| ID:L-CH0006 | |||||
| データ収集日:2019年2月12日 | |||||
| 聞いた素材:『著作権の必須知識を今日90分で身につける!』福井健策,KeioOpenLearning,2017(慶應義塾大学教養研究センター「情報の教養学」) | |||||
| https://www.youtube.com/watch?v=0hQBcPTRUog | |||||
| 行番号 | 聞いた素材 | 協力者の発話内容 | データ収集者の発話内容 | 備考 | |
| 発話 | 日本語訳 | ||||
| 1 | はい,著作権,これは情報に対して生まれる権利です。 | 额,这个,这个著作权的话是由于,是由,情报开始的一个东西。 | えーっと,この,著作権というのは情報によって始まる1つのものです。 | ||
| 2 | たとえば我々がネットでなにか素材を見つけてこれを使いたいなあと, | 额比如说大家在网上,啊,查一个东西,说,想说,啊我想要,我之后想要用这个呀。 | えーっと,たとえば,みなさんネット上で,あっ,物を探して,あ,これを使いたいというような。 | ||
| 3 | それが画像であっても,あるいは音楽,あるいはテキストであってもですね, | 额比如说是,额音乐呀或者,或者比如说是那个课本呀。 | えーっと,たとえば,えーっと音楽や,あるいは,たとえばその教科書。 | ||
| 4 | それが,著作物と言えるような情報であるならば,それは基本的には勝手に使うことはできません。 | 只要是,在网上的,网上搜索到的东西,就不能随意去用它。 | いずれにしろ,ネット上で見つけたものは勝手に使うことはできません。 | ||
| 5 | 全部ですか。 | ||||
| 6 | 额,其实刚刚并没有完全地听,懂,应该是吧。 | えーっと,実はすべて聞き取れたわけではないんです。たぶんそうだと思います。 | |||
| 7 | えー,無断で使うと著作権侵害といって,ま,それなりに深刻な結果を,招くこともある。うー,こんな感じです。 | 通过,通过,通过这个,这个这个结,什么什么的结果,自己也可以去学习。 | こういうなんとかかんとかの結果を通して,勉強することができます。 | ||
| 8 | 一方でその情報が,著作物でない場合ですね, | 额,但是呢有一部分就是,这个调查物没有的话,没有,这个调查物没有的情况下。 | えーっと,けれども,一部は,その調査物というのがないような状況では。 | ||
| 9 | これは,それでもこう,肖像権とか,ほかの権利が働くこともないとは言えませんけれども, | 这样的话就是另外的一个什么什么权,嗯…。 | そういう場合だと,もう1つなんとかかんとか権というのがあります…。 | ||
| 10 | 原則として自由に使えることになります。 | 「ゲンゾク?ゲンソク[日本語で発話する]」?什么,规则。「キソク,キソクじゃない。えっ,ゲンソク…[日本語で発話する]」就是就是,不能,可以自由,可,哎,可以自由,可以自由使用吗。还是不能自由使用。有点忘了。 | 「ゲンゾク?ゲンソク」?なんの,規則。「キソク,キソクじゃない。えっ,ゲンソク…」つまり,できない,自由に使えるっていうことでしょうか。それともやはり自由に使えないんでしょうか。ちょっと忘れました。 | ||
| 11 | つまり,世の中のこの膨大な情報というのは, | 世界上这么庞大的情报。 | 世の中のこんなに膨大な情報。 | ||
| 12 | 自由に使えない,著作物に当たる情報と, | 啊,啊,那个,自,可以,自,啊,不能自由使用的那个,我所,我所调,调查,调,我需要调查的那个部分。因为调查部分相同的那,那一部分的情报。 | あのー,あのー,自,自由に使えないものは,調査を通さないといけない部分。そういうふうな情報です。 | ||
| 13 | それから,自由に使える,そうではない情報に, | 以及可以自由使用的并不是,并,并,并不属于自己调查部分的,那个部分情报。所以刚才应该是,所以刚才那个老师问的应该是,有,有的可以自由使用,有的不可以。 | それと,自由に使えるもの。自分で調査したものではないもの。先ほど先生が質問されたことですが,自由に使えるものもあるけれど,自由に使えないものもあると思います。 | ||
| 14 | こう二分できると言っても過言ではないわけです。 | 额,分成了这样的两个方,两个范围。虽说分成这样两个范围但是,「カゴン[日本語で発話する]」并不知道是什么意思。 | えーっと,この2つの範囲に分けます。けれども,その「カゴン」の意味がわからないです。 | ||
| 15 | なにとなにに分けることができるんでしょうか。 | ||||
| 16 | 就是可以自由,额,可可,那个那个可以自由使用的情报和不能自己随意使用的情报。 | 自由に,えーっと,自由に使える情報と,勝手に使えない情報に分かれます。 | |||
| 17 | で,これは情報社会にとっては決定的な,差ということになります。 | 这在情报这属于「ケッテーテキナサト[日本語で発話する]」。额,那个并不是特别知道「ケッテーテキ[日本語で発話する]」是什么意思。「ケッテーテキ[日本語で発話する]」。 | これは情報の「ケッテーテキナサト」に属します。えーっと,「ケッテーテキ」ってどう意味でしょうか。「ケッテーテキ」。 | ||
| 18 | 決定的な,のうしろはわかりましたか。 | ||||
| 19 | 这句话并没有完全听懂。 | 全部聞き取れたわけではありません。 | |||
| 20 | というわけでみなさんには,著作物の定義から先に覚えていただこうと, | 所以这个著作物的话,我们就先从定义方面开始。 | というわけで,この著作物について,まず定義から始まります。 | ||
| 21 | えーこういうふうに,なります。 | 就是这样的。 | こんな感じです。 | ||
| 22 | 情報の教養学としてはまさに,著作権というのはいまや,必須の知識だと思いますが,その中で最も重要な知識が,これということになります。 | 额,关于著作物应该有很多很多的,关,这个定义知识什么的。但是,这,现在这,这上面的呢,是,里面最关键的,最关键最重要的。 | えーっと,著作物に関する定義と知識はたくさんあると思いますが,ここに,この上に挙げているのは最も重要なものです。 | ||
| 23 | 今日これだけは覚えて帰ってください。 | 今天的话就,记住这一些。记住这么多。 | 今日は,これを覚える。これくらい覚える。 | ||
| 24 | とはいえ,条文なんてのは,もうできればこう,ふれずに生きてるのが一番,ですからね。 | 但是,但是关于情报的话,这只是,应该是这只是,一部分吧。 | けれども,情報というのは,これは一部分にすぎないでしょう。 | ||
| 25 | ていうか,あの法律自体できれば,あの無関係で生きているのが一番,ということになりますんで, | 额那个什么什么是,是最重要的。前面那个没听懂。 | えーっと,なんとかかんとかが最も重要なものになりますけれども,そのなんとかかんとかのところが聞き取れませんでした。 | ||
| 26 | できるだけ単純化するとですね, | 额只是尽,尽力把它弄得比较,比较简单。 | えーと,できるだけ,できるだけ簡単にしましょう。 | ||
| 27 | その中のこの部分,この創作的な表現,これだけ覚えていただければ,生きていく上ではなんとかなります。 | 额,特别是这中间的这个,创创创作性的表现,把这个,把这个记住的话,这以后就,就可以了。 | えーっと,特にこの中の,創創創作的な表現というのを覚えていれば,今後は大丈夫です。 | ||
| 28 | これだけ覚えてください。創作的な表現です。 | 嗯就今天把这个记住,这个创,创作性的表现。 | うん,今日はこれを覚える。この創,創作的な表現。 | ||
| 29 | と言っても,これじゃあやっぱり抽象的ですので,あの,法律は例を挙げてくれているんですね。 | 额这个,这些是关于著作,著作的,著作著作物,然后接下来是一些例子。下面有些例子。 | えーっと,これは著作,著作物に関するものです。そして,続いてはその例です。次は例があります。 | ||
| 30 | これがなかなか使い出があります。この例も,ちょっと頑張って,頭に入れてください。 | 呃,这个例,例,例子的,这些例子也尽可能地,记住。前面那句话忘了。 | えーっと,この例,この例もできるだけ,覚えてください。前の文は忘れました。 | ||
| 31 | えー,1番目です。それは,小説や脚本・講演などの言葉の作品である。 | 最一开始就是小说啊剧本啊演讲这一种,额,这种,这种,这种,话,口,话语的话语的一种著作物。 | まずはじめは小説や脚本や講演などの,えーっと,このような,言葉,話す言葉に関する一種の著作物です。 | ||
| 32 | ま,作品っていう必要はない,言葉である, | 相对于作品来说它其实就是话。就是说的话。 | 作品というより言葉です。話す言葉です。 | ||
| 33 | つまりテキスト。これがまず著作物の最初の例です。 | 额,这个,这个也就是说是,是「テキテキスト[日本語で発話する]」内,内容。怎么翻呀。 | えーっと,これ,これはつまり,「テキテキスト」これは内容です。どんなふうに訳したらいいのかちょっと。 | ||
| 34 | この,などのところにはたとえば論文とかね, | 这个「など[日本語で発話する]」等等,就是这个等等里面的就是,比如说有论文啊。 | この「など」,など,などのところに入るのはたとえば論文や。 | ||
| 35 | 詩とか短歌なんかはここに入ってきます。 | 额什么什么,什么「タン[日本語で発話する]」,「タン[日本語で発話する]」是什么。反正就是,反正等等什么是属于这一个部分的。 | えーっと,あのー,あのー,「タン」なんとか,「タン」はなんですか。まあいずれにしろここに入ってきます。 | ||
| 36 | よろしいでしょうか。 | 大家没问题吧。 | みなさん,大丈夫ですか。 | ||
| 37 | えー2番目です。音楽。これは作詞作曲です。 | 额,这个,第二第二部分就是音乐,这个就是作词作曲。 | えーっと,この,第2,第2部分は音楽で,これは作詞作曲です。 | ||
| 38 | あの,歌う歌手やミュージシャンが, | 额,那个,你所,所唱的,所唱的音乐。 | えーっと,あのー,あなたが,歌われる,歌われる音楽です。 | ||
