者一些,嗯。或者一些什么,就是语言自身的一些东西。 |
うーん,それらの,えーっと,その言葉が持っている反響,もしくは,うーん。もしくは,言葉自身のなにかです。 |
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あるいはこう,抑揚とか,言葉の配列とかですね,そうした |
嗯刚才那个是,额,说那个那个,词的节奏,然后或者就是,额,这些词的一些,排排列顺序之类的。 |
先ほど言ったのが,えーっと,言葉のリズム,そして,あるいは,えーっと,これらの言葉の,配列です。 |
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ものに,こう注意を傾けますね。 |
嗯,我们,就是会,对于这一方面,会去进行注意。 |
うーん,私たちは,これらの面について注意します。 |
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で,よく考えると,これは,こう,外国語を学ぶときの,まあ,経験にこう非常に近い, |
说这样的话就是,嗯,在学习外语的时候,额,那些,跟那些经验可能会比较地近。 |
こう考えると,うーん,外国語を学ぶときに,えーっと,そのような,そのような経験に近いです。 |
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言葉そのものへ,こう,意識を向ける,という点ではですね, |
让我们去,去注意这个文字。去额,集中到注意文字的这个部分。 |
この文字に注意する,文字の部分に集中的に注意するという意味です。 |
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あの文学を学ぶことと,外国語を学ぶことにはですね,深い親近性があります。 |
嗯就是学,学习文学跟学习外语有非常地,嗯就是非常相近。 |
うーん,文学を学ぶことと外国語を学ぶことは,うーん,非常に近いです。 |
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151 |
だからですね,僕は,あの外国語をね,より,学べば学ぶほど,よい文学の読者になると思うんです。 |
他觉得你,就是去学习外语的话就可能会,嗯。嗯,可能就会更,更加去理解文学吧。 |
外国語を学ぶと,うーん。うーん,文学についてもより深い理解ができる,彼はそう思っています。 |
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そうすると,文学を学ぶことと外国語を学ぶということは,どういう関係ですか。 |
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就他刚才说学习,额外语的话,你要去了解那个国家的文化,那你学习文学的时候,你也要去了解这个文学的背景文化,所以嗯,这一方面可能会比较地相近。 |
その外国語を学ぶときは,その国の文化を知る必要もあるし,文学を学ぶときも,その文学の背景と文化を知る必要もあります。この面については近いと思います。 |
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[以下略] |
[以下略] |
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