| 39 | 著作権を持っているわけじゃないんですね。歌われる,作詞作曲, | 啊,你,你,你这个唱的并,你唱出的,唱的并不是音乐,但是,你所,被,被别人所唱的,被别人所唱的那,那些作词作曲的,作,所作词作曲的那些歌。 | あっ,あなた,あなた,あなたが歌う,歌うのが音楽ではないんですけど,人に歌われる,人に歌われる,作詞作曲の,そういう歌です。 | ||
| 40 | いわば楽譜に書ける情報が著作物であって, | 「ガ,ガク,ガクフ?ガクフ[日本語で発話する]」学府。「ガクフ[日本語で発話する]」,不知道是。然后就是,它上面,它,它上面所记载的[2文字聞き取り不能]。啊,乐谱。 | 「ガ,ガク,ガクフ?ガクフ」学府。「ガクフ」,わからない。そして,つまり,記載されている[聞き取り不能]。あっ,楽譜でしょうか。 | ||
| 41 | えーそれを作りだした作詞家とか作曲家が,著作権を持っていることになります。よいでしょうか。 | 这个创作出这些的,那些,作词作,作词家作词,作曲家所拥有的东西。 | それを作りだした,あのー作詞家,作曲家が持っているものです。 | ||
| 42 | それをっていうのは,なにをですか。 | ||||
| 43 | 被大家被大家所,所,所唱,被被大家唱的那些音乐。 | みんなに,みんなに,歌われる,みんなに歌われる音楽です。 | |||
| 44 | あ,ですからあのー,ジャスラック,えー日本音楽著作権協会というね, | 「ジャ,ジャ[日本語で発話する]」爵,爵士,爵士吗。那个在日本…, | 「ジャ,ジャ」はジャ,ジャズ,ジャズでしょうか。ジャズは日本で…, | ||
| 45 | こう,なんというかね,こう,すばらしい団体がありますけどもね。 | 非常,在,在日本有非常辉煌的那种,阶阶段。阶段。 | 非常に,日本で,日本には非常にすばらしい,段階,段階があります。 | ||
| 46 | もうね,最近とみにすばらしさがこうね,日増しに増してる感じがこう,しますけれども。 | 并,并没有听懂。 | 聞き取れませんでした。 | ||
| 47 | あれは作詞家作曲家から権利を,預かって, | 这都是从作词作曲家,额,手中所拿,拿到的权?拿到的著作权? | これは作詞家作曲家,えーっと,から著作権をもらう?もらった著作権? | ||
| 48 | 誰がもらうんでしょうか。 | ||||
| 49 | 是日本的,那前面那一部分,日本前面那一部分,音乐吗。改改改,改编,日本,改编的音乐吗。「カイヘン?カイヘン,えーっと,そう[日本語で発話する]」,那不,那就可能不是这个意思。 | 日本の,前に出てきた,日本の前の部分,音楽なんかじゃないでしょうか。編,編編曲ですか。「カイヘン?カイヘン,えーっと,そう」,あっ,この意味じゃないと思います。 | |||
| 50 | いわば委ねられて,ああいうことをしているわけです。 | 就就就是这样。 | そういうことです。 | ||
| 51 | ね。よろしいでしょうか。これが2番目です。 | 「だい,だい[日本語で発話する]」没问题吧。 | 「だい,だい」大丈夫ですよね。 | ||
| 52 | えー,3番目,この舞踊や無言劇ってのは,ダンスやパントマイムで,これも同じで,あの振りつけが著作物なんです。 | 这个就像,像第三部分这种舞蹈呀这种无,无言剧是哑剧吗。就是这样是一种就动,动作方面的著作物。 | これは,3つ目は舞踊やその無言劇はパントマイムかな。このような動作の面での著作物です。 | ||
| 53 | 踊るダンサーが著作者なんじゃなくて, | 这个他这,他他,跳的这个舞不是,并不是他这个跳这个舞是著作。 | この彼が,彼,踊る踊りは,彼が踊る踊りは著作というわけではない。 | ||
| 54 | 踊られる振りつけが著作物で,それを作りだした,振付家,コリオグラファーが,著作者ということになります。 | 就创作出这个舞蹈的那一个,创作者,是拥有的这个著作权。 | その踊りを作りだした振付師,踊りを作る人が著作権があります。 | ||
| 55 | だからあの,振りつけを作った,たとえばパパイヤ鈴木さんとかね,ラッキィ池田さんと,それを踊っている,ダンサーとかあるいはAKBとかね, | 就是,啊,就是谁谁谁,假,额,比如说是,某某个人名字没有听懂,就是那个人他创作出了这个舞蹈,然后呢,是有比如说AKB来跳的。 | つまり,あっ,誰々,えーっと,たとえば,誰々と言った人の名前はよく聞き取れませんでした。でも,その人はこの踊りを作った。そして,それを踊る人はAKBです。 | ||
| 56 | こういう人たちが,こう喧嘩をした場合,僕の振りつけはもう踊らないでねって言われると, | 这些,欸,如果他们,如果他们两个之间如果在争,吵架,就是说,然后那一方,著,就是,创作的那一方就是说,啊不要跳我的舞。 | この,あれ,もし彼らが,喧嘩をして,つまり,そして,著,つまり,踊りを作った人が,私の踊りを踊らないでと言っています。 | ||
| 57 | 理論上は踊れません。 | 他们,他们就不能跳。 | 彼らは,彼らは踊れません。 | ||
| 58 | 誰が踊れませんか。 | ||||
| 59 | 应该就是指AKB她们。 | AKBとかだと思います。 | |||
| 60 | そんな感じになります。はい。 | 就是这样。 | こんな感じです。 | ||
| 61 | えー4番目,美術ですね。これは広く,ビジュアルな作品は全部含まれます。 | 在第四部分的话就是指,美术。就是世界上所有的,都包括在里面。 | 4番目は美術です。世界のすべてのものが含まれています。 | ||
| 62 | あの絵画や彫刻だけとは限りません。 | 并不是国外,并不仅,仅限于国外。 | 海外だけではなく,海外だけとは限りません。 | ||
| 63 | えー,たとえばイラストとかね, | 比如说,「イ,イ,イラスト,イラスト[日本語で発話する]」插,插画吗。 | たとえば,「イ,イ,イラスト,イラスト」イラストでしょうか。 | ||
| 64 | CG,コンピューターグラフィック。 | 或者,或者是电,电,额,电脑动画。 | それとか,コン,コン,えーっと,コンピュータの動画。 | ||
| 65 | 珍しいとこではあの漫画は,この1番のテキストと,4番の美術の複合的な作品だよっていうことを,言います。 | 然后漫画的话,其实是在第一部分和第四部分两方面都包括的一个东西。 | そして,漫画は,第1部分と第4部分を含んでいるものです。 | ||
| 66 | よろしいでしょうか。 | 没问题吧。 | 問題ないでしょうか。 | ||
| 67 | 複合作品。あの,ほら,吹きだしの中のセリフだけ読んでもあまり面白くないじゃないですか。 | 额,他说什么什么是不,没有没有趣的,然后前面那个他讲太快了,我没有听懂。 | えーっと,なんとかかんとかが面白くないと言いましたけども,そのなんとかの部分は話すのが速くて,聞き取れませんでした。 | ||
| 68 | でも,吹きだしが真っ白だったら,これ相当つまんないですよね。 | 什,什么什么是,全,全,白,白,白,白,全。「真っ白[日本語で発話する]」。 | なに,なんとかなんとかは,ま,ま,白,白,白,「真っ白」。 | ||
| 69 | ということで,両方そろって初めて一体ということで,漫画は1,4の複合体です。 | 额那个,漫画的话,就是就是包,就在这两个,在这两个都包括。 | えーっと,あれは,漫画は,この2つをどちらも含んでいます。 | ||
| 70 | 5番建築。建築芸術と言えるような,独創性のある | 那个,五是建筑。建筑的话就是,也包括了美术的一个,一个,比如说它,它的,外面的那个建,建筑。 | あのー,5番は建築です。建築は,美術の1つが含まれています。1つの,たとえば,建築の,外の建物。 | ||
| 71 | 建物は,これに当たります。 | 就外,外面那些,外面那些建,建的那些,建建筑,那个构,那些「たて,建物[日本語で発話する]」都包括在这里面。 | 外にある建てられたもの,建てられたもの,建建築,あれは,「たて,建物」もこの中に入ります。 | ||
| 72 | 6番図形。これは,設計図面とか, | 第六个方面是这个,图形,比如说,什么什么图面。单词不清楚。 | 6番目は図形で,たとえば,なんとかかんとかの図面。単語はよくわかりません。 | ||
| 73 | それから地図なんかが当たります。 | 啊,地图也包括在这里面。 | あっ,地図もこの中に入ります。 | ||
| 74 | 地図。あの,うー,こういうと,えっ地図っていうのは事実をありのままにうつすものであって, | 地图,地图就是把,把事实,就这样,是一个描绘事实的一个东西。 | 地図,地図は事実を,このように,ありのままうつすそういうものです。 | ||
| 75 | 別に創作するものじゃないんじゃない普通は | 普通来说它并不是一个需要调查的一个东西。 | 一般的にそれは調査を必要とするものではないです。 | ||
| 76 | と思われるかたも多いでしょう。 | 这样想的人应,相比很多吧。 | こう思う人は,多いでしょう。 | ||
| 77 | で,その通りです。あの事実をありのままにうつしたものというのは著作物じゃありません。 | 额,确实是,就是如果把只,只是把事实表达出来的东西,确实不是著作物。 | えーっと,確かにその通りです。もし事実をそのままうつしたとしたら,それは著作物ではありません。 | ||
| 78 | あくまでも,そこにこうビジュアルな工夫を加えたりすると,地図も著作物になるよという話です。 | 但是只是把,那个,事实,通,通过,美术,美术的方法去呈现出来的话,它就是著作物。 | けれども,その事実を,美術的な方法によって作りだしたら,それは著作物です。 | ||
| 79 | でね,よってこう,ネット上なんかで,あー地図,ちょうどいいやって言ってこうコピペしてね, | 然后在网上的话,看到一个地图说,啊这个还蛮不,这个很不错,然后就把它,那个,fu,使,就使用它的话。 | そして,ネット上で,ある地図を見て,この地図いいなと思って,そして,それを使用したら。 | ||
| 80 | でチラシとかね,えーウェブなんかで, | 那个或者是「チ[日本語で発話する]」或者「チラシ[日本語で発話する]」海报?额,那个,那个,叫什么。额,传,传单。 | あのーあるいは「チ」,あるいは「チラシ」ポスター?えーっと,あのー,あのー,なんていうか,えーっと,チ,チ,チラシでしょうか。 | ||
| 81 | こういわば無断で転載をすると, | 额,就,把,随随意地,随意地,额,转,转载,转载。 | えーっと,勝手に,勝手に,えーっと,転,転載,転載する。 | ||
| 82 | たまーにクレーム受けることがあります。 | 很,很偶尔,会,会发生什么事儿。 | たまに,非常にたまになにかの出来事が起こります。 | ||
| 83 | あんまり,滅多に受けません。なんでかっていうと,地図を載っける人ってのはだいたいこうそこに来てほしいから載っけてますね。 | 他是说那个,只是很偶尔的,因为把,把地图放在那上面的人,他就希望大家去使用它。 | たまにというのは,なぜかと言うと,地図を載せている人はそれを使ってほしいからです。 | ||
| 84 | なにがたまにかはわかりましたか。 | ||||
| 85 | 我觉得,我觉得应该是偶尔会被人,被人告吧。「訴える[日本語で発話する]」。 | たまに訴えられると思います。「訴える」。 | |||
| 86 | 転載してほしいんですね。 | 他说他,其实他,其实就是希望大家转载。 | 実は,実はみんな転載してほしいと彼は言っています。 | ||
| 87 | だからあんまり,受けない。たまーにそういうトラブルがあって, | 啊,就是,所以,就是一般性是不会被告的,只是很,偶偶尔。「たま,たまに[日本語で発話する]」发生那个争吵「トラブル[日本語で発話する]」。 | あっ,つまり,なので,普通は訴えることはないけども,たまにあります。「たま,たまに」トラブルが発生します。「トラブル」。 | ||
| 88 | えー相談があったりします。これが馬鹿にできないのが, | 在这里不不,不能小,不能小视的是。 | ここで,できない,できないのは,馬鹿にできないのが。 | ||
| 89 | あの去年の暮れぐらいからですね,じつは全国の,あの都道府県のような自治体で, | 去年的一个什么事情,在全国的都道府县自治体就…。 | 去年のなんとかかんとかの出来事が全国の都道府県の自治体で…。 | ||
| 90 | ホームページから,地図を大量に削除するっていうのが起きてるんですよ。 | 额从那个主页上,大量删,大量,大量删减地图。 | えーっと,ホームページから大量に,大量に,地図を削除する。 | ||
| 91 | あの,ゼンリンとかね,それからGoogleマップとか, | 「ゼン,ゼンリン[日本語で発話する]」我不知道是什么意思,然后就是「グー[日本語で発話する]」比如说谷,google,google地图。 | 「ゼン,ゼンリン」はどういう意味かわかりませんが,そして,「グー」,たとえばGoogle,Googleの地図。 | ||
| 92 | えーああいう地図を,結構自治体ってのはこう転載してるんです。 | 额就比如,就像那样,那样的地图的话呢,被自治体大量,被自自治,自治,自治区?那个大,大量地转载。 | えーっと,たとえば,ああいう地図だったら,自治体に大量に,自治,自治,自治区?大量に転載されています。 | ||
| 93 | でね,去年の暮れぐらいに,あの,DeNAっていう会社が,キュレーションサイトを巡って, | 去年DeNA的,叫DeNA的一个,一个公司的话,是…忘记了。 | 去年DeNAの,DeNAという会社が…忘れました。 | ||
| 94 | ちょっとこう,騒ぎになったわけです。 | 「騒ぎ[日本語で発話する]」发,发,发生了一些骚乱。 | 「騒ぎ」騒動が起こった。 | ||
| 95 | で,あの頃から,著作権真面目に考えなきゃなっていうのが,一段また社会の中で高まりましてね。 | 就从那件事情开始所以社会上大家就觉得,啊是不是要著作,要注重著作权。 | そのころからか,社会の中で著作権を重視しないといけないかなと。 | ||
| 96 | で,各自治体がこう心配になっちゃったらしいんですよ。 | 各个自治,自自治,自治体,大家都开始担心? | 各自治,自治体がみんな心配しはじめました。 | ||
| 97 | で,地図とか無断で転載してていいのか, | 那个地图能,地图就这样随意去转载的话真的可以吗。 | あの地図,地図を勝手に転載して本当にいいんでしょうか。 | ||
| 98 | 誰がそう思ったんですか。 | ||||
| 99 | 「都道府県自治体[日本語で発話する]」自治体。 | 「都道府県自治体」自治体。 | |||
| 100 | こう検討を始める。 | 大家就开始检讨。 | みんな反省を始めました。 | ||
| 101 | で,そしたらこう,どうも厳密に言うと,だめかもしれないっていう不安が高まったらしくて, | 其实严密地来,严密地来说其实是不能够,不能够这样做的。 | 厳密に考えると,厳密にいうと,そうしてはいけません。 | ||
| 102 | なにをしてはいけないんですか。 | ||||
| 103 | 啊就是,就是随意地去使,转载那些地图。 | つまり,勝手に,地図を転載すること。 | |||
| 104 | そうするとね,真面目ですから,こう一気に,全部削除したりするんですよ。 | 所以就这样想,就因为有这样的想法之后,大家就一口气把那些地图全删了。 | そういう考えが起こってから,一気に地図を削除しました。 | ||
| 105 | 誰がですか。 | ||||
| 106 | 额,自,自,我,那个,应该是自自治体,我觉得应该是自治体吧。应该是,应该是拥有,应,画,拥有这些地图著作权的那些人吧。 | えーっと,自,自,あれ,たぶん自治体だと思います。自治体じゃないでしょうか。たぶん,たぶん,地図の著作権を持っている人だと思います。 | |||
| 107 | で,どの,どんな規模かっつうと岩手県とか宮城県とかね,4000枚一気に削除とかね。 | 一个,一个什么什么,什么,什么县,然后把那些地图全删了。 | 1つの,1つのなんとかなんとかなんとか県が地図を全部削除しました。 | ||
| 108 | これはね,考えてみるとかなり不便な事態ですよ。 | 这样,这件事的话,这样想的话是非常不方便的。 | このことは,考えてみると,非常に不便です。 | ||
| 109 | こう,都道府県のありとあらゆるね,病院から図書館からね,劇場からありとあらゆる地図が忽然と姿を消すわけです。 | 啊,把那些,把医院啊,图书馆啊,把那些地图全部给删了。删地图那个是自治体吧。 | えーっと,病院とか図書館とかそういう地図が全部削除されるんです。地図を削除したのはたぶん自治体だと思います。 | ||
| 110 | すると,みなさんはね,こうスマホがなんでも教えてくれる世代ですから, | 大家的话,额,大家呢,大家身处的就是那个通过,通过手机什么都能够获得的一个,这样的一个时代。[聞き取り不能]时代。 | みなさんは,えーっと,みなさんはこのような時代に生まれました。携帯を使ってなんでももらえる,このような時代です。[聞き取り不能]時代。 | ||
| 111 | 別に,たどりつけるけど,お年寄りとかね。 | 但比如说老人啊…。 | でも,たとえばお年寄りは…。 | ||
| 112 | ま,お年寄りもともとホームページ見てないかもしれないけども。 | 老,老人虽然他们可能根本就不会去看主页。 | お年寄りはもともとホームページを見ないですけど。 | ||
| 113 | でもね,こう見て,地図見て地図頼りにたどりつこうっていうときに,その地図なくなっちゃうと, | 但是他们是通,但是,比如说他们是看地图,通过地图去找这个地方,如果这个地图没有的话。 | しかし,そのかたたちが,地図を見てその場所を探そうと思っているのに,その地図がなかったら。 | ||
| 114 | 結構混乱が,広がるわけで, | 这样的话真的会产生混乱。 | そうなったら本当に混乱が起こってしまいます。 | ||
| 115 | 地図の著作物なんていうのも馬鹿にできないよと。 | 额,所以,再,再听一下。所以就是,就是这个地图啊,它其实必须,这个地图它其实是著作权。 | えーっと,なので,もう少し聞きます。なので,つまり,つまり,この地図というものは,必ず,この地図も著作権です。 | ||
| 116 | [中略] | [中略] | [中略] | [中略] | [中略] |
| 117 | えー,映画です。うー,これは,あのー,広く動画,映像作品というのは全部, | 然后接下来呢是,是电影。比如说那种动画呀,啥的。然后,都属于这个,这一部分。 | 次は映画です。たとえば動画などそれから,なんとかは全部,これに入ります。 | ||
| 118 | この映画の著作物っていうふうに扱われます。あの劇場用の映画だけには限らないわけですよ。 | 并不仅仅是那种电影院里放映的那个电影,那个动,那个叫什么,电影。 | 映画館で上映された映画,なんていうか,映画だけとは限りません。 | ||
| 119 | たとえばテレビドラマとかテレビのバラエティ番組なんかもここに含まれます。 | 然后比如说,电视上的那种,电,电视上放的动画呀,或者是那个综艺节目也属于这里面。 | そして,たとえば,テレビでの,テレビで放映された動画やバラエティ番組もここに入ります。 | ||
| 120 | よろしいでしょうか。それからあの,ショートフィルムなんかも含まれます。 | 额所以说,额,大,额那个大家能明白吧。像那种短,短,短的小,短的片,短的那个小电影也属于这里面。 | えーっと,えーっと,みなさんわかるんでしょうか。短い映画,短,小さい,短い映画などもここに入ります。 | ||
| 121 | 我々の身近にある最も,短い映画の著作物っていうとなにがあるでしょう。 | 像,额,像这种小的那种短,小的那种电影,小的短篇的话呢,它其实,它,像属于著作物的这种小的短篇,短篇的话,大家认为是什么。 | えーっと,このような小さい,短い,小さい短編の場合は,実は,著作物に属する小さい短編はなにがあると思いますか。 | ||
| 122 | はい,時間ありませんから,言ってください。 | 额请大家说,说说一下。 | えーっと,みなさん言ってください。 | ||
| 123 | はい。そうですね。はい。この全員参加感でいきたいと思いますけれどもね。こうテレビCMなんかが,こう短いものです。あと6秒動画とか, | 额,在说什么,希望大家都参加什么。然后他说什么,然后说什么六秒钟的动画什么,也属于[聞き取り不能]。 | えーっと,みなさん参加してくださいというようなことを言って,そして,6秒の動画なんとかも含めている[聞き取り不能]。 | ||
| 124 | ほかにもう1つ例があったのはわかりましたか。 | ||||
| 125 | 忘忘记了。 | 忘れました。 | |||
| 126 | あんなの含まれてきますね。 | 他他,额我想说刚刚他说的是这节课吗。这节课的动画吗。这节这节课。这个公开演讲。 | 彼は,彼は,えーっと,言いたいのが彼はこの授業を指しているんですか。この授業の動画のことでしょうか。この公開公演。 | ||
| 127 | うー,映画。あのテレビゲームの画面なんかも映画の著作物。よく言います。 | 那个电视,电视画面,电视的画面也属于这个。 | あのー,テレビ画面,テレビの画面もこれに属します。 | ||
| 128 | うー,写真。これも独創性があれば当たります。 | 额那个,这些那个照片也属于这个著著作物。 | えーっと,あのー,写真もここの著作物に入ります。 | ||
| 129 | なにがあればって言ってたのはわかりましたか。 | ||||
| 130 | 额,我,额,我好像听到他说了,但是不不不不太清楚。 | えーっと,えーっと,言ったのはわかるんですけども,よくわかりません。 | |||
| 131 | プログラム,これコンピュータープログラムです。 | 额这个,「プププログラム[日本語で発話する]」就是指电脑程序。 | えーっと,「プププログラム」,つまり,プログラムですね。 | ||
| 132 | ということで,この例はなかなか使い出があるんです。 | 这些,这些例的话,都是,都是,都是有很多的,「ツカ,ツカ,ツカイデ[日本語で発話する]」是方,使用方法吗。 | これら,これらの例は,すべて,たくさんの「ツカ,ツカ,ツカイデ」というのは使用方法のことでしょうか。 | ||
| 133 | なんでかっていうとこれで,だいたい想像がつくんです。 | 啊他说这些例的话,其实它都是带有创作性的。创作,创作。 | あっ,これらの例はすべて創作性があるんです。創作,創作。 | ||
| 134 | 我々は,短編小説ですよと言われると, | 我们大家说,那个短篇小说,如果说起短篇小说的话。 | 私たちは,短編小説と言うと。短編小説と言えば。 | ||
| 135 | あーじゃあ内容を読んでみて,独創性がどのぐらいあるか | 那看,我们去读它内容的话,这,这这里面,著作,著,可以作为著作,究竟多少有多少内容是可以算作是著作的呢。 | 私たちは,内容を読んでみて,一体どのくらいの内容が著作と言えるのでしょうか。 | ||
| 136 | 判断しましょうかとか,そういうことはあんまり言いません。 | 我们这样,我们去判断,这样去判断这个有多少著作的话,我们一般不会去判断。 | 私たちはこう,判断する,このようにどのくらい著作があるかっていう判断は普通はしません。 | ||
| 137 | 短編小説ですよと言われたら,あ,きっと著作物だなと, | 啊如果被说啊这个是短篇小说的话,我们一定会认为这是著作物。 | あっ,短編小説と聞いたら,きっとこれは著作物だろうと思います。 | ||
| 138 | 想像をして,これで,ほぼほぼ,間違ったことはないはずです。 | 那个,那个,想,想一下的,想一下的话,一般都不会错。 | えーっと,えーっと,ちょっと考えると,普通間違えません。 | ||
| 139 | つまり,99パーセントはもうこの例で,判断がつくんです。 | 百分之九十九,的可能性一般都是,都属于这里面。 | 99パーセントの可能性は,普通は,この中に入っています。 | ||
| 140 | なんでかっていうと,あの1本の短編小説の中に,まったく創作性を込めずに書くほうが,難しいですよ。 | 为什么呢,因为在那个一个短篇小说中,如果这些,一点点的著作,著,那种带有创作性的内容都没有的话,是很难的。 | なぜなら,その1篇の短編の中に,まったく著作,創造的なものを入れずに書くというのは難しいからです。 | ||
| 141 | 必ずどっかに独創性,創作性があります。 | 肯定是在,肯定在哪一个部分是有那个独创性或者是创作性存在的。 | 必ず,どこかに独創性や創作性が存在します。 | ||
| 142 | だから全体を言えば,まずたいていは著作物です。 | 所以总体来说,它是一个,额,创创作性的东西。 | で,全体的に言えば,創作性のあるものなんです。 | ||
| 143 | にもかかわらず,我々がこう現場でふっと悩むとか,みなさんがなんかトラブルに巻き込まれちゃうときっていうのは, | 额,虽说如此但是大家,可能会出,出现疑惑的事。 | えーっと,それにもかかわらず,みんなが迷うようなことがあります。 | ||
| 144 | この例では判断がつかない場合が多い。 | 就是,通,只是通过这个例来判,当,单,单从这个例子来判断,是很很很,难的,这样的一种状况是很多的。 | つまり,この例だけでは判断するのが非常に難しい,ということも多いんです。 | ||
| 145 | つまり残り1パーセントの場合っていうのは,この例では判断がつかずに, | 所以剩下来这百分之一的可能性就是这些,从这些例开,从这个,从这些例方面是很难去判断的。 | 残りの1パーセントというのは,これらの例からは判断しがたいものです。 | ||
| 146 | 我々は意図しなくても,無意識のうちにこの,これは創作的な表現なのかなっていう,結構ね, | 我们就是不从这些例方面,就是,仅凭自己的判断,就觉得,啊,这是属于著作物。 | 私たちはこの例からではなく,自分の判断だけによって,これは著作物だというふうに判断します。 | ||
| 147 | 哲学的な問いの前に,たたずんでいたりするわけです。 | 就是在通过哲学,从哲学方,从哲学的那种方面来考虑。 | 哲学を通して,哲学的な内容の面から考えるんです。 | ||
| 148 | というわけで,もうちょっとこの,創作的な表現ということを深めてみたいと思うんですけれども, | 所以总,就算是,额,就是我们觉得是从,是属于这个著作物的,就是我们自己觉得是属于著作物。虽说如此。 | なので,つまり,えーっと,私たちは,これが著作物に属する,私たち自身がこれが著作物だと判断する,が。 | ||
| 149 | これはあくまでも抽象的ですから,今日は裏側から考えてみます。 | 这个这个因为太,太抽象了,所以我们今天就从它的反面来,来讲。 | これはとても非常に抽象的なので,今日はその裏側から見ていきましょう。 | ||
| 150 | なにが抽象的なんですか。 | ||||
| 151 | 就是剩下的那百分之一不属于这些例方面,从哲学方,从哲学的层面上我们自己所认为它是著作物的东西。 | 残りの1パーセントでこれらの例に属せず,哲学,哲学的な面から考えて自分で著作物だと判断するもの。 | |||
| 152 | つまり,どんな情報が,著作物じゃないのか。 | 就是哪些东西它是,就是反,反面就是说哪些东西它并不属于著作物呢。 | つまり,どんなものが,裏,裏側というのは,どういうものが著作物に当たらないのか。 | ||
| 153 | どんな情報が創作的な表現では,ないのかということで,今日は5つの例を挙げようと思います。 | 所以哪些东西它并不属于著作物的话,今天我们来,来考虑一下这些例。 | どういうものが著作物ではないのか,今日は,その例を考えてみましょう。 | ||
| 154 | これがまた使い出があります。これは,どう使い出があるかっていうと, | 啊,这些也有,有,有例子。 | あっ,これも,例があります。 | ||
| 155 | 要するに自由に使える情報だってことです。 | 也就,也就是说它就是可以自由,可以自由去使用的这些东西。 | つまり,自由に,これらのものを自由に使えます。 | ||
| 156 | 著作権のことを気にせずに自由に使える情報の例をこれから5つ挙げますから, | 诶,那个,就是不用考虑著作权我们可以自由使,自由使用的这些例子的话,其实有五个,五方面。 | えーっと,著作権を考えずに,自由に使えるものの例は5つあります。5つの方面。 | ||
| 157 | これもできれば頭に入れてください。 | 这个尽可能大家也记住它。 | これもできるだけ覚えてください。 | ||
| 158 | はい,まず1番目です。創作性がないのだから,ありふれた,定石的な表現, | 额,那个,那个,那个就是没有,没有著作权的东西,也就是说,额,那个,广泛,广,广泛拥有的一种表现,就是。 | えーっと,あのー,あのー,著作権がないものは,つまり,えーっと,あのー,広範囲で使われている表現。 | ||
| 159 | これは,著作物には当たりません。つまり,自由に使えます。 | 这个并不属于著作物,也就是说可以自由使用。 | これは著作物には当たらないので,自由に使えます。 | ||
| 160 | [中略] | [中略] | [中略] | [中略] | [中略] |
| 161 | この,ありふれた表現。これは著作物には当たりません。 | 这个哪儿都有的一种东西,表现,这就是不属于著作物。 | どこにでもあるもの,表現は,それは著作物に当たりません。 | ||
| 162 | たとえば私は先ほど,1本の短編小説は,だいたい著作物に当たるんだと言いましたが, | 就像我刚才说的那样一份短,短篇小说,它就是属于,它里面肯定有著,含有创作性的内容,所以它属于著作权。 | 先ほど言った1篇の短編小説は,その中には必ず創作的なものがあるので著作権に当たります。 | ||
| 163 | それは全体を見るからです。 | 这个是从,全体,全体方面来看。总体。 | これは,全体的に見たからです。全体。 | ||
| 164 | 全体を見ると全体構成がありますから創作性がある。でも, | 这个总体来看它肯定有那个「コウコウコウセイ[日本語で発話する]」我不知道是什么意思,所以它是著作物。 | これは全体的に見ると,きっとその「コウコウコウセイ」というのはちょっと意味がわからなかったんですけれども,まあそれは著作物です。 | ||
| 165 | これをバラバラに分解していくと,意外とパーツというのはありふれてるんです。 | 但是这从什么什么,从哪一个「場合[日本語で発話する]」从哪个场合来说它是,也有有很多也是属,也有,也有那种广泛广泛广泛使,广泛使用的内容,部分。 | けれども,なんとかかんとかの「場合」,なんとかの場合から言うと,これは,そういう場合だと広く使われている内容があります。 | ||
| 166 | たとえば,1文に分解したら,たいていの文章っていうのはありふれてます。 | 比如说一,从一小,拿一小部分来说,这里面那种,嗯,嗯,额,应该,应该就是,应该就是有那种,大家都知道的内容吧。意思,我觉得是这个意思。 | たとえば,小さい,一部分だったら,この中の,えーっと,たぶん,たぶん,みなさんが知っている内容があるでしょう。たぶんこの意味でしょう。 | ||
| 167 | 少年は,背筋を,冷たいものが走るのを覚えた。 | 额,少少,哪,少年他,这,他记住了一个什么东西。 | えーっと,少,少年はなにかを覚えました。 | ||
| 168 | ありふれてますね。 | 这个哪儿都有的事情。 | これはどこにでもあることです。 | ||
| 169 | あの,最初に思いついた人っていうのは,独創的だったと思うんですよ。でも今やありふれてるわけです。 | 一开始,大家,额,有点忘了。有点忘记了。可能是一开始大家觉得这是属于,这并不,并,并不常有,但是现在是属于非常,常见的事情。 | 最初はみなさん,えーっと,ちょっと忘れました,ちょっと忘れました。たぶん最初はみんなはそんなによく見るものとは感じなかったんですが,今はよく見られるものになりました。 | ||
| 170 | だから誰かがこう小説を読んでね,生まれて初めて,少年は背筋を冷たいものが走るのを覚えたという, | 「えーっと[日本語で発話する]」所以大家一开始看,大家现在那个生下来看,[聞き取り不能]。大家现在,大家看这个书,然后一个少年,他生下来就可以记住什么东西。 | 「えーっと」なので,みなさんが読んで,生まれて読んで,[聞き取り不能]。そして,今は皆,この本を読む,とある少年が生まれたときからなにかを記憶することができる。 | ||
| 171 | 表現に出あう。 | 就那种表,这种遇见了,遇额那个读,读了,读到了这种,这种表现。 | このような表現を,出あった,えーっと,読む,読みました。このような表現。 | ||
| 172 | で,なんとなく印象に残ってて, | 嗯,就,就,总总总得来说,会留下印象。 | うん,いずれにしろ,全体的に言えば,印象に残る。 | ||
| 173 | えー,10年後に自分が初めて小説を書くときに, | 啊,十年之后大家什么读,写小,写小说的时候吗。 | あっ10年後にみんなが小説を読む,書くときに? | ||
| 174 | 彼は,背筋を冷たいものが走るのを覚えたと。 | 额,他,他,他那个,那个,什么什么什么「ハ,ハシル[日本語で発話する]」。那个,那个事情听不懂。 | えーっと,彼,彼,彼はなんとかかんとかで「ハ,ハシル」,よくわかりません。 | ||
| 175 | これはもちろん,構わないわけです。あのそういうふうに考えないと,我々はどんなに独創的な小説を書こうが, | 额,所以说我我们到底,我们究竟会,读多,读多多,一个小说中,到底到底还有多少的那种创作性的表现。 | えーっと,ということで,私たちは一体,一体,読む,読む。1つの小説の中に,一体どのくらいの創作的な表現があるんでしょうか。 | ||
| 176 | 子供の頃に読んだどれかの教科書に対する侵害だったということに | 哎呀,忘记了。哎呀,不是很懂,忘记了。 | あっ,忘れました。あっ,よくわからないです。忘れました。 | ||
| 177 | なりかねないわけですよね。 | 很容,很容易地去什么什么。 | 容易に,容易になになにをする。 | ||
| 178 | その内容はわかりましたか。やっとのことでなになにになるのか。 | ||||
| 179 | 不是很知道诶,就感觉这一部分没有完全地听懂。 | よくわかったわけではないです。ここのところは完全に理解できていないです。 | |||
| 180 | そういうふうに考えると,文化というのは窒息するんです。 | 这样,这样来想的话,那个文化,文化的话是,「チソク[日本語で発話する]」。 | こういうふうに考えると,あのー,文化,文化は「チソク」。 | ||
| 181 | こういうふうに考えるのこういうふうはわかりましたか。 | ||||
| 182 | 应该就是之,之前这个书,这个内容吧。但是我并没有很听得懂。 | たぶん前に出てきた本の内容でしょうけど,よく聞き取れませんでした。 | |||
| 183 | ですからそんなふうには考えません。 | 所以就是这么想。 | なので,こう考えます。 | ||
| 184 | そしてここに,全体を見ても,あるいは例では,判断がつかない場合があると言った | 所以说在这个例里,从这个例方面来看,并,就是无法判断的是,从这里。 | というわけで,この例,この例から見て判断するのができないです。 | ||
| 185 | 理由があります。あの,小説全体が著作物だとしてもそれで話終わりじゃないんです。 | 这个是有理由的,就是这个小说全都是并不,全都是著作权,并不全都是著作权,是,那,哦,那个小说全体都是著作全体来说都是著作,是著作权的话,这并,这并没有结束。 | これは理由があります。つまり,この小説全体が著作権があるというわけではなく,あのー,あの小説全体は著作,全体から見れば著作,著作権をもつなら,まだそれで終わってはいません。 | ||
| 186 | そこから,1文を借りてくるときに,この1文に,創作性があるか, | 从它那个小说中拿出一部分,想使用一部分的时候,这一部分有没有著作权。 | 小説から一部を借りてきて,一部を使いたいとき,その一部に著作権があるかどうか。 | ||
| 187 | この1文が創作的な表現と言えるかが, | 这一,这一部分可,存在,能够说它存在著作权。 | この,この一部分に,存在,著作権があると言えたなら。 | ||
| 188 | 勝負の分かれ目なんです。 | 「勝負,勝負,勝負ノワカ[日本語で発話する]」可以知道什么什么什么,胜负吗。 | 「勝負,勝負,勝負ノワカ」なにか勝負を知ることができるのでしょうか。勝負ですか。 | ||
| 189 | どういうことを言っていると思います? | ||||
| 190 | 额,这,他,他,这是在,额,就是判,判断那个著作,那个从著作,从这个小说中拿出一部分,那一部分是否有著作权。 | えーっと,この,彼は,彼は,これは判断している。その著作を判断するのは著作,この小説の中から一部分を持ってきて,それに著作権があるかどうか。 | |||
| 191 | 言えなかったら,使って構わないんです。 | 如果不能说,如果不能说的话,它就没有著作,著作权。 | もし言えなかったら,もし言えなかったら,著作権はありません。 | ||
| 192 | なんと言えなかったらですか。 | ||||
| 193 | 就是那拿出的一部分它没有著作权。 | その取りだした一部分に著作権がなかったら。 | |||
| 194 | 利用する部分で著作権というのは,考えるんですね。 | 就是,额,我所要利用的那一部分,有,有没有著作权。 | つまり,えーっと,利用する部分が著作権があるかどうか。 | ||
| 195 | これが,基本です。 | 这是基本。 | これが基本です。 | ||
| 196 | というわけで,ありふれた表現,使える,あーなるほどわかった,わかったけれども,一体それって, | 额,就是这一部分大家都会说啊,知道了。但是就算知道了。 | えーっと,みなさん,きっとわかったと言うでしょう。でも,わかったとしても。 | ||
| 197 | どの程度までだったらありふれてると言って,どの程度は創作的な表現って言うんだと。 | 额就算知道了,但是哪儿,但是有,有多少,有那个,有多少程度可以,就,它究竟,究竟哪一些可以算作是那个哪儿都,普普遍表现。哪一些又可以算作,哪一些有,有多少程度又可以算作是有创作,创作性的表现的。 | えーっと,わかったとして,どこ,どれくらい,どのくらいの程度,一体,一体,どこからありふれた表現であって,どれくらいから創作的な,創作的な表現と言えるのでしょうか。 | ||
| 198 | それ,たぶん程度問題だよねと。 | 就是什么什么问题。 | なんとかかんとかの問題。 | ||
| 199 | その通りなんです。 | 就,就是这样。 | その通りです。 | ||
| 200 | なにがその通りかはわかりましたか。 | ||||
| 201 | 就就就就他想他想表现就是,就是我们该如何去判,就是,现在的问题就是我们如何判断它哪一部分是普通的表现,哪,哪一部分是有创作性的,创作性的内容。 | つまり,彼が言いたいのが,私たちはどのように判断する,つまり,今の問題はどの部分がありふれた表現で,どの部分が創作性のある内容なのかをどうやって判断するかです。 | |||
| 202 | あのー,たとえば1文はたいていありふれてると言ったけれども, | 就算我们说这一部分是,普遍都有的表现。 | この一部分は,ありふれた表現だと言ったとして。 | ||
| 203 | これが2文になって3文のかたまりになると, | 「サンブンノ[日本語で呟いている]」额这些分成两部分,分成三部分。 | 「サンブンノ」これを2つの部分,3つの部分にわける。 | ||
| 204 | 当然だけど組みあわせが生まれますから, | 额这些可以那个结结合可以。 | えーっと,それらは組みあわせることができます。 | ||
| 205 | 創作性ってのは普通は高まります。 | 「創作性[日本語で発話する]」。它这个创创,会,创作性会,提高,提高。 | 「創作性」。この創作は,創作性が高まります。 | ||
| 206 | じゃあ,どのくらいから,創作的な表現なの, | 额那个,那个那个,那个,它,怎,怎么,哪些程度才可以算作是创作性。 | えーっと,あのー,あのー,あのー,これは,どのぐらいが創作性があるんでしょうか。 | ||
| 207 | 3文だったらどうなの。たとえば村上春樹の小説から3つの文のつながりを,まるまる借りてきて自分の小説に,使っちゃう。 | 额那那个,那个,我把我把这,我我选我选三段,然后把这个三段结合在一起,然后做,自己再写一个,做自己的小说。 | えーっと,私は,私は3つの段落を選んで組みあわせ,そして,自分で書く,自分の小説に使います。 | ||
| 208 | その3つの段落というのはどこの3つの段落ですか。 | ||||
| 209 | 就是这个小说,小说里面。 | この小説,小説の中です。 | |||
| 210 | 自分のですか。 | ||||
| 211 | 额,不是,就是,不是,是别人的。 | えーっと,いいえ,つまり,ほかの人の小説です。 | |||
| 212 | まあほんのてにをはだけ変えて使っちゃう。これはオッケーなの。 | 那然后把这个拿,我把我把我把它拿出来改,自己改一些,变成自己的。这真的可以吗。 | では,借りてきたものをちょっとだけ修正して,自分のものにしてもいいでしょうか。 | ||
| 213 | んーなんか,だいぶ微妙な気がする。 | 这个就有点微妙。 | それはちょっと微妙です。 | ||
| 214 | 微妙というのは具体的にどういうことですか。 | ||||
| 215 | 我觉得应该就是不可以这样去做。 | そうしてはいけないという意味だと思います。 | |||
| 216 | どうしてはいけないということですか。 | ||||
| 217 | 就就就就是把别人的书上面选三,选选出选出一部分的内容,然后合在一起做,然后自己去修改。 | 他人の小説の中から,さん,一部分の内容を選びだして組みあわせ,自分で書きあらためることです。 | |||
| 218 | 1段落はどうだと。1段落借りてきて固有名詞だけ変えて自分の小説に使っちゃう。 | 那,那如果只有一部分呢。我把别人一部分的内容拿出来,然后,然后然后然后然后然后就是,然后是自自自己通,自己,额,自己改,改变做,写在自己小说里。 | 一部分だけだったら,他人の一部分を借りてきて,そして,そして,そして,自分で書きかえて,自分の小説の中に書く。 | ||
| 219 | たぶんだめなんじゃないかっていう気がする。 | 大家肯定觉得这也是不行,这是不行的。 | これもだめだと思うでしょう。 | ||
| 220 | こんなふうに,長さがすべてじゃないけども,だんだんだんだんありふれた表現からこう創作性が増してって, | 额,这个不是那个,哎呀第一句话忘记,然后他说那个,就这样拿,就这样那个,这些,哪儿哪儿,哪里都可常见的一些表现,一,那个,不断地去积积累的话,它这个就可以看见它创作性。 | えーっと,これはあれではない,ちょっと最初の部分は忘れたんですけども,彼はこのように言いました。このように,あの,これら,どこどこ,どこでもありふれた表現を絶えず積み重ねていくと,創作的だとみなすことができます。 | ||
| 221 | たぶんどっかでだめの領域に入るんだろうなってことは想像がつくわけです。 | 所以到了到了哪一个哪一哪一个部分它其实就这样做是不行,自己,大家也能想象到这是不行的。就是就是,就是,诶刚说什么,就就,就是到,就一直去使用它到了哪一,到了哪一个程度,大家也会认为这样做是不可,这样做是不行的。 | とするとどのどのどの部分までだめになるのか。自分,みなさんもだめだと想像がつくでしょう。つまり,つまり,なにを言ったっけ,つまり,使って使って,どの程度まで使ったら,だめになるのか,みなさんもだめだと思う,このようなやりかたはだめです。 | ||
| 222 | じゃ一体,どの程度なんだ。 | 所以到底是哪,到到哪个程度呢。 | では,一体,どの程度でしょうか。 | ||
| 223 | それは,あんまり高い創作性では,ないと言われています。 | 这其实并没有什么太多的创作性。 | それは実はそんなに多い創作性ではありません。 | ||
| 224 | むしろ,その人なりの最低限の個性が表れてれば十分だ | 但是只要表现出了那一点的独创性的话就足够了。 | ちょっとでも独創性が表れていれば十分です。 | ||
| 225 | 十分だったら,なんになるということですか。 | ||||
| 226 | 我觉得应该就是侵犯了著作权吧。 | 著作権侵害になるということだと思います。 | |||
| 227 | と,いうのが,判例の言うところです。 | 这应该就是反反例。「ハンレイ,ハンレイ[日本語で発話する]」。 | 反対の例だと思います。「ハンレイ,ハンレイ」。 | ||
| 228 | 最低限の個性が表れていればいい。その人らしいなってものがちょっとでもありゃあいい。 | 啊就是,最最低,最低程度的一种独,表现那个人的一个独创独独创性。就只有一点点。 | あっ,つまり,最低限程度の独,その人の独創性を表す。ほんの少し。 | ||
| 229 | 表れていたら,なんになるんですか。 | ||||
| 230 | 就是,就侵犯了著作权。 | つまり,著作権侵害になります。 | |||
| 231 | だからあんまりいい例じゃないんだけども,あの,子供の落書きでも著作物だよってよく言います。 | 这并不是什么好的例子。然后孩子,比如说孩子的一个一个,什么什么什么,我没有听清楚。 | よい例ではないんですけど,子供のなんとかかんとか聞き取れませんでした。 | ||
| 232 | それがなんの例ですか。子供のなんとかは。 | ||||
| 233 | 我我没有听清楚。 | よく聞こえませんでした。 | |||
| 234 | 子供に失礼ですよね,なんかね, | 这对孩子很失礼。 | これは子供に失礼です。 | ||
| 235 | こう子供の落書きいいのたくさんありますからね,なんかね。 | 额,这这这,这里面有很有很多孩,大家,有,这,应该就是里面很多孩子。 | えーっと,このこのこの中に,みなさん,たぶんたくさん子供のなんとかがある。 | ||
| 236 | でも,要するに出来の良し悪しなんか問わないよと,いうわけです。 | 我没有我没有听懂的就。 | 聞き取れませんでした。 | ||
| 237 | [中略] | [中略] | [中略] | [中略] | [中略] |
| 238 | で,2番目です。 | 然后就是第二第二部分。 | 次は2番目です。 | ||
| 239 | 著作物から除かれる情報その2。事実やデータです。 | 然后就是从著作物,物,从著作物中去,除去的情报。比如说事实呀数据呀。 | そして,著作物から除かれる情報です。たとえば,事実やデータなどです。 | ||
| 240 | 客観的な事実というのは,あれは,誰かが創作したものでないので, | 这个事实,额那个,客观的事实的话,这并不是别人所调查出来的东西。 | この事実,客観的な事実というのは,誰かが調査をしたものではない。 | ||
| 241 | 著作物には当たりません。 | 额,这,可,这并不是著作物。 | えーっと,これは著作物には当たりません。 | ||
| 242 | たとえば昨年の,日本での交通事故の24時間以内死者数は何人だった | 啊比如说,去年日本那个交通事,二十四小时交通事故的死伤人数是多少人。 | たとえば,去年日本での交通,交通事故で24時間以内にどのくらい死亡したか。 | ||
| 243 | みたいな情報です。 | 这样,这样的情报。 | この,このような情報です。 | ||
| 244 | これは,厳然とそこで起きたことであり, | 这个是,那个,现在,是,现在来说就是发生的事情。 | これは,あのー,今発生していることです。 | ||
| 245 | 誰も独占することはできません。 | 每个人都不能不能,无法独占的情报。 | これは,誰も独占することができない情報です。 | ||
| 246 | だからどんなに苦労して調べあげたデータであっても, | 所以说无论你怎么努力,努力地去,额那个,怎么辛苦地去调查这个情报, | それで,どんなに苦労をして,その情報を調べたとしても, | ||
| 247 | 公表したが最後,基本は利用自由です。 | 那个,这个这个公开之后,总的来说它是可以自由使用的情报。 | あのー,公開したあとは自由に使える情報です。 | ||
| 248 | え,政府系の,あの白書に載っていたデータですけど大丈夫ですか。大丈夫です。 | 那个是「ツィ,ツィ,ツィ,ツイッター[日本語で発話する]」吗还是哪里,然后它那个,它上面记载的情报,你使用的话是没关系的。 | 「ツィ,ツィ,ツィ,ツイッター」ですか,あるいはほかのどこでしょうか。そして,そこに記載されている情報を使用しても,構わないです。 | ||
| 249 | あのシンクタンクが発表した,統計データですけど。 | 那个,那,那个,哪哪哪里哪里发表的,哪里发表的那个统计数据。 | あのー,あのー,どこかでどこかで発表された統計のデータ。 | ||
| 250 | 公表されてる以上は,基本は自由に使えます。 | 它既然已经发表了那就是可以自由使用的。 | 既に公表されている以上は自由に使えます。 | ||
| 251 | データを抽出するのはね。 | 那个,拿拿这个,只拿这个,拿的只是数据。 | あのー,とる,とる,データだけを抽出する。 | ||
| 252 | そのデータを説明するための文章を丸ごと借りてきたりすると, | 但是这个拿,如果你去拿去采,你,你所采用的是这个,就说明这个,这个数据的那一部分,人家的说明的内容的话, | けれども,もし利用するのがこれだったら,これを説明する,このデータの一部分,他人が説明した内容。 | ||
| 253 | 文章にはレトリックというものがありますから,だめな場合もあります。 | 额那个,应该,每个人都有,都有哪个场合,场合是,去,反正,额,是关于这个这个内容的一个事物吧。每个人都有这样的场合。就是,反正是关于这个情报的一个什么。 | えーっと,あのー,誰でもこういう場合があると思うんですが,なんにしろ,この内容に関する1つのものだと思います。誰でもこのような場合があります。つまり,この情報に関するなんとかです。 | ||
| 254 | このような情報っていうのはどういう情報ですか。 | ||||
| 255 | 我并没有听清这个是怎么样的一件事。一个, | どういうことなのか詳しく聞き取れませんでした。1つの, | |||
| 256 | データを借りるのは,公表データなら基本自由です。よろしいですか。 | 你,那个如果是这个数据,这个公这个公开的数据的话是没有问题的。 | もしデータであれば,この公開されたデータだったら問題ありません。 | ||
| 257 | なんだったらだめだったかわかりましたか。 | ||||
| 258 | 我觉得虽然没有听清但是应该是那个,那个那个那个就是别人写的下边对这个「データ[日本語で発話する]」的分析,那个说明解释。 | はっきり聞き取れなかったんですけれども,なんか他人が書いたその「データ」についての分析や説明解釈。 | |||
| 259 | ただし,あの利用規約に反するとかね,そういうケースが中にはありますから, | 这个例,这个有很有很多的例子是这个利用,后面那个单词我不懂。 | この例,多くの例は利用なんとか,そのなんとかの部分は聞き取れませんでした。 | ||
| 260 | 利用規約はよく読んだほうがいいと思いますけどね。 | 「利用[日本語で発話する]」利用「キキヤクキヤク[日本語で発話する]」那个词我不知道。 | 「利用」は利用,「キキヤクキヤク」はよくわかりません。 | ||
| 261 | 2番目の事実,データでした。えー3番目。著作物として守られるのは,具体的な表現として形を取ったものです。 | 啊那个,然后以以上就是那个第二部分的事实。然后第三部分的话就是,那个去除它具体的内,内容,去除它具体的内容。额就是去除的内容。就是去,就是去除,就是不是具体的内容。 | あっ,あのー,そして,以上は2の事実についてでした。そして,3つ目は具体的な内容を除くということです。内容を除く,つまり,具体的な内容ではない。 | ||
| 262 | 具体的な表現です。 | 就是去,就是去除,去除具体的表现。 | つまり,具体的な表現は除きます。 | ||
| 263 | その根底にある,アイディアは守られません。 | 「アイディア守られ[日本語で発話する]」唉并并并并没有去,并没有遵遵循它的那个,那个「アイディア[日本語で発話する]」主,那个那个想法,创。并没有遵循它的那个想法,保留它的那个想「アイディア[日本語で発話する]」。 | 「アイディア守られ」守っていない,あの「アイディア」,アイディア。アイディアを守っていない。「アイディア」を保留した。そのアイディアは守られません。 | ||
| 264 | アイディアは流用自由なんです。実は。 | 其实这个,这个想法是,是,是利用自由的,是使使用自由的。 | 実は,このこのアイディアというのは利用は自由なんです。 | ||
| 265 | たとえば,猫の一人称で小説を書くと。 | 比如说从,额那个,从猫,从猫,作为猫的第一人称,来写一篇小说。 | たとえば,えーっと,猫,猫,猫の第一人称で,小説を書く。 | ||
| 266 | 天才的なアイディアですね。 | 这是天才级别的想法。 | これは天才レベルのアイディアです。 | ||
| 267 | ここでは仮に,これは我が国が誇る夏目漱石先生が,ね, | 那个那个,在这里的话假假假使,假设说是那个夏目漱夏目漱石老师。 | あのー,ここでは,仮にあの夏目漱石先生が。 | ||
| 268 | 最初に,世界で思いついたんだとしましょう。 | 最初世界上,在世世上想到的啥。 | 世界で最初に,思いついたのなんとか。 | ||
| 269 | 猫の一人称で小説を書こうと思うんだよ僕はと。 | 额那个那个,在世界世界上我想要作为猫的第一人称来写一篇小说。 | えーっと,この世界で世界で初めて,私は猫の一人称で小説を書きたい。 | ||
| 270 | これを彼が,当時仲のよかった正岡子規に | 这个时候他就对当时他的一个好朋友的那个谁。 | 当時仲のよかった友だちの誰かさん。 | ||
| 271 | しゃべったとしましょう。 | 额想要跟他,聊天? | えーっと,彼とおしゃべりをした。 | ||
| 272 | そしたらなんと,正岡子規のほうが,そのアイディアを使って先に,猫の一人称で小説を書いちゃったとしましょう。 | 那如果说他那个朋友比他,在夏目漱石之前,以猫的第一人称写了小说的话。 | もしその友だちが,夏目漱石より先に猫の一人称で小説を書いたとしたら。 | ||
| 273 | まずいですね。 | 这个就不好了。 | それはよくないです。 | ||
| 274 | ふたりの友情はそれで終わりです。 | 两人的友情就终止了。 | 友情は終わりになってしまいます。 | ||
| 275 | しかし,著作権侵害にはおそらく当たりません。 | 但是,那个著作权的话,就,没有听到。 | けれども,著作権の場合は,うしろは聞き取れませんでした。 | ||
| 276 | このアイディアだけであれば,著作物とは言えないんです。 | 只要有这个,只是只要有这个想法在的话那就不能作为著作。这个想法并不能作为著作权。 | これがあれば,このアイディアだけでは著作とは言えません。アイディアは著作権とは言えません。 | ||
| 277 | 利用は自由なんです。 | 是利用自由的。 | 利用も自由です。 | ||
| 278 | あのー,書いたあとも同じですよ。吾輩は猫であるを漱石が発表したあと,それを読んだ人が,あ,猫の一人称で僕も書いてみようって小説書くのは自由です。 | 所以那个在,假如说后面的人也是,之后的人假如看了这个文,看了这个夏目漱石的文章,然后说啊那我,那我也要从猫的第一人称来写,写那个小说的话,那也是,那也是自由的,无所谓。 | というわけで,仮にあとの人がこの文章を読んで,夏目漱石の小説を読んで,私も猫の一人称で小説を書いてみようというのは問題ありません,自由です。 | ||
| 279 | なんでそうなってるのか。 | 那这是为什么呢。 | これはどうしてでしょうか。 | ||
| 280 | これはもちろん,価値のあるアイディア, | 这确实是有价值,确实是有价值的一个想法。 | これは確かに,価値のあるアイディアです。 | ||
| 281 | ねえ,いい加減な創作物そのものよりも,たとえば小説そのものよりも,根底のアイディアのほうが,価値があるなんていうのは | 那个这个小,想比于那个写的小说内容来说,其实这个想法更具有价值。 | 書いた小説の内容よりも,このアイディアのほうが価値があります。 | ||
| 282 | ざらにあることです。じゃ,アイディア無断で借りられたら腹立たないの。 | 所以那个,借了,借,用了这个想法的话,额,后面,不清楚。 | だから,そのアイディアを使ったら,えーっと,その後ろよく聞き取れませんでした。 | ||
| 283 | もんのすごい腹立ちます。 | 额那个,什什么什么相当地一个什么。 | えーっと,相当,なんとかかんとか。 | ||
| 284 | 借りられた経験のある人だったらわかりますよね。自分のアイディアを,人がまるで自分の思いつきであるかのように | 额那个相,如果有这样同样的想法,自己有,有同样经历的人会知道。就是自己的一个,一个想法被人,被别人所学,被别人模仿啊。 | えーっと,もし,同じアイディア,同じ経験のある人ならわかるでしょう。自分のアイディアを,ほかの人に学んで,真似された。 | ||
| 285 | どっかでね。もうね,それについて語り始めるとちょっと長いんでやめますけどもね。 | 额什么什么什么什么,什么什么的话就比较长的,就比较「長い[日本語で発話する]」。前面的没有听。 | なんとかかんとかだったら長い。「長い」。その前はよくわからないです。 | ||
| 286 | うー,じゃあなんで自由利用にしてるのかと。 | 那,那究竟为什么它是能够自由使用的呢。 | じゃあ,一体なぜそれは自由に利用できるんでしょうか。 | ||
| 287 | それっていうのはなんですか。 | ||||
| 288 | 就是那个,那个小说,这个「アイディア[日本語で発話する]」就是这个小,这个想法为什么能够自由地被使用。 | つまり,あの小説,この「アイディア」は,なぜ自由に使用できるのかということ。 | |||
| 289 | これは,たとえばそのアイディアの中には作品の作りかたのアイディアもあります。 | 比如说这个想法之中呢,这个作品的创作,这个作品的创作想法也包含在里面。 | たとえばこのアイディアの中には,この作品の創作,この作品の創作のアイディアも中に入っています。 | ||
| 290 | 空気遠近法なんていってね。 | 啊「クークー[日本語で発話する]」什么「エンキンホー[日本語で発話する]」额,不清楚。什么什么「クーキエンキンホー[日本語で発話する]」。 | 「クークー」なんとか「エンキンホー」えーっと,よくわからない。なんとか「クーキエンキンホー」。 | ||
| 291 | 遠くにあるものは色がぼやけて色が薄れて見える。 | 那个远,很很远,很远的东西它的颜色,非,它的颜色,看起来非常地淡。 | 遠い,遠くにあるものの色が,非常に薄く見えます。 | ||
| 292 | この空気の作用を利用して,遠近感を出す技法を空気遠近法と言います。 | [5秒間無言。]忘记了,但是他在解释那个什么「クーキエンキンホー[日本語で発話する]」。但是我不太,但是我依然没有懂。 | [5秒間無言。]忘れました。彼は「クーキエンキンホー」を説明しています。けれども,よくわかりません。 | ||
| 293 | えー,これを大成したひとりが,レオナルド・ダ・ヴィンチである。 | 这个是那个人,他,有一个人他,什么什么有什么「ダ・ヴィンチ[日本語で発話する]」。不太懂。 | これはあの人,彼は,ある人が,なんとかかんとか,「ダ・ヴィンチ」。よくわかりません。 | ||
| 294 | この空気遠近法によって書かれた彼の代表作が, | 什么额,从那个那个里那个上面所记载的他的一个什么。 | なんとか,えーっと,前に記載された彼のなんとか。 | ||
| 295 | なんでしょうか。そうなんです。そうですね。ありがとうございます,全員参加ですからね。はい。モナ・リザですね。あの今はもう全体ぼやけちゃってますからあのよくわかんないですけど,あの,書かれた当初はあの,女性は,くっきりとした色で,描かれて, | 那个写写的一个什么东西,那个那个女性的话是,什么什么什么。唉,不太懂啊。 | 描かれたものでなんとかで,女性がなんとかかんとか。よくわかりません。 | ||
| 296 | 遠くはぼやけてたんです。 | 「ボボボヤケテイマス,ボヤケル[日本語で発話する]」是朦朦朦胧吗,还是不太懂啊。还是不懂的意思。 | 「ボボボヤケテイマス,ボヤケル」っていうのは,ぼんやりしているという意味なんでしょうか。それとも,わからないという意味なんでしょうか。 | ||
| 297 | 仮にこの空気遠近法というアイディアが著作物だとすると, | 假设那个这个什么「クーキエンキンホー[日本語で発話する]」是著作物的话。 | もし仮にこの「クーキエンキンホー」が著作物だとすると。 | ||
| 298 | 要するに誰も,空気遠近法で絵を書いちゃいけないってことになるわけです。 | 也就是说每,之后的每个人想要用这个,这个什么「クーキエンキンホー[日本語で発話する]」的话是不行的。 | つまり,あとの人たちが,この「クーキエンキンホー」を使うことができないんです。 | ||
| 299 | レオナルドが生きてる間と彼が死んでから何十年もの間, | 那个什么什么「レオナルドは[日本語で発話する]」他,他,呀,他,他活着的什么,哎呀,没有,忘记,忘记了。 | なんとかかんとかの「レオナルドは」,えーっと,彼は,彼は,彼が生きていると,えーっと,忘れました。 | ||
| 300 | 遺族の許可がない限り,たとえ頭の中に絵があっても, | 假设他的他的脑海之中有这幅画。 | 仮に彼の頭の中に絵がある。 | ||
| 301 | たとえここに傑作があって,あとは手を動かすだけだと思っていても | 假如他的脑海中有一个,有这个想法之后,他想,他想要用,用用,通通过手把它画出来。 | 仮に,彼の頭の中にアイディアがあった場合,手でそれを描きたいです。 | ||
| 302 | 書けないんです。著作権侵害になっちゃうから。 | 但是他这样,他也不能,他也不能把它画出来,写出来,因为,这个会造成著作侵犯。 | でも,それでも,描いてはいけないんです。なぜなら,著作権侵害になるからです。 | ||
| 303 | これが,アイディアを独占させない理由です。 | 这就是为什么那个「アイ[日本語で発話する]」,这个「アイディア[日本語で発話する]」是可以自由使用的吧,应该是。 | これがなぜ「アイ」,この「アイディア」が自由に使えるかです,たぶん。 | ||
| 304 | 独占させない理由はなんですか。 | ||||
| 305 | 我我觉得应该是,我自己的理解应该是那个,第一是,就是为了让之后拥有同样这个「アイディア[日本語で発話する]」的人他可以,应该是,应该让之后的人依然能够,用,用想法写出来的内容是不一样的嘛。因为,对,这个内容不一样。嗯,所以,对,就算有相同的想法因为写出来的东西也不一样嘛。 | これは私の理解なんですけども,第1は,そのあとの人が,同じ「アイディア」を思いうかべる人は,たぶん,たぶん,あとの人は,アイディアを使って,そのアイディアで描いた内容というのは違いますよね。描いた内容が違うから。同じアイディアであっても描いたものは違いますよね。 | |||
| 306 | すばらしいアイディアだったら,みんな自由に使わせて,もっとよい作品が生まれることを期待しようと。 | 就是有一个很好的,有一个很好的那个想法,大家都可以去使用它。正因如此,所以能创作出更好的作品。创作更好的作品。 | よいアイディア,よいアイディアだったら,誰でも使用してかまいません。なので,よりよい作品を作れる。 | ||
| 307 | その代わり,生まれた具体的作品を,まねすることはなしにしよう。これが,我々の,社会の,いわば,バランスラインです,現在。 | 就是这个大家写出来的东西,在,这个,在,那么,大家通,那么多人写,那个通过同样的想法,写出来的一个东西,哎呀,忘记了,然后,这个是,这个就是现在世界上的那个平衡。 | みなさんが描かれたもの,この,すると,みなさんが,多くの人が描く,同じアイディアによって描いたもの,中間ちょっと忘れたんですけど,そして,これが今の世界のバランスです。 | ||
| 308 | 表現は,無断利用なし。 | 啊这个表现,表现不能够随便用。 | あっこの表現,表現は自由に勝手に使ってはいけません。 | ||
| 309 | アイディアは,無断利用ありでと。 | 然后,然后想法是可以随随随意使用。 | そして,そして,アイディアは自由に使っていいです。 | ||
| 310 | よいでしょうか。そんなふうに,考えます。さあ,4番目です。うー,著作物に当たらない情報のその4。題号・名称・短いフレーズと書きました。 | 然后呢,现在,第四,第四个部分呢就是关于著作权的。就是,关于题号,名称,以及短语。 | そして,今,4つ,4つ目は著作権に関することです。つまり,題号,名称,短いフレーズです。 | ||
| 311 | これが[スクリーンの「題号」の所を指示しながら],タイトルです。 | 这个题号就是,它那个标题。 | 題号というのはタイトルです。 | ||
| 312 | これは[スクリーンの「名称」の所を指示しながら]作品に登場するような,それぞれの名前です。 | 这个是那个,那个作品。登场的那个作品的名称。 | これはあれ,あの作品。登場した作品のタイトルです。 | ||
| 313 | たとえば,スネ夫。今私がスネ夫と言ったときに,みなさんハッとしたと思うんです。 | 比如说,「スネオ[日本語で発話する]」。如果,其实现在我说到「スネオ[日本語で発話する]」的话大家都非常地「ハッハットシタ[日本語で発話する]」是。 | たとえば,「スネオ」。もし,今,私が「スネオ」と言ったらみなさんは非常に「ハッハットシタ」はなんだろう。 | ||
| 314 | みなさんの頭上にはおそらく,ある特定の人物の顔が浮かんだと思うんです。 | 大家的大家的想法之中,肯定会现在就已经有有了个具体的人像。 | みなさんの頭には,きっと今は具体的な人が浮かんだと思います。 | ||
| 315 | その人物はおそらく横顔だったんじゃないかと思うんです。だいたい横顔です。 | 这个这个这个这个具体的人人物人物像的话应该是一个什么「ヨヨコガオ[日本語で発話する]」。 | このこのこのこの人物はたぶんなんとかの「ヨヨコガオ」。 | ||
| 316 | 横顔の意味はわかりましたか。 | ||||
| 317 | 不不太懂。我知道,知道该怎么写。但是意思我。知道怎么写但是不知道意思。 | よくわかりません。どう書くのかはわかってますけど,意味はわかりません。 | |||
| 318 | みんなが同じ人物を思い浮かべるということはこれはかなり,特徴的な名前です。 | 既然大家都能够知道,都能出现以同样的一个人物画面的话,这就是,这就是具有一个独特性的。 | みなさんが知っていて,同じ顔を思い浮かべるっていうことは,これは非常に独特なものです。 | ||
| 319 | にもかかわらず,これはもとはと言えばたった3音の言葉にしか過ぎないわけですね。ス,ネ,オです。 | 这个不过是三个三个词儿所组成的一个短语。「ス,ネ,オ[日本語で発話する]」。 | これはたった3つの言葉による言葉に過ぎません。「ス,ネ,オ」。 | ||
| 320 | しかも,すねてる男の子だからスネ夫です。 | 嗯?所以说,嗯?「すべて[日本語で発話する]」?大,所有的男男性。 | あれ?つまり,あれ?「すべて」?すべての男性。 | ||
| 321 | 元はと言えば大して独創的じゃないんです。 | 就什么什么它并不是独独独那个独创性的。 | なんとかかんとかで独創性というわけではない。 | ||
| 322 | あの時代はそういうなん,ネーミングすごい多かったんですね。スネ夫ね。キザオね。 | 在那个年代,什么「スネオ[日本語で発話する]」啊,「キサオ[日本語で発話する]」啊等等。 | あの年代は,なんとかかんとか「スネオ」や,「キサオ」など。 | ||
| 323 | イヤミね。イヤミひどいですね。もう人の名前とは思えないですね。 | 什么「イヤミ[日本語で発話する]」什么都不会认为是人的名字。 | なんとかかんとか「イヤミ」は人の名前とは思えないです。 | ||
| 324 | まさかあのイヤミがね,何十年を経てああいう復活の形をとげるとはね,こう誰も,思わなかったわけですけれども。 | 什么数年来什么,不太知道意思。 | なんとかかんとか数年来なになに,意味がよくわかりません。 | ||
| 325 | うー,いずれにしても,もしこれが著作物だとすると, | 那个那个那个,这,无论哪一个假如说这其中,无论哪一个都作为著作权的话。 | えーっと,この中のいずれにしろ,どれも著作権だったら。 | ||
| 326 | それっていうのはなんですか。 | ||||
| 327 | 就是他前面说的那个什么「スネオ[日本語で発話する]」啊什么。 | 先ほど出てきた「スネオ」とかです。 | |||
| 328 | 著作権というのはとっても強い権利ですから, | 这个著作权是非常强有力的一个权利。 | 著作権っていうのは非常に強い力を持った権利です。 | ||
| 329 | ほぼほぼ,おおやけに使えなくなっちゃうんです。 | 「ホボ[日本語で発話する]」?额,那个,那个就会,就会被随意地使用。 | 「ホボ」?えーっと,あのー,勝手に使用されます。 | ||
| 330 | あの,スネ夫を,漫画に書けないとかそんなレベルじゃないですよ。 | 就「スネ[日本語で発話する]」,就「スネオ[日本語で発話する]」他就不能,不能在漫画里面,不能在漫画面画出来了。 | 「スネ」,「スネオ」は漫画の中に,漫画の中に描くことはできません。 | ||
| 331 | スネ夫という言葉を,ブログに書くこともできなくなります。ね。 | 就这个「スネオ[日本語で発話する]」他这个话都不能在「ブログ[日本語で発話する]」里面写出来。 | 「ブログ」の中に,この「スネオ」という言葉すら書くことができません。 | ||
| 332 | うちの教授は,スネ夫みたいな奴だからとか書けなくなるんです。 | 比如说那个我的老,我的教授都特特别像「スネオ[日本語で発話する]」这个人,这,这句话都不能写出来。 | たとえば,私の教授は「スネオ」に似た人ですということさえ,書くことができません。 | ||
| 333 | 書かないほうがいいけど。 | 诶,虽然还是不要写比较好。 | えーっと,書かないほうがいいとは思いますが。 | ||
| 334 | 書かないほうがいいけど書けなくなる。 | 虽然说,那个,不要写比较好,但是,都变得不能,无,不能去写这样的话。 | 書かないほうがいいんですけど,できなくなる,このような言葉を書けなくなります。 | ||
| 335 | そうするとね,3音の言葉なんてだいたい世の中もうすでに存在してますから,要するに,どんな言葉も使えなくなっちゃう。 | 这样的话,就是,在世界上就不存在了,就,诶,也就是说世界上有很多东西都不会存在了。 | こうなると,つまり,世界の中で存在しなくなります。えーっと,世界の中で多くのものが存在しなくなります。 | ||
| 336 | こうなるとっていうのは,具体的にどうなるとですか。 | ||||
| 337 | 我觉得,就是,就是类似于这样连一个名字都作为一个注重,著作权的这样一个。 | 私はこのように思います。つまり,名前すら1つの著作権になってしまうと。 | |||
| 338 | これじゃあ不便だから,要するに,ありていに言えば短すぎるから,独占させないんです。 | 就因为这样的事情会发生,所以说这样一个非常短的东西的话,就不作为著作权了。 | こういうことが発生してしまうので,非常に短い言葉は著作権とは言えないです。 | ||
| 339 | [以下略] | [以下略] | [以下略] | [以下略] | [以下略] |